ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-07-01 Sat 06:14
イタリア×ウクライナ
<イタリア:4-5-1>
FW:トニ
MF:トッティ、ペロッタ-ピルロ-ガットゥーゾ-カモラネージ
DF:グロッソ-バルザリ-カンナバーロ-ザンブロッタ
GK:ブッフォン

試合開始早々にイタリアが先制。ドリブルで持ち上がって、そのままシュートを打った形だった。
ウクライナのDFラインの前に深刻なスペースができてしまっていた。このゴールの前にも(前半5分にして)何度もドリブルで持ち上がられる場面があった。

前線での守備とDFの守備に意志の統一が図られていなかったんだと思う。前線では前回の試合と同じように積極的にプレッシャーをかけようっていう意図が感じられた。ただそこのプレッシャーをかいくぐってイタリアの選手が抜けてくると、DFラインがズルズルと下がっていってしまった。だから、せっかく前線での守備をしてもライン間の距離が遠くてボールの取り所が無く、効果が薄くなってしまった。さらにDFラインが下がったことで、積極的に前に出る中盤との間にスペースができたってこと。

この得点のシーンにもあったようにトッティからのシンプルなパスはチャンスにつながる。トッティとのワンツーで前線に抜け出してくっていうプレーが目立った。トッティにボールが入るとどうしても相手の選手がそこに引き寄せられてしまう。それだけにこういうプレーで抜け出す選手はフリーの状態でボールを受けることができる。

大事なのはパスを出した選手がめんどくさがらずにリターンパスを引き出す無駄走りをするってこと。このトッティの細かいパスとピルロからの大きな展開がいい感じに混ざってる気がする。

2点目はセットプレーから。
ショートコーナーを使ったことで相手の目線を引き付けて、マークがずれた。トニに簡単に前に入られすぎだった。この得点の前にイタリアは流れを奪われていたけど、ここのセットプレーでそういう悪い流れも完全に払拭した。

3点目はザンブロッタの攻撃参加から。
1点目もザンブロッタのシュートだったし、グロッソも含めてSBの攻撃参加がかなり活発。このシーンではザンブロッタが狭い局面を抜け出して、エリア内にドリブルで進入。ラストパスを受けたトニは触るだけだった。
このシーンに限らず、イタリアのSBは中に切れ込んでプレーすることが多かった。普通SBの攻撃参加っていうとタッチライン際でのプレーが多いような気がするんだけど、この2人はトニを追い越してゴール前まで出てくようなプレーもしてた。

この試合2得点のトニは得点以外でもいい仕事をしてた。前線にボールの収まりどころがあるってのは大きい。それだけで味方が上がる時間ができる。
それに周囲との関係がいい。トニにボールが収まったときに、それを受け取る選手とトニを抜いて前線に飛び出す選手がかならずいたと思う。
最近は不調気味だったけど今日の2得点で変わってくれば。

イタリアの守備は磐石の印象。中盤でプレッシャーをかけて後ろが奪うって形ができてる。これは選手間の距離感がいいからこそ。映像で見てみるとDFラインがきれいに並んでて、その前にボランチのラインってのがはっきり分かるぐらい。これだけいい距離感で守備をされると真ん中から崩すのはきつい。
ウクライナは前半で選手交代をして前の人数を増やしたけど、人数だけいてそこに全くボールが行かなかった。

この守備を崩すにはサイドからの攻撃が有効そう。ウクライナがつくったいくつかのチャンスはサイドからのボールで生まれたってのが多かった。どんなにいい守備でも横からのボールに対しては少なからずギャップができる。そこにいいボールが入ってくれば決定的なチャンスになる。
そういう意味でもっとSBの攻撃参加を見たかった。序盤は積極的な攻撃参加が見られたけど、途中の選手交代あたりからあまり見られなくなってしまった。

結局3-0でイタリアの勝ちってことで順当っていってよさそう。準決勝でイタリアはドイツとやることになった。
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2006-07-01 Sat 03:13
ドイツ×アルゼンチン
今日から準々決勝。過去優勝経験のある7カ国のうちの6カ国がベスト8に残ってるらしい。初戦はドイツ×アルゼンチン

ドイツのシステムは4-4-2で前の試合とメンバーは同じ。
対するアルゼンチンは前回のメンバーからサビオラに変えてテベス。期待してたコロッチーニが入ってきたのもうれしい。それからルイス・ゴンザレスも戻ってきた。

序盤から中盤での攻防に見ごたえのある試合だった。どちらも前線での守備の意識がかなり高かった。
特にドイツは序盤からかなり飛ばしてきた印象。アルゼンチンの中盤の構成力を機能させないために、かなり激しいプレッシャーをかけてきた。アルゼンチンの選手のボールコントロールが少しでもずれたら一気に囲い込んでボールを奪いにいった。FWも戻ってきて中盤の選手と連携して挟み込むようにしてボールを狙う。
FWの守備っていうことではアルゼンチンのテベスもかなり献身的な守備をしていたと思う。

ドイツについて。

バラックは低めの位置で試合を組み立てる。前は中盤をダイヤモンド型にして頭にバラック、底にフリンクスって形だった。今大会は中盤はフラットになってバラックとフリンクスが横並びになってることが多い(一応、攻守の役割分担ははっきりしてる)。

バラックとコンビを組むフリンクスは守備面での貢献が大きい。ついでに左右へのロングボールも的確で、ゲームの構成力もあると思う。
バラックは少し下がった方がスペースがあってゲームを作りやすそう。それにゴール前への飛び出しがより効果的になるっていうメリットも生まれる。後ろからの飛び出しには相手の守備陣がつくのは難しいから、ゴール前でフリーになれる。前半にそういうシーンから決定的なチャンスを作った。
この試合は途中から足を引きずりながらも最後までプレーし続けた。

今大会のドイツの攻撃の起点だった左サイドがあまり機能してない。相手も研究してきて、そこを固めてくるってこともあるかもしれない。それにシュバインシュタイガーの調子が落ちてきてる気がする。
グループリーグレベル(しかもグループA)だと、ラームとシュバインシュタイガーの関係でも十分崩せたけど、決勝Tに入って相手のケアもあるとつらくなる。2人の関係だけじゃなくて3人目の動きもほしい。この試合でもバラックが左に流れてここに絡んでくると崩す形になっていた。

一応得点シーンは左サイドから生まれた。
スローインからの流れだった。この場面はアルゼンチンの守備陣の集中力が途切れてた気がする。少しずつズレが生じてた。
まず、バラックの攻撃に対しての寄せが甘くて、フリーでボールをあげさせてしまった。中でもボロウスキの高さに対してケアしきれず、クローゼにも簡単にDFの前に入られて失点してしまった。

ドイツの攻撃は全体として攻め手が無かった感じだった。
そもそも大きくドイツの攻撃パターンは大まかに分けると①左サイドからの攻撃②バラックのチャンスメイク③クローゼに入れてからの展開って感じに分かれる。①は上に書いたとおりあまり機能しなかった。②は中盤のプレッシャーがきつかったこととバラック自身がケガをしてしまったことであまりいい形は出来なかった。③に関しては、アルゼンチンのDFがしっかりケアしていた。
途中交代でオドンコルが入ってからは、右サイドからの攻撃っていうオプションができた。オドンコルに対してアルゼンチンはソリンが対応してたから、押し込んでソリンの攻撃参加を防いだって意味もあった。

アルゼンチン。

一応いつものように4バックと3バックの併用の形だったけど、これは何度か説明してるから省略。ソリンが上がるとマスケラーノがDFのすぐ前に位置して、コロッチーニが中にしぼって対応する。

テベスがサビオラに変わって先発出場。テベスはサイド(特に左)に流れてプレーする時間が長かった。テベスが流れて空いた中のスペースには2列目からの飛び出しが目立った。
テベスはサイドの少し引いたところでボールを受けてドリブルで仕掛けていく。最初は相手のプレッシャーがきつくて有効じゃなかったけど、相手の運動量が落ちて、さらにリケルメが下がって攻撃パターンが無くなった後は重要なオプションになった。
上にも書いたとおりかなり低い位置まで戻っての守備もこないしてたし、運動量も最後まで
落ちなかった。

アルゼンチンの攻撃は基本的にリケルメを経由して組み立てられる。特にこの試合でリケルメはいつもよりボールの近くでプレーしてボールタッチの数を増やしていた。リケルメに一度当ててそこでキープしてる間に周囲が押し上げる。だから、前へ一気に運ぶような攻撃はあまり見られない。結果として攻撃が遅れてしまうような場面が多く見られる。
ただ、それがアルゼンチンの形であって、引いてしまった相手に対してもフリーランニングとかポジションチェンジでギャップを作って崩すだけの力はある。

こんな感じでリケルメを経由した中盤でのパス回しがチームの形なんだけど、この試合ではロングボールでサイドを変えるような場面も多かった。これは相手の激しいプレッシャーをずらすためのもの。
このチームはいい意味でも悪い意味でもリケルメが王様になっている。リケルメなしで戦わなければならなくなったのは痛かった。

アルゼンチンの得点はCKから。前半のCKはすべてニアへの低くて速いボールでソリンを狙うって形だった。でも、得点シーンは真ん中のアジャラを狙ったものだった。ドイツのDFはこのシーンでもニアに走りこんでいたソリンの動きに意識を奪われたと思う。真ん中の部分にスペースができてた。それでも得点したアジャラにはクローゼがしっかりついてたから、ここはアジャラの高さと強さが勝ったってことだと思う。このシーン以外のリケルメの蹴ったセットプレーは全て速いボールを入れるってことで徹底されていた。

アルゼンチンとしてはアボンダンシエリを交代させなければならなくなったのが痛かった。同点に追いつかれても攻撃の駒を入れることができなくなってしまった。それにしても、こういう不運な交代に加えてアルゼンチンは前の試合も延長まで行ってた。そんな中でも最後まで運動量が落ちずに攻守の切り替えの速さを維持し続けていた。

試合結果はPK戦の末にドイツの勝ち。途中で守備固めのためにチームの核を下げたアルゼンチン。足を引きずりつつもチームの核が最後までプレーをしてPKもきっちり決めたドイツ。最後の結果にそれがあらわれてきたと思う。

チームの核ってのはかなり大きな存在だから、こういう精神的な勝負になったときに大きく影響を及ぼすと思う。去年チェルシーのテリーが足を縫うケガをしながら最後までプレーしたのを思い出した。
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