ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-06-29 Thu 11:14
アルゼンチン×コートジボワール
アルゼンチンのシステムは4-4-2。この後の試合とは違う布陣で初戦に臨んでたってことになる。
コートジボワールも4-4-2。2トップはカルーとドログバだった。

今まで何度か書いてきたアルゼンチンのシステムについて。
3バックと4バックを試合中に併用する。スタートは左のSBで入ったソリンがかなり高い位置を取って、後ろは3枚+ボランチの形に。
ソリンはサイドを上下に動き回る。特にこの試合は4バックの左に入ったこともあって3バック時よりも守備に対する意識も必要とされた。そんな中でも攻撃にもしっかり参加してくるから、運動量はかなりのものだと思う。

ソリンが上がってくることもあってアルゼンチンの攻撃の起点は左サイドにできることが多かった(リケルメも右寄りでプレーする)。

こういうシステムではボランチの貢献度がかなり重要になってくる。ソリンが上がったスペースはマスケラーノが埋めていた。DFとボランチの連携がうまくいっていないとつらい。

サビオラはこの試合ではあまりサイドに流れることは少なかった。他の試合を見てると、サイドに流れてボールを引き出すような動きをしてた。この試合では比較的真ん中に位置してウラを狙おうっていう動きを見せていた。
特にリケルメがボールを持ったときは動きが活発だった。

これが2点目につながった。クレスポが相手のDFラインにプレッシャーをかけつつ、自分の存在を相手に意識させた。そこのDFラインに後ろからサビオラが飛び出してきたことによってオフサイドにならずにボールを受けることができた。
リケルメがボールを持ったら動き出すっていうのが徹底されてたから、抜群のタイミングでスルーパスが通ったんだと思う。
サビオラに関しては、こういうウラを狙う動き以外にも低めの位置でボールを受けてドリブルで仕掛けてくってシーンも多かった。

リケルメはこのアシストだけじゃなくて、1点目も起点になった(セットプレーだけど)。リケルメがゴールに向かう低くて速いボールを蹴りこんだ(得点シーンだけじゃなくて)。それに対して多くの選手がゴール前に突進したことで相手のDFを深い位置まで下げさせた。
アルゼンチンの多くの選手がゴール前に飛び込む中で、クレスポだけが急停止をかけて後ろで待ってた形。それによって前で味方がつぶれてこぼれてきたボールをフリーでシュートすることができた。途中で急停止するっていうような判断が“嗅覚”ってやつなのかもしれない。

リケルメは流れの中でも能力をフルに出してたと思う。
まずはスルーパス。これは2点目のシーンにつながった。
それからキープ力。リケルメにボールを渡すと、絶対的にキープできるっていう安心感からチームの押し上げがかなり速くなる。ここでのタメが攻撃の中でかなり重要な役割を果たしてる。
あとは、視野の広さ(サイドチェンジとか)、シンプルなプレーで相手のタイミングをずらしたり、ゴール前に出てってシュートをしたり・・・などなど。
とりあえず、このチームがリケルメを中心として回ってるってことが改めて分かった。

アルゼンチンの攻撃に関しては、この後のセルビア・モンテネグロ戦を見ちゃっただけに少し不満。
中盤での選手が連動したパス回しがあまり見られなかった。この試合はソリンがDFに入ったし、ボランチを2枚置いて、さらにロドリゲスがサイドで仕事をすることが多かったから、単純に中盤の中の人数が足りなかったのかもしれない。選手の距離感が微妙に遠い気がした。

そういう状況の中でもFWを追い越してゴール前に出てくようなシーンは多かった。特にロドリゲスなんかは積極的にゴール前まで出て行った。
後半になるとロドリゲスが中に絞ってプレーしあたこともあって、アルゼンチンらしいパス回しの片鱗は見れた。ロドリゲスが中に絞ったのは、前半のサイドからのボールはことごとく跳ね返されてしまったってのもあるかもしれない。
とにかく、後半のこの形が2戦目の布陣とか戦術につながったんだと思う。

コートジボワールはもっとシンプルな攻撃をしても良かった気がする。中盤から組み立てて相手を崩そうとしたり、サイドからチャンスを作ろうとするシーンが多かった。でも真ん中は相手のDFとボランチがかなりキッチリとスペースを消してくる。サイドでは数的不利の状態になってしまって攻撃がかなり遅れてしまった。

コートジボワールの攻撃で一番有効なのはシンプルにドログバを狙うってプレーだと思う。ドログバは何人に囲まれても負けない強さを持ってるから、ボールをキープできる。前線に単純に放り込んで、ドログバがキープしてる間に後ろが押し上げるって形がいいと思う。

前半はカルーがドログバの近くにいたからこういう攻撃もできたはず。カルーはかなり自由に動き回ってボールを触った。ドログバにマークが集まる分、比較的フリーになれるから1つ引いた位置からのチャンスメイクは結構有効だったように思う。もちろんFWの仕事としてゴール前にも出てくるし、ドリブルで相手を交わしてくようなシーンもあった。

それだけに途中交代は残念。しかも2戦目もベンチスタートだったような気がする。監督の意図と違うプレーをしたのかもしれないけど、個人的にはカルーが入ったほうが怖い攻撃を仕掛けられると思う。

コートジボワールは相手を崩そうって意識は強かったけど、最後は個人の能力にたよってしまうところが多かった。ゴール前でワンツーで抜け出すって場面もあったけど、そういうのは稀。基本的には周囲の連動した攻撃が見られなくて、単発での仕掛けになっていた。

個人の能力って意味だと、守備の面での効果が大きかった気がする。前線から組織的な守備をするっていうチームじゃないのに、前線でのカットがかなり目立った。これは瞬発力によるものだと思う。かなりの出足の早さでボールを奪っていた。

コートジボワールの得点シーン。
このシーンはFKの流れの中だったから前線にかなりの人数が残っていた。起点となったスルーパスはこの試合で唯一パサーと受けての動き出しがキッチリ合わさったシーンだった。それまではアルゼンチンの守備陣が良く対応してたけど、このシーンだけはスピードでぶっちぎられてしまった。
そこからクロスを上げたけど、中のドログバには合わず逆サイドまで流れた。前に人数が残ってた分そこでのこぼれ球を拾って再びクロスを上げることができた。これが結果的に相手DFを左右に振ってギャップを作ったってことになる。ドログバは戻りながらの難しいシュートをしっかり枠に飛ばした。

両チームとも前線でボールを奪おうっていう守備はしてなかった。だからゴール前でしっかり守ろうっていう意図があったんだけど、どちらもDFラインの前にスペースを作ってしまった。
特にコートジボワールの作ったスペースは、何度もアルゼンチンに使われて、リケルメが前を向いてプレーできるようになってしまった。
アルゼンチンは後半の途中でルイス・ゴンザレスを投入してそういうとこのスペースを突かれないように考えてきた。これは勝ってるチームと負けてるチームが選択できる戦術の差。

両チームの押し上げについて。
アルゼンチンはまずリケルメに当てて周囲の押し上げを待つ。前に十分にそろってればシンプルなパス回しで一気にゴール前まで運んでく。
コートジボワールは単独での押し上げになってしまう。特に左サイドに起点を作ろうとしたけど、周囲のフォーローが無くて時間ばかりがかかってしまった。上にも書いたとおり単純にドログバを狙ったほうが良かったと思う。

試合結果は2-1でアルゼンチン。ロスタイムでアイマールを時間稼ぎのために投入するなんていう、層の厚さも見せつけた。
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