ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

-------- -- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 |
2006-07-10 Mon 17:28
ドイツW杯大会総括
今大会勝ち残ったチームは結構共通点があった。

①守備から入るチーム
②中盤での汗かき役
③中盤の流動性
④絶対的なFW
⑤4-5-1システム
⑥遠目からのシュート

①に関して。中盤から連動したプレスをかけるっていう戦術が多かった。それでいて後ろではしっかりと組織を作って守る。
ベスト4に残ったチームは、基本的には失点数が少ない。イタリア、フランス、ポルトガル。
これらのチームは中盤での連動した守備の戦術に加えて、最後の所でしっかり止める存在がいた。カンナバーロ(イ)、テュラム(フ)、カルバーリョ(ポ)・・・それに加えてGKの質も高かった。
ドイツについては最初は守備陣の不安定さを露呈してたけど、試合を重ねるにつれてかなり向上していった。連携面での成熟が図られて、単発では終わらない戦術的な守備ができるようになっていた。ついでにドイツにもしっかりとレーマンっていう存在がいた。

②は①にもつながる点。前にも書いたけど、中盤に運動量の多い選手が存在した。フリンクス(ド)、マケレレ(フ)、マニシェ(ポ)、ガットゥーゾ(イ)・・・こういう選手がしっかりと最初の守備に行くことで、後ろの陣形を整えたりする時間ができたんだと思う。それからこういう選手が相手のキープレイヤーに仕事をさせなかったことが大きい。

③これもある意味②につながる。中盤の運動量が重要だったってことだと思う。これは各チーム順番に書いてみたい。
<フランス>
ビエラの攻撃参加が目立った。マルダのFWを抜いてく動き。
リベリが中でプレー。
<イタリア>
ピルロの攻撃参加。ペロッタのFWを抜いてく動き。カモラネージの前後左右への動き。
<ドイツ>
守備時はバラックとフリンクスが横並びになったフラットな形に。攻撃時はバラックとフリンクスが縦ならびになったダイヤモンド型。
<ポルトガル>
マニシェの攻撃参加。2列目の3人のポジションチェンジ(特に両サイド)。

④について。プレミア得点王のアンリ(フ)、セリエA得点王のトニ(イ)、ブンデス得点王のクローゼ(ド)、リーグアン得点王のパウレタ(ポ)。ってな感じでベスト4のFWには各国の得点王が名を連ねた。
守備的な大会の中でこういう存在が大きかったってことだと思う。この選手本人が活躍しなくてもマークを集めるってことでいい効果をもたらす。特にこの4チームには優秀な中盤が揃っていた。

⑤の流行も目立った。スタンダードなシステムは2ボランチの4-4-2だと思うけど、それだとトップ下に人がいなくなって真ん中にスペースができてしまう。それを解消するために1トップにしてシャドーストライカー的な選手を置いたのがこの形。バランスもいいし、このシステムが今後はやってきそうなので注目したい。

⑥は色んなとこで言われてること。これに関しては上位進出チームだけにいえることでもなかったけど。でも遠目からのシュートっていうオプションがないチームには苦しくなってしまった(日本とか)。
これはボールの影響って言われてるらしいけど、ボールの影響はFKにも現れてた気がする。いわゆる“いい位置”でのFKが決まったケースが少ない。ボールに抵抗が少ないから、壁を越えてから落ちきらないってシーンが目立った。


大会全体を通して守備的だったってことは確実に言える。バルサのCLの優勝でどういう流れに進むか注目だったけど、結局は大きな流れの中の例外だったっぽい。こういう守備的な流れは今後も続くと思う。その流れに上手く乗ったスイス(何度も言ってるけど)をこれから注目してきたいと思った。

それから若手の活躍云々って言ってたけど、最後はやっぱり経験なのかなとも思った。

こっからは『自分的ベスト~』

■ベストゲーム
チェコ×アメリカ
あの試合のチェコのサッカーは理想系なので。NHKの解説の反町さんもチェコのサッカーに興味があって注目してたって言ってたから、北京五輪の代表はああいうサッカーを目指して欲しい。

■ベストプレーヤー
個人的にはマニシェ。
ポルトガルを支えてくれたから。

■ベストゴール
エクアドル×コスタリカのエクアドルの3点目。
サイドからの攻撃で少ない数で崩したゴールは個人的に理想形。

■ベストシーン
リカルドのPK3本ストップ

■ベストチーム
スイス

■ベストイレブン:4-5-1
FW:クローゼ
MF:フィーゴ-リケルメ-バレンシア、マニシェ-マスケラーノ
DF:ソリン-センデロス-カンナバーロ-ザンブロッタ
GKブッフォン
スポンサーサイト
別窓 | W杯 | コメント:0 | トラックバック:0 |
2006-07-10 Mon 06:03
ドイツW杯決勝:イタリア×フランス
いよいよW杯も最終戦。個人的には全く予想してなかった2チームが残った。逆境をはねのけてここまできたイタリアか?1試合ごとにコンディションを上げてきたフランスか?どちらもしっかりした守備から入るチームで堅実な戦いが予想された。

<イタリア:4-5-1>
FW:トニ
MF:ペロッタ-トッティ-カモラネージ、ピルロ-ガットゥーゾ
DF:グロッソ-マテラッツィ-カンナバーロ-ザンブロッタ
GK:ブッフォン

<フランス:4-5-1>
FW:アンリ
MF:マルダ-ジダン-リベリ、マケレレ-ビエラ
DF:アビダル-テュラム-ギャラス-サニョル
GK:バルデス

決勝ということで落ち着いた試合になるようなことが予想されてたけどそんなことはなかった。序盤から局面での激しさがかなり目立った。試合開始早々にアンリが倒れたようなシーンもあったし、両チームの中盤にクラッシャーが揃ってたってこともある。
それにどちらも前線から積極的な守備をしてたのが印象的。寄せが速いだけに少しでも判断が遅れるとすぐに囲まれてしまうような状況だった。

フランスは攻撃の連動性がかなり増した。初戦のスイス戦でパスだけ回って最後のとこに誰も人がいないようなチームと同じチームだとは思えない。試合を重ねるにつれて連携面の成熟が図られたってことだろう。

まず、セカンドストライカー気味に動くマルダ。アンリと2トップ気味になることもあれば、アンリを追い抜いて積極的に前に飛び出していくような動きが見られた。1点目のPKにつながったプレーもアンリを追い抜いて飛び出したマルダがファールをもらったことで生まれた。それにしてもW杯の決勝の舞台でああいうPKを蹴れるジダンはさすが。

リベリもこの試合に関してはマルダと同じような役割を演じた。今まではドリブルの仕掛けでチームのリズムを変えるような場面が目立ってたけど、この試合ではグロッソにうまく対応されてしまった。そういうこともあってシンプルなプレーを心がけて、真ん中でのプレーをしたんだと思う。それでもときたま見せるドリブルはチームの攻撃にいいリズムを与えたと思う。

ジダンも途中運動量が落ちたものの、コンディションはよさそうだった。
フランスの中盤での構成はジダンを経由していく。しかも真ん中だけじゃなくて左右のいろいろなところに顔を出してボールタッチを増やしてリズムを作ってた。
ドリブルで何人も抜くというプレーは無いけど、キープ力はさすが。相手のDFを引き付けつつしっかりとタメをつくって味方を生かす。少ないタッチ数でボールをはたくシーンもあって相手は取り所に困ってしまった。最後は退場って形でジダンの現役が終わってしまったのは残念だった。

ただし、いい感じで攻撃に連動性が見れたのは後半の途中までだった。後半の最初はアンリが引いてきて相手が対応しきれない位置から1人でドリブルで打開するシーンが目立った。
最初はマルダとかリベリが前に入って収まりどころを作ったけど、疲れてきてからはアンリを抜いてくような運動量が消えてしまった。それでもアンリがサイドとか低い位置でプレーするから前に起点が作れなくて、中盤でパスが回るだけの状況になってしまった。まるでスイス戦を見てるような状況。イタリアとしては期待通りの展開になったと思う。

確かにフランスがボールを持ってるけど、最後のとこの決定的なチャンスはフランスに生まれなかった。延長に入ってトレゼゲを入れて2トップにしてきた。2トップの動きでスペースを作って、そこにジダンが飛び込んで決定的な場面が生まれた。

フランスの守備はラインをコンパクトに保って人と人の距離を縮めてスペースを消して、真ん中を固めた。これでイタリアはトッティが完全に消えてしまった。トッティが消えてしまったことでペロッタも消えた。

ペロッタはトッティとかトニにボールが入ったときに前線に飛び出すような動きでこれまでチャンスを作ってた。トッティに入らないことで真ん中をワンツーなんかで崩していくような攻撃が見られなかった。

その変わりにトニを狙うようなロングボールが目立ってた。それボールを供給するのは基本的にピルロ。いつも書いてるんだけどピルロは1枚下がった位置でフリーになれる。今日の試合は特にタッチ数が多かった気がする。そこからボールをちらしてゲームを組み立てたのはいつもの通り。

試合前の展望で、ここのピルロにフランスは誰が見るのか?ってことを書いたけど、普通の形でポジションが重なるジダンがつくって形だった。そこで最初にピルロにプレスをかけて、後ろでマケレレとかビエラがトッティを見てピルロ⇒トッティというホットラインが消えてしまったからロングボールが増えてしまった。

トッティとペロッタが完全に消えたこともあって、後半トッティ→イアキンタ、ペロッタ→デ・ロッシの交代を一気にしてきた。これでトニにボールが入るようになったけど、トニの落としに反応する味方選手が少なくて決定的なチャンスにはつながらなかった。

イタリアはカモラネージの運動量がかなり目立っていた。トッティとペロッタが完全に消えてしまったこともあって、中盤の前目の仕事は1人で担ってたような印象。守備の仕事もしつつゴール前にも出てきたり、前後左右いろいろなとこに顔を出してきた。ただそれでも決定的な仕事はさえてもらえなかった。

運動量という意味ではグロッソも評価したい。延長戦の最後まで前後の動きを怠らなかった。今日はザンブロッタとグロッソのサイドの上がりを活かしきれなかったのもイタリアの攻撃が単調になった要因だと思う。というかカモラネージとかSBの上がりをも含めてイタリアの後ろからの飛び出しにフランスのDFとボランチがしっかり対応してたって言える。

イタリアの同点ゴールはCKから生まれた。ピルロが高い弾道のFKを蹴ってマテラッツィの高さを生かした形。GKから離れてくサイドからのキックだったからGKは高い球でも出られなかった。マテラッツィに向けてピンポイントで落ちていくボールを蹴ったピルロの精度も改めて見せられた。

このシーン以外にもイタリアのCKは高さを生かしたものだった。戦前に書いてた通りフランスはセットプレーの守備を露呈。失点は1だったけどセットプレーは危ないシーンを作られた。

結果は1-1のPK戦でイタリアの勝ち。ジダンの退場もあって後味の悪い決勝になってしまった。

今日の試合でも両チームのDF陣の活躍は素晴らしかった。ガットゥーゾ、マケレレ、ビエラなんかは中盤でしっかり守備をする。最後のとこはテュラムとかカンナバーロが止める。さらにその後ろにはブッフォンとバルデスが控えてる。

やっぱり守備から入って勝ち上がってきた2チームらしい。そういう意味でも今大会のMVPはカンナバーロでお願いしたい。読みの深さ、出足の早さ、強さ、高さ・・・などなどDFに必要な能力を全て発揮してくれた。ネスタが途中から出られなくなっても、マテラッツィともいいコンビで優勝に貢献した。守備の大会ってことを象徴する意味でもカンナバーロでいいと思う。
別窓 | 雑談 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| サッカー好きの日記帳(引越し中) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。