ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

-------- -- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 |
2006-07-14 Fri 23:59
イタリア×ガーナ
<イタリア:4-4-2>
FW:トニ-ジラルディーノ
MF:トッティ、ペロッタ-ピルロ-デ・ロッシ
DF:グロッソ-カンナバーロ-ネスタ-ザッカルド
GK:ブッフォン

この試合は2トップのシステムでやってきた。この試合も含めて大会の序盤は試行錯誤を繰り返してた気もする。大会中はほとんど見られなかったネスタとカンナバーロのCBにも注目。

中盤での激しい攻防が見られた試合だった。どちらも早めにプレッシャーをかけて高い位置でボールを奪おうという意図が感じられる試合だった。こういう試合展開だったから攻守の切り替えが早いスピーディーないい試合になった。守備の出足も両チームとも早くて中盤でのパスカットも目立った。

守備面ではどちらのチームもそういう共通した意識が見られたけど、攻撃面での中盤での構成は両チームの違いが見られた。反町さんの言葉を借りれば“横のガーナと縦のイタリア”って感じ。

ガーナはボールをつないでポゼッションをする中で相手を崩そうという意識があった。中盤でのパス回しの中でSBの攻撃参加なんかがあって人数をかけた攻撃が見られた。ある程度中盤でボールを回し、相手のDFにギャップができたと思えばギャンにくさびを打ち込む。これは徹底されてたと思う。ギャンにくさびを入れることで中盤から後ろの選手が飛び出す時間をつくり、攻撃に厚みを加えていた。

中盤でのポゼッションの中心にいるのがエッシェン。特にエッシェンは中盤引き気味でボールのタッチ数を増やしつつボールを散らす役割を果たした。さらに積極的にゴール前に飛び出してくプレーも多く見られて相手にとっては捕まえにくい存在だったと思う。エッシェンのいいとこを挙げると、大きな展開(視野の広さ、ロングボールの精度)、攻撃を組み立てる能力、ミドル、ゴール前への飛び出し、それから守備面での貢献も大きい。

ガーナは中盤でのボールキープからの攻撃でいいところまで攻撃を進めることができた。人数をかけて連動した攻撃もできてたけど結局無得点。ガーナの決定力とイタリアの最後のとこの守備の結果だと思う。
イタリアは最後のとこだけはやらせないっていう堅い守備をしいてたから、ガーナは前にボールが入らずに、しかたなくミドルを狙うってシーンが目立った。

中盤でしっかりボールをつないで攻撃を組み立てようとしたガーナに比べて、イタリアはいかに速く攻撃するか?ということを考えたシンプルなプレーが目立った。
“縦のイタリア”ということで基本的にはトップにボールを当てたとこから攻撃をスタートする。トニもジラルディーノも前線でボールをキープできる選手だから味方の押し上げを待つことができた。この試合でもそういうプレーからペロッタのゴール前への飛び出しを助けたりした。

この縦パスはピルロから入ることが多い。ピルロにはプレッシャーがかけずらい状態だから、くさびのボールをいくつも供給することができてた。ピルロはいつものようにタッチ数を増やしてボールをいろんなとこに散らすっていう役割を担ってた。

こういうくさびをトップに当てる攻撃以外に前半の途中からウラを狙うっていう動きも増えてきた。ガーナのDFはあまり統率が取れてるとは言えなくて、無駄に高いポジションをとるようなシーンがあった。だからDFラインのウラに広大なスペースがつくられる。これはブラジル戦でも見られたようなことだった。
チームの戦術としてそういうものを取り入れてるのかもいれないけど、統率がとれてないDFラインがやるとかなり危険な状態になってしまう。大会前のドイツのDFがそういう状態だった。ガーナは攻撃面での連携って面ではいい部分を見せていた。守備面でも成熟が図られるとかなりいいチームになってくると思う。

とにかくイタリアは、ガーナの浅い守備ラインのウラを狙ったパスが多く見られた。トッティからは早いタイミングでパスが出てくるから相手としてもタイミングを合わせずらかったと思う。くさびを入れるプレーもウラを狙うプレーもイタリアの2トップの質の高さから生まれた。

この試合のイタリアの2トップはトニとジラルディーノ。2人とも万能型のFWだって言える。ちらもポストプレー、FWとしての動き(ウラへの飛び出しを含めて)、足元の技術、もちろん最後のとこの仕事っていうプレーを満遍なくこなす。このタイプの2トップが並ぶと相手は相当気を遣うと思う(個人的には好きな組み合わせではないけど)。この試合の中でのおおまかな役割分担は、真ん中で待つト二とサイドに流れてボールを引き出すジラルディーノって形だった(もちろん“おおまかな”だけど)。上にも書いたとおり、この2トップに中盤の選手がしっかり絡んでくるからイタリアの攻撃は厚くなる。

こういう攻撃でいくつものチャンスを作ったイタリアだけど、先制点はセットプレーからだった。この場面まで結構な数のCKがあったけどゴールに結びつけることができてなかった。この前のCKは単純に放り込む形が多くて、後ろからの飛び出しで一応シュートまではいけてたけど決定的シーンはつくれない。
ゴールにつながったシーンはこういうこともあってショートコーナーを使った。相手は意表をつかれてボールを受けたピルロへ寄せることができなかった。それによってピルロはノーマークでシュートを打つことができた。それにしても何人もの人の間を抜いて、サイドネットに蹴りこんだピルロの技術もすごかった。

イタリアの追加点はカウンターからだった。イタリアのカウンターはお手本どおり。手数をかけずに一気に相手ゴール前まで運ぶ。
2点目はそういう形から。ボールをカットしてから2本のパスでゴールまでつながった(相手DFのミスもあったけど)。この前後にあったイタリアのチャンスも手数をかけないカウンターの形から生まれてた。セットプレーの後なんかのカウンターは見ててもきれいだった。

ちなみにセットプレーで前に人を残してないときは大きくはっきりしたクリアをする。それによって味方選手が押し上げる時間を作るっていう意図があるんだと思う。

ガーナもカウンターのときは身体能力を生かした速い攻撃をしてたのが印象的だった。

イタリアの選手交代について。
トッティ⇒カモラネージトッティのケガもあったかもしれない。それにケガ明けのコンディションを考慮してのものだった気もする。これによってイタリアの中盤はダブルボランチの形になった。
イタリアは結構簡単に形を変えてくる。システムも4-4-2、4-5-1、4-3-3っていうふうにバリエーションが多いし、試合の中での同じメンバーでも形を変えられる。形を変えるってことはやりかたを変えるってことを意味してるし、こういうユーティリティ性は武器になると思う。

形を変えたってことだけじゃなくてカモラネージ自身のプレーもチームにいい影響を及ぼした。運動量が多いカモラネージが後半の途中から入ったことによって、守備面でも攻撃面でも味方の選手の負担が軽減されていた。

このほかの交代はジラルディーノ⇒イアキンタとト二⇒デル・ピエロだった。それぞれの交代で中のシステムを変えてきてたし、イアキンタは得点という形で監督の起用に答えた。

リッピは決勝までにGK以外の21人全員を起用。それでも大きく内容を落とさないイタリアの選手層の厚さとリッピの采配が優勝の原動力になったことは間違いないと思う。

イタリアはこの試合が一番いい内容だった気がする(まだアメリカ戦は見てないけど)。
スポンサーサイト
別窓 | W杯 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| サッカー好きの日記帳(引越し中) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。