ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-06-29 Thu 11:14
アルゼンチン×コートジボワール
アルゼンチンのシステムは4-4-2。この後の試合とは違う布陣で初戦に臨んでたってことになる。
コートジボワールも4-4-2。2トップはカルーとドログバだった。

今まで何度か書いてきたアルゼンチンのシステムについて。
3バックと4バックを試合中に併用する。スタートは左のSBで入ったソリンがかなり高い位置を取って、後ろは3枚+ボランチの形に。
ソリンはサイドを上下に動き回る。特にこの試合は4バックの左に入ったこともあって3バック時よりも守備に対する意識も必要とされた。そんな中でも攻撃にもしっかり参加してくるから、運動量はかなりのものだと思う。

ソリンが上がってくることもあってアルゼンチンの攻撃の起点は左サイドにできることが多かった(リケルメも右寄りでプレーする)。

こういうシステムではボランチの貢献度がかなり重要になってくる。ソリンが上がったスペースはマスケラーノが埋めていた。DFとボランチの連携がうまくいっていないとつらい。

サビオラはこの試合ではあまりサイドに流れることは少なかった。他の試合を見てると、サイドに流れてボールを引き出すような動きをしてた。この試合では比較的真ん中に位置してウラを狙おうっていう動きを見せていた。
特にリケルメがボールを持ったときは動きが活発だった。

これが2点目につながった。クレスポが相手のDFラインにプレッシャーをかけつつ、自分の存在を相手に意識させた。そこのDFラインに後ろからサビオラが飛び出してきたことによってオフサイドにならずにボールを受けることができた。
リケルメがボールを持ったら動き出すっていうのが徹底されてたから、抜群のタイミングでスルーパスが通ったんだと思う。
サビオラに関しては、こういうウラを狙う動き以外にも低めの位置でボールを受けてドリブルで仕掛けてくってシーンも多かった。

リケルメはこのアシストだけじゃなくて、1点目も起点になった(セットプレーだけど)。リケルメがゴールに向かう低くて速いボールを蹴りこんだ(得点シーンだけじゃなくて)。それに対して多くの選手がゴール前に突進したことで相手のDFを深い位置まで下げさせた。
アルゼンチンの多くの選手がゴール前に飛び込む中で、クレスポだけが急停止をかけて後ろで待ってた形。それによって前で味方がつぶれてこぼれてきたボールをフリーでシュートすることができた。途中で急停止するっていうような判断が“嗅覚”ってやつなのかもしれない。

リケルメは流れの中でも能力をフルに出してたと思う。
まずはスルーパス。これは2点目のシーンにつながった。
それからキープ力。リケルメにボールを渡すと、絶対的にキープできるっていう安心感からチームの押し上げがかなり速くなる。ここでのタメが攻撃の中でかなり重要な役割を果たしてる。
あとは、視野の広さ(サイドチェンジとか)、シンプルなプレーで相手のタイミングをずらしたり、ゴール前に出てってシュートをしたり・・・などなど。
とりあえず、このチームがリケルメを中心として回ってるってことが改めて分かった。

アルゼンチンの攻撃に関しては、この後のセルビア・モンテネグロ戦を見ちゃっただけに少し不満。
中盤での選手が連動したパス回しがあまり見られなかった。この試合はソリンがDFに入ったし、ボランチを2枚置いて、さらにロドリゲスがサイドで仕事をすることが多かったから、単純に中盤の中の人数が足りなかったのかもしれない。選手の距離感が微妙に遠い気がした。

そういう状況の中でもFWを追い越してゴール前に出てくようなシーンは多かった。特にロドリゲスなんかは積極的にゴール前まで出て行った。
後半になるとロドリゲスが中に絞ってプレーしあたこともあって、アルゼンチンらしいパス回しの片鱗は見れた。ロドリゲスが中に絞ったのは、前半のサイドからのボールはことごとく跳ね返されてしまったってのもあるかもしれない。
とにかく、後半のこの形が2戦目の布陣とか戦術につながったんだと思う。

コートジボワールはもっとシンプルな攻撃をしても良かった気がする。中盤から組み立てて相手を崩そうとしたり、サイドからチャンスを作ろうとするシーンが多かった。でも真ん中は相手のDFとボランチがかなりキッチリとスペースを消してくる。サイドでは数的不利の状態になってしまって攻撃がかなり遅れてしまった。

コートジボワールの攻撃で一番有効なのはシンプルにドログバを狙うってプレーだと思う。ドログバは何人に囲まれても負けない強さを持ってるから、ボールをキープできる。前線に単純に放り込んで、ドログバがキープしてる間に後ろが押し上げるって形がいいと思う。

前半はカルーがドログバの近くにいたからこういう攻撃もできたはず。カルーはかなり自由に動き回ってボールを触った。ドログバにマークが集まる分、比較的フリーになれるから1つ引いた位置からのチャンスメイクは結構有効だったように思う。もちろんFWの仕事としてゴール前にも出てくるし、ドリブルで相手を交わしてくようなシーンもあった。

それだけに途中交代は残念。しかも2戦目もベンチスタートだったような気がする。監督の意図と違うプレーをしたのかもしれないけど、個人的にはカルーが入ったほうが怖い攻撃を仕掛けられると思う。

コートジボワールは相手を崩そうって意識は強かったけど、最後は個人の能力にたよってしまうところが多かった。ゴール前でワンツーで抜け出すって場面もあったけど、そういうのは稀。基本的には周囲の連動した攻撃が見られなくて、単発での仕掛けになっていた。

個人の能力って意味だと、守備の面での効果が大きかった気がする。前線から組織的な守備をするっていうチームじゃないのに、前線でのカットがかなり目立った。これは瞬発力によるものだと思う。かなりの出足の早さでボールを奪っていた。

コートジボワールの得点シーン。
このシーンはFKの流れの中だったから前線にかなりの人数が残っていた。起点となったスルーパスはこの試合で唯一パサーと受けての動き出しがキッチリ合わさったシーンだった。それまではアルゼンチンの守備陣が良く対応してたけど、このシーンだけはスピードでぶっちぎられてしまった。
そこからクロスを上げたけど、中のドログバには合わず逆サイドまで流れた。前に人数が残ってた分そこでのこぼれ球を拾って再びクロスを上げることができた。これが結果的に相手DFを左右に振ってギャップを作ったってことになる。ドログバは戻りながらの難しいシュートをしっかり枠に飛ばした。

両チームとも前線でボールを奪おうっていう守備はしてなかった。だからゴール前でしっかり守ろうっていう意図があったんだけど、どちらもDFラインの前にスペースを作ってしまった。
特にコートジボワールの作ったスペースは、何度もアルゼンチンに使われて、リケルメが前を向いてプレーできるようになってしまった。
アルゼンチンは後半の途中でルイス・ゴンザレスを投入してそういうとこのスペースを突かれないように考えてきた。これは勝ってるチームと負けてるチームが選択できる戦術の差。

両チームの押し上げについて。
アルゼンチンはまずリケルメに当てて周囲の押し上げを待つ。前に十分にそろってればシンプルなパス回しで一気にゴール前まで運んでく。
コートジボワールは単独での押し上げになってしまう。特に左サイドに起点を作ろうとしたけど、周囲のフォーローが無くて時間ばかりがかかってしまった。上にも書いたとおり単純にドログバを狙ったほうが良かったと思う。

試合結果は2-1でアルゼンチン。ロスタイムでアイマールを時間稼ぎのために投入するなんていう、層の厚さも見せつけた。
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2006-06-28 Wed 02:08
ブラジル×ガーナ
ブラジルは4-4-2。簡単に言っちゃえばいつものメンバー。控えだとロビーニョがケガしたみたいな情報があった。
ガーナは4-4-2。エッシェンが出場停止ってのは痛い。

ブラジルは全体的にコンディションを上げてきてる。運動量が今までの試合とは違う。
例えばロナウジーニョは今までの試合よりもさらに自由度が増した感じ。今までも結構自由にやってたけど基本は左サイドってことは分かった。今日の試合は左にも右にも前にも後ろにもいろんなとこに顔を出してきた。特に少し下がった位置でボールタッチを増やそうとするシーンが多かった。それでもまだまだ本来の調子とは言えない。
アドリアーノもボールが足についてきた。くさびが入ったときにキッチリ収まるし、アドリアーノらしい強引な突破も見られるようになってきた。

ブラジルの1点目。
アドリアーノがDFラインと駆け引きをしたところに、後ろからロナウドが飛び出してきた形。そこにカカがパスを通した。カカが前を向いてドリブルで押し上げてくと怖い攻撃になる。カカの前にスペースを与えちゃダメだってことを改めて認識した。
あとはカカからのパスを受けたロナウドがGKとの1対1にを冷静に決めるだけだった。ロナウドも確実に調子を上げている。ドリブルもキレてきてる感じだった。

アドリアーノ自体はオフサイドポジションだったけど後ろからロナウドがフリーの状態で飛び出すことができた。ここのプレーは微妙に違うけど、2列目からの飛び出しはオフサイドにならないって意味でもいい効果をもたらす。
3点目も人が違うだけでやってることは全く一緒だった。こういうシーンは他でも見れたし、高いDFラインをしくガーナに対しては有効な攻撃だったと言える。

2点目はカウンター。
前半はガーナペースって言ってもいい流れの中で終了間際の得点は大きい。サイドにパスが出たときは1・3点目と同じような形でカフーが抜け出した。カフーからのクロスもDFとGKの間を通してDFが自分のゴールに向かって守備をしなければならない状況だった。
とりあえず、“強いチームがカウンターをやったら最強”っていう持論をブラジルがやってくれた。

ブラジルの守備陣には不安が残った。
ゴール前でもパスを回されたし、なぜか真ん中にポッカリと空間が空くような場面が目立った。特にDFの間に入られるとマークが外れる傾向にあった。この試合を無失点で切り抜けられたのは相手の決定力のなさとジーダのセーブによるところが大きい。
ただ、そういう真ん中から入り込まれるシーンを減らすために途中交代でボランチを3枚に増やして真ん中を固めるっていうしたたかさも見せた。

ガーナは決定力不足を露呈。ところどころに雑なプレーを見せる。決定力不足もそういうとこから来てるものだと思う。トラップの雑さも目立った。ボールの置き所が悪いからフリーでボールを受けても、次には囲まれてしまっている。他にはサイドの1対1で相手を外さずにクロスを上げて相手に当たってしまうシーンとかがあった。

それから状況判断も。例えば今日の試合なら雨でボールが延びるってことが分かってるのに、微妙に長いパスを何度も繰り返してしまった。複数の選択肢があるときにどれが確率が高いかって選択も必要だと思う。こういう細かいとこを修正してけばかなりいいチームになると思う。

ガーナのいい点も挙げてとく。
まずなんといっても身体能力の高さ。跳躍力とかスピードなんかはさすがアフリカの代表。CKから決定的なチャンスを作ったところもかなりの高さまでジャンプした。
こういう武器があるのにセットプレーでは低くて速いボールで勝負することが多かったのは残念。ブラジルは高さって面では不安があるので自分達の土俵で勝負しても良かった。

それから中盤の構成力。ブラジルが引いて守ってきたってのもあるけど前半はガーナがボールを支配した。中盤~ゴール前ではパスで崩そうとするし、個人のテクニックとかキープ力もある。チームとしてコンパクトにまとめた形を取ってたから、こぼれ球も拾えた。

全体としてはスピーディーな試合展開で面白い試合だった。ブラジルは力を温存したまま勝ったって感じがする。磐石かも。
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2006-06-27 Tue 21:09
スイス×ウクライナ
スイスは4-5-1。前の試合で途中交代のセンデロスは肩の脱臼で欠場。ここまではベストヤングプレイヤーに選ばれそうな勢いで活躍してただけに残念。
ウクライナは4-4-2。ことらもCBの2人が出場停止らしい。DF登録が2人っていう異常事態。

どちらのチームも組織的な守備を徹底してやってきて締まったいい試合になった。基本的にはどちらも守備は同じような形をとってきたからそれについて。

まず挙げたいのは攻守の切り替えの速さとコンパクトなライン構成。これが中盤での寄せの速さを生んでいる。基本的にはどちらかのチームがこういう戦術を取ると高い位置でボールを奪えるだけにカウンターって形が見られる。でもこの試合では両方の選手が最後まで集中を切らさずにやったから流れの中での決定的なシーンがほとんど無かった。延長までいったから運動量が落ちたのは確かだけど、攻撃⇒守備という切り替えの速さと、中盤で囲んでボールを奪う守備ってのは最後まで徹底されていた(守備⇒攻撃の切り替えが遅くなった印象)。

それとFWの選手も惜しまずに守備をする。特にスイスは後ろから行ったときにファールなしでボールを奪うことが出来た。

ウクライナの攻撃は前線の選手を狙うとこから。前は2トップに2列目の選手が絡んでくる。シェフチェンコはサイドに流れるような場面も多いけど中が1枚っていう状況はあまり見られなかった。最初に前にボールが入ったときは攻撃にかかる選手が少ないけど、押し上げが速いから1つの攻撃が波状攻撃みたいな形になる。DFラインからの積極的な攻撃参加もあって、前の枚数はかなり増えた。それで相手の選手を押し込んだことでセカンドボールも拾えたから、それが波状攻撃を生んだ。
攻撃時は前がかりになってる分、相手のカウンターの形になると危なくなるんだけどそれは前線からの守備でつぶした。

スイスは守備から入るチームだけど、そういうチームに多いような前線へむやみにロングボールを蹴りこむような攻撃をほとんどしない。ロングボールを蹴りこむときは序盤に相手のプレッシャーを避けるためにサイドに大きなボールを蹴ったり、終了間際にパワープレー気味に前線に蹴りこむような戦術的に明確なシーンだった。
こういう場面以外はしっかりとボールをつないで攻撃を組み立ててくる。

後半からは右SBの積極的な攻撃参加が見られた。ウクライナが真ん中を固めてきたから、前半は遠いとこからのシュート以外に打開の方法が無かった。だからサイドに起点を作りたかったんだと思う。

どちらもしっかり守ってたこともあって決定的チャンスはほぼゼロ。最後のとこは個人で打開する選手がほしいとこだけど、その人材が不足してた感じ(シェフチェンコは完全に押さえ込まれた)。どちらも守ってカウンターっていう戦術を取ってるだけに、相手が引いてきてしまうと攻撃の術が無くなってしまう。

こんな試合展開の中でセットプレーからはいくつかのチャンスが生まれた。でも両者のうまい守備でそもそもセットプレー自体があまり多くなかった。

どちらも守備から入るチームらしく無駄なファールが無かった。120分戦ってイエロー1枚ってのにそれが表れてる。結局PKでウクライナが上がったわけだけど、スイスは今大会無失点。今後も注目してく価値はありそう。
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2006-06-27 Tue 02:15
イタリア×オーストラリア
<イタリア4-3-3>
FW:デル・ピエロ-トニ-ジラルディーノ
MF:ペロッタ-ピルロ-ガットゥーゾ
DF:グロッソ-マテラッツィ-カンナバーロ-ザンブロッタ
GK:ブッフォン

イタリアはトッティを外してきた。前まではトッティに依存することの多かったチームだったけどどうか。一応トッティの故障中はこの4-3-3システムがそれなりに機能してたけど。
対する、オーストラリアは3-4-3。キューウェルが故障(?)で出場してない。ヒディンクは02年にイタリアを倒してるだけに相手のことは良く知ってるかも。

試合の流れとしてはオーストラリアがキープしてイタリアが受けるって形だった。これはオーストラリアが優位に進めたって意味じゃなくてイタリアが持たせてたって部分が大きい。
イタリアはボールを取ってから一気に前線に当てて速攻をかけようと試みた。それでもオーストラリアは守備への切り替えが速くて、簡単にそういう攻撃は許さなかった。
そういう意味ではどちらが流れをとったかってことが最後までハッキリしない試合だったって言える。

後半に1人少なくなってもイタリアの守備が崩れることは無かった。引いて守るときは3枚のボランチと4枚のDFラインがいい位置関係をとってスペースを消す。さらに選手間の間隔が狭いから、ゴール前でボールを取った後もそこでボールをつなぐことができる。

守備陣の中でもカンナバーロの守備は秀逸。高さは無いけどうまく体を寄せて相手の高さを防ぐし、ポジショニングとか読みの深さ、機器察知能力はかなりのもの。体格的には目立つ選手じゃないから日本人も参考にしたほうがいい。

イタリアの3トップは上に書いてあるような形ではなかった(上のはTBSの情報)。
簡単に言えば2トップ1シャドーの形。トニとジラルディーノが2トップを形成して、デル・ピエロがかなり自由に動き回る。
トニとジラルディーノは似たタイプのFWだと思ってる。ちなみにトニの体を入れ替えて前を向く動きが良かった。とりあえず、この2人には明確な役割分担が無かった。

基本的にどちらかに縦パスを入れたとこから攻撃の展開が始まる。
ここに縦パスを入れるのはピルロってことが多い。だからイタリアの攻撃はピルロを経由して、そこから組み立て始める。
1人にボールが入ったときのもう1人の動きはウラに走るってのが主な形。後ろにいてこぼれ球を拾うような場面もあった。とにかく2人の関係性はよかったと思う。
さらにここにペロッタが飛び出してきて絡んでくる。中盤は基本的には、守備的なガットゥーゾと攻撃を組み立てるピルロ、攻撃に積極的に参加するペロッタって感じ。

後半はイタリアはジラルディーノ⇔イアキンタの交代。意図をしてはサイドからの攻撃を増やそうってものだったと思う。3バックのサイドのスペースを使うってのはセオリーだし、前半の途中から左サイドから崩そうって攻撃が見て取れた。そういう攻撃を厚くするためにウイング気味にイアキンタを入れてきたんだと思う。

でも途中でマテラッツィが退場してそのプランが崩れてしまった。そこでCBを入れるためにトニを変えたのは疑問。デル・ピエロはいい動きをしたっていえないし、トニが外れたことで前線にボールの収まりどころがなくなってしまった。結果としてはそのあとデル・ピエロに変えてトッティを入れたわけだけど。

オーストラリアの攻撃はかなり厚みがある。3バックにも関わらずDFラインからの積極的な攻撃参加もあってゴール前の人数はかなり多い。これだけの攻撃参加があるってことは守備に戻るには長い距離を走らなければならないわけで、その辺の運動量はかなり評価できる。

攻撃はビドゥカを狙うことから始まる。日本戦なんかはロングボールを蹴りこんでくる場面が目立ったけど、この試合は前半からしっかりボールをポゼッションして攻めてきた。
相手が10人になってからはアロイージを投入してサイドからの攻撃を仕掛けてきた。それで相手のDFにギャップを作ると同時にスタミナを浪費させようって意図があったんだと思う。

延長に行ってしまうような流れだったけど、最後の最後でトッティがPKを決めた。ラスト1分ぐらいからイタリアが攻めに出てきて、それが実を結んだ形だった。これももともとはしっかりした守備からだった。イタリアらしい試合運びだったと思う。
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2006-06-26 Mon 02:18
イングランド×エクアドル
<イングランド:4-1-4-1>
FW:ルーニー
MF:Jコール-ランパード-ジェラード-ベッカム、キャリック
DF:Aコール-テリー-ファーディナンド-ハーグリーヴス
GK:ロビンソン

イングランドは中盤を厚くしてきたけど攻撃面ではその効果はあまり見られなかった。前半はルーニーが完全に真ん中に位置してそこをロングボールで狙うって形。結果として中盤が省略されて厚みを活かすことができなかった。こういうサッカーをするなら1トップにクラウチを置いたほうが良かったと思う。

ジェラードとランパードの関係はどちらかが引いてチャンスをつくり、もう一方が前線に飛び出す形だった。前半はランパードが前線に行くシーンが多かった。

ただし、守備面では中盤を厚くした効果が出てたと思う。単純に人数が多かったし、出足の速さもあって中盤でボールをカットするシーンが目立った。それでも相手の切り替えも速くてそれを速攻の形につなげることが出来なかった。

そもそもイングランドがこういうサッカーになってしまったのはエクアドルの守備がかなりよかったからだって言える。中盤の4人がフラットに並んでピッチ全体をカバーしつつしっかり組織的に守ってきた。さらにDFラインと中盤のラインがコンパクトになっていて、イングランドとしては前線にパスを出すスペースが無かった。

後半になるとイングランドは少し攻撃を変えてきた。エクアドルが前半から積極的なプレッシャーをかけてきて運動量が落ち始めたから中盤にスペースができはじめた。
後半は真ん中からの攻撃に偏らないように配慮してたと思う。真ん中のところはエクアドルがしっかりと守ってたからサイドに起点を作ろうとした。ジェラードがサイドに流れてチャンスメイクをしてたし、ルーニーもサイドに流れたる引いてきたりしてボールを引き出した。ルーニーが空けたスペースは2列目の選手がしっかり埋めていた。
後半はジェラードが前でランパードが後ろっていう位置関係だった。どちらも前半はよりはゴール前でボールに絡むシーンがかなり増えた。
ルーニーは最後まで運動量が落ちなかったし、強引な突破も見ることが出来た。ケガの心配はしなくてよさそう。というより、時間が経てば経つほど良くなってきてた気がする。あと問題は周りとの連携。これに関しても時間が解決してくれそうだけど。

エクアドルも前半はロングボールでイングランドの浅いラインのウラを狙うって形をとってきた。だから、前半は両チームともロングボールの応酬でプレミアの下位チーム同士の試合を見てるようだった。これはどちらのチームもコンパクトにして中盤からプレッシャーをかけてきたからしょうがないかもしれない。

エクアドルも後半は修正をかけてきた。得意のサイドからの攻撃を活かすために2トップの1枚がサイドに流れてプレーした。サイドを使うって意味では左右への大きな展開も見れた。
それから積極的なミドルシュートも目立った。イングランドが1ボランチでやってる分、その選手を引っ張り出せばミドルを打つスペースは十分にある。こういう意味でイングランド側がJコール⇒キャラガーの交代でボランチを増やしてきたっていう意図が分かる。

イングランドは細かいミスが目に付いた。特に前半はミスから相手に決定的なチャンスを作られてしまった。ハイボールをバウンドさせてしまった後の対応はしっかりしたほうがいい。簡単なパスミスとかも目立ったから、しっかりと集中したほうがいい。

イングランドは全体としておせじにもいい内容だったとはいえない。そんな中でベッカムの飛び道具で1点をとってキッチリ勝った。1戦目のパラグアイ戦もそうだったけど、試合の流れが悪くてもこういう武器があるとかなり重宝する。そういう意味ではイングランドではクラウチも似たような存在かも。

1-0でイングランドがベスト8進出。ここまでイングランドのチーム状態はいいとは言えない。これから先はそういう状態だと厳しいかもしれない。
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2006-06-25 Sun 06:37
アルゼンチン×メキシコ
<アルゼンチン:3-5-2>
FW:クレスポ-サビオラ
MF:リケルメ-ロドリゲス、ソリン-マスケラーノ-カンビアッソ
DF:エインセ-アジャラ-スカローニ
GK:アボンダン・シエリ

お互いの1点目がセットプレーから決まった。
メキシコの1点目はFKから。この前のCKもそうだったけど、ニアですらしてファーの選手が狙うってものだった。メキシコのセットプレーでは多くの選手がニアに飛び込んで相手のDFをひっぱってくる。
このシーンもそういう形。多くの選手がニアに走りこむ中、マルケスだけが外に流れる動きをした。マルケスにはエインセがついてたんだけどボールを見てしまってマークがずれた。ニアでボルヘッティがすらしてファーのマルケスが決める形だった。

アルゼンチンの1点目はCKからだった。オウンゴールじゃないかと思うけど、発表はクレスポのゴール。どちらにしてもクレスポが相手の前で合わせようっていう意識で足を伸ばした結果がゴールにつながったことは間違いない。

どちらも早い時間にゴールを決めたこともあって、試合の流れが落ち着いてこの後はあまりリスクを犯さない試合展開となった。

アルゼンチンの攻撃がこれまでのようにうまく回らなかった。2トップの役割分担としては、真ん中でポストとなるクレスポとサイドに流れてボールを受けるサビオラって関係が基本。
このクレスポへのボールがうまくおさまらなかった。メキシコのマルケスがクレスポにしっかりついて仕事をさせなかった。
サビオラがボールを触るのも低い位置で、そこからドリブルで仕掛けてもゴールまでは遠い。いつものように後ろから前線への動きもあまり見られなかった気がする。

そんな中で2人のDFのウラをとろうっていう動きは活発だった。リケルメも比較的フリーで中盤でボールを持つことができた。いつもならこれはチャンスにつながる形。でもメキシコのDFラインの3人が短い距離を保ってラインコントロールをしっかりしてきた。リケルメも本来の調子になかったように思う。

アルゼンチンは前線での守備もあまり機能してなかった。リケルメなんかは普段からあんま守備をする選手じゃないけど、その他の選手の前線のプレッシャーも単発になって効果的じゃなかった。そういうこともあってアルゼンチンの選手が深くまで下げられるシーンが多かった。

だから攻撃への押し上げに時間がかかってしまったってのもある。攻撃への押し上げが遅いだけに、いつものような連動した攻撃もあまり見られなかった。3人目の動きが見られずボールに関与する選手の数が少なかった。
それから前線からのプレッシャーがかからないからマルケスの最終ラインからのボールの展開も簡単に許してしまった。

メキシコの攻撃はサイドから組み立てる形が目立った。アルゼンチンのDFは3バックだからサイドにスペースがある。そこを使おうという意図が感じられた。これに対応するために、アルゼンチンのサイドの選手は高い位置を取ることができなかった。それからDFの選手がサイドに引っ張り出されて距離感が空いてしまった。

マルケスからボルヘッティを狙ったロングボールも1つの形。マルケスが徐々にビルドアップしながらパスコースをさがしながら展開をする。

マルケスをDFで使った効果は守備面にも出てた。前回の試合ではボランチの位置でのミスが目立った。今日は本来の位置に戻ったことでクレスポにボールを入れさせないってこととか守備面でかなりの貢献。

結局90分では1-1で決着がつかずに延長突入。アルゼンチンは後半の間にメッシ、テベス、アイマールを投入していた。延長になると両チームとも運動量が落ちてくるから、自分で打開できるようなこういう選手達がフレッシュな状態で入ってきたのは大きい。
逆にメキシコはケガで2枚の交代を使ってしまったってことで運も無かった。それでも途中交代のジーニャがドリブルの仕掛けで攻撃のリズムを変えた。

アルゼンチンの勝ち越しゴール。メッシ→ソリン→ロドリゲスというように大きなサイドチェンジが連続でつながった。これで相手のDFのギャップが生まれた。ロドリゲスもうまいトラップから縦回転をかけて落ちるボレーシュート。

このゴールが決まったあとのアルゼンチンはしたたかだった。ボールをキープすることを優先して、リスクを犯した攻撃には出なかった。余談だけどメッシの走り方とかドリブルの形がロナウジーニョのそれと似きてた気がする。

アルゼンチンがベスト8進出。ここで延長を戦った影響がどうでるか。
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2006-06-25 Sun 02:17
ドイツ×スウェーデン
ドイツはDFのメッツェルダーが帰ってきて本来の形に戻ったシステムは4-4-2。対する、スウェーデンもイブラヒモビッチが帰ってきて本来の形で4-4-2の形。

今までの試合だとドイツの左サイドの攻撃が目立ってたけど、この試合ではあまり目立たなかった。
それに変えて、真ん中からの攻撃が厚みを増した印象。クローゼに当ててから展開が1つの形となった。スウェーデンが前線から守備をしてくることもあって、ロングボールでいきなりクローゼを狙うって形も結構見れた。
グループリーグではドイツの2トップのクローゼとポドルスキの関係性はあまりいいとは言えなかった。ここまで試合数をこなしてきた結果か、ここにきて仕上がってきてる。ロングボールの競り合いでクローゼはほとんど勝つし、そのこぼれ球をポドルスキがほとんど拾える。1トップ1シャドーとして2人の距離感がかなりいい。
これにバラックとかフリンクスが絡んでくるから、ドイツの真ん中の攻撃が厚みを増してきたんだと思う。2得点はそういう形の中から。

1点目。
クローゼへのロングボールからだった。そのこぼれ球をバラックが拾ってクローゼに戻す。クローゼが個人技で抜け出しシュートして、そのこぼれ球をポドルスキが決めた。前線の選手の距離感のよさが分かる。

と同時にスウェーデンが引きすぎてこぼれ球が拾えない場面が多かった。
ついでに、DFラインの前に大きなスペースがあるからミドルシュートを何本も打たせてしまった。特にバラックにミドルを打たせすぎだった印象。少しでもいいからケアに行かないと危ない。

2点目。
クローゼとポドルスキの2人の関係性でとった得点。ボールを持ったクローゼが相手を3枚引き付け、クロスの動きでスペースに入ったポドルスキにパス。この関係性だけでGKと1対1になってゴールを決めた。

ドイツの中盤。
真ん中からの攻めが多かったこともあってか、シュバインシュタイガーが今までのように目だって来なかった。サイドからの攻撃もどちらかっていうと右のシュナイダーを起点にしたものが多かった。右からの攻撃には相手のリュングベリを押し込むって意図があったかもしれない。

バラックとフリンクスは横並びの関係になってることが多かった。バラックは引き気味の位置でボールを触って、そこから前線への縦パスから攻撃が始まった。
それから2人のミドルは効果的。引いて守ってくるチームに対してはDFを引き出すって効果があると思う。特にこの試合ではバラックの積極性が目立ったし、余裕が出てからは意識的にバラックに渡すシーンもあった。バラック、フリンクスどちらの選手も守備面での貢献が大きい。フリンクスはイエローをもらったけど、後々響いてきそうな気がする。

ドイツの守備はこの短期間でかなり完成してきた。前線からの連動した守備が出来るようになってる。相手を囲んで高い位置でボールを奪うシーンが目立った。最後のとこでも、相手のラーションとイブラヒモビッチにほとんどボールを当てさせなかった(PKは与えたけど)。レーマンもCLからの好調を維持してるようで安定感がある。

スウェーデンは途中で10人になったこともあって攻撃の術がなかった。
形としては前線へのロングボールと、リュングベリの突破。2トップはラーションが動いてボールを受けて、イブラヒモビッチが真ん中ではってる形。いつもなら両方がバランスのいい動きをするんだけど、今日はこの形に偏ってしまった。
イブラヒモビッチは運動量に問題があったし、周囲との距離感とか連携面にも不安があった。ラーションも引いたりサイドで受けるときはボールが入るけど、真ん中の欲しい位置では仕事をさせてもらえなかった。ラーションは途中からは運動量が落ちて消えてしまった。PK失敗の精神的な影響もあったかもしれない。

停滞気味の攻撃の中でリュングベリだけは気を吐いていた。1人で数人を相手にするから、抜けてくれば一気にチャンスにつながる。こういう1人で打開できる選手の重要性をあらためて実感した。

結果は2-0でドイツがベスト8進出。ドイツは試合を重ねるたびによくなってく印象。この勢いは怖い。
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2006-06-24 Sat 19:24
韓国×スイス
スイスの守備意識の高さ。韓国のキープレイヤーであるパクチソンには左のSBの選手がマンツーマン気味についた。さらにそれだけじゃなくて、パクチソンにボールが入ったときは複数枚で対応して仕事をさせないようにしてた。

韓国はチョジェジンを狙ったロングボールが結構見られた。これに対してもCBがしっかりと体を寄せて対応。その次のこぼれ球も韓国ボールにはさせなかった。

でも後半センデロスが負傷交代してからは韓国のこういう攻撃が機能し始めた。ついでにパクチソンとパクチュヨンが中にしぼったことによって落としたボールに対して反応する選手も増やすことが出来た。

スイスのプレーの中で一番目立ったのは攻撃から守備への切り替えの速さ。ラインをコンパクトに保って、前線からある程度のプレスをかけつつ後ろの守備の組織をしっかりつくる。例えばCKの後の守備なんかでもしっかり前線でつぶしてカウンターを許さなかった。

逆に守備から攻撃への切り替えもかなり速かった。これもコンパクトにラインをまとめてるからこそだと思う。ある程度高い位置でボールを奪ったら、すぐに韓国のDFラインのウラを狙ってくる。韓国のCB2人の間を斜めに飛び出すと、しっかりマークにつききれてなかった。

2列目からの飛び出しも効果的だった。前半はこの攻撃がオフサイドになってしまう場面が目立った。ただ徹底的なこういう攻撃が実って後半の追加点を生んだ。このプレーは微妙な判定って言われてるけど、韓国の選手から出たボールって判断だったんだと思う。

スイスは相手にプレッシャーをかけられて攻撃が遅れてしまってもしっかり攻撃を組み立てることができる。1人1人の技術がしっかりしててボールをキープすることが出来る。トップにボールを当ててからの展開もあって、守ってカウンターってだけのチームじゃないって事を証明した。

韓国側の攻守の切り替えも速かったように思う。守備では前線から積極的にプレッシャーをかけていった。韓国の選手の運動量をほめたい。最後まで大きく運動量が落ちるって場面がなかった。

特にトップ下の位置に入ったイチョンス。1トップを追い抜いて前に飛び出す動きとか、後半はサイドに流れたり多くのポジションに顔を出してきた。さらに危ないシーンでは守備もしっかりする。スイスの決定的なシーンをゴール前で守ったプレーもあった。それから完全にスイスに引かれてしまったときのミドルシュートも魅力的だった。

後半は韓国もいい攻撃が出来た。
上にも書いたとおりにセンデロスの交代の後はトップにボールを当てることが出来た。
WG的にプレーしてた2人が中にしぼって、サイドのスペースは攻撃参加してきたSBが使った。サイドからの攻撃のときにの韓国の中の人数はしっかり揃ってる。
それ以上に人数をかけて真ん中を守ってきたスイスそ守備をほめるべきだと思う。途中の選手交代も点を取りに行くっていう明確な意図が表れてて評価できる。

センデロスの負傷交代は心配。3戦とも安定した守備で3戦連続無失点に貢献してきた。この試合では先制点も決めている。
このシーンはFKからだったけど、スイスのセットプレーは全体としていいボールが入ってきた。
センデロスは一度中に入る動きをしといて、急停止から外に逃げてDFを外す動きをした。センデロスの高さは守備だけじゃなくてこういうシーンでも有効だった。

スイスは3戦連続の無失点で決勝T進出。前も書いたけどこういう守備から入れるチームは強い。さらに若いチームだけにのったらどこまでも行きそう。グループリーグを見てこのチームはこれから注目すべきだと感じた。

逆に韓国は敗退。これでアジアは全て敗退となった。次の大会での出場枠の削減は避けられなさそう。
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2006-06-24 Sat 12:02
スペイン×サウジ
<スペイン:4-3-3>
FW:レジェス-ラウール-ホアキン
MF:セスク-イニエスタ、アルベルタ
DF:ロペス-マルチェナ-ファニート-サルガド
GK:カニサレス

スペインは先発全員入れ替え。もともと先発だった選手も結構いるから、ここでのできで決勝Tのメンバーが変わってくる可能性もある。

スペインはメンバーが変わってもサッカーの形がほとんど変わってこない。基本的には中盤でパスを回して、中→外の展開で相手のディフェンスにギャップを作ろうとする。その中でレジェスとかホアキンのドリブルが攻撃のいいアクセントになっていた。
パス回しの中では選手が場所を動いてパスコースを作る。その距離感も良かったと思う。

このパス回しの中心にいるのがセスクとイニエスタ。視野の広さで左右への展開とかでリズムを変えつつ、簡単にはたくパスで攻撃のリズムの中心にもなっていた。セスクからはスルーパスが出てチャンスにつながった。この2人はゴール前への飛び出しも多く見られる。ラウールがスペースを空けるような動きをしてくれるから、2列目からの飛び出しは比較的フリーでボールを受けられる。

ただ、パスばかりが回ってそこから先の展開が停滞してしまう場面もあった。ラウールは引いてきてのポストプレーはしっかりこなすけど、ゴール前でボールが収まるような選手じゃない。
それで縦パスが入らなくて横パスの繰り返しになってしまった。そういった中でミドルを狙うしかないようなシーンが目立っていた。
途中からは右サイドにボールを集めて、ホアキンの個人技と突破力で局面を打開するような形を作ることができた。

暑さもあったのか後半になるとスペインの運動量がかなり落ちてしまった印象。前半にはいいリズムで回ってたパスも、選手間の距離が伸びてしまって回らなくなった。さらにセカンドボールもサウジが拾う場面が目立ってきた。後半でビジャ、シャビ、Fトーレスを投入したけどチームの状態が良くなかったから、あまり機能してなかった。

前半はボールが回るが決定的チャンスがあまりなく、後半はボールすらも回らないっていう苦しい状況の中でも1-0で勝利するあたりはさすが。
この1点はFKからだった。ラウールがニアに飛び込んでマークを分散させ、後ろのファニートがあわせた。ラウールがニアに飛び込むって形はここだけじゃなくて流れの中でのサイドからのクロスの場面でも目立った。

サウジのDFはいたけど、いるだけって感じで相手のシュートを阻止しようとするような守備ではなかった。サウジは今大会でセットプレーからの失点が多かった。
このシーンとは関係ないけど、サウジはDFラインでのミスも目立った。そこで奪われてスペインのチャンスに直結という場面がいくつか見られた。

両チームとも前線から積極的にプレスをかけてくるようなことはなかった。だからある程度までならボールを持つことができてた。スペインは上に書いた通りパスを回して徐々に押し上げた。

サウジは前半はロングボールを前に蹴るシーンが目立った。そのロングボールをスペインの浅いDFラインのウラに蹴りこんでいくつかがチャンスにつながりそうな場面もあった(オフサイドになってしまった)。
後半はスペインの運動量が落ちてきたこともあって、しっかりつなぐサッカーに切り替えてきた。カウンター時もロングボールを蹴りこむ形は少なくなって、確率の高いパス攻撃を選択。最後のほうはサウジペースっていっても良かった気がする。

スペインは3戦全勝で決勝T進出。ウクライナが2位通過ってことで、ここのグループは予想通りだった(と言っても、他の上がりはあまり考えられなかった)。
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2006-06-23 Fri 20:09
デシャン
日本の敗退が決まってすぐだけど次期監督にデシャンの名前が挙がってきた。もちろん何人かの候補の1人ってことで確定ってわけじゃないけど。デシャンは前々から日本に来てほしいな~と思ってたから、今日はデシャンについて紹介。

まず、デシャンを押してる理由は合理性。ユベントスでリッピから学んだ戦術で結果をかなり求める。論理的に考えることもできる人だから選手交代を含めた采配がズバズバ当たる。モナコ×レアルのCLの試合でモナコが勝った試合もそんな感じだった。

とりあえず、『監督力』って本の中から。

「自分のサッカーはナントで7年間培われたものだ。一番大事なのは全体の動きを把握すること。味方の動きを予測しながら、常に動くことだ。」
NO MOVE,NO FOOTBALL.デシャンのトレーニングは、常に“動き”を伴ったものだ。人もボールも動かしながら、素早くパスを回していく。その間に、相手ディフェンスに出来るギャップをついて誰かが走り、走った先にボールが出ていく。ボールが出てから走るのを良しとしない。


こういう連動的な動きを一緒に練習する期間が短い代表で求めるのは難しいかもしれない。でも、これが完成すればかなりの武器になることは間違いない。
そもそも、この考え方はオシムの“走るサッカー”と基本は同じ。現代のサッカーではかなりの重要な要素となる。

「引いて守るのではなく、できるだけ前に出て守る。陣形はコンパクトに。前進し、ボールを奪い、攻撃し、相手を混乱させる」デシャンの推し進めるスタイルは、現代サッカーの教科書といっていい。


陣形をコンパクトにして、高い位置でとってからの速攻は本当に現代サッカーの1つの形。日本はパス回しにこだわってきたけど、強い相手には通用しない。別のスタイルを目指すのも1つの手だと思う。



監督力―サッカー名将の条件


次に『World Soccer King』の中の『デシャン・ゼミナール』ってとこから注目した記事を挙げたい。

苦しい戦いではパワーのあるFWの存在が不可欠だ。


デシャンはモナコでプルソ、モリエンテスあたりを好んで使った。サビオラには不満を漏らしてるし、高さとかフィジカルの強い選手を好む傾向がある気がする。

やり方はどうあれ、1-0で勝てれば、それは立派な勝ちだ。追加点を決められるチャンスがあれば決めればいいが、特に点稼ぎに執着すべきではない。


この辺にリッピの影響が出てる。「失点しなければ負けない」とも言ってるし、個人的に結果を求めるサッカーが好きなので。それからセリエAの戦術も高く評価している。

・理想は常に一丸となれるチーム。代表選手は若い頃から何時間も一緒に過ごし、お互いを知り尽くし、お互いを尊敬しあうものなのだ。
・選手のメンタリティーや人間性も重視。
・中盤でチームをよくまとめ、頭をよく働かせて、守備に貢献できる選手。そして慎重でありながら創造性に溢れたプレーで攻撃に参加できる選手。


デシャンが挙げた理想の選手像。自身が中盤の選手だったから、中盤の選手について。具体的には、ネドベド・ランパード・ピルロ・マケレレ・ロイキーンあたりの名前が挙がってた。

(若手を見る際)プレーの面で注目するのは、いかにチームのためにプレーできるかという点だ。これは、私がイタリアサッカーの現実主義を愛する人間だからでもある。サーカスでも見てるような華やかなボールテクニックには興味がないし、それほど意味がないとさえ思ってる。若い選手の技術面で注目すべきなのは、実は動きのテクニックなのである。FWについては、特にそうだ。FWのよしあしを分けるのは、いかにうまくボールを扱えるかではなく、いかに上手く動き、マークを外してボールを受けるかなのである。


ここんとこの考え方は個人的にかなり賛成できる。

マルチェロ・リッピからは、多くの戦術と、結果を出したければ何度も練習を繰り返えす以外に方法はない、という点を学ばせてもらった。エメ・ジャケからは勤勉さと周到な準備、そして一貫した指導を行うという義務感を学んだ。

フォーメーションの選択は、手持ちの戦力がどんなメンバーであるかによって変わってくるものだ。監督という存在は、常に現有戦力の特徴を生かせるシステムを採用しなければならず、監督の頭の中に確固たる構想があって、それを忠実に再現しようとする場合は失敗に終わる可能性が高い。
ちなみに、私自身は、最も選手の個性を選ばないシステムは、トップ下を置かない4-4-2だと思っている。すべてのシステムの合体型とも言えるこのフォーメーションは、さほど混乱を招くことなく、様々なシステムに変更することができる。中盤に厚みを出したければ4-2-3-1に、攻撃の枚数を増やしたければ4-3-3に変更することが可能なのだ。最大の魅力は最終ラインに手を加えることなく、守備陣を安定させたままシステムを変更できる点だろうか。4-4-2はタイトルを獲得したユヴェントス時代に使用していたということもあって、私自身はこのシステムを基本に戦うことにしている。



デシャンの紹介はこんな感じ。デシャンの考え方は個人的にはかなり好き。でも結果至上主義だから見てるほうとしては面白くないかも。
そもそもユベントスから声がかかれば言うことは無いって言ってるように、実際代表監督になる可能性は低いかも。
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2006-06-23 Fri 06:45
日本×ブラジル
<日本:4-4-2> 
FW:巻-玉田
MF:小笠原-稲本-中田-中村
DF:サントス-中澤-坪井-加地
GK:川口

<ブラジル:4-4-2>
FW:ロナウド-ロビーニョ
MF:ロナウジーニョ-カカ、ジュニーニョ-シウバ
DF:シシーニョ-フアン-ルッシオ-ジウベウト
GK:ジーダ

前半は日本は健闘したと思う。
巻と玉田っていう組み合わせの2トップが予想以上に機能した印象。役割分担としては巻がポストプレーをして玉田が比較的自由に動き回ってボールを引き出す動き。

ブラジルのSBが高いポジションをとってくるからそこのウラに広大なスペースがある。特に今日のブラジルはボランチとSBがいつもと違うメンバーだったからそこをつけばチャンスになると思ってた。
これが基本的には玉田の役割。巻がこれをやってもいいけど、それだと中に高さって武器がなくなってしまう。

巻へのロングボールも競り勝てる場面が多かった。このロングボールに関しては、今までの日本の試合ではあまり使えないパターンだったから相手も研究できてなかったと思う。GKから巻へのロングボールが1つの形になっていた。
巻には足元にも収まったし、今までにない楔のボールからの展開ができたと思う。ただこのボールに対する周囲のフォローが遅かった(かなり引かされたからしょうがなかったかもしれないけど)。

こんな感じの中で日本に先制点が生まれた。
稲本から大きなサイドチェンジでサントスにボールが収まった。サントスが仕掛けたことで相手DFを引き付けて、ウラにスペースを作った形。そこに玉田が走りこんだ。
玉田の走りこむ動きも、DFの背後から急激に内側へ入ってくるもので相手のマークはつきにくかったと思う。
このシーンの起点となったのは大きなサイドチェンジだった。ほかの場面ではこういうボールはほとんど見られなかった。大きな展開で相手のDFを動かすってのは有効だから、もっと多用してもよかったような気がする。

守備も前半はしっかりできてた。
前線からしっかりプレッシャーをかけて自由にボールを持たせなかった。ある程度までいけば今度はゴール前をキッチリ固める。DFラインと中盤が一体化してしまって引きすぎな感じもあったけど、少なくとも危ないとこでのスペースは消した。
引きすぎのDFに対して相手がミドルを打って来る場面も多かったけど、それは川口の好セーブでなんとかしのいだ。

結果的に0点で前半のほとんどの時間を守ったのにロスタイムで失点したのはいただけない。
ロナウジーニョに選手の目が引き付けられて、サイドから上がってくるシシーニョに対するケアができなかった。さらに今度はボールウォッチャーになって真ん中でロナウドをフリーにしてしまった。
このシーンに限らず、日本がサイドからのボールに対して弱さを見せる場面がいくつか見られた。

最近の日本はこの時間帯での失点が目立っていた。この辺は集中力の改善で少しは防げるものだと思う。

前半はこんな感じでいい試合をして1-1で折り返し。でも後半からブラジルが意地を見せてきた。

まずはブラジルの2点目。
上にも書いたとおりに日本のDFラインはかなり深くまで下げられてた。それでも後ろからの選手に対しては少しは当たりにいってた。
でも、この得点シーンはジュニーニョを完全にフリーにしてしまった。これだけフリーになるとジュニーニョにとってはFKと同じような感覚だったと思う。ボールにまったく回転を加えないキックでボールの軌道をブレさせた。川口は反応したけど、そういうブレがあってとめ切れなかった。

3点目はロナウジーニョのスルーパスから。
この辺の時間帯になると日本の運動量が落ち始めて、けっこうスペースが開き始めてた。そこをロナウジーニョにつかれてパスを通された。中に2枚はってたこともあって、日本の選手はプレッシャーをかけることができなかった。しかもクロスがくると思ったとこにシュートが来たから川口もタイミングをずらされた感じ。

4点目。
ロナウドはかなりコンディションを上げてきた。少なくとも1戦目よりは格段にいい動きをしてたことは間違いない。この得点はロナウドの足元におさめて、簡単なパス交換でもう一度ロナウドへ。そこからの反転の速さが復調を物語ってた。

その他注目した点。

ブラジルのサイド攻撃。基本的に右サイドからせめて来た。サントスの研究をしたものだと思う。特に右SBのシシーニョの縦への突破力は相当。さらにサイドではフォローを入れて数的有利を作ってた。
逆に日本のサイド攻撃は1対1以下。もっとフォローがほしかった。

ロビーニョは低い位置でのプレー。ロナウドと2トップというより、ロナウドの1トップに対してカカかロビーニョが前に入ってくるって感じだった。
とりあえずロビーニョのドリブルはキレてる。前を向かせてスピードに乗らせたら対応できないと思う。本人としてはそろそろゴールって結果もほしいとこだと思う。

カカとかロナウジーニョ、ロビーニョみたいな後ろから飛び出してくる選手に対しては日本はボランチが対応してた。それでズルズルとラインが後退してしまったってこともありそう。

小笠原の運動量は評価したい。相手の後ろからの上がりに対応するためにかなり低い位置まで下がっての守備も強いられた。その上、前への飛び出しも多い。前半からかなり飛ばした印象だから、それを考慮しての中田浩との交代だったかも。
ここで中田浩が入ったことによって、中田英のポジションが上がった。さらに後ろのカバーがしっかりしてるからサントスも積極的に攻撃参加できるようになった(前半はサントスの攻撃参加に対して中田英が下がって対応)。

後半の日本の運動量の落ちは深刻だった。
上にも書いたとおりラインが間延びしちゃったから中盤は完全に支配されてしまった。さらにそのせいでこぼれ球も相手のボールに。攻撃したい日本としてはきつい展開になった。

こんな中での選手交代。
1枚は上に書いたとおり、小笠原⇒中田浩。巻⇒高原は巻の運動量を考慮してだと思う。巻は前半から前線での積極的な守備をやってた。
痛かったのが高原⇒大黒の交代。フレッシュな選手を入れたいのに、交代したばっかの高原をケガでさげなきゃならなくなった。大黒はウラへの抜け出しの動きとか、いい質の動きをしたけど周りの連動性がなくて孤立してしまった。

こんな日本の交代に対してブラジルの3人の交代は完全に次を見据えたもの。かなりの余裕が伺えた。

結果は4-1でブラジルの勝ち。内容としてはクロアチア戦より納得できた。素直に世界との差を認めるべきだと思う。
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2006-06-23 Fri 01:14
チェコ×イタリア
<チェコ:4-1-4-1>
FW:バロシュ
MF:プラシル-ネドベド-ロシツキ-ポボルスキ、ポラク
DF:ヤンクロフスキ-コバチ-ロゼーナル-グリゲラ
GK:チェフ

<イタリア:4-4-1-1>
FW:ジラルディーノ
MF:トッティ、ペロッタ-ガットゥーゾ-ピルロ-カモラネージ
DF:グロッソ-カンナバーロ-ネスタ-ザンブロッタ
GK:ブッフォン

イタリアはチェコのシステムに合わせてシステムを変えてきた。中継の中でも言ってたけど、形は3ボランチ気味だった気がする。中盤に4人を横並びにしてワイドにやってくるチェコに対しての対策だと思う。

序盤はどちらも落ち着いた入りだった。どちらにとっても負けたらほぼ終わりだからその辺が影響したと思う。イタリアは最初からDFラインでボールを回すようなシーンがあったし、チェコも前線からの積極的な守備は見られなかった。

どちらも1トップで入ったからそこんとこについて。

チェコはコラーの存在の重要性を改めて感じてると思う。バロシュにはコラーのような高さが無い分、ロングボールからの攻撃があまり機能しない。コラーと違うのはバロシュはサイドに流れて仕事をするって点。こういう状況だと2列目からの飛び出しがより重要になってくる。サイドにトップが流れる分、真ん中のとこのスペースが空くのはまずい。
いつもはチェコはラインがコンパクトに保たれてるから、2列目からの飛び出しが効果的に行われる。でもこの試合ではボールの取り所が低い位置になってしまったから、バロシュが孤立してしまった。

それでもチェコがバロシュにボールを入れようと試みるシーンはあった。でもバロシュはケガ明けってことでボールが足につかなかった印象。
その上、イタリアのカンナバーロがバロシュにほとんど仕事をさせなかった。バロシュに入るボールはカットされたり、例え入ってもその後の仕事はさせなかった。

逆にイタリアは数こそ少なかったもののジラルディーノへのロングボールはチャンスにつながった。先制点のCKも、もともとはジラルディーノへのロングボールから。交代で入ったインザーギもウラを狙いつつサイドに流れることもあったけど、そのときはしっかり2列目からの飛び出しが見られた。

イタリアの攻撃。
ピルロ→トッティってのが1つの形。そこからトッティがシンプルなパスでチャンスメイクをする。
トッティはシンプルなパスを出すだけに、相手はボールの取り所を失ってしまう。
ピルロは落ち着いて前のスペースをドリブルで持ち上がって、押し上げの時間をつくる。その間に自分もパスコースを探して効果的な展開を生み出す。ピルロからは正確ロングボールも出て、攻撃のリズムを変える。

イタリアの前線は中央によって攻撃を組み立てることが多い。だからサイドに空いたスペースはSBがオーバーラップをして埋める。SBが上がったスペースはボランチが埋めてバランスを保つ。

後半途中出場のインザーギのDFラインとの駆け引きは武器になる。オフサイドラインぎりぎりを狙ってくるから、DFが怖がって下がってしまう。チェコは前半に10人になってボランチを削った上に、こういう動きでDFラインを下げられてイタリアの中盤(特にトッティ)に自由に仕事をさせてしまった。

イタリアの守備。
カテナチオの伝統どおりきっちり守ってくる。守りに入ったらDFラインの4人とボランチの3人がコンパクトな位置関係をとって相手に進入するすきを与えない。
カウンターに持ってこられそうになっても、前線で攻撃を遅らせてその間に守備の組織をしっかり作ってくる。

途中でネスタ⇒マテラッツィの交代があったけど混乱した様子はなかった。さらにマテラッツィは先制ゴールのおまけつき。選手が引ききってしまうだけにミドルを打たれるシーンが目立ったけど、最後のところはしっかりブッフォンが守る。反応の速さとか次への動作の俊敏性はさすが。

両チームの局面局面での激しさは見ごたえがあった。
特に(やっぱり)ガットゥーゾはネドベドをつぶす役割。今日の試合でのチェコはネドベド頼みの点が多かったから、この守備はかなり効果を上げた。

そのネドベドも低い位置まで戻って守備をする。ただし今日のチェコの前線での守備は単発になってしまってた。これでは高い位置でのボールカットはできない。ネドベドは守備をしつつも、FWを抜いてゴール前まで出てくシーンもあって運動量はさすがに豊富だと思った。

チェコは1戦目のような攻撃が見られない。ロシツキはたまにドリブルで上がっていくけど、全体的に低いポジションに位置してチャンスには絡めなかった。パス回しのとこでも選手の連動性があまり無かった。1戦目のサッカーを見て注目しただけに残念。

結果は2-0でイタリアの勝ち。2点目はチェコがリスクを犯したから生まれたものだし、10人のチェコはかなり善戦したと思う。試合後にユーベの選手がネドベドのとこに集まってたのは印象的だった。
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2006-06-22 Thu 01:09
ポルトガル×メキシコ
<ポルトガル:4-5-1>
FW:ポスチガ
MF:フィーゴ-チアゴ-シモン、マニシェ-ぺティ
DF:カネイラ-Fメイラ-カルバーリョ-ミゲル
GK:リカルド

ポルトガルはかなりの人数を変えてきた。おせじにも選手層が厚いとは言えないから、ここで累積とかを考えて休ますことができるのは大きい。イエローもらってる選手は1人もスタメンに入らなかった。それにしてもここまで変えてくるスコラーリのしたたかさは相当。一応この布陣は便宜的で中盤はかなり流動的にやってくる。

序盤は両チームの置かれてる状況がよく表れてた。メキシコは前線からかなり積極的にプレッシャーをかけて攻撃的にやってきた。対するポルトガルはボールをキープすることに重点を置いた落ち着いた入り。

メキシコが前がかりになってくる中でポルトガルは効果的に2点をとった。
先制はサイドを起点としたカウンター。サイドからシモンがドリブルで持ち上がった。この試合ではメキシコは守備時は5バック気味にかなり引いてサイドからの攻撃に対応して、サイドからの攻撃には複数枚で当たった。
でもこの場面ではカウンターって事で人数が足りてなかった。そんな中でサイドには3枚が引き付けられてしまった。さらに中ではチアゴ(?)がゴール前に飛び出してその後ろにスペースをつくった。そこに2列目からマニシェが飛び込んでシュート。
マニシェはサイドにボールを出した起点になってゴール前まで長い距離を走っての得点となった。人数をかけないカウンターで効率的だった。

2点目はPK。そもそもはこれも中盤のカットから始まった攻撃の一貫だった。中盤でカットしてマニシェがドリブルで仕掛けFKを取った。そのFKが相手の壁にあたってCKに。そのCKでマルケスがハンドをしてPKにって流れだった。

マルケスは全体として集中力が欠けていた印象。少し高めの位置で前線にボールを供給する役割だった。でも高い位置でボールを奪われるシーンが目立って、そこからカウンターを仕掛けられるシーンが目立った。守備でもファールで止めることが多かった。

ポルトガルの中盤。
いつものようにかなり流動的。しかもこの試合は守備的な選手を3枚使って変則的な形だった。
フィーゴは少し引き気味のポジションでボールを多く触るシーンが多くていつもとは違う役割を任せられてたようだった。いつものようなドリブルで仕掛けるシーンもあったけど、今日は低めの位置でシンプルにはたくプレーが目立った。デコの欠場があったからフィーゴがそういう役割も受け持ったっていえそう。
今日はメキシコの前線からのプレスがきつかったから全体的にシンプルにはたく傾向も見られたけど。

マニシェの運動量は評価できる。1点目に象徴されるような縦の長い距離を走る場面が多かった。前に出てきてのミドルもポルトガルにとっては大きな武器。
それから左右への大きな展開もサイドいっぱいを使うポルトガルとしては必要なプレー。
ペッティは守備面で貢献した。右のSBのミゲルがあがったスペースを上手くカバーしてたと思う。

ポルトガルはFWも流動的なポジションを取る。FWがポジションを変えてできた真ん中のスペースに2列目の選手が飛び出すってのが1つの形。
気になったのがトップにボールが当たるシーンがほとんど無かったこと。ポルトガルはパスで崩すって言うよりも個人で打開するチームだから、あまり関係ないかもしれないけど1トップに当ててからの周りの押し上げもほしい。

ポルトガルの守備にはそれなりの安定性が感じられた。
PKになったシーンは相手が何枚も飛び込んだこともあってマークが外れてしまったけど、それ以外は及第点。しっかりとDFラインでボールを回して(近くに位置したボランチも含めて)落ち着くことができた。GKのリカルドもバックパスの処理がかなり落ち着いてて良かったと思う。

メキシコについて。
1点はCKから。DFから離れる動きでフリーになってのシュートだった。DFから離れる動きってことで戻りながらのシュートになったけど、しっかり枠に飛ばした。
運動量もかなりあった印象。前半から積極的にプレッシャーをかけて、さらに途中で10人になったにも関わらず最後まで大きく落ちることが無かった。
得意のパス回しも健在。ゴール前でいくつものワンツーを組み合わせて抜け出したシーンもあったし、中盤ではしっかりボールをキープできる。

この試合の審判は不可解なカードが多かった気がする。PKも2つとったしメキシコの選手は退場になった。審判が試合の流れを決めてしまう存在なのは気になった。

結果は2-1でポルトガル。これでポルトガルは1位通過。ただしこのグループは1位でも2位でもかわらなそう。
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2006-06-21 Wed 21:01
ドイツ×エクアドル
<ドイツ:4-4-2>
FW:クローゼ-ポドルスキー
MF:シュバインシュタイガー-バラック-シュナイダー、フリンクス
DF:ラーム-フート-メルテザッカー-フリードリヒ
GK:レーマン

エクアドルは4-4-2。
2戦目から5人を入れ替えて、カルロステノリオとデルガドが欠場。デルガドはケガって情報もあったし少し心配。

ドイツの左サイドとエクアドルの右サイドの攻防に注目してた。
ドイツのサイドの使い方は1戦目に比べると(2戦目はハイライトしか見て無いので)だいぶバランスが良くなったっていう印象。右サイドでもシュナイダーとフリードリヒの関係性が見えてきた。この右サイドにはバラックが流れてくることが多いので、攻撃に厚みが加わったと思う。

それでも左サイドが主な起点ってことは変わらない。ラームとシュバインシュタイガーの関係性は相変わらずかなりいい。これをエクアドルも知ってただろうから、左サイドからの攻撃についてはつぶしてきた。これがドイツの左サイドからのFKの多さに表れていたと思う。

ドイツが左を押し込んだから、エクアドルの右サイドのデラクルスの攻撃参加の場面があまり見られなかった。さらにバレンシアが中に絞り込んだり右にポジションを移したりしてプレーすることも多かったから、前回ほど右からの攻撃が機能したとは言えない。それでも最初のチャンスは右サイドをえぐったとこから生まれたし、重要な攻撃パターンって事に変わりはない。

ドイツはリスクを犯さない落ち着いた入りをしたと思う。ボールをエクアドルに支配されていた。そんな中で早い時間に得点が取れたってことはドイツにとってはかなり大きかった。
その1点目はCKのこぼれ球からの攻撃だった。セットプレーからの流れの中だったから相手のマークがつききれていなかった。そんな中でドイツがエリア内でボールを左右に振ったことによって相手のDFが混乱。クローゼのボールをもらう動きは素晴らしかった。DFから離れる動きでフリーでシュートを打つことができたと思う。

その後のドイツの前半の内容もよかったとは言えないけど44分に追加点。この得点はバラックが浮き球のパスでチャンスを演出。クローゼの動き出しとバラックがパスを出すタイミングがばっちり合った。この時間帯に入れたってのもドイツにとってプラスに作用したと思う。

ドイツの3点目。
絵に描いたようなカウンターだった。相手のCKから人数も手数もかけずに得点してしまった。
ああいうチャンスでしっかり決められるのがドイツの強みになると思う。この3点目のあとからチームが上手くまわり始めたと思う。

ドイツの攻撃で気になった点が1つある。
それはロングボールの精度。ウラを狙うロングボールを結構蹴ってたんだけど、ほとんどつながらなかった。試合前に水をまいたらしいからそれでボールが伸びたとか、単に相手のDFラインを下げる目的ってこともあったかもしれないけど、さすがにズレすぎだった印象。

バラックについて。
今日はフリンクスと横並びのような位置で引き気味でプレーしてた(攻撃と守備の役割分担はできてたけど)。引いた位置で多くボールを触ろうとする意識があったと思う。そういう位置からシンプルなパスを送った。1タッチで送るようなシンプルなパスでチームの攻撃にリズムを作っていた。
それに、低い位置から長い距離を走って前でシュートなどを狙うあたりも魅力。後半の途中でフリンクスが交代したこともあって1ボランチの位置に入った。1枚引いた位置からの左右への展開も攻撃のオプションとしては使えそう。
バラックとコンビを組んだフリンクスも、攻撃面では左右にロングボールを送ったし、なんといっても守備面での貢献度は高い。このチームでは欠かせない存在といえそう。

ドイツの守備陣。
コスタリカ戦のあとは“ズルズル上がってきてしまう”と評されたドイツのDFライン。今日はフートが入っていつもと違うメンバーだったけど、そういうイメージは無かった。ドイツがチームとしてリスクを犯さない入りをしたこともあるけど、組織的な守備ができていたと思う。前線である程度コースを限定して後ろでしっかりカットしていた。エクアドルのトップにボールが入ったときもしっかり対応してその後の仕事をさせなかった。

エクアドルは前半は比較的いい入りをしたと思う。しっかりとチームとしてパスを回してボールをキープした。それで相手を走らせて運動量を落とすって目的があったと思う。でも結果としては回させられたって事なのかもしれない。
ロングボールの精度はよかった。大きなサイドチェンジなんかはぴったりつながってここからチャンスが生まれるシーンは多いと思う。
後半はドイツがしっかり守ってきたからミドルを打つしかないようなシーンばかりになってしまったのが残念。

グループAはドイツが1位でエクアドルが2位。事前の予想を思い出してみると、1位ドイツで2位コスタリカの予想だった。コスタリカは結局3戦全敗か・・・。1戦目を見たときはその後を期待したんだけど。
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2006-06-20 Tue 00:10
スイス×トーゴ
スイスは4-4-2。前回のフランス戦は途中出場だったギガックスがスタメンで出てきた。
トーゴも4-4-2。2トップと言っても基本的な形は前回と同じくアデバヨールが低めでプレーするので縦の関係となっていた。

トーゴの序盤の攻撃はロングボールを蹴りこむだけになってしまった。それでも、前で高さのあるアデバヨールが触ってゴールに向かって走るカデルが受けるって形でいくつかのチャンスを作った(ゴールキックからのボールで)。

こういう攻撃だけに偏ってしまうのは、守備に問題があった。2本のラインがほとんど横並びになってしまって、攻撃時の押し上げがかなり少なくなった。
これで前線の2枚が完全に孤立した結果がロングボールを放り込む攻撃。特にアデバヨールがサイドに流れたりすると、中が1枚しかいなくなってしまうようなシーンが多い。スピードとか強さは持ってるだけに、こういう攻撃でも形にはなるけどいくらなんでも確率は低い。

これを改善するためにトーゴは前半の25分で1人の交代を使った。まずこれで前線からのプレッシャーがかかるようになった。
それが攻撃面にもいい影響を与えて、交代した選手が攻撃に絡んでくるシーンが見られた。そいうリズムの中で、中盤でのパス回しかが見られるようになってきた。でもそれは単発で次への動きが見られなかったのが課題。ラストパスの精度にも疑問が残った。

アデバヨールはかなり低い位置で受けて、そこから前を向いてドリブルで仕掛けていった。リーチが長いだけに懐が深くて、この攻撃を相手はかなり嫌がってた。

上にも書いた通り、トーゴがかなり引いて守ってきたからスイスは攻め手があまりなかった。前の選手にボールが入らないから、真ん中からの攻撃は止められた。打開策としてミドルシュートを積極的に狙うことと、サイドからの攻撃を仕掛けてきた。

1点目はそういう中でサイドからの攻撃で生まれた。左サイドにCBのミュラーが攻撃参加。ここからクロスを上げたんだけど、逆サイドの選手が完全にフリー。その選手がもう一度中に折り返してあとは決めるだけ。
トーゴのDFはボールサイドに注意が集中してしまう傾向にあった。2点目も真ん中に集められて、逆サイドから走りこんだ選手に対するケアがなってなかった。1点目のシーンに限らず左サイドを起点にする場面が多かった。

後半になってトーゴが前がかり気味に来たから真ん中も空いてきた。だから少ないタッチ数で真ん中から崩すような場面も見られた。後半はスイスはかなり守備的になったから前は少人数で崩す必要性があったけどこういうプレーでいくつかのチャンスは作れた。

フォーゲルのプレーに注目した。ドリブルでゆっくり持ち上がることで、周りの押し上げを待つと同時にパスコースを探してた。こういうプレーでチームを落ち着かせたって効果もあったと思う。

スイスの守備は磐石の印象。相手の攻撃に助けられた部分もあったかもしれないけど、フランス戦に続いての完封。トーゴのDFが“引かされた”って印象があるのに対して、スイスの守備は“しっかり引いた”って印象がある。
後半は特に前線の選手だけを残して後は引いてカウンターを狙う形。真ん中のとこではスペースをつぶしてしっかり守る。

課題を上げるとすれば、引いて守るだけにクリア後のセカンドボールが拾えないこと。フランス、トーゴともにゴール前でもパスを回して崩そうとするチームだったけど、もっと積極的に遠目から狙ってくるようなシーンがあるとフリーで打たせてしまう危険性がある。何にしても守ろうとして守れるチームは強い。

スイスは2-0で勝って、このグループで首位。スイスみたいに守りから入れるチームは大崩が少なくて安定するから、グループリーグは突破してくる気がする。
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2006-06-19 Mon 03:09
ブラジル×オーストラリア
<ブラジル:4-4-2>
FW:ロナウド-アドリアーノ
MF:ロナウジーニョ-カカ、ゼ・ロベルト-エメルソン
DF:ロベカル-フアン-ルッシオ-カフー
GK:ジーダ

オーストラリアは3-4-3。一応3バックっぽい形だったけど、解説の清水さんが言うにはカカとロナウジーニョにはマンマークがついていて、どこまでも追ってくような守備の戦術をとってきた。

2戦目は主力温存で望むって話もあったけど、結構メンバーを変えてきた。
攻撃陣ではキューウェルが出てなかった。こないだの日本戦ではあまりいいとこ見せられなかったし、ケガの影響もあるのかもしれない。

ブラジルは全体的に1戦目よりもコンディションを上げてきた。全体的に運動量が増えた印象。
特に2トップ。アドリアーノは下がったり流れたりと色々なところに顔を出してボールを受けた。1戦目よりもボールが収まった気がする。らしいシュートを打てたってことも良かったと思う。遠目からも狙えるって意識を相手に植え付けた。
ロナウドもまだまだとは言っても、完全に1戦目よりはよかった。ボールを触れる回数が決定的に増えたし、反転とか抜け出しとか一瞬一瞬の速さを見せた。

この2人で取ったのが1点目。
まず、DFラインとの駆け引きのなかでロナウドが抜け出した。その後相手3枚を引き付けてアドリアーノへ横パス。それをアドリアーノは左足で決めた。相手はこの2人に飛び込めなかった。2人ともこれからどんどんコンディションが上がってく気がする。

上にも書いたけど、ロナウジーニョとカカにはしっかりマークがついていた。そして前を向かせないような守備をしてきた。ボールの出所がなくなって攻撃が詰まる場面が出てきてたと思う。
これに対して、ブラジルはポジションをかなり流動的に変えて対応。カカとロナウジーニョはポジションチェンジを繰り返して、アドリアーノは動いてボールを受ける。左右のSBがかなり高い位置を保って、CBの選手まで攻撃参加。
これだけやられても大きなほころびが出なかったオーストラリアの守備は評価したい。

こんな中でやっぱりロナウジーニョとかカカを中心とした個人技が有効になった。パス回しでは崩せなくても1人が2枚、3枚を相手にして抜いてくと数的な有利をつくることができる。パスのオプションも多い。ロナウジーニョは長短のパスとかトリッキーなパスとかで相手を混乱させたと思う。

2点目。真ん中に相手のDFを集めてサイドのロビーニョにはたいた。ロビーニョのシュートがポストに当たったけど、そこにつめてる選手が多いのが印象的だった。結局、交代出場のフレッジが決めた。

ブラジルの守備面。
中盤ではあまりプレッシャーをかけずに引いて守る。味方が攻撃中にはゼ・ロベルトとかエメルソンなんかがしっかりバランスを取る。
この試合のMVPはゼ・ロベルトだったらしい。攻守にかなりいいプレーを見せたし、これだけのメンバーがしっかりバランスが取れるのはこういう選手がいるからこそ。

オーストラリアもいい攻撃を見せてた。
基本的にはロングボールを放り込む形が基本。他にも連動性のあるショートパスをつないだり、速いカウンターなんかで決定的なチャンスをいくつか作った。
途中からはキューウェルとアロイージを投入。点を取りにいく形にして、流れをしっかり自分たちのものにした。この中で点が取れなかったのが痛かった。

ブラジルは決勝T進出。たぶんまだコンディションを上げてる途中だろう。その中でしっかり結果を残すあたりは、さすがブラジル。
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2006-06-19 Mon 00:22
日本×クロアチア
<日本:4-4-2> 
FW:高原-柳沢
MF:小笠原-福西-中田-中村
DF:サントス-中澤-宮本-加地
GK:川口

<クロアチア:3-5-2>
FW:プルソ-クラスニッチ
MF:クラニチャル、バビッチ-トゥドゥール-Nコバチ-スルナ
DF:Rコバチ-シムニッチ-シミッチ
GK:プレティコサ

日本は前半から守備から入ったような試合内容だった。例えば、左サイドのサントスは攻撃を自重してたと思う。相手のスルナを考えてのことだったのかもしれない。
中田もいつものような積極的な前への飛び出しが見られず、守備のバランスを重視してたような感じ。試合前にジーコと議論して、そういう役割を求められたらしいからそれが影響してたのかもしれない。

その上、守備後の押し上げが遅かった。サイドからボールが上がったときに中の枚数が少なすぎる。速攻も見られずに、ゆっくりしたパス回しから入るってことが多く見られた。前回の試合で後半の運動量が落ちてしまったから、落ち着いて入るってことを念頭に入った可能性がある。こんな感じで攻撃の枚数が実質的に減ってしまった。

これで連動した攻撃がほとんど見られない展開。
トップにくさびが入ったときに、周りの選手が遠すぎてこぼれ球を拾えない。そもそも2トップが両方とも動いてボールをもらう選手だから前線に起点ができなかった。
パスに関しても“出しっぱなし”ってシーンが目立った。一度パスを出してもその後のフリーランニングが無いから1タッチ2タッチでパスが回らない。日本のいいときのプレーはワンツーとかで相手を崩すことが多いんだけどそういうシーンはあまり見られなかった。

サイドの攻撃もかなり薄くなってしまった。上にも書いたとおりいつもは攻撃に参加するサントスは上がれなかった。基本的には1枚での攻撃。抜いてくプレーとかで味方をフォローするプレーがほとんど見られなかった。後半序盤ははこの辺は少し改善されたけど、時間とともに運動量が落ちてくるから短時間だけ。
相手は3バックってことで、サイドから攻めるってのはセオリー。サイドのスペースにロングボールを蹴りこむプレーで柳沢がいい形でボールを受けたプレーがあった。こういう形ををもっと使うべきだったと思う。

攻撃面で評価したいのはミドルシュートが多く見られたこと。今大会はミドルからのゴールが目立つので、それを積極的に狙ってくのはよかった。
相手が中盤の守備をある程度捨てて、最後のとこで引いて守ってくるからミドルを打てるスペースはあった。あとは精度の問題だけどそこはすぐに改善できないだろうから、その辺は数打ちゃ当たる方式でもしょうがない。
それからファーストシュートが15分ってことでもうちょっと早く打っても良かったかも。

中村は体調不良だったらしい。ボールが足につかないし、得意のセットプレーも精度を欠いた。プロとして試合に向けてコンディションを整えられないのはどうかと思う。
今日の試合では引き気味にプレーしてた。もう少し相手のゴールに近い位置でボールを持って欲しい。

守備面では課題が山積。

セットプレーのマークはかなり気になった。ほぼ全部のプレーでシュートを打たれてしまった。
相手が3トップのような形に変えてからは流れの中でも捕まえきれないシーンがあった。
マークの確認は絶対的に必要だと思う。

プルソは前回のビドゥカのように比較的うまく止められたと思う。くさびを入れさせないように注意したし、入っても次の仕事はさせなかった。
少し気になったのは不用意な飛込みが多かったこと。PKになったシーンも宮本が飛び込んで、簡単に入れかわられてしまった。それで簡単に抜かれるプレーが目立った。

DFラインの前のスペースも相変わらず相手に使われてしまう。
それからクリアかパスかはっきりしないプレーも目立った。相手にそういうボールを拾われてピンチになるシーンが目に付いた。拾われるってのはスペースがあるのも原因の1つ。これに関しては次までに修正可能だと思う。

川口はPKストップ。大舞台で見せる集中力は健在だった。守備面では次の試合は宮本出場停止ってことで、どうするのか?注目したい。

結果は0-0の引き分け。色んなとこでまだブラジル戦があるって言ってるけど、正直かなり厳しい。
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2006-06-18 Sun 03:23
チェコ×ガーナ
<チェコ:4-1-4-1>
FW:ロクベンツ
MF:プラシル-ネドベド-ロシツキ-ポボルスキ、ガラセク
DF:ヤンクロフスキ-ウイファルシ-ロゼーナル-グリゲラ
GK:チェフ

前半早々にガーナが先制点。CKのこぼれ球をガーナが拾って、ゴール前に出してそれがゴール。チェコとしてはCKの後の押し上げの途中でマークにつききれなかった。解説の反町さんが言うには、ゾーンで守ってるとその後のプレーで相手をつかまえきれないって欠点があるらしい。確かにそうだと思って勉強になった。
このシーンでもマークが完全に外れてた。試合開始すぐってことで味方同士の確認もとれてなかったのかもしれない。

チェコは一戦目には見られなかったような守備面での不安を露呈した。1ボランチのガラセクが攻撃に参加した後とか、サイドに引っ張られた後のスペースを相手に使われた。ガーナの選手がそのスペースをドリブルで運んでミドルって形がかなり目立った。この1ボランチの抜けたスペースってのがこのシステムの欠点かも。
本当はラインをコンパクトにして対応したいんだけど、今日のチェコは前回ほどうまくいってなかった。

1ボランチに不安が出たってのは、後半開始時のガラセク⇔ポラクの交代で分かる。交代で入ったポラクはDFラインのすぐ前で仕事をして、相手の前のスペースを消そうとした。

とはいえ、ガーナのミドルの攻撃が複線になって、ウラを狙われるシーンが増えた。チェコのDFラインは相手のミドルに対応するために中盤の選手に引き付けられる。そこでガーナのウラに抜けようとする選手に対する対応が甘くなった。ガーナにはスピードって武器もあるから、比較的簡単に抜け出された。

特に10人になってからは酷かった。2失点目のシーンに現れてる通り、相手のパス回しに対して全くプレッシャーにいけなくなった。1人少なくなった上に疲れも出てただろうし、その上チームはまえがかりだったから仕方なかったのかも。

それでも大部分はチェフのファインセーブでなんとか防いだ。チェフは前回は安定感を見せ、今回はファインセーブ連発。世界最高のGKと呼ばれる日も近いかも。

チェコは攻撃面でも前回ほどうまく行かなかった。一番の原因はコラーの欠場。ロクベンツはコラーに似たタイプの選手だけど、ボールの収まり具合が全然違う。チェコの本来の攻撃はトップに入ったとこから始まるのに、それが機能しなかった。
それでもネドベドの飛び出しなんかは良かったと思う。後半はFWを跳び越してネドベドがオフサイドになる場面がいくつかあった。あとはタイミングを合わせるだけ。

選手間の距離感も微妙に狂ってたと思う。前回に試合はいろいろなとこで三角形をつくってパスをまわしたけど、そういうシーンはあまり見られなかった。
この原因はロシツキのポジショニングにありそう。少し低めの位置にロシツキがいて、あまりパス回しに参加してこなかった。むしろ個人技で突破してく形の方が目立った。ロシツキは得点能力も高いんだから、高い位置で仕事をしなきゃもったいない。
この試合はプレッシャーがきつすぎたってのもあったかもしれない。

PKのシーンはどちらのチームにとってもついてなかった。まず、そのキッカケしなったシーンはミドルがたまたまガーナの選手に当たったってとこから。その後、チェコのDFがガーナの選手を倒してPKに。このあとの抗議(?)でウイファルシは退場。ガーナの選手も無駄なイエローもらって、その上PKまで外した。

ガーナの守備は評価できる。
出足が早くて、多くのボールを相手の前で触った。ボールをもった選手に対しての寄せも早くて、少しでも持ちすぎると激しく当たってつぶした。前線から積極的に守備をしてるのにも関わらず、最後まで運動量が落ちなかった。
GKの身体能力も半端無い。ロスタイムの2本のシュートを止めたのは身体能力と集中力の賜物だろう。

グループEはおもしろくなってきた。チェコとガーナが勝ち点3。イタリア×アメリカの試合はこのあと。気になるのは、チェコにもガーナにも出場停止の選手が多いこと。
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2006-06-18 Sun 00:20
ポルトガル×イラン
<ポルトガル:4-5-1>
FW:パウレタ
MF:フィーゴ-デコ-Cロナウド、マニシェ-コスチーニャ
DF:ヌノ・バレンチ-Fメイラ-カルバーリョ-ミゲル
GK:リカルド

いつものようにポルトガルの中盤のポジションチェンジが目立つ。フィーゴとCロナウドがサイドを変えたり、同じサイドに来たり、どちらかが絞ってボールを受けたりと変幻自在。相手は守りにくかったと思う。

フィーゴは運動量のところで少し不安が見られた。それでも2得点ともフィーゴが絡んだ形だった。
1点目は中に切れこんでキックフェイント(?)で相手を引き付け、前にスペースのあるデコに横パス。このキックフェイントはフィーゴがよくサイドでやるプレー。腕を振り上げてクロスを蹴ると見せかけて、深い切り返しで相手を完全に置き去りにする。
2点目はフィーゴがドリブルでつっかけて、エリア内でファールをもらった。
Cロナウドとフィーゴがかなりドリブルで仕掛けたけど、いいとこでファールをもらったシーンがほとんど無かった。でも最後の最後でエリア内で倒されてPKを獲得ってことで、実を結んだ。

Cロナウドはかなりいい感じ。1戦目とは見違える。精神的な部分(?)で一度悪い流れになってしまうと、それが連鎖してしまう。のれば止められないって部分があるから、今日のようなプレー(特に後半)を維持していってほしい。今日はPKとはいっても得点という結果も残せた。

フィーゴとCロナウドはどちらもドリブルで仕掛けるけど、タイプが少し違う。フィーゴは相手をしっかり見て体重移動とかタイミングを図って相手を抜く。Cロナウドはスピードとテクニックでとにかく前に進む。このタイプの違いがいい味でリズムを変える。

サイド攻撃って面ではSBの積極的な攻撃参加も目立った。左サイドはマハダビキアを押し込んで、攻撃に参加させなかった。イランは右のマハダビキアからのボールってのが1つの形だけに、これで攻撃パターンが限られてしまった。
右SBのミゲルはかなり高い位置をキープしてチャンスに絡んでいった。ポルトガルがリードしてもその位置を変えなかった。

このウラのスペースをカバーするときにボランチが効いていた。マニシェは前線でプレッシャーをかけて相手の攻撃を遅らせるし、コスティーニャは下がり目のポジションから守備に専念する場面もあった。ドリブルで仕掛けるシーンが多いと、カットされる場面も多くなるから前線からの守備が必須になってくる。

マニシェのミドルが1つのオプションとなった。
セットプレーで後ろにいるマニシェへ送って、ミドルを狙うってシーンがいくつかあった。今大会は遠目からのシュートが決まるケースが目立つから、このオプションはいいかもしれない。
さらに引いてきた相手を引き出すための手段としても使える。
マニシェの後ろからのちらしも結構有効だった。前のデコがショートパスで状況を打開するのに対して、マニシェはロングボールをサイドに蹴ってチャンスを演出する。

デコがいるとポルトガルの攻撃のリズムはやっぱり変わる。個人技で1対1を打開しようとする選手が多い中でシンプルにボールをはたくデコのプレーがポルトガルの攻撃のリズムをいい意味で変える。他の選手は1対1で一気に仕掛けに出ることが多いけど、デコの場合はある意味冷静でしっかりタメを作ることができる。これが周りの選手を生かす。
1点目の得点シーンもすばらしかったし、要所要所でテクニックも見せた。期待するとこがあるとすれば、FWを抜いて前線へ飛び出すようなプレーを見たい(パウレタに入れるような攻撃が少ないからあんまチャンスはないけど)。

ポルトガルはチャンスをいくつも作りつつ最後のとこで決めきれない部分が多い。パウレタは確かにFWだけど“これ”っていう明確な特徴がない。これが1つの原因かも。ポルトガルの試合を見てるとこういう展開が結構目立つ。

イランはあまりいい形を作れなかった。ハシェミアンが1枚で孤立してしまった。サイドに流れてボールを引き出しても、中に走る選手がいなくてチャンスにつながらない。
後半にロングボール1発でGKと1対1になる場面があったけど、そういう場面がもっとあってもよかったかもしれない。サイドからも早めに挙げて、ハシェミアンの頭を狙うって形が有効のような気がする。
イランは中盤にタレントが揃ってるだけに、変にパスをつないで崩そうっている意図が強すぎるような気がした。

両チームともの課題としてセットプレーのマークを挙げたい。どちらもマークがずれまくってた。守備面ではこれは絶対に改善しなきゃいけないし、攻撃面ではフリーのシーンでは絶対に決めたい。こんな感じの部分が気になった。

ポルトガルは決勝T進出。40年ぶりってのは驚いた。個人的にも4年前の悔しさが残ってたからかなりうれしい。次は主力を温存するだろうからウーゴ・ヴィアーナを見てみたい。
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2006-06-17 Sat 17:07
クロアチア戦展望
クロアチアの試合は3試合見た。アルゼンチン戦、ポーランド戦、ブラジル戦。ポーランドにかなり苦戦したけど、こん時はプルソとNコバチが欠場。Nコバチは日本戦も微妙らしいけど、オーストラリアのキューウェルにやられたからそんなに簡単には信用できない。

試合を見た感想だけど、かなり日本に似てる。
3-5-2で右に攻撃的なスルナ。
日本は左にサントスがいるからこっちのサイドで主導権を握ったほうが試合の主導権を握ることになるかも。
それにどちらもボランチに本来司令塔の選手を置く(中田とモドリッチ)。ここの選手がどれだけゲームを組み立てられるかも鍵。
一番似たとこは、強い相手に対してのほうがいいサッカーができること。たぶん引いてきた相手を崩す力がどちらのチームにも備わってないってことだと思う。この試合もペースを握ったチームが負けるってふうになりそう。

日本は4-4-2でやるらしい。負けるとすぐに今までの形を変えてくるのはジーコらしい。こっちとしてはもう慣れた(イランの負けた後に3-5-2に。東アジア杯で先発全員入れ替え。コンフェデでメキシコに負けて4-4-2に。などなど)。

日本側としてはプルソをどう抑えるかの確認をしっかりしたほうがいい。何度も行ってるけど、プルソはサイド(特に左)に流れてチャンスメイクもする。中でポストプレーをするだけならこないだのビドゥカにやったみたいに対応すればいい。でもサイドにプルソが流れて、中澤が引き出されたりすると中に高さが無くなって一気にピンチになる。その辺のマークの受け渡しをしっかりやってほしい。

とりあえず、どちらのチームも勝ち点3が欲しい試合。好ゲームを期待する。
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2006-06-17 Sat 03:00
オランダ×コートジボワール
オランダのシステムは4-3-3。メンバーは初戦のスタメンと一緒。
コートジボワールは4-3-3。注目はドログバはもちろんのことアーセナルのコロ・トゥレ、エブエ。この2人がどうやってオランダの攻撃を止めるか。(正直いってこの3人しか知らない。カルーも少しは知ってたのにスタメンはずれたし。)

序盤のオランダはロングボールで一気にウラを狙うって形が目立った。相手のDFラインがかなり高い位置にポジションを取ってたってことが原因だと思う。結果としては3つのオフサイドをとられてこの形はあまうまく行かなかった。
でもこれは次の展開への布石になった。
相手のDFがこういう攻撃を気にして徐々にラインを下げ始めた。これによって中盤でボールをもてるようになったし、前を向いてドリブルで仕掛けられるようになった。

ファン・ニステルローイは前回の試合から見ると見違えるようだった(個人的にはまだ不満だけど)。一番大きかったのは、しっかりボールが収まって起点になれたこと。前回の試合だとファン・ニステルローイにボールが収まらなかったから(交代のカイトもそういうタイプの選手じゃないし)真ん中からの攻撃が全く機能しなかった。だから、結果としてロッベンの個人技に頼る形になってしまった。

前回のようなコンディションだとファン・ニステルローイは相手にとってそんなに怖い相手ではない。でもボールが収まるってなっただけで、ケアしなければならない選手になる。

2点目の展開の起点となったロッベンのドリブルは、上に書いてあるような序盤のロングボールの結果とファン・ニステルローイが相手のDFと駆け引きしたことによって生まれた。これによってロッベンの前にスペースが生まれて、スピードに乗ったドリブルで切れ込んでくことができた。
それでロッベンが中に入ってったときにファン・ニステルローイはプレッシャーの少ないサイドに流れた。ロッベンを含めて中にオランダの選手が集まったこともあって、相手のDFは中央に集められた。これでサイドに流れたファン・ニステルローイが完全にフリーになってGKと1対1。抜け出すときのラインを見た動きもさすがだった。
このゴールがファン・ニステルローイがさらに上向くキッカケになってほしい。

コートジボワールはオランダのシステムに合わせて4-3-3でやってきた。それで右サイドからは攻撃の形ができてた。エブエがかなり積極的に攻撃参加してきた。これによってオランダの左SBのファン・ブロンクホルストは押し込まれてほとんど攻撃参加できなくなった。

オランダは右SBのオーバーラップもあまり見られなかった。最初に見られたのは先制点の前のプレー。ファン・ペルシーはサイドに上がったハイティンガをおとりにして中に切れ込み、ファールをもらった。そのFKから先制点が生まれた。

コートジボワールはアフリカの国らしくかなりの身体能力があった。スピードは特に秀逸。前半から1対1は勝負するって姿勢だったから、相手のDFはかなり嫌がったと思う。
スピードにのったドリブルで何度も仕掛けて、それが実ったのが1点目。
2枚のFWが相手を引き付けてつくったスペースをドリブルで上がっていった。で、その後のシュートがゴールにつながった。
アフリカらしくこういう個人での打開の能力は優れてるんだけど、チームでのサッカーもできていた。連携したパス回しで相手を崩そうとするシーンがいくつか見られた。

全体として締まったいい試合だった。両チームが前線から積極的にプレッシャーをかけてくる。テンポの速いスピード感のある試合だった。1対1の場面は基本的に仕掛けてくるし、本当に面白い試合だった。

オランダはこれで決勝T進出決定。それに対してコートジボワールは敗退。これはかなりもったいない。
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2006-06-17 Sat 00:33
アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ
<アルゼンチン:3-5-2>
FW:クレスポ-サビオラ
MF:リケルメ-ロドリゲス、ソリン-マスケラーノ-カンビアッソ
DF:エインセ-アジャラ-ブルディッソ
GK:アボンダン・シエリ

1つ感想を言うとすれば“アルゼンチン強すぎ”って言いたい。穴が見つからない。とりあえず、得点シーンから振り返ってみたい。

1点目。
ロドリゲスが長い距離を走ってゴール前まで出てきた。
中盤で選手がいい距離感を保って1タッチ2タッチでパスが回る。セルビア側からすれば、プレッシャーに行くとボールをはたかれちゃうから、ボールの取りどころがない。前の試合に続いて、得意の前線でとってカウンターって形が作れなかった。

1点目は左サイドでのパス回しから縦にサビオラが抜け出してアシスト。サビオラはサイドに流れてチャンスメイクをしてた。特に左サイドに流れることが多かった。リケルメなんかも左から攻撃を組み立てる。セルビアにとっては前節もロッベンにやられたサイド。何か問題があってそこをつかれてるのかも。

2点目。
パス回しの時の選手の距離感が抜群。かなりの数のショートパスを簡単につないだ。これでは相手のDFがずれるのは仕方ない。ボールを動かすだけじゃなくて選手も動くからパスの選択肢も広がる。ゴール前の狭いとこも2人で抜け出した。

3点目の前にオフサイドになったクレスポのプレー。
DFライン上を横に走ってから、縦へ向かうことによって完全に抜け出した。FWのかなり質の高いプレー。結果としてオフサイドになったけど、かなり微妙なとこだった。ああいう駆け引きをすることで相手のDFラインを下げさせて中盤にスペースを作れば、さらにアルゼンチンのパス回しが生きてくる。

3点目。
この試合ではサビオラの前線からの守備がかなり効果的だった。サビオラだけじゃなくて、前線の選手が相手のパスコースを限定する動きを見せるから味方の守備陣は守りやすい。
で、3点目はかなり高い位置でサビオラが奪ったとこからだった。サビオラのシュート(たぶん)が相手のGKにはじかれて、つめてたクレスポも合わせられなかった。でもしっかりファーにロドリゲスがつめていた。こういう2列目からの飛び出しは結構効果的に効いてた。飛び出しだけじゃなくていろいろな選手が連動した動きの中で攻撃を組み立ててくる。

4点目。
メッシのスピードにのったドリブルから。その前のFKを早めに始めたのがよかった。
メッシはフリーで中にグラウンダーのパスを送った。このパスがDFを後ろに戻させつつ、GKも触れない位置だった。DFを戻させて守備をさせるとオウンゴールって可能性も出てくる。このシーンはボールがファーまで抜けてってクレスポが押し込んだ。
3点目のシーンもそうだけど、ボールが来る可能性が少しでもあるようなとこへはしっかりとつめてる選手がいる。こういうサボらないプレーを繰り返すことで得点につながるんだと思う。

5点目。
テベスの個人技としか言いようがない。体の強さと前への突破力、それから最後のところの冷静さが現れてた。テベスだけじゃなくて、アルゼンチンの選手はキープ力も優れてると思った。
リケルメなんかもしっかりキープしてタメをつくれる。パス回しで相手を崩すだけじゃなくて、1人1人の能力もあるとなると本当にすごいチームだと改めて実感する。

6点目。
メッシの得点。
このシーンはテベスとクレスポがDFをかなり引き付けた。その上で右に走ってきたメッシに合わせたから、比較的楽な形ではあった。それでも18歳でW杯初出場、その上ケガの心配もある選手が1ゴール1アシスト。本当に歴史的な瞬間を見てしまったかもしれない。
前にも書いたけど、クラブで周りに一流選手ばかりだからそこから得るものは計り知れないと思う。今後もさらに成長してきそう。

攻撃面で得点にあまり絡まなかったシーン。

リケルメは運動量がもともと多い選手じゃないだけに、試合の中ではあまり目立たない。それでも顔を出してくると決定的なチャンスにつながってる。ヒールでクレスポに落としたアイディアとか、サイドに大きく展開する視野の広さやキックの正確性はさすが。
それから今日のリケルメからのセットプレーは全部低くて速いボールで来た。CKなんかは誰でもいいから(敵でも味方でも)触ればゴールになったと思う。

クレスポは引いてきてポストプレーをする。そのときに相手の守備陣を連れてくるから、前にスペースが空いてくる。

アルゼンチンの守備。

まず大前提としてアルゼンチンのDFは1対1は絶対に負けない。これだけでもかなり大きい。
前半は3バックのサイドを使われるシーンがあったけど、対応してる選手がそこで負けないから怖い攻撃にはならなかった。ここで負けないってのは、相手の攻撃を遅らせて味方の援護を待つってことで、抜かれないって意味(ちなみに、勝つってのは相手のボールを取ること)。アジャラの経験もかなり生きてると思う。

今までも何度か紹介してるけど、アルゼンチンの守備は3バックと4バックを試合中に変えられる。ソリンがSBの位置に入ってきたり、マスケラーノがDFとかなり近い位置を取ったりする。

守備面ではGKのアボンダンシエリの安定感も光った。特にハイボールの守備の安定感は相当高い。

今日の試合はアルゼンチンの強さだけが見られた。チェコのところで書いたけど、ここでベストコンディションだとすると決勝Tを進むにつれて、調子が落ちるんじゃないかって心配がある(グループがきついから仕方ないけど)。
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2006-06-16 Fri 03:22
イングランド×トリニダード・トバゴ
イングランドは4-4-2。前回のパラグアイ戦からGネビルではなくキャラガーを使った形。Gネビルはふくらはぎの故障らしい。
トリニダード・トバゴも4-4-2。今日もヨークは下がり目のポジションでバランスをとった。

イングランドはまだまだいつものようにはなってないけど、前回の試合より内容は確実に上向いてきた。前回の攻撃はクラウチの高さを狙ったロングボールを当ててオーウェンがそれを拾うって形がほとんどだった。この試合では豊富なバリエーションを見ることができた。

クラウチへのボールは前回は高いボールが中心だったけど、今日はグラウンダーで入れてた。前の試合でクラウチがファールをとられまくったってことがあるからかも。
それに結構引いた位置でクラウチが受ける場面が目立った。これは前回前線の選手が孤立したことに対する修正をかけてきたんだと思う。

ジェラードとランパード。
2人の関係は、どちらかが上がればどちらかが下がるっていう基本的なもので変則的なダイヤモンド型になってたと思う。
この2人から効果的なロングボールでの展開を見れた。
前回の試合はそれはクラウチを狙うものがほとんどだったけど、この試合は斜め前へのものとかサイドチェンジとか違った形も見れた。

それから前線への飛び出し。前回の試合ではジェラードの飛び出しはほとんどなかったし、ランパードもいつものことを考えると不満。でもこの試合では、この形が結構見られた。ランパードはFWを抜いて前に出てシュートも打ったし、ジェラードのミドルシュートが2点目を生んだ。
ランパードも遠目からのシュートを結構積極的に打ってきた。相手が引いて守ってくるだけに、こういった遠目からのシュートは効果的だったと思う。
ジェラードは前回の試合ではかなり低調なパフォーマンスで心配したけど、ここにきてコンディションは整ってきたっぽい。

ボランチ2人の展開を含めて、前の試合ではほとんど見られ無かったサイドからの攻撃も結構見れた。Jコールはサイドで積極的にドリブルで仕掛けた。
それに前でボールを支配できたからSBの攻撃参加も積極的だった。特に左のAコールは最後まで上下の運動を繰り返して、攻守に貢献した。

左サイドのJコールがサイドでプレーしたのに対して、右サイドのベッカムは中に絞ってくることが多かった。でも、ベッカムはサイドでこそ本領を発揮する選手だと思う。ベッカムがサイドからクロスを上げたときは、ベッカムが相手の選手を引き付けて中のマークが薄くなるだけに、必ず決定的なチャンスになる。現実に先制点はベッカムのクロスからだった。

イングランドは後半の13分にイングランドは選手交代をした。オーウェン⇔ルーニー、キャラガー⇔レノン。

ルーニーはあんまりボールをさわるシーンが少なかったから判断しにくいけど、すくなくとも怖がってプレーしてるってことはなかったと思う。

このルーニーの交代はいいとして、レノンの投入にはかなり驚いた。まだ残り30分のところでベッカムをSBに下げるっていう選択に出た。この決断は尊敬したい。
レノンのプレーは始めて見たけど、Jコールと似たような選手でスピードにのったドリブルで突っかけてく選手って印象を持った。課題はクロスの精度かもしれない(今日上げた何本かしか見てないから、判断するのは早いかもしれないけど)。

この交代で重要だったのがベッカムとレノンが同じサイドにいることで相手のプレッシャーを弱めあったってこと。特にベッカムは後ろから出てくるから、フリーでボールをあげられるシーンが増えた。
これが先制点につながった。
レノンが相手を引き付けつつ、ボールをベッカムに落とした。それをベッカムがフリーで受けて、中で待つクラウチへ。高さで完全に圧倒して得点を決めたクラウチもすごかったけど、ここはベッカムのクロスの精度のおかげって部分が大きい。
上にも書いたとおりベッカムのクロスの精度にクラウチの高さが合わさると、決定的なシーンをつくれる。この形は多用すべきだと思う。

ベッカムのSBは、この試合では十分機能した。相手が攻めてこなかったってのがかなり大きいけど、レアルで無理やり守備的なポジションをやった経験が思わぬとこで生きてきた。
左のAコールもかなり高いポジションをとってたから、DFは実質2枚。中盤でしっかり守備をする選手が揃ってて相手のカウンターを遅らせられるし、CBの2枚が世界最高レベルの2人だからこそ機能したと思う。

GKのプレーは気になった。相手のサイドからのボールに対しての不用意な飛び出しで、決定的なチャンスを作られた。DF陣の安定感があるからこそ耐えてる気がする。

トリニダード・トバゴの守備陣はかなりがんばった。得点を取られるまでは(スウェーデン戦も含めて)、ギリシャを思い出させるような感じだった。しかも守ってるだけじゃなくて、攻撃でもそれなりの形を作れる。

この試合でイングランドの決勝T進出も決定。となりの1位がおそらくドイツ(今日のエクアドルの試合見て微妙になった)だろうから、キッチリ1位で上がって欲しい。
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2006-06-16 Fri 00:31
コスタリカ×エクアドル
エクアドルのシステムは4-4-2でコスタリカは3-5-2。

エクアドルがキッチリ守ってるからコスタリカはこないだのドイツ戦のようなウラを狙うプレーがなかなかできなかった。だから基本的にワンチョぺに一度当てるところから攻撃を始めようとした。序盤はトップにボールが入ったときに周囲の選手が近くによって、ボールを引き出す動きをした。

それでも途中からエクアドルの守備陣はボールを入れさせなかった。
かなり引いて守ってくるエクアドルに対して、コスタリカは選手間の距離を縮めて、1タッチ2タッチで次へつなげたからパスだけはそれなりに回った。でも、最後のとこは崩せなくて仕方なくミドルを打つシーンが目立った。そうやってパスを回して、相手のDFをずらそうとしたけどうまく行かなかった。
これはエクアドルのDFをほめるべきだと思う。

コスタリカは後ろからの押し上げが少なかったし、もう少し1人で打開できる選手が欲しかった。それにサイドからの上がりが少なくて、攻撃が中央に偏ってしまった。そのパス回しも、前半途中に中盤の選手を下げてからはあまり見られなくなった。

エクアドルは前後半ともスロースタート。ある意味ではいい入り方をしたって言えそう。
それでも攻撃に人数をかけ始めてから先制点までにほとんど時間がかからなかった(後半の2点目も)。

1点目。
真ん中で1人が相手を引き付けて、右サイドに送った。その右サイドも相手の視線を引き付けて、得点した選手はフリーで合わせることができた。クロスはDFもGKも反応できないとこに上げた。相手の目線を中→外と向けさせる効果的な攻撃だった。
得点した選手も相手の背後から、一気に前に出てきてあわせる形で味方からのボールを引き出した。コスタリカはしっかり人数をかけて真ん中を固めたけど、サイドからのボールにボールウォッチャーになって対応が遅れた。

エクアドルは右サイドからの攻撃がかなり目立った。後ろからのフォローも多いし、こちらのサイドを起点にしようとする意図が明確だった。
特筆すべきはサイドからのクロスの精度。3点目もサイドからのボールだったけど、中が1枚でもキッチリ点で合わせてくる。あまりプレッシャーのかからないとこでのプレーってのもあったけど、この攻撃はかなりの武器になると思う。

コスタリカ側は左サイドの選手を交代して対応したけどうまく行かなかった。逆にエクアドルは右サイドから交代選手がアシストをしたってことで明暗が分かれてしまった。

2点目。
2点目は2人でかなり狭いとこを打開した。最後のデルガドのシュートも狭い二アサイドに蹴りこんだし、かなり技術は高いと思う。

エクアドルはこれで決勝T出場決定。右サイドからの攻撃も魅力だし、しっかりボールをつないでキープできるチーム。ある意味消化試合だけど、次のドイツ戦も楽しみ。
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2006-06-14 Wed 05:59
ブラジル×クロアチア
<ブラジル:4-4-2>
FW:ロナウド-アドリアーノ
MF:ロナウジーニョ-カカ、ゼ・ロベルト-エメルソン
DF:ロベカル-フアン-ルッシオ-カフー
GK:ジーダ

<クロアチア:3-5-2>
FW:プルソ-クラスニッチ
MF:クラニチャル、バビッチ-トゥドゥール-Nコバチ-スルナ
DF:Rコバチ-シムニッチ-シミッチ
GK:プレティコサ

クロアチア国内でかなり期待されてるモドリッチはスタメンから外れた。ここでいいサッカーができないと、クラニチャル親子にかなりの批判が浴びせられることが予想された。モドリッチが外れた代わりにDF登録のトゥドゥールが入ってきた。ブラジル相手に本来攻撃的なモドリッチを使うのは、リスクが高すぎるって判断だろう。

ブラジルの攻撃面。
ポジションを流動的にして連動性を大事にして攻めてくる。パスを出した選手は、追い越す動きをかけたりしてボールを持った選手のプレッシャーの軽減したりと選択肢を増やせるようにする。こういう動きが徹底されていろいろな場面で見られた狭いとこも1人の技術で打開したり、数人のショートパスの交換で突破しようと試みた。

問題はロナウドとアドリアーノのコンディションが良くないってこと。ボールが足についてなかった。ロナウドに関しては途中でロビーニョと交代したけど、ロビーニョのドリブルで相手の守備陣を混乱させた。
今後パレイラがどういう選択をするか注目したい。

ブラジルの先制点。
カカのコースを狙ったミドルシュートだった。
シュートの技術もすごいけど、カカの前にあれだけのスペースをつくればやられてしまう。このスペースはロナウドとアドリアーノが作ったものだった。この2人がクロアチアのDFラインにプレッシャーをかけたことで、あいてのDFラインが下げられた。結果として相手のDFラインの前(カカの前)にスペースが生まれた。
全員が危ない選手のブラジルだからこそ、お互いがお互いのプレッシャーを弱める働きが強くなる。

それにしても、カカはかなり調子よさそう。いつも見られるスピードに乗って前のスペースを埋めるドリブルも健在だった。フィジカル面でも強いクロアチアの選手を相手にしてもバランスを崩さない強さを見せた。

クロアチアはかなりいい守備をした。
まず、アドリアーノとロナウドの2人にゴール前でボールが収まるシーンをほとんど作らせなかった。しっかりとパスコースを切ってたと思う。この2人が起点として機能するのは後ろに下がってボールを受けたときぐらい。
ロナウジーニョには必ず複数枚で当たって前を向かせないように最大限の努力をした(それでも仕事をするのがロナウジーニョだから仕方ない)。

最後のところも真ん中から崩そうとするブラジルに対して、3バックがしっかりと絞ってパスとかドリブルを通す隙間を空けなかった。最後まで前線での守備をキッチリやったのも評価できる。

こんな感じで攻め手の無くなったブラジルは遠目からのシュートを狙うしかない状況になった。その1本がカカのシュートだったのはクロアチアにとっては運が無かった。

攻撃面でもいい部分を見せた。
基本的には左サイドを起点にした。プルソが左サイドに流れる場面も多く見られた。カフーが上がったスペースを突こうっていう意図が明確だった。
さらに高い位置をキープするブラジルのDFラインに対して、少ないタッチでウラを狙うプレーも使ってた。

いつも起点になる右サイドのスルナからの攻撃はあまり見られなかった。ロナウジーニョとロベカルがそっちのサイドを押し込んでくるから仕方なかったと思う。

プルソが流れた後に2列目からの飛び出しも積極的でチャンスの数はブラジルより多かったんじゃないかと思う。プルソは1人で打開する力も十分ある。ポストプレーもこなせるだけに厄介な存在。

こういったクロアチアの攻撃に対してブラジル側で重要になってくるのがボランチの存在。前の4人がかなり自由にやる上に両SBも高いポジションをキープするから2人のボランチに求めるものは大きい。
まず。SBが上がったスペースを埋めてバランスを取る。プルソなんかがサイドのスペースを使ってきたら、ボランチ+カフーで挟み込む守備をした。
それから前線でしっかり守備をして攻撃の芽を摘むってのも重要。

クロアチアはかなりいい試合をした。集中力を最後まで切らさずに善戦した。それでも、結果として1-0でブラジルの勝ち。イングランド、ポルトガルにつづいて、本当に強いチームは1点差をキープする力を持ってるってことだと思う。
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2006-06-14 Wed 03:01
フランス×スイス
この2チームは欧州予選も同じグループで2戦2分。かなり力が拮抗してるって言えそう。

<フランス:4-5-1>
FW:アンリ
MF:ビルトール-ジダン-リベリ、マケレレ-ビエラ
DF:アビダル-テュラム-ギャラス-サニョル
GK:バルデス

ジダンはこの大会で引退。フランスのサッカーはあんま好きじゃないけど、そんなこと関係なくしっかり見たいと思う。

対するスイスダイヤモンドの4-4-2。若い選手たちがプレッシャーの中でどこまでやれるかが注目。

フランスは1トップでやってきたけどジダン、アンリ、リベリーがみんな左サイドでのプレーがしっくりくる。その上ビルトールは中よりのポジションをとりたがるから、攻撃が左サイドに偏りすぎるんじゃないかと思った。
その辺はアンリがいつもと違って右に流れたり、リベリーが右に行ったりして対処してた。
というか、フランスの前の4人のポジションの自由度はかなり高い。ビルトールとアンリがポジションを入れ替えるようなシーンもあったし、1トップってことでリベリー、ジダン、ビルトールは前を抜いて前に飛び出してった。
それから左SBのサニョルはオーバーラップで攻撃に絡んだ。

こういう自由なポジショニングはマケレレとビエラっていう2人のボランチのおかげでできるもの。特にSBが攻撃参加したときはしっかりと守備に入ってバランスをとる。守備時は出足がはやくてきっちりインターセプトをする。それからチャンスを見て前に上がってく。
前半終了近くには、ジダンのパスに反応してアンリとビエラがクロスの動きでゴール前に飛び込んでった。
こんな感じでフランスの中盤の自由度はかなり高かった。

でもそれが裏目に出てた気がする。全員が自由に動きすぎて、前線に明確な起点がつくれない。パスは回るけどシュートにもってけないって状況になってしまう。
だから、後半のサハの投入はかなり納得。
後半になるとポジションチェンジを繰り返したこともあって、中盤の運動量が落ちた。それで前半のようなパス回しも見られなくなった。
そういうときに前線にサハって起点を作ることによって、別の攻撃パターンを作ることができると期待した。でもサハは真ん中に張ってなかったし、期待とは違った役割だった。

中から攻める形に偏ったのも気になった。
真ん中でのパス回しはフランスらしいとも言えるけど、ちょっと固執しすぎ。あれだけキープしてたんだからサイドに飛び出す選手がいても良かったと思う。
たしかに、いくつかそういうシーンもあったけど、中の枚数がしっかりした状態で見てみたかった。

フランスの守備。
真ん中ではかなりの強さを見せる。しっかり絞ってスペースを消す。結構チャンスを作られたけど最後の仕事はさせない。課題を挙げるとすればFKの守備だと思う。本当に一歩間違えば失点ってシーンが2回もあった。修正点だと思う。

ジダンのプレー。
やっぱり違う。確かに好調時のプレーには程遠いけど、1つのトラップで簡単に前を向いてくるし、タッチの柔らかいパスなんかはさすが。
チームに対してはジダンが相手を引き付けることによって周りの選手がフリーにするっていう役割を果たしてる。
前線からの守備も惜しみなくやってたし、運動量はしっかり持続したと思う。

やっぱりアンリは代表に入ると微妙。これは個人的な考えだけど、紙一重で飛び出す選手だから成熟した連携がないといいタイミングでパスが出てこないんじゃないかと思う。

スイスの攻撃は基本的に右サイドを起点としてた。
これがアビダルの攻撃参加を防いだ。攻撃の形としては、早い段階でゴール前に放り込んだ形とか、チャンスエリアで1タッチ2タッチでシンプルにパスを回す形が目立った。キープ力もそれなりにあるから、しっかりと攻撃を組み立てることもできる。いいチームだと思う。

守備面も評価できる。
前半からパスを回されて結構走らされたけど、最後まで運動量が落ちなかった。むしろ、フランスのが先に落ちたぐらいだった。CBもキッチリ止めてアンリにはほとんど仕事をさせなかった(特に後半)。

結果は0-0ってことで両チームとも最低限の課題はクリアできた。正直このグループはこの2チームが抜けてるので、どちらのチームにとっても問題ない結果。
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2006-06-14 Wed 00:14
韓国×トーゴ
韓国のシステムは3-4-3。前回のW杯時の監督ヒディンクから一貫してオランダ人を使ってきた。この姿勢がどうでるか?同じようなサッカーを目指してるだけあって完成度は高いと思う。

対するトーゴは4-4-2。2トップは縦の関係でアデバヨールは1枚下がった位置からスタート。
結構前だけど、アデバヨールの起用をめぐって一悶着あったらしいし。アフリカ選手権でも3戦全敗。さらにこの試合の直前に報酬問題で監督が辞任するっていう異常事態。しかも、その監督は戻ってきたらしい。
もうぐちゃぐちゃ。どう考えても試合に集中できる状態とは言えない。

韓国はかなり実利主義的なサッカーをした。見てるほうとしては面白くないけど、こういうサッカーもありだと思う。
この時間にキックオフする試合は選手の運動量が後半にガクッと落ちる。それを考慮して“省エネサッカー”をしてた。結局、運動量を上げたのは後半開始から逆転ゴールをとるまで。それ以外はボールをまわしながら相手を走らせつつ、自分たちは休んでた。

前半はセーブしてた(?)こともあって韓国は攻撃の術が無かった。持ち味のサイド攻撃は機能しなかった。ドリブルで仕掛けても1対1では分が悪い。さらに後ろからのフォローも少なかったから、自分たちの形に持ってけなかった。

それから頭のチョジェジンにもボールが入らない。DFラインではある程度はまわしてたけど、ボールが縦に入らないから展開が生まれなかった。
ロングボールの精度にも問題があったように思う。チョジェジンを狙ったボールは、相手DFのところに行くことが多かった。それにチョジェジンもあまりボールが足についてなかったと思う。

後半韓国はアンジョンファンを入れて4-3-3に変え、勝負に出た。
これが効果覿面だった。後半の早い時間帯に相手が退場者を出したこともあるけど、周りの選手の連動性もあってかなりパスがまわった。
イヨンピョがオーバーラップを仕掛けてきたし、チョジェジンの近くにアンジョンファンがいることでポストプレーがうまく機能した。
アンジョンファンの2列目からの飛び出しってのも相手には嫌がられたと思う。
この短い時間での攻撃に出る集中力はかなりすごい。それに前半1点負けていながら、焦らずに自分たちの形を貫いた。

前半はパクチソンもおさえられた。
基本的にはマンマークでつかれて、ボールを持てるシーンが少なかったと思う。ボールを持ってもファールでつぶされて仕事をさせてもらえなかった。ボールを触ろうと下がったり、真ん中に入ったりしてプレーしたけどやっぱりパクチソンはチャンスにつながる場所での仕事が必要。

というか、パクチソンを抑えたことを含めて、前半のトーゴの守備をほめるべきだと思う。
自分たちが攻めてるときにボールを取られると、すぐに守備に切り替えて前線からプレッシャーをかける。この位置ではファールで止めることも辞さないかんじで、徹底させてた。
自分たちの形で守備をするときはしっかり引いて、ある程度韓国にボールを回させつつ最後のところでキッチリ止める。決定的チャンスはほとんど作らせなかった。
後半は退場者を1人出した上に、CBが負傷交代。ある意味ついてなかった。

パクチソンも後半はいいプレーをしてた。同点のFKもパクチソンが2列目から飛び出して、つっかけたことによって生まれたもの。いろいろなところに顔を出してきたから相手も捕まえにくかったと思う。

逆転ゴールはアンジョンファンをほめたい。相手がしっかり寄せてくる中でも冷静にコースを狙ったシュートを打った。相手に当たってコースが変わるラッキーもあったけど、その辺は大舞台の強さが出た気もする。

トーゴ側。

アデバヨールは1枚引いた位置で多くボールを触ろうとした。長いリーチでキープができるので相手は飛び込めない。決定的な仕事はできなかったけど、重要な役割を担ってる。

トーゴの先制点。
数的には2対1で守備側が有利だった。でも韓国の選手はしっかりつききれずに、さらにボールサイドの選手は目測を誤った。このシーンだけじゃなくて韓国の守備陣は後ろ向きに守備をするときにマークがずれる傾向にあったと思う。
得点をとった選手の1タッチ目もすばらしかった。ボールの置き所がかなり良かった上に、一発のトラップで相手と入れ替わった。シュートもサイドネットに突き刺したし、なかなか技術をもった選手だったと思う。

最初にも書いたけど、この試合は韓国のしたたかさがかなり目立った。時間が少なくなればチャンスのシーンでもボールをキープするってことを徹底する。ここまで徹底的に勝利にこだわったことが結果に表れたと思う。
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2006-06-13 Tue 03:03
アメリカ×チェコ
アメリカのシステムは4-5-1。中盤のサイドの選手はワイドに開いてる。徹底的にサイドから攻めてくる、個人的に好きなチーム。
チェコは4-5-1。バランスのよさとか安定感は世界随一。バロシュの欠場でコラーの1トップの後ろにネドベドが入る形。

チェコはやはり組織力が飛びぬけてる。
システムは何度か紹介してる4-1-4-1の形。守備のラインを明確に2本使ってる。
まず、守備面で重要なのはこの2本の守備ラインをコンパクトに保つってこと。で、1本目の守備ラインでまず相手にプレッシャーをかける。そこでこぼれてきたボールは1枚残ったガラセクが対応する。1本目の守備ラインでプレッシャーをかけるときは、しっかりと連動的に行くようにして単発で効果の薄いものは少ない。

この形のシステムだと攻撃でもかなりのメリットがある。4人が横に並ぶから左右にワイドな攻撃ができる。守備面でもワイドに開くアメリカの攻撃を防ぐのがうまくいった。特にアメリカの右サイドのビーズリーは2枚で当たって、スピードにのるスペースを作らせなかった。

それから、選手間の間隔が狭くなってパス回しもうまくいく。チェコはこの狭い間隔を上手く使ってトライアングルをいくつも作る(NHKのアナウンサーも言ってた)。基本的なことの繰り返しだけど、徹底することでかなりいい攻撃が生まれる。
このシステムはかなり好きなんだけど、実際にやるのは難しい。
まず、プレッシャーをかけなければならないから中盤の選手に守備力と運動量が要求される。
特に重要なのが1ボランチのガラセクの位置。ここのポジションは横幅を1人でケアするから、さらに高レベルの守備力と運動量が要求される。
さらに左右にちらす技術もほしい。

それから、2列目から前線への飛び出しも重要になってくる。このシステムに限らず1トップを使うときは2列目の選手がかなり重要。
それとしっかりした連携。連動した攻守が無ければ崩壊してしまう。
こういうことが満たされれば、個人的にはこのシステムが1番だと思う。バルサとかチェルシーも基本はこの形だから、今後流行していくと思う。

1点目はサイドから攻める形だった。
相手がGKからのフィードで押し上げる途中ってこともあって、右サイドの飛び出しでフリーになれた。さらに、中はコラー1枚だったけど相手がしっかり体を寄せきれずに簡単にあわせることができた。

2点目のミドル。
サイドをえぐったことと、コラーが深い位置まで入り込んだことでアメリカのDFラインはかなり深い位置まで下げられた。結果として、こぼれ球を拾ったロシツキの前にかなりのスペースが生まれた。

3点目は2列目からの飛び出しの典型。
FWを追い越してくからオフサイドもかからない。最後後ろからのプレッシャーを受けながらもきっちり決めるあたりはさすが。

チェコは高齢化が心配だった。でも結局最後まで運動量は落ちなかった。オーバーラップとかパス&ゴーの形のなかでかなりの無駄走りをしても運動量が落ちないってのはすごい。
特にネドベドは攻守のさまざまな場面に顔を出しながら最後まで運動量を落とさなかった。それにネドベドのタメで味方が上がる時間を作った場面もかなり見られた。

とりあえず、1試合目はしっかり最後まで切れなかったけど今後どうか注目。コラーがケガしたように、やっぱり高齢化(ケガと関係あるかわからんけど)の問題は後々問題となってきそうな気がする。

アメリカ側も序盤はポジションにとらわれない連動したプレーとサイド攻撃を見せてくれた。ドノバンの前への飛び出しなんかは良かったし、サイドの選手を追い越す動きもアメリカらしかった。
でも、チェコの守備が一枚上だってことを認めざるを得ない。


試合前はアメリカのサッカーに期待してたけど、チェコの基本的なプレーを組み合わせたシンプルなサッカーに感動(?)した。自分が監督をするならこういうサッカーを目指したいという理想形だった。
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2006-06-13 Tue 00:21
日本×オーストラリア
日本は戦前から言われてたように3-5-2。右サイドは加地じゃなくて駒野になったけど、柳沢とか高原とかケガが心配された選手はキッチリ戻ってきた。

オーストラリアはキューウェルのケガの影響もあっていつもと違う4-4-2って情報が事前に流れてた。でも、始まってみればキューウェルはスタメンで出てるし形は3-4-3。日本代表がオーストラリアの4-4-2を想定しての3バックだとすると、ヒディンクにまんまとやられた形。
オーストラリアは次がブラジルってこともあって、ここで勝ち点を落とすわけにはいかない。

オーストラリアの攻撃はビドゥカのボールを預ける所から攻撃が始まる。昨日も書いたけど、このくさびをどう防ぐかがポイントになる。この試合に関してはビドゥカはしっかり抑えてたと思う。DFラインがいつもより怖がらずに高い位置をとってボランチとのスペースを消した。それでスペースが無くなったオーストラリアはビドゥカに当てづらくなった。

その対策として高めのDFラインのウラにロングボールを放り込んで、DFラインを下げさせようと試みた。DFラインが下げさせられてボールをまわされるシーンもあった。その対策としては後半はオフサイドトラップを使った。
それにDFラインが下がっても今度はボールを取る位置を変えて、最後の所で止めようという臨機応変な対応ができてたと思う。そう考えると“回させてた”って言えるのかもしれない。
いくつかビドゥカに入ったボールも入った瞬間に囲んでしっかりした仕事をさせないようにしていた。こんな感じで結構しっかりした対応しててもビドゥカがしっかりした仕事をすればチャンスを作られてた。

後半に相手がケネディを投入してからは辛くなった。前の起点が2枚になったし前線でのプレッシャーがかからなくて、いい形でボールを入れられた。

相手へのプレッシャーという意味では序盤はかなりよかった。前線で囲んで高い位置でボールをとることができたと思う。前半も時間がたってからは引かされてあまりプレッシャーがかからなくなったけど、これはリードしてることもあって“省エネ”ってことにとってた。

後半になると一気に運動量が落ちたと思う。前線にボールを送っても押し上げが遅いし、全体的に間延びしてスペースがかなりできてしまった。
そういう意味では柳沢⇒小野の交代はよかったと思う。中盤でプレッシャーがかからなくなったから、中盤の枚数を増やすという選択は間違って無かった。こういう状況でも、ある時間帯まではしっかり最後の部分ではしっかり止めてたのは評価したいと思う。
とにかく、最後に運動量が急激に落ちたってことは、結果としてペース配分を間違ったっていえそう。次も同じ時間帯の試合になるから、その辺は考えて欲しい。

同点ゴールは川口の判断ミスと言えるかもしれない。あそこまで出てきたら少なくともボールは触らなきゃダメ。前半のCKのとき、もっと言えばマルタ戦から川口が飛び出して守備をする場面が多く見られたから、そういう約束事ができてたんだと思う。
でも、川口は他の場面ではかなり当たってただけにあまり攻めることはできない。
この得点もロングスローからだった。エクアドルの試合の後も書いたけど、今大会の流行の1つになるかもしれない。

2失点目はポストになった選手はビドゥカじゃなかったけど、一番気をつけるべき形だった。それまではトップに当てられてもセカンドボールに対するアプローチがしっかりしてたけど、このシーンは自由にやらせてしまった。
ミドルに対するよせも甘かったと思う。

3失点目はしょうがないと思う。DFを2枚にして前がかりになって攻めてたんだから、ああいうリスクがあるのは当然。誰も攻められないと思う。
ただ、ロスタイムでの大黒の投入には疑問を持った。あの時間で入ってきて試合の流れに乗れるとは思えない。かなり前から暑さで運動量が落ちてきてたんだから、あの交代はもっと早くするべきだったと思う。

そう考えると坪井のケガで1枚の交代を使ったのは痛かった。それにしても坪井のケガは厳しい。宮本も途中でイエローもらってるし交代の茂庭もイエローもらった。状態が悪くないことを祈りたいと思う。

ここからはよかった点。

柳沢と高原の関係。この2トップの関係はかなり機能してる。1人が引いてボールを受ければ、もう1人は前に飛び出す。どちらかがサイドに流れた時も同じような感じ。互いが互いのスペースを空ける動きもよかったと思う。
この2人の関係性が見えたのが得点シーン。ゴールとは直接関係ないけど、2人がクロスする動きで走りこんだことによってDFが混乱したのは明らか。それにボールにしっかり競るってことをしたからこそあの得点が生まれた。
2人も無駄走りを嫌がらずにやるからチームにとってもプラスに働いた。
それに今日はこの2人に比較的くさびが入りやすかったから、そこからの攻撃もできた。

中村と中田の関係。こっちも機能してたと思う。基本は縦の関係だけど、前後を入れ替えたり横の関係になったりと相手の守備を混乱させるようなプレーができてたと思う。中田が前に飛び出してけば、中村が下がり目の位置にいてバランスを取る場面もあった。

中田の運動量はすごい。さすが試合前に“走り負けないことが重要”って言ってただけある。最後までスタミナが切れなかった。

中田と中村が比較的自由にやれるのは福西という存在があるからこそ。この試合でも攻撃を遅らせて相手の攻撃の芽を摘んでたし、チャンスシーンになれば積極的にシュートを打ちに飛び出した。

駒野の守備面での貢献もあった。結構危ない場面をつぶしてのが目立ったと思う。後半は相手が前がかりになって、前にスペースがあったから攻撃にも出ることができた。課題は最後のところの精度。それでも上下に動く運動量は評価したいと思う。

中澤とサントスの関係性も見られた。こないだのマルタ戦のときに結構見れて、マルタ相手にしか使えないって言ったけど1つのオプションとして確立できてる。しっかりと後ろのカバーができるなら使ってもよさそう。

オーストラリア。

キューウェルはセカンドストライカー気味にかなり自由にやってた。サントスが上がったスペースを突こうとしたシーンもあったしその辺は研究されてた。それでもこの試合に関してはコンディションが万全でなかったと思う。途中からは完全に消えてしまった。

守備では中村と中田は徹底的につぶしてきた。少しでもボールを持つ時間が長くなると一気に囲んできた。

ケネディの交代はDFとだった。ヒディンクらしい。こういうとこはユーティリティプレーヤーが揃ってるオーストラリアの強みといえるかもしれない。
上にも書いたけどこの交代で当て所が2枚になった。さらにその後アロイージも投入して、当てたこぼれ球を拾う役割を作った。よく考えられた交代だと思う。

結果は1-3で負け。結構厳しくなった。とりあえず次は確実に勝たなきゃいけない。今日からの修正に期待したい。
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2006-06-12 Mon 03:01
イラン×メキシコ
イランのシステムは4-4-2。マハダビキア、カリミ、ダエイ。ハシェミアンの攻撃陣はアジア1位だと思う。
メキシコのシステムは3-5-2。2トップはボルヘッティを頭に置いて、もう一人が少し下がった位置でプレーする。

メキシコの1点目は見事。ほぼ全員が前に動くことによって、スペースをつくってそこに回りこんで飛び込んだことによってフリーでボールを処理できた。フリーとはいっても逆サイドに頭でピンポイントでのアシストも相当技術が高くないとできない。

これに対してイランの同点ゴール。完全にパワーでねじ伏せた。でも最初のヘッドのシーンでその選手は完全にフリーだった。この辺はメキシコにも課題が残るかもしれない。

メキシコは守備時は4バック気味になる。ボランチもしくは、WBがDFラインに入ってくる。
メキシコの両WBの運動量のは驚かされる。守備のときはDFラインまで戻って、カウンターになるとワイドに開いて一気にポジションを上げる。こういう動きでサイドの選手へのロングボールからチャンスが生まれた。
前半の途中にイランの右サイドからの攻撃が機能し始めた。それに対してメキシコの左サイドの選手がポジションを上げて、相手の右サイドを押し込んだのは効果的だった。
それからイランのキープレイヤーのカリミは2人でつぶして、全く機能させないってのが徹底されてたと思う。

メキシコの攻撃はパスを簡単につないで速く攻めるのが基本。相手に遅らされたら、ボルヘッティにロングボールを当てて状況を打開する。メキシコのボルヘッティとイランのダエイは似たタイプのプレーヤーだと思う。どちらも、運動量は多くないけど真ん中で決定的な仕事をする。

前半のはじめからどちらもトップギアで入ってきた。どちらもコンパクトに保って、ボールを中盤で奪い合った。中盤での攻防が面白かったし、スピーディーでテンポもよかった。それが前半のロスタイム0にあらわれた。

といってもこれは前半だけ。
イランの運動量が完全に落ちた。選手間が間延びしちゃって前線が孤立した。
2失点目と3失点目はどちらもこれが現れた形。2点目は集中力が完全に切れて、ミスが重なったのをメキシコにつかれた。3点目ではボックスの中でメキシコの選手が2人フリーになる状況。

対称的にメキシコの運動量は落ちなかった。後半はマルケスが積極的に攻撃に出て点を取りに行った。3点目はあれだけ走った後で、選手が走るのをやめなかった結果生まれた。アシストした選手もゴールした選手も後ろから飛び込んできた選手。

結果としてイランは自分たちのスタミナのコントロールができなかったってこと。イランを自分たちのペースに巻き込んだメキシコのしたたかさを感じる。


日本×オーストラリアについてちょっとコメントする。

まずは、オーストラリア側がどう出るか?
ヒディンクが監督ってことで奇抜なことをしてくるかもしれない。キューウェルを本来とは逆の右サイドで使って、サントスにうつけてくるなんてことも有り得るかも。

日本代表の戦い方。
オーストラリアのほとんどの攻撃はビドゥカを経由して組み立ててくる。そのビドゥカにボールを入れないことが重要。日本はボランチとDFの間にスペースができることが多いので、そこを気をつけないと簡単にビドゥカに当てられてしまう。

選手交代は玉田を見たい。高さでの勝負は捨てて、スピードというこちらの土俵に相手を引きずりこむ。
そういう意味ではセットプレーの球種にも期待したい。相手がガチガチ来るだけに、無駄にボールを持たないで簡単にはたくようにしてほしい。そうしないとケガが心配。

どちらも初戦ということでどちらも無難な試合をしてきそう。序盤は落ち着いてはいるだろうけど、どこから勝負をかけるか?ってのがポイント。たぶんヒディンクが先に動くだろうけど、それに対してジーコがどう出るか?ってのも注目したい。

どちらチームも最低限の勝ち点を確保しようとすると思う。だから引き分けって結果が妥当なんじゃないかと思う。
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