ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-08-31 Thu 10:15
中東遠征招集メンバー
GK:川口能活、山岸範宏、西川周作
DF:三都主アレサンドロ、坪井慶介、加地亮、田中マルクス闘莉王、駒野友一
MF:中村直志、羽生直剛、遠藤保仁、二川孝広、鈴木啓太、阿部勇樹、山瀬功治、田中隼磨、小林大悟、長谷部誠、伊野波雅彦、梅崎司
FW:巻誠一郎、我那覇和樹、佐藤寿人、田中達也

前回のメンバーで外れたのが、佐藤勇と坂田。佐藤勇は怪我の影響だと思う。

新たに招集されたのが、西川、伊野波、二川、梅崎。
西川の招集には納得。そろそろ若い世代のGKを育てる時期に入ってる。
伊野波はオシムの好むタイプかもしれない。阿部と同じく、ボランチに使いつつ試合の中でDFラインに入るみたいな仕事ができる。
二川の招集でトップ下のポジションの選手が多くなりすぎ。オシムが試行錯誤してる様子が分かる。
梅崎は昨日の日記で取り上げたそばから代表入り。昨日も書いたとおり19歳。いくらなんでもU-21を飛ばしてフル代表に入ってくるとは思わなかった。

そろそろオシムの形も見えてきた気もする。
ポイントは中盤の底に入る選手。トリニダード・トバゴ戦では鈴木、イエメン戦では阿部と鈴木のダブルボランチの形だった。2戦目はどちらかが上がればもう一方が後ろでバランスを取るっていう形だったから、実質1ボランチって考えていい。

今回のメンバーでも鈴木、阿部、伊野波が選ばれてるし今野が戻ってくればこのポジションでできる。
個人的には前に書いた希望の形でも、中盤の底にDFラインに入ってもプレーできる選手を入れる形を挙げてたから、この辺は納得できる。そのときはアルゼンチンをモデルにしたけど、1ボランチの選手がいることでトゥーリオの攻撃参加を使えるっていう日本独自の形も使える。

で、中盤の底の選手をバランサーにして中盤の前は自由にやらせる。今回呼ばれた梅崎と二川を見ても、真ん中にいるだけじゃなくて流れてプレーすることが多い。そいうい状態を“軸”がいないって言ってきたけど、底でバランスを取る選手がこのチームにとっての“軸”なのかもしれない。

2トップは典型的な1トップ1シャドーの形。この2人に2列目から飛び出す選手がどんどん絡んでくのが理想の形。

今回は全く想定できないからスタメンの予想はやめとく。
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2006-08-30 Wed 22:05
トリニータ×レッズ
<レッズ:3-5-2>
FW:ワシントン-田中
MF:小野、サントス-長谷部-鈴木-平川
DF:坪井-トゥーリオ-堀之内
GK:山岸

レッズは全体として精彩を欠いた。真ん中から強引に攻めようっていう攻撃に偏りすぎてた印象。
トリニータはワシントンに入るくさびを狙って守備をしてた。ワシントンに得点されたシーン以外は、ワシントンにボールが入ると一気に激しく当たって前を向かせなかった。

ここでワシントンがつぶされたことによってレッズは攻撃の起点が作れなくなってしまった。田中が下がってきてボールを受けるシーンもあったけど、そこに対する寄せも早くて田中が前を向いてドリブルを仕掛けるようなシーンが見られなかった。
それからレッズのワンタッチ目が雑だったのも気になった。足元でしっかりボールが止まらずに次のプレーに時間がかかってた。

こういう感じで真ん中からの攻撃が手詰まりになったのにサイドから崩すようなシーンはほとんど見られなかった。特に前半はサントスとか平川が完全に消えてたと思う。

疲れとか暑さの問題もあったかもしれないけど、全体的にレッズの選手は足が動いてなかった。だからトップに当てて攻撃っていう単純なプレーに終始したんだと思う。
ボールを持ってる選手に対する周りのフォローが少ない。ワシントンが後ろ向きでキープしてもそれをもらう選手が近くにいなかった。無駄走りも少なくて攻撃で数的有利が作れなかった。

2トップも孤立気味で効果的な攻撃が仕掛けられる状況になってなかった。後半は小野とか長谷部がゴール近くに出てきたりサイドから崩すシーンもいくつか見られたけど、まだまだ足りなかった印象。というか、後半は運動量が落ちてやろうと思ってもできなかったんだと思う。

それに対してトリニータの攻撃は多くの選手が絡むいいものだったと思う。先制点のシーンもカウンターからの攻撃にも関わらずゴール前の人数がしっかり揃ってた。
ボールを動かして組み立てるっていう暑さの中での基本的なこともできてた。後ろで左右にボールを動かしながら相手の選手も動かすことで、ギャップを作りつつ相手の体力を奪うことができてた。

前線の関係性も良かった。高松のポストプレーも相手の守備が甘かったからうまく決まってた。2トップはいつも横並びの形じゃなくて縦になったりどちらかがサイドに流れたりするから相手も捕まえにくかったと思う。

ピッチ全体をバランスよく使う攻撃もできてた。基本的に左から攻めることが多かったけど、左右へのちらしもできてた。サイドから攻めるっていう意識を相手に持たせといて、真ん中をシンプルなパス&ゴーで崩したことで2点目が生まれた。

トリニータの選手で目に留まったのが2人。トゥーリオと梅崎。

トゥーリオは攻守における貢献度がかなり高くて、大分の核になる存在だと思う。攻撃は後ろから長い距離を走って出てきたり、ドリブルで持ち上がったりする。後ろからの飛び出しだからレッズは誰がつくかってことがはっきりしなくてトゥーリオに自由にやらせてしまっていた。

守備ではこぼれ球のとこにいつもいるのが印象的だった。縦パスに対する対応も良かったと思う。終了間際にゴール前に出てくるようなシーンもあって、とにかく運動量は魅力的だと思う。

梅崎って選手は19歳らしいけど、今日初めて見た。真ん中でスタートしたけど左に流れてプレーすることが多くて、鈴木がそれについたことでレッズの真ん中の守りが手薄になってた。

梅崎の左サイドでの1対1での積極的な仕掛けはよかった。中に切れ込んでのシュートも縦をえぐってのクロスもいいものを持ってたと思う。基本のの真ん中の位置でのプレーでもしっかりとしたキープ力を見せてくれた。この選手は今後もおぼえておきたいと思う。

レッズの守備はあいまいさが目立ってた。確かに前線からしっかりプレスをかけてるんだけど、守備の勝負どころがどこだか分からなかった。守備の勝負どころってのはどこでボールを取るかっていうチームとしての決め事みたいなもの。中途半端な間合いを開ける場面が多かった。
トリニータとしては簡単にパスが回ったし、くさびが入れやすいし、シュートにも行ける、1対1でも仕掛けやすいし・・・といいことづくめ。どっかで激しく行く場面がなきゃいけないと思う。
それから終盤に決定的なミスが続いたのも気になった。

トリニータの守備はしっかりしてた。上にも書いたとおり縦パスに対するケアもしっかりしてた。
最後のとこではしっかりつぶした。
それに高松がゴール近くで守備をするシーンも見られたし、チームとしての意識の高さを感じた。サイドからのクロスに対する対応も上手かったし、高さ勝負では競り勝ってた。
最後のとこで西川がしっかり守ってるってのも大きい。積極的な飛び出しがいくつか見られた。

加茂さんの言葉。『サッカーは1対1で失敗を恐れず勇気を持って仕掛けることが大事』
トリニータは積極的に仕掛けてたし、シュートも積極的だった。そういう積極性がトリニータのシュートで終わる攻撃に見えた。
対するレッズは本来そういうプレーをする田中とサントスが消極的だった。唯一目立ってたのが長谷部の長い距離のドリブル。ボディーバランスのよさはさすがだと思う。

結果は2-1でトリニータ。首位のチームが中堅チーム(失礼だけど)にコロッと負けるあたり、Jリーグの各チームのレベルはまだ団子状態だって思う。
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2006-08-25 Fri 09:03
チャンピオンズリーグ抽選結果
2006-07シーズン UEFAチャンピオンズリーグ

■グループA
FCバルセロナ(スペイン)
チェルシーFC(イングランド)
ベルダー・ブレーメン(ドイツ)
PFCレフスキ・ソフィア(ブルガリア)

今回の死のグループ。もうCLでは因縁の対決となりつつある、チェルシーとバルサ加えてブレーメンまで入ってきたことで激戦区に。ブレーメンのウーゴ・アウメイダにはこの厳しいグループで経験値をつんでもらいたい。それでもバルサとチェルシーが抜けてることは変わらない気がする。

■グループB
FCインテル・ミラノ(イタリア)
FCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
スポルティング・リスボン(ポルトガル)
FCスパルタク・モスクワ(ロシア)

インテルは今夏の補強がかなり豪華(うまく行ったかどうかは別として)。セリエAで勝ち点の恩恵を受けて独走にねれば、CLの優勝も狙える状況。バイエルンは国内では磐石の地位を築きつつあるから、そろそろCLも本気で狙いにきそう。ポルトガルのスポルティングには一角崩しを期待したい。

■グループC
リバプール(イングランド)
PSVアイントホーフェン(オランダ)
FCジロンダン・ボルドー(フランス)
ガラタサライSK(トルコ)

リバプールは控え選手が充実し始めてるのは好材料。逆にPSVは毎年主力が抜けてく中でも結果を残してる。とりあえず、この2チームが抜けてる。

■グループD
バレンシアCF(スペイン)
ASローマ(イタリア)
オリンピアコスCFP(ギリシャ)
FCシャフタール・ドネツク(ウクライナ)

微妙なグループになった。名前だけ見ればバレンシアとローマが抜けてるんだろうけど、どっちも勝ちきるイメージが沸かない。混沌としたグループになりそう。

■グループE
レアル・マドリーCF(スペイン)
オリンピック・リヨン(フランス)
FCステアウア・ブカレスト(ルーマニア)
FCディナモ・キエフ(ウクライナ)

今年もリヨンとレアルは同じグループ。カペッロが監督になって、いつもと違う補強ができたレアルも不気味。レアルにとってはリヨンとの対戦が1つの指標。リヨンは国内に敵がない状態でCLに全精力をかけられる。

■グループF
マンチェスター・ユナイテッドFC(イングランド)
セルティックFC(スコットランド)
SLベンフィカ(ポルトガル)
FCコペンハーゲン(デンマーク)

個人的に注目のグループ。マンUは昨季グループリーグ敗退の汚名を返上してくれないと困る。ベンフィカはもポルトガルらしいサッカーを展開してくれるので好きなチームの1つ。ついでに、中村俊輔のセルティックが入ったことで他のグループより情報が入ってくれればラッキー。日本人が決勝Tでプレーしてほしいってのは山々だけど、マンUとベンフィカで(去年もマンU、ベンフィカ、ビジャレアルでどこにも上がってもらいたい状態になった)。

■グループG
アーセナルFC(イングランド)
FCポルト(ポルトガル)
PFC CSKAモスクワ(ロシア)
ハンブルガーSV(ドイツ)

ここも何気に混戦。国際舞台に弱いアーセナルに戻ってなければ、アーセナルが抜けるのは固い。後の3チームが団子状態な気がする。

■グループH
ACミラン(イタリア)
LOSCリール・メトロポール(フランス)
AEKアテネFC(ギリシャ)
RSCアンデルレヒト(ベルギー)

ここも一強三弱状態。ミランと他の3チームの力差がありすぎる気がする。


注目はマンUとポルトガルの3チーム。それからブレーメンがチェルシーとバルサを脅かす存在になってくれれば面白い。優勝予想は◎リヨン○ミランで。


【CLのグループリーグ予想】
■A ①バルサ ②チェルシー
■B ①バイエルン ②インテル
■C ①リバプール ②ボルドー
■D ①バレンシア ②オリンピアコス
■E ①リヨン ②レアル
■F ①マンチェスターU ②ベンフィカ
■G ①アーセナル ②ポルト
■H ①ミラン ②リール
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2006-08-24 Thu 10:36
ガンバ×サンフレッチェ
<ガンバ:3-5-2>
FW:マグノ・アウベス-播戸
MF:二川、前田-遠藤-明神-加地
DF:山口-宮本-シジクレイ
GK:藤ヶ谷

<サンフレッチェ:3-5-2>
FW:佐藤-ウェズレイ
MF:森崎浩-青山、服部-中里-李
DF:ダハツ-戸田-森崎和
GK:下田

どちらのチームもボールを奪ったら縦を狙うっていう意識がしっかりしてただけに、攻守の切り替えが速いいい試合展開になった。

サンフレッチェはカウンターを狙うためにまずはトップに当てる意識が強かった。でもガンバがそこんとこに対する対応をしっかりやってたと思う。ウェズレイなり佐藤なりに縦パスが入ると、しっかりとつぶしに行く。相手より前で触るって意識も良かったと思う。

対するガンバの攻撃もガンバは縦パスをうまく活かしきれなかった。シンプルにはたくっていう意識が強すぎて、少ないタッチ数での雑なはたきが目立ってたと思う。もちろんその数タッチでのパスがつながらなかったのは、サンフレッチェの守備陣がしっかり固めてたってのもあるけど。もう少しキープしてタメるっていうプレーがあってもよかったと思う。

ガンバの攻撃の軸は遠藤と二川。
遠藤はタッチ数を増やしてゲームを作る。キープ力があるから適度にタメを作って味方の押し上げを待てるし、精度の高いボールを前線に供給できる。長短のパスを使い分けた左右へのちらしで相手の守備にギャップも作る。前からそうだけどクラブに戻るとかなり生き生きプレーできてる。

ゲームメイカーの遠藤に対して二川はチャンスメイカー。今日は左サイドに流れてのプレーが目立った。そこで空いた真ん中のスペースはボランチの2人が飛び出したり、マグノ・アウベスが下がったりしてチームとしてうまく使えていた。
二川自身のラストパスのアイディアとか精度はさすがだと思った。ゴール前での冷静なプレーでゴールも奪ったし、トップ下としてかなり質の高い仕事をした。オシムがリストアップしてるだけのことはある。

ガンバの2トップの連携もよかった。
播戸はサイドに流れたりしてボールを引き出す動きがうまい。特にスペースで受けようっていう意識がいいと思う。
マグノ・アウベスは播戸が相手の守備のラインと駆け引きをして、ラインを下げさせたとこの後ろで待ってる場面が多かった。サンフレッチェのラインが下げられてるから前を向いてスペースのあるとこでプレーできてた。ゴール前に飛び込むと見せかけて、途中で止まるプレーは相手もつききれないと思う。

マグノ・アウベスは身体能力の高さも魅力的。数人に囲まれても倒れずに強引に突破できるし、反転の速さ、振りの速さは日本人じゃ真似できないと思った。得点っていう結果も残したけど、チャンスメイクも上手いと思った。

播戸とマグノ・アウベスの関係だと、するどいカウンターを何回かみることができた。ただそういう攻撃で得点を奪えないと、上位との戦いでは厳しくなると思う。

ガンバは全体として左サイドからの攻撃が目立った。二川が流れてたこともあって左からは厚みのある攻撃ができてたと思う。
ただ、前田のクロスの精度に課題。いくらなんでも酷すぎた。ミドルはいいものをもってるっぽいから、切れ込んでのシュートで自分の長所を生かすプレーを増やしてもいいと思う。

その前田のミドルが生きたのが先制点の場面。CKから変化をつけて後ろから前田がミドルを打った。そのときゴール前の選手がニアに飛び込んで前田のシュートコースを空けたのが印象的だった。うまくサインプレーが決まった形だと思う。

ガンバの守備面もよかった。中盤では積極的に連動したプレッシャーをかけてた。DFラインがかなり高い位置を保ってたことからもチームとしてプレッシングサッカーをしようって意図が見えた。DFラインの高さはシジクレイのポジショニングに見て取れたと思う。

そのシジクレイは高さ勝負での強さを発揮した。競り合いは基本的に勝つから、サンフレッチェのロングボールでの攻撃をつぶすことができた。

サンフレッチェもいいカウンターを仕掛けてたと思う。特に大きなサイドチェンジが効果的に決まってた。日本代表、Jリーグ(あんま見ないけど)含めて、一発のサイドチェンジがあんまり目立たない気がするから、このサンフレッチェの攻撃は新鮮だった。

この攻撃のとき運動量が目立ったのがリ・ハンジェ。駒野の代役だったらしいけど、十分な働きをしたんじゃないかと思う。攻守に走り回った運動量は評価できる。攻撃でもいいクロスを供給してた。

佐藤の動きもさすがだった。ウラを狙う一瞬の動きとか最後のとこで体を張ったりする、らしい動きが見られた。最近代表でも見られるサイドに流れる動きも見られた。
そこの空いたスペースに森崎浩とかが飛び込んだりするシーンが多かった。サンフレッチェの攻撃は後ろからの押し上げがうまくいって厚みのあるものだったと思う。

サンフレッチェの守備は1点目を取られるまではうまくやってた。(ちょっと引きすぎてラインの前にスペースができてたのは気になったけど。)
特にリベロの位置に入った戸田がうまく効いてたと思う。出足の速さとか読みの深さが目立った。普段ボランチをやってる選手らしいプレーだった。

ただ1点取られてからは全く違うものになってしまった。原因としては集中力の欠如、前がかりになった、運動量が落ちたってことが挙げられる。集中力を欠いたことで3点目を奪われ、前がかりになったことでカウンターで危ないシーンを何度も作られた。

それから運動量が落ちたことでスペースが空き始めて、ガンバのトップにくさびがうまく収まるようになってしまった。ガンバはくさびを入れたとこからうまい展開をしたと思う。

両チームとも雑なプレーが目立ったのは残念だった。オシムの影響かどうかは知らないけど、無理にダイレクトでつなごうって場面が多い気がする。ダイレクトでつなごうとしてプレーが雑になるんだったら、しっかり止めて意図のあるボールを蹴ったほうが効果的だと思う。
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2006-08-23 Wed 12:35
『サッカーファンタジスタの科学』


■キック力(ボールの速度)
・蹴り足の速度
⇒全身運動(鞭の運動)
・ボールと蹴り足の反発比
⇒関節を固定させる
・ボールの重さ
・脚の重さ
※ボール、脚の重さは大きく変えられない

■曲がるボール
・インパクトの中心とボールの中心を少しずらす
・ボール表面と蹴り足の摩擦力を使う(こすり上げる)
※1の方が効果的

■ドリブル
・重心を低くする
⇒脚を曲げることによってであり、腰を曲げるのではない
⇒重心を低くすることで多様なボールタッチが可能になり安定感も増すが、速い動きはできなくなる
・上体を1つの方向に傾けない

■トラップ
・脚の筋をリラックスさせることで足の換算質量を小さくする。

■状況判断
・眼球の動きを活発にして、より広範囲から多くの情報を得る。
・技能、規則、知識ベースでの瞬間的行動

■ヘディング
・額でインパクトする
・下半身を強く振り出す(角運動保存則)

■スローイン
キックと同じく、鞭の動き

■ゴールキーピング
・低いボールの処理が難しい
⇒水平方向へジャンプは摩擦の関係でスリップを起こす
⇒精密な体幹運動のコントロールが必要

■インサイドキック
・フランスW杯のゴールの36%はインサイドキック
⇒インサイドキックの重要性
・インステップキックより短い時間でキックできる
⇒バックスイングがコンパクトだから

◇ピクシーのインサイドキック
・インサイドキックの助走はインステップのように斜め後ろから
・脚は右前方に斜めに振り抜く
・軸足は深く
・インサイド以外の蹴り方にも持ってけるので、次の動作が読まれない
・上体の前傾角度を維持しながら蹴る
⇒日本人がインサイドキックの後にのけぞる意味が分からない
・バックスイングを大きく
⇒次のプレーを決める

■リフティング
・視点を安定させる

■フィジカル
・当たり負けしないフィジカル
⇒無酸素性能力
⇒筋肉の大きさで決まる
・走り負けしないフィジカル
⇒有酸素性能力
⇒呼吸循環器系の総合的能力
⇒最大酸素摂取量で評価(日本のサッカー選手は55~60ml)

■トレーニング
◇簡単なものから難しいものへ
・インサイドでのボールの扱い→インステップ→ももや胸でのトラップ→スタンディングヘッド→ドリブル→インフロント、アウトサイド→足裏→・・・
・静止状態→1対1→2対2→3対3→・・・

◇基本のプレーを練習で身に付けること
・イメージ
⇒自分のプレーを意識して、実際の動きとの誤差を減らす
・タッチ
⇒リフティングが効果的
⇒ボールにたくさん触れて、タッチの感覚を養う
・精度
⇒トップスピードでの精度を高める
⇒イメージをもって繰り返し練習

◇実践練習
・間合い
⇒プレイングディスタンスにボールを置く
⇒攻撃側も守備側も相手との間合いを考えてボールを置く
⇒1対1だけでなく、パスを通したりドリブルを仕掛けたりする隙間も必要
・得意なプレー
⇒走るスピード、プレーのスピード、判断スピードのうち長所をのばす
・判断力
⇒実践練習でなければ身に付かない
⇒トップレベルのプレーとイメージを重ねてみる

◇高度なプレーを支えるもの
・ボディーバランス・ターン能力
・スポーツビジョン
⇒動体視力
⇒眼球運動:高速で動くものを目で追う力
⇒深視力:奥行きを判断する力
⇒瞬間視:一瞬で多くのものを見極める
⇒周辺視力:視野のはしっこに映るものをキャッチする
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2006-08-20 Sun 05:10
リベルタドーレス杯決勝:インテルナシオナル×サンパウロ
トヨタカップにつながるリベルタドーレス杯の決勝。ヨーロッパとは一味違ったサッカーを見るのもたまにはいいかも。去年の感想は、モチベーションの違いが明らかだなってこと。今年もそういう試合を期待。
ちなみに1戦目は2-1でインテルナシオナルが勝ってる。

ナシオナルは3-5-2でサンパウロも中盤の形が違った3-5-2。

どっちもブラジルのチームだったけど、いつも見てるブラジル代表とはかなり違ったサッカーをするって印象だった。ブラジル代表は絶対に(って言っていいほど)ロングボールで攻めるってことをしない。しっかり中盤で組み立てながら相手を崩してく。でも、この試合はクリアって言ってもいいぐらいの悪く言えば適当なキックが目立った。

どっちかっていうとそれはサンパウロ側に多かったと思う。理由としては中盤の守備の激しさが挙げられる。相手のプレッシャーが激しいからロングボールを蹴らざるを得ないっていう状況が生まれてた。
ロングボールがサンパウロに目立ったのは、インテルナシオナルの中盤の守備の方が激しかったからだと思う。

中盤の激しさってことも含めてインテルナシオナルの守備の意識の高さが伺えた。3バックの前に3枚の選手をボランチ気味に置く布陣からも守備を重視してることが分かる。
中盤では文字通り相手をつぶす。ハーフェーライン付近ではファール覚悟でかなり激しい当たりをして全く自由を与えない。それに比べてゴールの近くではファールをしないでしっかり守る。このエリアでは相手より先に触るって意識がかなり高かった。
中盤で自由にやれず、トップへの縦パスもことごとくカットされてサンパウロとしては攻め手が見つからなかった。

でも、インテルナシオナルは前半から飛ばしすぎだった。後半は危ないとこでのファールも目立ち始めて、それが結果としてサンパウロの1点目のFKにつながった。
さらに時間が進むと中盤ではある程度自由にやらせて最後のとこで止めるっていう守備の戦術に変えてきた(これはスコアも絡んでたと思うけど)。5バック気味になって真ん中をきっちり固めた。

ただ、中盤でのプレスがかからないからサンパウロのトップに質の高い縦パスが供給されてしまった。それに全員が引きすぎてトップが落とした後のミドルに対する対応も甘くなってしまった。これがサンパウロの2点目につながった形。といっても、全体としての守備のやり方はかなり良かったと思う。後はペース配分の問題。

サンパウロもかなり激しくやってきた。インテルナシオナルと違ってたのは序盤から危ない場所でのファールが目立っていたこと。結果として先制点はその中から生まれてしまった。

とりあえず、激しさってのはこの試合で見た一番の特徴だった。序盤からイエローカードが乱発してたし、ありえないほど深いタックルばっかだった。そんな中でも担架が呼ばれるってことがなかったのは注目すべきだと思う。当たられる選手がしっかりと相手を見て、ケガをしないファールのもらいかたとかボールの置き所をしっかりと理解してるんだと思う。

攻撃面が両チームとも個人の力が目立った。上にも書いたとおり、攻撃の形を作れるような状況じゃなかったから個人が目立つのはしょうがないと思う。
個々のキープ力とか1対1の勝負はさすがブラジルって感じがした。スペースがあればドリブルで持ってくし、トラップしてはたくっていう基本のプレーも確実にやってくる。

それから常にボールを動かしながら次のプレーを考えてるっていう印象を受けた。だから試合展開がかなりスピーディーになる。こないだの代表戦を見た直後だったから、なおさら感じた。

サンパウロは何度も書くとおり攻撃の形をうまく作れなかった。後半途中から見え始めた、横パスをつなぎつつトップ(アロイージオ)にくさびを入れたとこから展開するってのが理想だったと思う。ほとんどの時間でそれをやらせなかったインテルナシオナルの守備を評価すべきだと思う。

サンパウロの攻撃陣の中ではアロイージオの反転力が目に付いた。ゴールに背を向けてボールを受け、その次の動きでシュートに持ってくまでの一連のプレーの速さはすごい。

インテルナシオナルの攻撃は基本的にカウンター主体。この辺からも守備に重点を置く方針が見えてくる。
ボールを奪ったらまずトップに当てる。そこでキープしたあとに一気に後ろからの押し上げを駆けてくる。次から次と押し上げをかけてくるからカウンター主体の割りに攻撃の厚みをかなり感じた。2点目のシーンも後ろからの押し上げが目立ったものだった。

中盤でプレッシャーをかけたり、攻撃時は後ろから一気に押し上げたりと、このチームは運動量にかなり自信があるんだと思った。

この攻撃の形の中でラファエル・ソビスが果たす役割は大きい。今後注目の選手ってことでラファエル・ソビスを挙げときたい。

前へ前へっていう意識はかなり高い。それにそれを可能にする技術力もさすがブラジルの選手っていう感じがした。1つのタッチで必ず前を向いてくるし、1対1も強い。
細かいことを言えば、切り替えしがかなり深かった。それに数人の相手に囲まれても倒れないボディーバランスも特筆物。そのボディーバランスにものをいわせたキープ力にも魅力。このキープ力が後ろからの押し上げを可能にしてる。ラインとの駆け引きも上手いと思う。

今はU-21の代表らしいけど、将来的には上の代表にも上がってくるんじゃないかと思う。今後のヨーロッパへの移籍も含めて注目しときたい(情報がほとんど入ってこないのがつらいけど)。

結果は2戦合計4-3でインテルナシオナルの勝ち。今冬、日本に来るってことでインテルナシオナルのおさらい。

■守備面
・中盤で激しい。
・相手より先にボールに触る意識。
・得点差、体力を考慮して引いて真ん中を固める戦術も。

■攻撃
・カウンター主体。
・ラファエル・ソビスの役割。
・後ろからの押し上げと攻撃の厚み。

■全体として。
・守備のチーム。
・豊富な運動量。

一応、今日の1試合だけを見た感想をまとめといた。

途中発炎筒の煙で試合が中断したり、いつも見るサッカーとは異質のサッカーを見るのも勉強になった。
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2006-08-16 Wed 21:47
日本×イエメン
<日本:4-4-2>
FW:巻-田中達
MF:サントス-遠藤、阿部-鈴木
DF:駒野-トゥーリオ-坪井-加地
GK:川口

トリニダード・トバゴ戦と変わったのは田中隼、我那覇、長谷部、山瀬。だいたいこないだ予想したのと合ってたから個人的には満足。外された選手が見事に一致したから、素人目に見てもいいプレーしてなかった選手を変えたっこと。
ただ、攻撃的に行くと思ってたから阿部と鈴木を併用してきたのは意外だった。 

引いてきた相手に対する攻め手がないっていう日本の課題がもろに見られた。しかもジーコのときよりも個々の能力が見劣る分、さらに深刻な問題だったように思う。

その原因として前からさんざん言ってる“軸”の不在が挙げられる。流動的にやってくのはいいけど、そういうのはもっと連携面での成熟が図られてからやってくべき。相手を混乱させるために流動的にやるのに、味方も混乱してる印象。距離感がめちゃくちゃだから、こないだみたいな少ないタッチ数でのパスも回らなかった。

で、軸の話。攻撃面での軸がはっきりしないせいで、いろいろな弊害が生まれてる。
オシムの方針は、“走る”ってことで一貫してる。でも、単に走るって言っても無意味な走りが多い。チームの中で意志の統一がなされてないから1人1人がバラバラの目的で走ってる。

こういうときに軸の選手がいれば、こいつが持ったら一斉に動き出すっていうような1つの決まりごとみたいのができる。分かりやすい例なら、リケルメとかジダンが持った瞬間に周囲の選手が反応するみたいな感じ。

全てのプレーを決まったとおりにやるべきだとは思わないけど、1つの基本を作ってから応用的なものを作ってったほうがやりやすいと思う。流動的なポジショニングも、1つの基本形から動かす形でやってくべきだし、動かすにも1つの軸ははっきりさせなきゃだめなような気がする。完全に流動的、自由にやるサッカーは今の日本には荷が重過ぎる。

軸の不在は召集メンバーを見た時点でわかってたこと。で、ないものねだりをしてもしょうがないから対応策。

考えられるのは、いわゆる司令塔の選手じゃなくてFWが軸の役割をすること。今日の試合なら、巻に入れた時点で2列目から一気に選手が飛び出すってプレーが欲しかった。でも、残念ながらそういうプレーはほとんど見られなかった(巻はクロスに対する反応のとこ意外は消えてた)。
相手が真ん中をガチガチに固めてきたからしょうがない面もあるけど、前線で起点ができないのに後ろから飛び出せってのは難しい。

巻にボールが入らないとこをい含めて真ん中からの攻撃が作れなかったのは、サイドから攻めようっていう意識が強すぎたからだと思う。サイドに出すロングボールが目立って、サイドの選手を使うシーンが多かった。
遠藤とかサントスはポジションを入れ替えながらやってたけど、サイドでプレーするときはタッチラインギリギリに位置してワイドに攻めようっていう意図が見えた。加地がボールを触る場面が多かったことからもサイド攻撃が多かったことが分かる。

ただ、単純にアーリーを上げる場面が多すぎた。相手としては前からくるボールは単純に跳ね返すことができる。松木さんも言ってたけど、もっとえぐってからのクロスとか、切れ込んでのシュートみたいなオプションも欲しかった。

ボランチが散らす⇒サイドの選手が持ち上がる⇒何本かパスを回す⇒アーリークロス⇒跳ね返される・・・・って感じでかなり単調な攻撃になってしまった。横パスとか戻すパスが多くて縦パス(縦へのくさび)を入れられなかったのが問題。横パスから縦パスに変えたとこで基本的にはスピードアップが図れる。

それに単調なパス回しばっかで、リズムを変えるドリブルでの仕掛けも見られなかった。ドリブルの仕掛けがないのは前の試合もそうだった。相手が球際でかなり激しくやってきたから、あまり持ち過ぎたくないってのもあったんだろうけど、引いてくる相手に対しては1人で数人を相手に打開できるシーンがないと辛い。

ドリブル関連でもう1つ。自分の前にスペースがあるときは、そのスペースを埋めるようにドリブルで持ち上がってもいいと思う。動いてる中でパスの出しどころを探せばいいわけで、自分の前にスペースがあるのにわざわざパスをつなぐ必要性はあんまり感じない。
イエメンはある程度のとこまではかなり自由にやらせてくれたから、ドリブルで持ち上がらないシーンが気になった。

全体としてまったりとした試合になってしまったのは、走れてなかったから。前半は特に走るってことができてなかった。前で待ってる選手が多くて自分達で自分達が走りこむスペースを消してしまっていた。

リズムが変わりだしたのは前半の最後あたりで、田中達がサイドに流れたり引いたりしてボールを引き出す動きを始めたあたりから。これである程度は縦パスを入れてからの展開ができるようになった。

後半の初めに羽生を投入して、前の動きは明らかに活発になった。羽生が積極的に動き回ることによって、スペースができたから他の選手も動けるようになった。前で待ってるんじゃなくて、羽生のように後ろから長い距離を走って出てくるプレーは相手のマークもつききれない。

それに先制点のCKを生んだ羽生のドリブルもよかった。あのプレーの後から、田中達も自分で仕掛けるシーンが多くなってセットプレーを獲得できた。上にも書いたとおり、1人で仕掛けるプレーがあると全体として単調だったリズムも変わってきた。

この試合で個人的にいいプレーをしたと思うのは、鈴木と加地と上に書いた羽生。
鈴木は前の試合の後に書いたとおり。攻撃の最初と守備の最初のとこを担ったし、サイドでのオーバーラップも見られた。運動量もかなり多かったと思う。
加地も上下の運動と空走りを繰り返した。クロスの精度も比較的良かったと思う。

守備の時間はかなり短かったけど、集中していい守備ができてたと思う。前線で効果的なプレッシャーをかけて高い位置で取ろうって意思統一ができてた。後ろの選手も相手より先に触ろうっていう意志が見られて、球際も激しくいけてた。トゥーリオが上がったとこの阿部とか鈴木とかのバランスのとりかたも良かったと思う。

ただ、守備陣の押し上げの遅さが気になった。全体として試合の序盤からラインが間延びした印象を受けた。

結果はセットプレーからの得点で2-0。相手を完全に崩したシーンはなかったのが残念。
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2006-08-15 Tue 11:15
コミュニティシールド:チェルシー×リバプール
前年のプレミア王者とFAカップの覇者が戦うコミュニティシールド。大型補強のチェルシーの完成度が気になるところ。モウリーニョとベニテスという2人の監督の采配にも期待したい。

<チェルシー:4-4-2>
FW:ドログバ-シェフチェンコ
MF:ロッベン-バラック-ランパード、エッシェン
DF:フェレイラ-テリー-カルバーリョ-ジェレミ
GK:チェフ

<リバプール:4-4-2>
FW:クラウチ、LガルシアMF:ゴンザレス-ゼンデン-シソコ-ペナント
DF:リーセ-キャラガー-アッゲル-フィナン
GK:レイナ

はじめに結果を書いちゃうと、2-1でリバプールの勝ち。内容はコンディション面でも連携面でもスコア以上にリバプールがチェルシーを圧倒してた印象。

この試合を見たチェルシーの感想を一言であらわすと、“前がゴチャゴチャ、中盤スカスカ”って感じ。攻撃でいい形をほとんど作れずに、仕方なく打つミドルばかりが目立ってた。そもそも上に書いたシステムは名目上で、4-3-3気味にかなり流動的にやってた。

ドログバ、シェフチェンコ、ロッベンの併用は、今日の時点では失敗だったと思う。無理やり形に当てはめるなら、ドログバの1トップに2シャドーって形。お互いがお互いのスペースを消しちゃうから、ロッベンは本来のサイドでのプレーが多かったし、シェフチェンコは中盤に下がったりサイドに流れてのプレーが目立った。

ロッベンはいいとして、シェフチェンコはやっぱりゴールの近くでプレーしてこそだと思う。この試合でのポジショニングはアンリ的なもの。左サイドでボールを受けて、無理やり切れ込んでのシュートが目立った。そういう形もいいけど、ワンパターンすぎて相手としては守りやすかった。

ドログバも本来はトップでポストプレーをすることが多いけど、今日の試合ではまわりとの距離感がうまくつかめなかったらしく、そういうプレーはほとんど見られなかった。だから、チェルシーとしては前線に起点を作ることができない。流動的にやりすぎるってことの弊害が生まれた。

これを改善するヒントは得点シーンの前後にあると思う。ドログバを軸にしてシェフチェンコがその近くを動く。この2人の連携がかなり重要になると思う。
得点シーンも2人が近い距離をキープしてたとこから(ポジションがかぶったから、いい連携だったとは言えないけど)。シェフチェンコは得点シーンのようなラインとの駆け引きから抜け出す動きってのが“らしさ”だと思う。
欲を言えば、ドログバがラインと駆け引きをしてシェフチェンコが少し引いた位置から飛び出すようなプレーがあれば、効果的だと思う。

中盤での攻撃の組み立てもできなかった。だからチェルシーらしくないロングボールで無理やり攻めるって形が目立ってた。
ランパードとバラックの併用時は、底のエッシェンを軸にしてどちらかが下がってボールをさばきどちらかが前に出るって形になってた。ただどちらもコンディションがいいとは言えず、攻撃にいい効果をもたらしたとは思えない。

ついでにやりたいプレーが似てるからお互いが長所を消しあうって懸念もある。その辺はチームとしての確認が必要だと思う。

バラックはいいところを見せられないままに負傷退場。ケガの具合も心配だし、このままシーズンに突入するって不安もある。

前線でも連携面の不安は守備にもあらわれた。前線で連動した守備ができずに、後ろの負担が増える。確かに、中盤である程度のプレッシャーはかけてたけど、連動性があまりなくて効果が薄くなった。何よりマケレレの不在が響いた。

そんなこんなで相手に自由にやられてしまった。中盤でプレッシャーがかからずに、中央をドリブルで突破されるシーンが多かったと思う。

それが表れたのはリバプールの先制シーン。リバプール側のゴールからチェルシーのゴールまでドリブルで持ってかれた。一連のプレーの中では前のスペースは全く切らずに、最後のシュートに対する寄せも甘すぎた。確かに、このシーンはセットプレーからのカウンター一発っていう特殊な状況だったけど、去年のチェルシーはこういうカウンターをつぶすためにファール覚悟で激しく当たりに行ってた。前線での守備意識に問題があると思う。

真ん中から形を作られるって意味ではクラウチに簡単に仕事をさせすぎてたのも気になるところ。これも相手の中盤を自由にさせすぎて、いいボールを出す余裕を与えてしまっているからだと思う。

真ん中からの形はこんな感じだけど、この試合で目立ったのがサイドを崩される形。中盤をワイドに開かないから、サイドの選手配置が薄くなるのはしょうがない。そこの守備に対するフォローが甘かったと思う。純粋なWGを置けば、その選手が戻ってきての守備ってのもありえたけど、前に明確な形が定まってなかったから、その辺があいまいになってしまっていた。

のきなみ自分のプレーを見せられなかったチェルシーの選手の中で、エッシェンだけはしっかりした自分のプレーを見せてたと思う。

まずはキープ力。ボールが落ち着く場面がないなかで、エッシェンのキープ力が目立ってた。バラックが下がった後は、DFラインの前でボールを散らす役割も果たした。

攻撃面では機を見た上がりも魅力的。基本的には守備的な仕事をしつつも、ゴール前に飛び出すプレーや、ドリブルで強引に仕掛けるプレーが見られた。

守備面での貢献も大きい。
いろんなとこに顔を出して、こぼれ球に対して対応したり相手をつぶしたりと、運動量の多さが
目立った。

こんな感じのチェルシーに対してリバプールには完成度の高さを感じた。

攻撃はクラウチを使うのが1つの形としてできあがった。クラウチにくさびを入れたときの周囲の距離感、位置関係がいい。クラウチにボールが収まると、2列以降の選手が一気に抜いて出てく。
特に2トップを組んだLガルシアとの関係性は良かったと思う。クラウチにロングボールが入るとそのウラに走るってのが形になってたし、一個引いたとこから飛び出して相手に捕まらずに出てくるプレーも見られた。

こんな感じの連動した攻撃が見られたから、全体として厚みが増してた。ゼンデンの攻撃参加の多さを見れば分かるとおり、後ろの選手が積極的に飛び出してくる。それにSBのオーバーラップも多く見られた。

こういういいとこが見られたけど、この試合で特筆すべきはサイドからの攻撃。去年までのリバプールはどうしてもロングボールに頼るような場面が多かった。でもこの試合では特に左サイドからチャンスを作るような場面が多くて、しっかり崩していこうっていう意図が見えた。サイドからの攻撃って意図のためかは分からないけど、途中交代のジェラードも右サイドの高めの位置に入って効果的なクロスを供給した。

結局2点目もサイド攻撃から。中でクラウチを離してしまったチェルシーの守備にも問題があったけど。このシーンはべラミーがサイドに流れてきて仕事をしてたけど、左サイドをまかされてたファビオ・アウレリオの攻撃力も魅力的だと思った。

守備面での連動性も感じた。チェルシーとは違って前線から意図の感じられる複数枚でのプレスが見られた。相手の中盤の選手を自由にさせないことで、チェルシーは効果的なパスが前線に供給されなかったしランパードも消えてしまってた。
最終ラインもしっかりとラインが統率されて得点シーン以外はチャンスを作らせなかった。シェフチェンコとかロッベンみたいな個人での打開力に優れる選手には複数枚での対応をしてた。

プレミア開幕1週間前で完成度の違いが見られた両チーム。チェルシーはどこまで完成させて開幕を迎えられるか、注目。
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2006-08-13 Sun 14:37
イエメン戦招集メンバー
GK:川口能活、山岸範宏
DF:三都主アレサンドロ、坪井慶介、加地亮、田中マルクス闘莉王、駒野 友一
MF:中村直志、羽生直剛、遠藤保仁、鈴木啓太、阿部勇樹、山瀬功治、佐藤勇人、田中隼磨、小林大悟、長谷部誠
FW:巻誠一郎、我那覇和樹、佐藤寿人、田中達也、坂田大輔

追加メンバーはほぼ予想通り。羽生、佐藤勇あたりは『オシムの言葉』を読んでも評価が高かった。ガンバから遠藤を呼んだあたりはオシムらしいなって気がする。

気になったのがCBの人材不足。阿部をCBと数えても3人だけ。ついでに、坪井は途中交代の前科がある。次は公式戦だけど、大丈夫か?って不安はある。

これでオシムの作るチームの骨格が見えてきたから、ずっと前に作った仮想オシムジャパンの反省会。
http://himajin0112.blog101.fc2.com/blog-entry-109.html

<3-3-2-2>
FW:平山-大久保
MF:小笠原-松井、今野-阿部-長谷部
DF:中澤-トゥーリオ-茂庭

2トップは平山と大久保を挙げてるけど、タイプ的には巻(我那覇)と田中達の2人でも同じ感じ。特に田中達と大久保はコンディションのいいほうを使えばいいと思ってたから、現状を見る限り納得(平山は一応海外組だし)。

MF。
松井はオシムの評価が高そうだし、そのうち呼ばれると予想。小笠原の代わりとしては、中村直がキープ力に優れてるらしい。
DMFの3枚はこのままで。今野はケガで残念だけど、今後は確実に呼ばれるはず。こないだの鈴木の役割を見る限り、DFラインの前で阿部が似たような働きをしてくれれば、個人的には希望通り。

DF。
今回の召集メンバーを見る限り、3バックはありえないと思う。無理やりやるとすれば、阿部を最終ラインに入れて、そこからゲームを作る形。攻撃時は完全な2バック気味になるけど、相手が格下だからありえなくはない。

で、今回召集されたメンバーを無理やり↑のシステムに当てはめると。

FW:巻-田中達
MF:中村直-羽生、サントス-鈴木-長谷部
DF:トゥーリオ-阿部-坪井
GK:川口  

どう考えても現実味が薄い。

というわけで、まじめにスタメン予想。システムは前回の形を採用(たぶん違う形で来るだろうけど)。

<4-4-2>
FW:巻-田中達
MF:羽生、サントス-阿部-遠藤
DF:駒野-坪井-トゥーリオ-加地
GK:川口

大枠は変えなかった。
阿部のとこはこないだよかった鈴木でも十分。
「90分走れなかった選手がいた」発言を考えて、田中隼と長谷部と山瀬と我那覇を変えた。田中隼は後半の攻撃参加が目に見えて減った気がするし、長谷部と山瀬と我那覇は全体としてアピールができなかったように思う。

まだまだオシムの形が飲み込めてないだけに、的外れな予想になる可能性もあるけど、予想するのは面白い。
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2006-08-10 Thu 11:03
『オシムの言葉』


・フルコートの3対3
・ポジション、レギュラーとサブをシャッフルして先入観を排除する


1つめは守の切り替えを意識するためのトレーニング。2つめは競争を促す効果もある。全体を読んでも、ユニークなトレーニングを思いつく人だと思った。こないだ日本代表でのトレーニングもユニークだった。

まず15人が3人ずつ5組に分けられ各組ごとに異なる色のビブスが配られる。そのうち3組9人が攻撃役となりボールを回し、残る2組6人が守備役となりボールを奪うため追い掛ける。攻撃役には制約があり、2タッチ以上は禁止で、同色のビブスの選手にはパスは出せない。これだけでも難しいメニューだが、さらにミスをした組は即座に守備側に回るため集中していないと何色が味方で何色が敵かが分からなくなる。選手は瞬時に状況を判断してプレーすることが求められるのだ。

引き出しの多さを感じる。

「サッカーとは危険をおかさないといけないスポーツ」


皆さんも新聞を読むときに行と行の間、書かれていない部分を読もうとするでしょ?サッカーのゲームもそのような気持ちで見てほしい。」

そういう気持ちで見たいと思う。結果だけ、得点だけに偏った見方をしないように気をつけたい。

心理マネージメントと対戦相手の分析能力に優れる

優秀な監督の絶対条件。

・一般的には、個人プレーが強い人間を人々は好む。しかし、私はひとつのチームをつくることをまず考えて、その上で機能する選手を選ぶ。
・エクストラキッカーはふたり(エクストラキッカー=自分ひとりでゲームを支配し、プレースキックで得点を決められる)
・「ジダンやベッカムやロナウドやいろんな人間を集めても。じゃあ彼らのためにいったい誰が走るんだ?」

この辺は今後のオシムの招集にも影響してきそうだから、覚えときたい。

「システムは関係ない。そもそもシステムというのは弱いチームが強いチームに勝つために作られる。・・・システムはもっとできる選手から自由を奪う。システムが選手を作るのではなくて、選手がシステムを作っていくべきだと考えている。チームでこのシステムをしたいと考えて当てはめる。でもできる選手がいない。じゃあ、外から買ってくるというのは本末転倒だ。チームが一番効率よく力を発揮できるシステムを選手が探していくべきだ。」

システムに対するオシムの考え方。初戦を見ても分かるとおり、システムにこだわる姿勢がない。ある程度流動的にやってくんだろうけど、まっさらな状態もいかがかとは思うわけだけど。

ムービングこそが、もっとも重要だと思っている。

オシムの考え方が詰まってる。要は“走るサッカー”が大切だってこと。
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2006-08-09 Wed 22:15
日本×トリニダード・トバゴ
オシムジャパンの初戦。オシムが言うには“負けてもいい”試合だったらしい。この言葉はたぶん選手のプレッシャーを弱くする意図があったと思う。
オシムはW杯のときの過剰な期待に苦言を呈してた。で、今回はどうかっていうと、今回も過剰な期待がかかってると思う。
選手の質としてはW杯時より劣ってることは否めない。それなのにW杯時よりいいサッカーを求められる。こういう周囲の声を弱めるために“負けてもいい”発言があったんだと思う。

<日本:4-4-2>
FW:我那覇-田中達
MF:山瀬、サントス-鈴木-長谷部
DF:駒野-坪井-トゥーリオ-田中隼
GK:川口

チームは浦和の選手を基本に組み立てられてた。合宿期間を取れなかったから、浦和を基本にしたってのはその辺のマイナス要素を軽減した。

トリニダード・ドバゴは4-4-2。W杯の時の印象だと“激しい当たり”“集中力”“キレのあるカウンター”ってな感じ。でも、W杯とメンバーがかなり変わってきたから目安程度に。

松木さんがさんざん言ってたとおり、日本は基本に忠実にやってきた。トラップでしっかりとボールを止めて、その後インサイドで確実なパスを出す。パスを出した後も、出しっぱなしにせずにスペースに走る。トラップ⇒パス⇒フリーランニングっていう基本的な一連のプレーを組み合わせることで攻撃を組み立てた。確かに基本的なプレーをしてるだけだけど、そういうプレーの積み重ねがいい攻撃を生み出す。

問題はスペースに走った選手を生かせず、足元のパスが多くなってしまったこと。それで攻撃が単調になってしまった。
前半の途中あたりから、相手がそれを考えて人にしっかりついた守備をした。こうなったときに必要なのが1人で打開できる選手。今日だったら田中達がFWの位置から下がってボールを受けて、ドリブルで仕掛けてくようなシーンがあってもよかったと思う。

基本のプレーは大切だけど、攻撃を単調にしないためにそこにどうやって応用のプレー(ドリブルとかダイレクトでショートパスにロングパスを組み合わせたりとか)を入れてくかってのが今後の課題。そういう意味では1人で打開できる人材が不足してるかな、とも思う。オシムは松井を呼ぶつもりらしいから、松井ならそういう役目も期待できると思うけど。

個人的にはこの試合は鈴木のがんばりが印象に残った。1ボランチに求められる仕事をきっちりこなしたと思う。いくつか挙げとく。

①攻撃の起点。
DFラインのすぐ前に位置して相手のプレッシャーのないとこで全体をみる。そっから左右に散らしたり、縦パスを出したりして攻撃の1番最初のとこを始める。

②守備の起点。
DFの前にまず相手にプレッシャーをかける。前の選手と連動してボール保持者に当たってく。前後からはさんでボールを取るようなプレーを狙う。

③フィールド全体のカバー。
1ボランチは1人でフィールドの左右の幅を見なきゃいけない。それだけに運動量が求められる。今日の試合でも相手のサイド攻撃に対して守備に行くようなシーンがあった。それから、SBが上がったスペースをカバーするってのも大切な役割。

④流れの中でDFラインに。
これは1ボランチに求められる仕事ってわけでもないけど、今日はこういうシーンが目に付いた。鈴木がDFラインに吸収されて3バックみたいな形になる。本当はこういう仕事は最終ラインもできる阿部がいれば適任なんだと思う。

⑤バランサー。
中盤の1番底でバランサーの役目をする。今日の試合は中盤の他の3人がかなり流動的にやってきた。サントスのポジションを見てればそれがよく分かったと思う。左サイドにべったりしてるだけじゃなくて、中に来たり、逆サイドに流れたりしてた。山瀬と長谷部も同じような感じで動いたから相手もつきにくかったと思う。
それから流れの中でダブルボランチになるようなシーンもあって、オシムのいうようにシステムにこだわらないってのがよく出てた。
その中でも鈴木は底の場所に位置してしっかりバランスを取ってた。

序盤は攻守の切り替えがかなり速かった。ボールをとったらすぐに縦パスを入れるっていう意識はよかったと思う。
全体的にラインがコンパクトにまとまってたのも印象的だった。トゥーリオとか坪井がハーフェーライン近くでクリアする場面もあった。全体として攻守の切り替えを速くしようっていう意図が見えた。

問題は相手が完全に引いてしまってからの時間帯。縦パスが入らずに最終ラインで回す時間が長くなった。最終ラインで左右に動かすことで相手の守備にギャップを作ろうとしたけど、うまくいかなかった。こういう時間帯でも、やっぱり個人で打開できる選手の必要性を感じる。それか数的有利を作るためにこういう時間こそトゥーリオとかが上がってってもよかったんじゃないかと思う。

2トップは1トップ1シャドーの組み合わせ。真ん中ではってる我那覇と流れてボールをもらう田中達。大まかには、我那覇は足元でボールを受けてポストプレーをして、田中達はスペースに走ってボールをもらうって感じに分けられる。

組んだばっかだからしょうがないかもしれないけど、この2人の連携がイマイチうまくいってなかった。我那覇が受けても、落としてもらえる位置に田中達がいない。お互いがお互いのスペースを作りあうような動きも見られなかった。この辺は時間をかければ解決されると思う。

2トップと2列目以降との関係も微妙(後ろから飛び出そうっていう意識は見られたけど)。時間をかけて攻めてるときは、2人を追い越して2列目からの積極的な飛び出しが見られた。
ただ、これは短い距離を走ればいい形。もっと長い距離を走って飛び出してくるプレーが欲しい。

モデルとしては2点目。2列目からサントスが長い距離を走って飛び出した。相手のDFは2トップを見てたから、後ろからの飛び出しにつききれなかったしオフサイドにもかからない。それでGKと1対1になることができた。こういうシーンが他にあまり見られなかった。

2列目からのフォローが少ないから、サイドに田中達が流れると中に我那覇だけってシーンが目立った。特に途中で佐藤が出てきてからは中の枚数が足らない状況が多かった。
ベンチからの指示かは知らないけど、佐藤が左サイドでプレーしてた。その上、田中達も流れるし、後ろの選手はスタミナ的につらい時間帯。2人がつくった真ん中のスペースも無駄になってしまった。

押し上げの遅さってのはロングボールのこぼれ球のとこにも表れてた。後半はある程度トップを狙うロングボールを蹴ってたけど、相手に跳ね返されたあとにそれに対応する選手がいなかったのが気になった。こういう場面で長い距離を走って出てくる選手が欲しい。これはかなりスタミナ的につらいと思うけど、“走るサッカー”を目指してるなら必要なことだと思う。

そういう動きができてたのは両SBの駒野と田中隼。特に田中隼はこのメンバーの中でも運動量を評価されてるだけあって上下の往復を繰り返した。2人とも理想的なSBの動きだった。

攻撃に重点を置けるようになったサントスはいいプレーを見せてた。サイドでいつものようにプレーしたり、中に入ってきてボールをさばいたり、2点目のように積極的にゴール前に出てきたり。かなり自由に動き回ってた。それに流れの中で左SB気味にプレーする時間帯もあって、その辺はジーコのときの経験が生きてたと思う。

ただ、持ち味のドリブルが見られなかったのが残念。サイドで数人を抜いてくと、チームとして楽になる。田中達、サントスを初めとしてチーム全体としてドリブルが少なかったから、オシムからドリブルをあまりするなって指示が出てた可能性もある。相手が激しく球際をやってきたから、玉離れを早くするって意図があったかもしれない。リズムを変える意味で少しは取り入れても良かったとは思う。
サントス自身は今日2得点ってことでノッってきてくれればいいと思う。

守備面。
相手の縦パスに対する対応が甘かった。前を向かせないようにはしてたけど、もっと激しくつぶしてっても良かったと思う。後は前から散々言ってるDFラインの前のスペース。DFラインが下げられるとこぼれ球をなかなか拾えない。今日は1ボランチで、しかも鈴木がDFラインに吸収されてたから、そこの前のとこを誰が埋めるかっていう意思統一が必要だった。

全体として誰がよかったとかがはっきりしない試合だった。個としてよかった選手を挙げるのが難しい。その中でも結果を残したってことは、逆に言えば組織がしっかりしてたって言えるのかもしれない。
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2006-08-08 Tue 00:43
U-21:中国×日本
反町ジャパンの初戦。W杯の中継で反町監督の解説を聞いてから、戦術的に面白そうな人だと思ってた。選手はあんまり知らないけど(去年のワールドユースで見たぐらい)、監督の采配って意味でかなり期待。ある意味ではフル代表よりも注目してる。

<日本:3-6-1>
FW:苔口
MF:梶山-増田、本田-青山敏-枝村-中村
DF:増嶋-伊野波-青山直
GK:西川

日本は守備面のよさが目立った。前線から連動して効果的な守備ができていた。これがあまり時間をかけていないチームとは思えないほど質の高いものだった。
相手のボール保持者に対しては、すぐに数人の選手が囲みに行く。前の選手が戻ってきて挟み込むような守備も見られた。特にこの前の選手が守備も厭わないってのが大きい。中盤で囲んで相手が離したこぼれ球に対しても、後ろの選手がしっかりとフォローしている。前線からの守備に関してはこの形を成熟させていけば、かなりの武器になると思った。

問題はそういう守備を90分するだけの運動量が必要ってことぐらい。その辺はオシムジャパンと同じで“走れる選手”を選んでるから、大丈夫だと信じたい。
あとは“ボールを持った休憩”を効果的に活用したい。そのためには自分たちがしっかりと中盤を支配できるような技術を身に付けなければならない。少なくとも今日の状態だと難しいと思うから、その辺の成熟も期待。
とりあえず時間はまだまだあるからじっくりやってけばいいと思う。

前線からの守備だけじゃなくて後ろもそれなりにしっかりできてた。相手がトップにくさびを入れたとこから、攻撃をスピードアップをしようっていう意図が見られた。そこに対するケアがしっかりしてた。
くさびのボールに対しての積極的な守備が目立っててよかったと思う。つまり、相手よりも前でボールを触ろうっていう意識。トップに当てられても、その後を激しくやって仕事をさせなかった。とにかく1対1で負けないっていう意識が見られたのはよかった。

中国としてはこれで攻撃の起点をサイドにせざるをえなくなった。結果としてはこのサイドからの攻撃で中国はチャンスを作ることになったけど。相手がニアに数人走りこんで日本のDFがそれにつられて、一番遠くが空くってシーンが気になった。
それから3バックの1枚がサイドに引き出されたときの対応にも改善の余地があったと思う。
でも、こういうことも含めて急造の3バックってことを考慮すれば仕方のない部分もあったかもれない。

形としては相手が1トップ気味になることもあって、4バック気味になることもあった。相手に押し込まれるとボランチもDFラインに吸収されてしまっていたのが気になる。中国も結構厚みのある攻撃を仕掛けてきたから、DFで跳ね返したボールのこぼれ球を中国に拾われてミドルを打たれるってシーンが目立った。それでも最後のとこでしっかり体をはる姿勢は好印象。

守備の一番後ろに西川が控えてるってのは選手にとっては大きな安心感につながってると思った。決定的な場面をいくつも防いでたし、飛び出しの判断もよかった。Jでレギュラーをとってることが自信につながってると思う。

FKの守備でひとつ危ないシーンがあった。日本は相手のFKのときにかなり高いラインを引いてGKの前にスペースを空ける。1度だけ(大部分は安定してた)出るのかどうか迷ったシーンがあった。でも、あら捜しをばかりしてもしょうがないから、今日は十分な働きをしてたっていう評価でいいと思う。

攻撃はまだまだ荒削りな部分が多い。特に前半は全く形を作れてなかった。中国が前線でかなり激しくやってきてたのもあったけど、中盤で攻撃を組み立てることができなかった。
相手のプレッシャーに対してはロングボールをDFラインから蹴りこんで、相手のラインを下げようって意図が見られた。基本的にはウラに抜けるようなボールを徹底してたけど、その辺の精度に問題があった。DFラインからの場合は相手のプレッシャーがほとんどないんだから、もっといいボールが出てきてもいい。

こういうロングボールに加えて、サイドチェンジを繰り返して相手のプレッシャーを回避するようなことがあってもよかったと思う。それにはワイドに選手が配置する必要があるけど、あまりに選手間の距離が近すぎたような気がする。その辺は3バックでサイドの選手が守備もしなきゃならない弊害。

1トップに対する後ろのフォローも前半は少なかった。苔口がサイドに流れたる、引いたりして真ん中にスペースを空けても(基本的には前の3人はかなり流動的にやってきた)そこに出てく選手が少ない。飛び出してくプレーも形式的(うまく言葉にあらわせないけど)なものだった気がする。
そもそもトップに入った苔口がポストプレーをするタイプじゃないから、後ろからの押し上げは難しかったかもしれない。それだけに梶山に入ったときの後ろからの押し上げがもっと欲しかった。梶山のキープ力はかなり高くて、中盤で激しくやってくる相手に対してもしっかりボールを自分のものにできてた。後ろの選手はそれを信頼してもっと後ろから飛び出してくべきだった。

あんまり攻撃面のよさが見えなかった前半に対して後半は連動性が見られてきたと思う(相手の疲れっていう要素もある)。特にボランチの攻撃参加が前半に比べて格段に増えた。

1点目はそんな形から。梶山がボールを持ったとこで、ボランチの枝村がサイドのスペースに飛び出した。上に書いた梶山が持ったときの飛び出しの要素とボランチの選手が敵陣深くまで上がってきたって要素が入ってるプレー。相手は梶山に気を取られてたから枝村はフリーでクロスを上げることができた。エリア内の人数もしっかり揃ってて、いい攻撃だったと思う。

2点目は前半から散々失敗してきたウラへの1発のパス。一番前に苔口がいて、その後ろから増田が出てきたことで相手は捕まえ切れなかった(ラインがめちゃくちゃだった)。増田の思い切ったシュートもよかった。
今日の試合では、全体として思い切りのいいシュートが目立ってた。これはいい傾向。

日本のコーナーキックでは面白い形をとってきた。ゴールの近くには1人だけ置いて、あとはペナルティースポットのあたりから一斉に飛び出してくる。相手のマンツーマンのマークをかく乱する効果があると思う。

“走る”ことをコンセプトに置いてるだけあって、全体的に運動量が多かった。初戦としてはかなりいい内容だったと思う。今後の成長が楽しみなチーム。
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2006-08-06 Sun 19:41
イングランド×スウェーデン
<イングランド:4-4-2>
FW:ルーニー-オーウェン
MF:Jコール-ランパード-ハーグリーヴス-ベッカム
DF:Aコール-テリー-ファーディナンド-キャラガー
GK:ロビンソン

試合開始早々にオーウェンが負傷退場。れで温存するつもりだったクラウチが出場する羽目に。この試合の中でのプランもすぐに崩れたし、その後の試合にも影響が出た。オーウェンが負傷したことでこの後の試合のイングランドは1トップを使ってた。やっぱりベンチにウォルコットだけっていう状況は避けたかったんだと思う。

で、この試合はほぼクラウチとルーニーの2トップで。ルーニーはケガ明けで心配されてた試合だったけど、スピードとかボールの扱いとかに問題は感じられなかった。

クラウチとルーニーの2トップはルーニーとオーウェンよりも好きだった(個人的に)。この組み合わせだと前ではってるクラウチと、比較的自由にやるルーニーっていう役割分担ができてくると思ってた。

でも、実際はクラウチが動き回ってボールを引き出すシーンが目立ってた。その逆のパターンも少しは見られたけど、結局はどちらかが引いたらもう一人が前ではるっていう形ができてた。

それからランパードあたりが前に飛び出してくから、FWの1人が下がっても前が薄くなるようなことはなかった。

イングランドの中盤はフラットな形。
前半はかなりワイドに開いて攻撃を組み立ててた。左右に何度もボールを振ることで相手の前線からのプレッシャーを外してた。ワイドに開いてる分近い距離で簡単にはたいてパスを回すってものではないけど、中盤でボールをしっかりつなげてた。他の試合ではロングボールを前線に放り込むっていう攻撃が目立ってたから、この試合の前半はイングランドとしては一番上手くチームが回ってたと思う。

この試合はジェラードを温存してランパードとハーグリーヴスが真ん中に入ってきた。攻撃的なランパードと守備的なハーグリーヴスっていう役割分担ができてた分、この組み合わせの方が中盤がうまく回ってた印象。

ランパードは持ち味の運動量を存分に発揮した。低い位置でボールをさばいてゲームの組み立てをしつつ、ゴール前に積極的に飛び出してく。ジェラードとの組み合わせだと見られない思い切りのよさが見えた。序盤からミドルを狙うシーンが多かった。

それをサポートするハーグリーヴスも良かったと思う。ハーグリーヴスも運動量が多い。こぼれ球のところには常にハーグリーヴスが顔を出してた。

なんといってもこの試合で特筆はJコールだと思う。序盤からドリブルでの積極的な仕掛けが目立った。それを外からのオーバーラップでフォローするAコールとの関係もよく、イングランドの攻撃は左サイドからのものが多くなった。Aコールが上がるとキャラガーがバランスをとるってこともできてた(その逆も)。

Jコールは本当にキレキレって感じで、相手もファールじゃないと止められなかった。得点シーンを含めて、中へ入ってのシュートは左サイドでの起用のおかげ。
それにしたもあのシュートはすごかった。ボールをこすりあげてドライブ回転をかけて逆サイドに落とす。GKとしてはどうしようもない失点だった。

前半はチームとして好調のJコールを使おうっていう意思統一がされていた。後半はチームが上手く回らなかったこともあるけど、あまり目立たなくなってしまった。前半に飛ばしすぎたってのもありそう。

うまく回ってた前半に対して後半の失点後は攻撃の形が作れなくなってしまった。それでいつものようにロングボールを放り込む形が多くなったと思う。こういうこともあってルーニーに変わってジェラードが出場(ルーニーがケガ明けだってこともあっただろうけど)。ジェラードが入って形としては4-1-4-1に。

このときのラインの置き方を見ると4-1-4-1の特性を分かってもらえると思う(もう1ヶ月も前の話だから遅いけど)。とにかくこれで中盤を厚くして攻撃を組み立てたかったんだと思う。

でも結局は同点ゴールもクラウチへのロングボールから。ジェラードが後ろから飛び出したことによってフリーになったって意味では交代がいい影響を出したって言えるかもしれない。

イングランドの守備陣は全体として安定感を見せた。前線でFWが戻ったりして1度プレッシャーをかけ、後ろは本当に堅守って感じだった。流れの中では全くチャンスを作らせていない。

これはやっぱりCBの2人(交代のキャンベルを含めて3人)の強さのおかげだと思う。スウェーデンは序盤ロングボールを単純に入れてくるシーンが多かったけど、そこで競り負けずにことごとく跳ね返した。ラーションに入れるくさびのボールに対してもしっかり対応して次の展開につなげさせなかったと思う。
それにクリアをするところははっきりやってたし、最後のとこでも体をはった。

ただ、流れの中でこれだけしっかり守ってただけにセットプレーの弱さは目に付いた。後半のCKはほとんど決定的チャンスにつなげられて、失点もCKから。相手がCK時に変則的な形を取ってきたからそれに対する対応がうまくいってなかった。2失点目もロングスローからだったから、基本的にサイドからのボールに弱かったってのもあるかもしれない。

それに対してFKの守備は無難にこなした。ラインを高くとってGKの前にスペースを空ける形で、一見すると危なそうだけど、しっかり機能してたと思う。

スウェーデンの攻撃も特別悪かった印象はない。むしろ攻撃にはかなり連動性が感じられた。マイボールのときは周囲がフリーランニングをして選択肢を増やすし、後ろからの飛び出しも目立つ。後ろからの飛び出しが積極的だから厚みのある攻撃につながった。

それでもチャンスができなかったのは、やっぱりイングランドの守備がよかったんだと思う。ラーションがボールを受けようといろんなとこに顔を出したけどうまく行かなかった。イブラヒモビッチ不在の影響もあったかもしれない。

スウェーデンの守備は不安点が目についた。序盤は前線で連動したプレッシャーをかけてたけど、両サイドをワイドに使うイングランドの攻撃でいなされてしまっていた。そんな感じでプレッシャーを受けずに飛び出してくるイングランドの選手に対して、後ろの選手が上手く対応しきれてなかった。

一番の問題はボールの取り所がはっきりしてなかったこと。相手の選手に合わせてDFラインがズルズルと下がってしまった。
それでDFラインと中盤の間にスペースができる。そのせいでJコールのゴールを含めて、イングランド選手にミドルをノープレッシャーで打たせてしまった。

それにDFの前のスペースを使われてクラウチあたりに簡単にくさびを入れられたのも問題だった。クラウチがドリブルで持ち上がるなんてシーンが多かったのも、このスペースのせいだったと思う。

この試合は“流れ”っていうのが手に取るように分かる試合で面白かった。前半は完全にイングランドペース、同点ゴールからスウェーデンのペースになったけど決勝点を決め切きれず流れの悪いイングランドに点を取られてしまう。そのまま終わると思いきやスウェーデンが同点ゴール。いろいろな要素が凝縮されていた。
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2006-08-05 Sat 20:07
マリノス×セルティック、ガンバ×蔚山
まずはセルティック×マリノス。セルティックが4-4-2、マリノスが3-5-2で試合開始。

セルティックは精彩を欠いた。シーズンが始まってるのにわざわざ日本まで来て親善試合を組む意味が分からん。モチベーションも低かったと思う。

攻撃に連動性が全く見られなかった。ほとんどの選手の足が止まってて、ボール保持者が孤立してるし、パスもほとんど足元へのものだった。

それでも親善試合ってことで相手のプレスが弱かったこともあって、最初は中盤で細かいパス回しができた。前に試合を見たときは(優勝が決まったときだったと思う)ロングボールを前線に蹴りこむだけの攻撃だったから、パス回しっていう形には驚いた。

ただ、中盤である程度パスが回ってもゴールへつながる形が見出せなかった。ウラへのパスは意志の疎通の問題でことごとく失敗。単純な縦パスすら入らなかった。この辺はマリノスの守備云々よりもセルティックのFWの力量の問題だった気がする。

守備面でも不安があった。守備のときに選手がボールに引き寄せられる傾向があった。相手が真ん中でボールを回してるとサイドの選手が空き、サイドにボールが出ると中と逆サイドがかなり手薄に。この辺は失点にもつながった。

俊輔について。前半はかなり低い位置。どちらかというと守備の方が目立った。この試合に関しては危機察知能力に優れて、危ないとこには顔を出してた。それでも守備がうまいとはお世辞にも言えないわけで、俊輔が守備に回ってるって状況はチームが上手く回ってないことをあらわしてる。

後半は開始時からかなり高い位置をキープ。セカンドストライカー的な役割を任せられたらしく、ゴール前で仕事をしようって意図が見えた。それでも前にボールが入ってこなかったからほぼ意味が無かったけど。

セルティックで印象的だったのがスノー。全く知らない選手で始めて見たけど、この試合に関してはチーム内のMVPだったんじゃないかと思う。攻撃時はボランチの位置である程度ボールタッチを増やしつつ、守備時は1対1の強さを見せた。

チームとして状態が良くなかったセルティックに比べてマリノスはかなり良かったと思う。チームとしての連動性が感じられた。

攻撃面。
ロングボールを効果的に使った大きな展開が随所に見られた。サイドチェンジも多くて、この辺はJリーグの中でも効果的に使えると思う。2得点はロングボールで相手の目先を変えたことで生まれた。

1点目はサイドチェンジ2本で相手をずらしつつ、最後のとこは1対1で勝ったことで生まれた。
2点目は清水の得点。最初にハーフェーラインで起点になりながら、ゴール前まで長い距離を走っての得点だった。このシーンも右の田中隼へのロングボールから田中隼折り返して相手の目先を変えたものだった。中では大島がニアに走って後ろから飛び込んできた清水にスペースを空けた。この辺は関係性の良さを感じる。

2トップの大島と清水の関係性は終始良かった。前線で起点になる大島とその周りを衛星的に動く清水。相手のDFが甘々で大島にかなりの数の縦パスが入った。そこで起点が作れたってのは大きかった。

清水とトップ下に入った山瀬との距離感も良くて、入ったボールをしっかり次の展開につなげられた。
清水は運動量が評価できる。攻撃でも下がってボールを受けたりしていろんなとこの顔を出してきたけど、守備のためにDFラインまで戻るようなシーンもあった。

ケガ明けの奥と山瀬も計算できた。奥は低い位置でボールをさばきつつゲームを作った。山瀬も2トップの絡みの中でいいプレーを見せたと思う。この2人の動きを守備的な位置でサポートした河合の働きも大きかったと思う。

昨日日本代表に選ばれた田中隼。やっぱり上下に惜しみなく動く運動量は魅力だし、攻守の切り替えも速かった。それにゴール前への飛び出しも結構見られた。WBのポジションから斜めに飛び出してくるから相手も捕まえにくい。
サイドチェンジのボールの精度がかなり高いってのを知れたのがこの試合の収穫だった。2点目のアシストも精度の高いものだった。

守備面では最初は不安が見られた。中盤でプレッシャーがかからずに相手にパスをうまく回されていた。ただ途中で「ディフェンスのときにボランチが下がりすぎるな」って言ったあたりから改善。途中からは前線で連動したプレッシャーをかけられるようになった。

試合は結局フリーキックで加点したマリノスは3-0でセルティックを破った。マリノスとしては内容も結果も最高のものだったと思う。

プレシーズンマッチで勢いをつけたマリノス。それに対してガンバは公式戦で6-0の惨敗。

試合は両チーム3-5-2でスタート。

蔚山は後がないってことで序盤はかなりガツガツやってきた。中盤で相手に負けないって意識がしっかりしてて球際がかなり激しい。
ただ、先制点を取ってからはその方針を180°転換。完全に引いて守って、カウンターを狙う形に切り替えた。

このカウンターかなり洗練されたもので強さを感じた。形としてはロングボールをスペースに蹴りこむっていうシンプルなものだけど、うまくいけば数的有利の状況だし、つながらなくても相手を陣地まで押し込むことで次の守備の形を整える時間を作れる。基本的に3バックてやってくる相手に対してはサイドにスペースがあるから、そこを上手く利用してた。

こういうカウンターもそれに前にしっかりしたFWがいるからこそだと思う。少ない人数でもしっかりボールをキープできるし、少しでも相手にすきが見られれば打開することもできる。

特に後半出場のイ・チョンスは能力が抜けてた。他の2人のFWもサイドに開いてイ・チョンスが入り込むスペースを作るっていうサポートに回ってた印象。結局3~6点目は全てカウンター1発だったし、イ・チョンスはハットトリック達成。洗練されたカウンターの強さを思い知った。

ガンバは全体的に重い感じだった。選手の足が全体的に止まってる印象。守備ではボール保持者に対するアプローチをサボるシーンが目立ってた。1点目のミドルもフリーで打たせたし、2点目につながるクロスも簡単に上げさせてしまった。それに足が止まってるこぼれ球も相手に行ってしまう場面が多かったように思う。

攻撃面でも前半はフリーランニングがあまり見られなかった。特にサイドでボールを持った選手に対して後ろを抜いていくみたいなフォローが全く無い。この辺は後半になって解消されてきたけど、その頃には相手がしっかり組織をつくって守ってるから糸口が見えなくなってしまった。

試合の感想はこんな感じ。前半はカットされまくってたからあんまり書くこと無い。
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2006-08-04 Fri 18:22
トリニダード・トバゴ戦招集メンバー
GK:川口能活、山岸範宏
DF:三都主アレサンドロ、坪井慶介、田中マルクス闘莉王、駒野友一
MF:田中隼磨、今野泰幸、長谷部誠、小林大悟
FW:我那覇和樹、佐藤寿人、田中達也

このメンバー表を素直に受け入れると、
<4-4-2>
FW:我那覇-田中達
MF:小林-今野-長谷部-田中隼
DF:サントス-トゥーリオ-坪井-駒野
GK:山岸

システムは準備期間が無いから、選手が一番適応しやすい4-4-2。弱点となるトップ下のスペースは、長谷部が上がったり、田中達が下がったり、小林が真ん中に流れて対応すればいい。そもそもトリニダード・トバゴがW杯と同じようにヨークをボランチで使ってきたら、絶対にケアが必要(ヨークが出るのかでうかさえ知らんけど)。守備陣は浦和の面子が多いから(あえてGKも山岸と予想)、いつものような感覚でやればいいと思う。

ただ、オシムらしくひねってくることも考えられる。

①サントスの攻撃力を生かすために田中隼と駒野をSBに置いてサントスのポジションを1個上げる。

<4-3-3(4-1-4-1)>
FW:我那覇
MF:サントス-小林-長谷部-田中達、今野
DF:駒野-トゥーリオ-坪井-田中隼
GK:山岸

③メンバーは同じで中盤をダイヤモンド(長谷部を上げる)。

④ダイヤモンドの頭に田中達で3トップ気味(佐藤を入れる)。

⑤④のとき、小林、今野、長谷部を3ボランチ気味に置く。

⑥我那覇を頭にして佐藤と田中達を2シャドー。

なんかいくらでも考えられる。ユーティリティープレーヤーが多いことと、1ボランチでも計算できる今野の存在が選択肢を増やしてる印象。

とりあえず、この試合はあんまり力を入れてなさそう。その次の試合に向けての招集メンバーは古い井戸の水では巻、阿部、小笠原、加地、(宮本)、新しい選手だと岩政あたりが有力かと思う。


■追記
オシムジャパンに5人が追加招集。栗原、中村直志、鈴木啓太、山瀬、坂田。鈴木啓太は今野のケガの影響だと思う。栗原が入ったことで3バックも可能になった。

ちょっと気になってるのが、“軸”がしっかりしてないなってこと。ユーティリティープレーヤーが多くてどんな形にも対応できるけど、誰か確固たる軸がいなきゃだめだと思う。
今の状況ってアテネのときとそっくりな気がする。あのときも複数のポジションこなせる選手を選んだけど、軸は誰?って聞かれたら微妙。もちろん軸がはっきりしなくてもいいチームはあるんだけど、そういうチームって突き抜ける感じがしない。

W杯だとフランスが決勝Tに入ってジダンを軸にするって明確にしてから強くなりはじめたし。フランスに負けたブラジルは軸に置いてたロナウジーニョのポジションをいじってうまく行かなくなった。イングランドはジェラードとランパードの2本軸がうまくかみ合わなかった感じ。日本だってチームの軸に置いた中村が不調でチームとしてもよくなかった。

といってもこれは個人的な意見なんで。そもそも軸って言葉自体、個人的な感覚で使っちゃってるし。とにかく、オシムがどういうチーム作りをしてくるのか期待して待ちたい。
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2006-08-03 Thu 22:10
アトレチコ・マドリード
前にスペインの伏兵として挙げたアトレチコ。

<4-4-2>
FW:Fトーレス-アグエロ
MF:ペトロフ-ガビ-コスチーニャ-ロドリゲス
DF:ペルニア-ペレア-パブロ-セイタリディス
GK:Lフランコ

基本情報は今日発売のWorld Soccer Kingから。

守備陣は正直全く分からない。これから勉強(情報が入らないからつらい)。

左SBは昨日挙げたペルニア。攻撃的な選手でロングボールの精度も評価できる(とチュニジア戦を見て思った)。

ボランチにはコスティーニャを獲得。W杯では前の選手が自由にやる中で後ろでしっかりバランスをとりつつ守備に貢献した影武者的存在。ゼ・ロベルトも狙ってるらしく、とれればかなりプラス。

攻撃的中盤のロドリゲス。アルゼンチンの試合を見る限り、かなり前線に飛び出してくる。過去のアルゼンチンの試合の感想にも書いたけど、結構評価が高い。

FWはかなりのタレント揃い。まずは残留が決定したFトーレスだけど、今までさんざん書いてきたから省略ってことで。
もう1人のアグエロってのがやばいらしい。全くプレーは見たことは無いけど、メッシを超える逸材だとか。かなり注目。
他にもケジュマンとミスタとかもいて、ここのポジションは強豪チーム並み。

とりあえず、今んとこ騒がれてないアグエロをここで挙げたことを強調しとこう。
http://www.youtube.com/watch?v=CzHI0rA6Bto&search=Sergio%20AGUERO
動画持ってきたけど、これを見る限りスピードタイプかな。ウラに抜け出したりドリブルで抜いてくシーンが多い。そうならFトーレスと相性がよさそう。なんにしても試合の中でのプレーを見てからかな(見れる機会があるか微妙だけど)。
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2006-08-02 Wed 19:15
スペイン×チュニジア
<スペイン:4-4-2>
FW:Fトーレス-ビジャ
MF:ルイス・ガルシア、シャビ-シャビ・アロンソ-セナ
DF:ペルニア-プジョール-パブロ-セルヒオ・ラモス
GK:カシージャス

スペインのFW。ビジャとFトーレスの2人にセカンドストライカー気味にルイス・ガルシアが絡んで2トップ1シャドーの形。3トップって言っちゃってもいい感じだった。

ビジャとFトーレスの2人が役割を流動的に変えて、どちらかが軸として動けばどちらかがサポートをする形だった。どちらもサイドに流れてボールを引き出すシーンが多いけど、その場合はもう一方が真ん中に残ってる。さらにサイドに流れて空いたスペースに後ろからルイス・ガルシアが飛び出すってのが理想形だったと思う。

ルイス・ガルシアはサイドに流れて仕事をするようなシーンも目立った。ただこの試合のルイス・ガルシアはボールが足につかないって場面が多かった。それを考慮しての途中交代だったかもしれない。

Fトーレスは前々から注目してた選手。いわゆる万能型FWでなんでもこなせる。この試合でもポストプレーをしたり、低い位置からのドリブルの仕掛け、ウラへの飛び出し、サイドに流れてのチャンスメイクなどなど色々な仕事をこなしていた。

中盤はやや流動的になりつつ、いい距離感で短い距離のパスをつないでく。
ダイヤモンドの底に入ったのがシャビアロンソ。低い位置ではシャビアロンソを経由してパスが回ってく。長短のパスを使い分けてうまくボールを散らしてたと思う。簡単に言えばイタリアのピルロ的な役割。前が流動的な分、中盤の底で上手くバランスを取ってたと思う。

中盤の両翼はシャビが攻撃的、セナが守備的っていう役割分担ができあがってた。
シャビは乗り切れてなかった。試合の序盤はかなりボールタッチが少なかったし、決定的な仕事もできなかった。途中から改善が見られたもののセスクの投入でまた消えてしまう。確かW杯にはケガ明けで臨んだはずだから、試合勘に問題があったと思う。

セナは守備面での貢献が大きい。この試合のスペインは前線から積極的にプレスをかけて高い位置でボールを奪おうっていう意図があった。複数枚での連動的な守備で効果的だったと思う。
その中でセナは相手のボール保持者に対して常にプレスをかけに行った。それでパスコースが少なくなるから、味方の選手としては守りやすかったと思う。

スペインは両SBの攻撃参加も盛んだった。前半は右のセルヒオ・ラモスの攻撃参加が目立った。トップに当てて、サイドのスペースにセルヒオ・ラモスが走りこむっていう単純なものだったけど、相手は手を焼いてた。
セルヒオ・ラモスはSBだけでなくCBもできる選手。この試合でも高いボールに対する競り合いは勝ってたし、1対1(守備時の)でも強さを見せた。4年前にスペインのSBはプジョールだったから似たような成長を期待したい。

前半は左サイドのペルニアからのロングボールが目立った。チュニジアが完全に引いて守らずに高い位置からある程度のプレッシャーをかけてきてたからそれを避ける狙いがあったと思う。セットプレーの精度もいいらしいからDFラインからのロングボールも十分計算できるオプションだった。そのキックの精度(球種)を生かして後半はミドルを多く狙ってきたのも評価できる。

その後半は左サイドからの攻撃が多くなった。前半と違ってロングボールを蹴りこむのではなく、相手陣内深くまでえぐる形だった。それで相手の右サイドの選手(名前は忘れた)の突破っていう攻撃のオプションを消した。

スペインの得点シーン。

1点目。それまでおさえられてたホアキンがサイドで起点になった。ゴール前には後ろからセスクが飛び出してきて(その前のFトーレスのスルーもよかった)ミドルシュート。一度は相手に防がれつつもそこにしっかりラウールがつめていた。ラウールの嗅覚みたいなものが生きたシーンだった。

2点目。後半途中からチュニジアの選手の運動量がガクッと落ちた。それまではしっかりと中盤の選手にもプレッシャーをかけてたけど、このシーンはアシストをしたセスクの周りに広大なスペースができてた。それにゴールを決めたFトーレスにもつききれてなかった。
このシーンの前から相手のDFがFトーレスにつききれてないシーンが多かった。1トップ気味になって後ろからセスクとかラウールとかが飛び出してきたことで混乱を生じてたんだと思う。
Fトーレスは長い距離を走ってゴール前に。シュートも相手のGKのタイミングをずらすいいシュートだった。

3点目。ラウールがサイドに流れてチャンスメイク。そこから生まれたPKだった。最近のラウールらしいプレーだった。

で、この得点に絡んできたのは交代選手。

ルイス・ガルシア⇒ラウール3トップっていう形を明確にした。ルイス・ガルシアよりも得点能力のあるラウールを入れて点を取ろうっていう意図を明確に。といっても、低い位置でチャンスをつくるようなシーンも多く見られた。それに献身的な守備も光った。

セナ⇒セスク
これも攻撃的交代。セスクはFWの位置まで積極的に飛び出してきた。それに積極的にミドルシュートを狙ってのもよかった。

ビジャ⇒ホアキン
パス回しで相手のDFにギャップを作ろうとしたけど、それができなかった。だから1人で数人を相手にできる(突破力のある)ホアキンを投入したんだと思う。交代してすぐは相手の対応がしっかりしててなかなか自分のプレーができなかった。途中から相手の選手に疲れが見えてスペースが空き始めてからは、存分に力を出したと思う。最初にしっかり守られたときに、もっとセルヒオ・ラモスとの関係性で打開してけばチャンスにつながったと思う。この交代でFトーレスとラウールが縦の関係で2トップを組むようになった。

チュニジアは守ってカウンターっていうコンセプトで試合に臨んだけど、完全に引いて守ってるだけっていうわけでもなかった。高い位置からしっかりプレッシャーをかけてボールを奪おうというした。

そんな中から先制点が生まれた。中盤でのプレッシャーで相手のミスを誘った。1トップに対する後ろからの飛び出しが多くてゴール前にしっかり選手が入ってきてた。最後は一番後ろから飛び出した選手にスペインのDFがつききれずにシュートを打たれてしまった。一度はGKにはじかれたけど、しっかりそこにつめてたことで得点が生まれた。

このシーンもそうだけどチュニジアは攻撃に出たときの後ろからの飛び出しが多い。1トップに当てたとこから攻撃を展開するんだけど、そのときに意志の統一がしっかりしてた後ろから一気に押し上げてくる。さらに1トップの選手の視野の広さもあって効果的なカウンターが仕掛けられた。

それからウラを狙うっていう意図もはっきりしてた。スペインは前からプレッシャーをかけつつ、DFはかなり高い位置を取ってた。だから、ウラに広大なスペースがあってそこにスピードで抜け出そうっていう攻撃が見られた。

チュニジアは最終ラインの対応に問題があった。
まず、はっきりしないプレーが多かった。パスなのかクリアなのかが分からなくて相手に危ない場面でカットされるシーンが多かった。
それから1対1の対応にも問題あり。不用意に飛び込んで抜かれ、結局ファールで止めるシーンが多かった。相手のFKの最後のとこの精度がなかったおかげで助かってた感じ。

チュニジアとしてはそれでも最後のとこはしっかり守ってた。後半途中で運動量が一気に落ちてからやられてしまった。

全体として攻守の切り替えが速いいい試合だった。最後はスペインが選手層の厚さを見せたって気がする。
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2006-08-01 Tue 17:21
レッズ×バイエルン
レッズのシステムは3-6-1。最近調子のいい田中達也を見たかったけど仕方ない。右サイドに岡野ってのも面白そうだった。

<バイエルン:4-4-2>
FW:マカーイ-ポドルスキー
MF:シュバインシュタイガー-ドス・サントス-サリハミジッチ、オットル
DF:ラーム-バンビュイテン-デミチェリス-ハーグリーヴス
GK:カーン

注目はバラックの後を担うことになったドス・サントス。W杯では出場機会に恵まれなかったから、ここではしっかり見ときたい。それ以外にもドイツを中心に各国代表が目立ってた。ある程度は(メンバー的には)本気が見られた。

完全に親善試合モード。試合の中でスピード感がない。中盤でのプレッシャーもある程度までしかかからなかったし、そこでの局面での激しさも見られなかった。

バイエルンの2トップはマカーイとポドルスキ。この布陣を見た時点では、真ん中でポストをこなすマカーイと衛星的に動き回るポドルスキっていう関係性を想像してた。

ポドルスキは想像通りにいろんなとこに顔を出してボールを引き出した。サイドに流れたり下がったりしてボールを受けた。本当はそこにフォローがあってこそなんだけど、その辺は移籍してきたばっかってことで仕方ない面もあったと思う。
ウラに抜ける動きをもう少し多用してもよかったかなっていう印象も持った。スピードを生かすようなシーンが少なかった気がする。

ある程度想像通りのプレーをしてきたポドルスキに対してマカーイはよく分からなかった。真ん中ではってるはずだと思ったのに、おもなプレーエリアはかなりゴールから遠い位置。しかもそこでチャンスメイクに徹するってわけでもなく、中途半端なプレーに終始した。何か意図があったかもしれないけど、個人的には全く意味不明(誰か分かる人は教えてください)。

考えられるとすれば、ポドルスキが動き回ることによって自分のプレーエリアが犯されるのを嫌がったってことぐらい。そうだとしたら今後の連携面の改善でなんとかなるかもしれない。とりあえず、マカーイみたいな選手はゴール前にいてこそだと思う。

後半はそんなマカーイに変わってサンタクルスが登場。後半の放送がかなりカットされてたってこともあるけど、サンタクルスもほとんど目立ってなかった。

こんな感じのバイエルンのFWに対してレッズの1トップも機能してなかった印象。後ろからの飛び出しとかがほとんどなくて、1トップに置かれた黒部が孤立してるシーンが多かった。
そもそも後ろから1トップをフォローすべき2列目の選手に問題がある。山田はサイドに流れてのプレーが目立ったし、小野はかなり低い位置でのプレーが多かった。小野は本来ゴール前に出てって仕事をすることもできる選手だけど、この試合は後ろでボールタッチを増やそうっていう気持ちが強すぎたような気がする。

黒部の孤立で特にひどかったのがサイドからのクロス。エリア内に1人って場面が多くて、せっかくのサイド攻撃も効果の薄いものになってしまった。

この試合のレッズはサイドから攻めるっていう意図が感じられた。大きなサイドチェンジも見られたし、そういう面ではいい攻撃ができてたと思う。
右サイドに置かれた岡野も十分計算できる動きを見せていた。攻守の両面に顔を出したし、スピードに乗った突破力はサイドでこそ生きるって言えるかもしれない。スピードにのってシュバインシュタイガーを置き去りにしたとこからのクロスでアシストも記録。運動量も落ちなかったし、レッズにとっては収穫だったと思う。
あとはFWの特性を生かしてサイドからゴール前に入ってくるような動きがあっても面白いと思う。

逆の左サイドは後半の相馬とサントスの併用って形が興味深かった。イメージとしてはイングランドが使ったベッカムとレノンの併用みたいなものだったのかも。左サイドに突破力のある2人を置いたことで、相手の右サイドのカリミがかなり深くまで押し込まれていた。

レッズの課題はサイドからのボールに対する守備。真ん中からの攻撃に対してはラインの間隔を狭めてしっかり対応できてた。ただ、セットプレーを初めとしてサイドから放りこまれるボールに対して、一番遠いサイドの選手がいつも空いてた。セットプレーではほとんどシュートにもってかれたし、その辺は不安点だと思う。

それから攻撃時の押し上げも遅い。せっかくのカウンターのチャンスをつぶしてるって場面が多かった。

バイエルンの中で印象に残ったのがハーグリーブスとオットル。2人もユーティリティー性を持ったプレーヤー。

ハーグリーブスに関してはは今さらって感じだけど。運動量と攻撃参加(突破力)に魅力がある。前半はサリハミジッチとの関係で右サイドから仕掛ける場面を多く作った。後半はボランチの位置に入って適度にボールを散らしつつ、自分も機を見て攻撃参加、守備でも貢献してた。

オットルって選手は初めて見た。前半はDFラインのすぐ前でのプレー。後ろでのパス回しではボールの中継点の役割を果たして、そこからバイエルンの押し上げが始まった。DFもできるってことでダイヤモンドの底には適した選手だと思う。注目したい。

その他バイエルンで気になった選手について。

シュバインシュタイガーはサイドから中に切れ込んでのプレーってのが少なかった。どちらかっていうと中に流れて、そこでボールを待つってプレーが多かったと思う。W杯の印象が強すぎるのかもしれないけど、強引に切れ込んでからのシュートが主なインシュタイガーの持ち味のような気がする。相手のミドルに対するプレスが甘かっただけに、そういうプレーは効果的だったと思う。
中に流れてのプレーが多かったからラームとの関係性もあまり見られなかった。こっちもW杯の印象が強すぎるのかもしれない。

注目のドス・サントスは視野の広さを見せた。前線での守備も厭わない。マカーイが謎のポジショニングだったこともあってゴール前への飛び出しも積極的だった。ただ、バラックの代わりってなるとまだ荷が重そう。決定的な仕事っていう要素が足りてない印象だった。

カリミは流動的にポジションを動かした。相手の攻撃に押し込まれて守備に追われる場面が多かったけど、しっかりこなせてたと思う。この試合に関してはモチベーションの高さが伺えた。

カーンは安定感があった。相手のシュートを危なげなくキャッチするあたりはチームに落ち着きを与えたと思う。前回のW杯後の不調時はポロポロやってたけど、そういう一面は消えたかも。

全体を通してバイエルンは低調だった。それがコンディションによるものかバラックの移籍によるものかをこれから見極めなきゃいけないと思う。とりあえず、攻撃は単発で形が見えてなかったからバラックの移籍が少なからず影響を与えてることは事実だと思う(あたりまえだけど)。そもそも全体として微妙なズレも目立ったし、こっからどうチームとして機能させてくかが見もの。


バイエルンがらみ(?)でニュース。ファン・ニステルローイがバイエルン移籍の噂があった結局レアルに移籍することに。レアルのFWはファン・ニステルローイ、ロナウド、ロビーニョ、カッサーノ、ラウール。
ロビーニョは1個下のジダンのポジションを任されるんじゃないかと思う。それから、カッサーノとラウールはセカンドストライカー的。そうすると軸はロナウドかファン・ニステルローイと予想。
ベッカム→ファン・ニステルローイの元マンUホットラインにも期待。
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