ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-09-27 Wed 16:59
セルティック×コペンハーゲン
全体としては両チームとも守備に重点を置いてた印象で膠着した展開だった。そういう意味ではゴール前での決定的なシーンが少なくてあんまり見ごたえの無い試合だったともいえる。

セルティックの中盤は4人を横並びにした形。真ん中ではグラベセンが積極的に攻撃に出て行くぶん、レノンがバランサーとしてうまく梶をとってたと思う。中盤のラインは高めに設定して前線から積極的なプレスをかけてく。グラベセンはファーストディフェンスとして働いて前線からボールを追い掛け回した。グラベセンの局面での激しさ、最後までボールを追い続ける運動量はさすが。

序盤はセルティックがこういう守備をしてきたこともあってコペンハーゲンは前線に放り込む形が多かった。
ただセルティックは、中盤が高い位置からプレスをかけてる割にはDFラインが深い位置に設定してある。その分中盤とDFラインの間のスペースが目立つ結果になってたと思う。前回のマンUもそうだったけど、相手の縦へのくさびのボールが簡単に収まってた。コペンハーゲンは縦へ入れての展開から細かいパスをつなぐシーンもあってロングボールに頼るだけのチームじゃないところを見せてくれた。

それからセルティックの守備では細かいミスも気になった。マンU戦でもミスから失点してるわけだし、この辺は改善の余地があると思う。ミスについては攻撃でも結構見られるけど、とりあえず守備でのミスのほうが試合の流れを決めてしまう可能性も秘めてる分重大だと思う。

縦パスに対するケアとか中村・グラベセンとかのキープレーヤーに対する対応とか、コペンハーゲンの守備がきっちり守ってきたこともあるけど、セルティックは決定的なチャンスをほとんど作れなかった。
ゴール近くに行くまでの形は3人目の動きとかも随所に見られて悪いものではないと思う。ただ最後のとこの精度がイマイチ。クロスの精度とかラストパスの精度とか。

特にマクゲティー。サイドでの突破力はかなりいいものを持ってるけど、クロスの精度がもの足りない。まだまだ若い選手だけにこの辺のレベルアップが図れれば一段階上の選手になれると思う。
ただし相手のCBが高い選手だったから、サイドから放り込む攻撃をするに本当に点と点で合わせるような精度が必要だったと思う。そう考えるともう少し工夫した攻撃(ドリブルで中に切れ込んでくるとか)を試してみてもよかったかもしれない。

ラストパスの精度に関しては、裏に出すスルーパス。ミラーが裏に抜け出そうっていうプレーを見せたけど、ラストパスが微妙に合わないシーンが目立ってた気がする。

それから後ろからの押し上げの遅さも気になった。
セルティックが低い位置から組み立てるときは1つのパターンが出来上がってる。まずトップに当てて、それから中盤の選手にはたく(ほとんどはグラベセン)。そっから展開を図るんだけど、そのときに周囲の押し上げが少なくてグラベセンが真横にパスを出すシーンが目立ってた気がする。

速攻を仕掛けるにも前線の選手が孤立するシーンが目立ってた。攻撃が遅れるだけ相手の守備の組織が出来上がるから、崩すのがより難しくなった。守備の戦術が前線から積極的にプレッシャーを掛けるってものだけにスタミナ面で苦しい部分があるかもしれない。

正直な話どっちのチームもあんまり親しみのあるチームじゃない。普段の形をしらないだけにここに書けることも少なくなる。ってなわけでこっから後はひたすた中村について。

今日は右サイドでスタート。左利きの選手を右サイドに置くのは「①視野広くなる②切れ込んでのシュート③ゲームメイカータイプ」
この試合の中村を語るならなんといってもPKをもらった場面だと思う。1対1の場面で左足を切ってる相手の逆をついたことでファールをもらった。ほとんどいい形が作れない中でチームを救ったプレーだったって言える。

ただ攻撃面ではこのシーン以外は消極性が目立ってた。ボールを持ったときも簡単にはたくプレーが目立ってた。リズムを作るために意図的にそうしてたのかもしれないけど、もう少し自分で仕掛ける場面があってもよかったように思う。

それから後ろとか横へのパスが多かったのも気になった。上に書いたとおりチームとしての押し上げの遅さってのもあったかもしれないけど、得点に直結するようなパスが見られなかった。相手のマークもきつくなって前へ前へっていうプレーが難しくなってるのかもしれないけど、そういうプレッシャーの中でも決定的な仕事を期待したい。

他に攻撃面では最近多く見られるゴール前の飛び出しが見られた。ただ、この試合に関してはボールタッチの数が少なくてうまく流れに乗れてなかった気がする。たぶん本人もそう思ってて、ボールタッチの機会を増やすためにいろんなとこに顔を出す場面が多かった。

最近のプレーを見ると、攻撃の中心はグラベセンが担い始めてる気がする。グラベセンはいろんなとこに顔を出して起点になるし、散らし役としても機能してる。それにゴール前への突進力も優れてると思う。そういうグラベセンとどう共存してくかが今後の課題になりそうな気がする。

ちょっと不満な部分の多かった攻撃面に比べて守備面での貢献は大きい。チーム戦術になってる前線からの守備を怠けないし、味方ゴール近くで守備をする場面もあった。この辺は少なからずオシムを意識してるって言えそう。

全体としては上下左右に広くピッチをカバーする運動量は評価したい。この辺は昔の中村には無かったものだと思う。

結果は1-0でセルティックの勝ち。この試合は絶対に落とせないものだったから、勝ち点3を確実に取れたことはよかったんじゃないかと思う。
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2006-09-25 Mon 14:21
スルガカップ
U-15の大会。
テレビで録画中継してたから、軽く触れとく。

対戦カードはジュビロ浜松×東海大翔陽中で結果は2-0でジュビロの勝ちだった。

◇ジュビロ
・高い位置での守備の意識
・チーム全体の守備意識の高さが目立った
・1対1での守備の強さ
・高い位置でボールを奪ったらすぐに速攻に(2点目)
・くさびのパスを単純に縦に当ててくる
・遠目からシュートを打つ積極性も見られる(1点目)
・プレーのアイディアが豊富

◇東海大翔陽
・基本のプレーがしっかりできてる
・個々のキープ力が高い
・そのキープ力に頼りすぎる場面も
・キープの意識が強すぎて攻撃が遅れる
・積極性にかける=ゴールまでの横パス
・守備の対応があいまい


最後に日本のサッカー少年を表した言葉を紹介しとく。

「ボールがある所」を守ってばかりで「ボールが出されるであろう場所」を予知してカバーリングできない

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2006-09-14 Thu 13:02
マンU×セルティック
こないだ紹介したファーガソンの本で、親善試合のオールドトラフォードでのセルティック戦で勝った記憶がないみたいなことが書かれてた。どうせ10年も前の話しだし、親善試合のことだしあんまり気にしないことにしたけど。現に今年の親善試合でもマンUが2勝してる。

ファーガソンがグラスゴー出身で、セルティックの監督ストラカンはファーガソンの教え子ってことで色々と因縁のあるカード。これでロイ・キーンがまだ引退してなかったらどうなってたことか。

<マンU:4-4-2>
FW:サハ-ルーニー
MF:ギグス-スコールズ-キャリック-フレッチャー
DF:シルベストル-ヴィディッチ-ファーディナンド-Gネビル
GK:ファン・デル・サール
 
ーニーとスコールズが帰ってきたと思ったら、今度はCロナウドが出場停止。去年のベンフィカ戦の行動から。あの試合はブーイングがすごかったってこともあるけど、ここに来てつけが回ってきたわけで、十分に反省していただきたい。それに今年は予備予選がなかったっていうことで、結果として本選の1戦目に出られあい結果になってしまった。

<セルティック:4-1-4-1>
FW:ヘッセリンク
MF:マクギーディー-ヤロシク-グラベセン-中村、レノン
DF:ウィルソン-マクマナス-コールドウェル-ネイラー
GK:ボルツ

システムは4-1-4-1。また下の方でこのシステムについては色々語りたいと思う。DF3人にケガの不安っていう非常事態。中村とグラベセンの関係をどう修復してきたかにも注目。

試合の流れがどちらかに落ち着かなくて、両者の攻守の切り替えが速い試合になった。試合が落ちつかなかったのは、どちらも細かいミスが多かったってのも原因だと思う。全体として本当にミスが目立ってたから残念だった。

それにセルティックがロングボールを多用してきた。前にセルティックの試合を見たときも、トップにロングボールを放り込む形を多用(今回はそれほどでもなかっかけど)。要は自分達のスタイルで戦ってたってこと。

で、セルティックの先制点はミスとロングボールが重なった形。ファーディナンドが相手のロングボールの処理を誤って、ヘッセリンクにゴールを決められてしまった。

マンUの同点ゴールもある意味では同じようなものだった。FKからゴール前に走りこんだギグスに一発。それに対して相手のGKが不用意なプレーでPKを与えた。

セルティックはアウェーでの戦いってこともあって守備的な布陣。中盤の選手の守備意識がかなり高かった。グラベセンはピッチ全体をカバーして激しくボールに行ってたし、俊輔もエリア近くまで戻って守備をするような場面が多く見られた。グラベセンは本当に最後のとこまでボールを追ってて、献身的なプレーをしてたと思う。

しっかりと守備の組織をつくって守るときは、中盤のラインとDFラインを近づけてスペースを消す守備ができてた。
問題は少し前がかりになったとこでの守備。4-1-4-1システムの弱点が随所に見られた。つまり、1ボランチのとこのスペースを埋めきれてなかった。DFラインと中盤の前のラインの間のスペースを効果的に使われてた。サハとかルーニーが少し下がってくさびを受けるシーンが多かったと思う。

しかも、そこではあまりプレッシャーがなかった。本当は縦パスの出しどころにプレッシャーをかけるべきなんだけど、ある程度はプレスに行くもの、結構低い位置では自由にやらせてた。
だから、パスの出し手も受け手も比較的楽にプレーしてたことになる。こういうのとは形は違うけど2点目と3点目も結局、そこのスペースをつかれてのことだった。

押し上げの途中のミスで全体が前がかり気味になってたってこともある。マンUとしては高い位置での守備でボールを奪って、スコールズがフリーになって、スルーパス1本で得点を取れたんだから理想的な形だったと思う。
で、そのスコールズがフリーになったってのは、DFラインの前に開いたスペースが原因だった気がする。スコールズをそこのポジションで比較的フリーにしてしまうことが多かったのは問題だった。

セルティックの攻撃はロングボール多用って上に書いたけど、しっかり組み立てて攻撃をするときはいい形ができてたと思う。ちなみにロングボールを使うときはヘッセリンクに任せる形が多くて、後ろからのフォローが少なかった気がする。

とりあえず、組み立てて攻撃するときは1トップの利点をうまく使えてたと思う。ヘッセリンクがサイドに流れてプレーして、真ん中のスペースを2列目が効果的に使うようなこともできてた。それからトップに絶対的なポストプレーヤーを置くことでそこからの展開がうまくいってた印象。

2列目の選手とヘッセリンクの関係性がうまく回る場面もあった。特に2点目のFKの元になったプレー。ヘッセリンクと2列目の選手の関係性で真ん中をこじ開けようと試みたとこで、ファールもらった。

その他の攻撃は主に右サイドから。俊輔のキープがリズムを変えてたと思う。それにいつもキープだけにこだわるだけじゃなくて、単純にはたくところははたくっていう判断も良かった気がする。俊輔の近くには選手が多くて、距離感を縮めてしっかりパスを回そうっていう意識が出来上がってた。

マンUの序盤の攻撃は真ん中からのものの偏りすぎてた印象。縦パスが入りやすかったのもあるけど、くさびを入れてからの展開に終始した。

2トップの関係性は縦になることが多かった。形としてはサハが引いて受けて、ルーニーがウラに抜けてくってシーンが多かった。どちらも前で止まって待つタイプの選手じゃなくて色んなとこに顔を出してボールを引き出す。低い位置で受けてからの突破が魅力ってのも共通点だと思う。

真ん中にこだわる攻撃が解消され始めたのは1点目を取られたあたりから。サイドを使った攻撃と中からの攻撃、ショートパスとロングパスのバランスがよくなってた。
サイドを使って攻撃は左サイドからが目立った。シルベストルがかなり高い位置をキープしてギグスとの関係性で崩そうっていう形を作ってた。
それに両サイドへの大きな展開が目立って、相手DFはそれで結構ずらされる場面が多かった気がする。

中からの攻撃は少ないタッチ数でボールを回しながら、徐々にビルドアップ。スコールズの攻撃参加も目立ち始めてた。相手がかなり引いて守備のブロックを作ってたから、後ろからの積極的な飛び出しはフリーになれて効果的だったと思う。

そうやってスコールズが前に出てった時はキャリックがしっかりと後ろでバランスを取ってた。キャリックはDFラインの前でサイドにロングボールを散らしたりと、うまく攻撃を作ってた。キャリックとスコールズのお互いのバランスを考えながらのプレーは良かったと思う。

マンUの守備は2本のラインをうまく保った中で形成されてた。とくにDFラインの前にはキャリックとスコールズがしっかりブロックを作ってたと思う。前での守備は特別積極的に行くわけじゃないけど、相手にスキができたとこでは一気にとりに行く。
最終ラインに関しては集中力の欠如が気になった。

それからGKファン・デル・サールについて。足元の技術がしっかりしてると思った。相手のGKがバックパスの後ミスキックが多かったのに対して、ファン・デル・サールはプレッシャーの中でも確実にプレーできてた。GKは11人目のフィールドプレーヤーだってクライフが言ってたのを思い出した。

結果は3-2でマンU。最後は自力の差が出た印象。セルティックは前半に飛ばしすぎて後半は運動量が落ちてしまった。それに失点の仕方も悪かったと思う。それからギグスのケガの具合が心配。
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2006-09-13 Wed 12:02
フランス×スペイン
<フランス:4-5-1>
FW:アンリ
MF:マルダ-ジダン-リベリー、マケレレ-ビエラ
DF:アビダル-テュラム-ギャラス-サニョル
GK:バルデス

<スペイン:4-4-2>
FW:Fトーレス-ビジャ
MF:ラウール、シャビ-Xアロンソ-セスク
DF:ペルニア-プジョール-パブロ-セルヒオ・ラモス
GK:カシージャス

この試合はフランスのチームが変わったターニングポイント。グループリーグはそれぞれが流動的になりすぎてた印象。流動的にやるってのは別に悪いことではないけど、あまりにも個々の役割があいまいになってしまって、ゴールという結果に結びつかなかった。

この試合からはジダンをチームの軸として明確に配置。その他の選手はジダンをサポートするっていう役割の中でプレーするようになった気がする。
つまりジダンを攻撃に集中させて、その他の選手がジダンの分の守備まで担う形。例えばジダンとマケレレの関係がいろんなとこで生まれてるみたいな感じ。古典的な司令塔とその周りの選手の関係っていえる。

そういうわけで、フランスの形は4-4-1-1みたいな形。相手のSBが積極的に攻撃参加してきたってこともあるけど、リベリとかマルダは低めの位置で守備もこなしてた。そしてジダンにボールが収まったとこで、一気に前線に飛び出してく。そういう意図が見えた。

ジダン自身は真ん中だけじゃなくて、積極的に色んなとこに動いてボールを引き出してた。そこでボールを受けてタメを作って周囲の上がりを待った。全体としてグループリーグより運動量が多かったと思う。ロスタイムの得点も、前線でジダンがしっかりと守備をしたとこからだった。

スペインの中盤の構成は、底にシャビ・アロンソで両翼にシャビとセスク。シャビ・アロンソはDFラインのすぐ前に位置してボールのさばき役を担ってた。そして両翼のセスクとシャビがバランスをとりながら上下に動く。大まかには、底の位置でシャビ・アロンソが左右にバランスよくボールを散らして、前の2人が縦パスを入れるみたいな役割分担ができてたと思う。

スペインは低い位置でのシャビ・アロンソを経由した左右を大きく使ったパス回しで相手の守備をずらそうとしてた。そこから、ギャップができたとこで縦パスを狙ったけど、フランスの守備陣にしっかり対応されてしまった。

それからセスクとかシャビの攻撃参加の機会も少なかったように思う。特にセスクはグループリーグだと積極的にゴール前に飛び出してくるような動きが見られたのに、この試合ではほとんどなかった。前線でボールが収まらなかったから、タイミングがなかったんだと思う。

前線にボールが入らない分、中盤でのらしいパス回しは見られた。選手間の距離を縮めながら速いタイミングでパスを回して、相手に取り所を作らせなかった。
ただ、フランス側の視点から見るとボールを回させられてたって言えるかもしれない。結局はそういうパス回しから決定的なチャンスをつくることができなかった。

FWは流動的な3トップ。形としてはラウールが中盤でボールの受け手になって、落ち着かせてた。
序盤はFトーレスが自分の仕事をできてた印象。縦パスはしっかり収まってたし、低い位置からドリブルで突破してくシーンも多かった。ロングボールで単純にFトーレスを狙ったボールでも一応の形ができてた。そういうFトーレスが絡んだ形の中で、ビジャがウラに走り抜けたり、ラウールが低い位置から飛び出したりっていう動きが生まれてた。

ただ、さすがにフランスの真ん中の守備は堅くて途中からFトーレスはなんにもさせてもらえなかったって言っていいと思う。ゴール近くでのプレッシャーを嫌って、Fトーレスが下がってきてボールを受けるようなプレーが目立った。そういうとこまでもフランスの選手はしっかり付いてきて、前を向かせない守備をしてた。そこで万が一前を向いてドリブルに入っても、スピードに乗る前にマケレレがスピードに乗る前にしっかりつぶしてた。

やっぱりフランスの真ん中の守備はさすが。テュラムとかマケレレの対人プレーの強さが冴え渡ってた。それに加えてこの試合に関しては、SBのサニョルもいい守備を見せてたと思う。相手が3トップでやってきたこともあって、両SBが絞り気味なポジションをとってラインをつくってた。そのDFと中盤の4人で2本のラインをきっちりつくって、スペースを消してた。
SBの上がりに対してもマルダ、リベリが戻って対応していいプレーをさせてなかった。こんな感じでスペインは攻撃の形がつくれなかった。

で、後半途中にラウール⇒Lガルシア、ビジャ⇒ホアキンの交代で打開を図った。FWの選手を2枚下げたのは、前にボールが入らないのに3枚置いてもしょうがないって言う判断だと思う。その代わり、中盤でチャンスメイクができるLガルシアと1人で打開できるホアキンを投入した。
それでも結局スペインは決定的なチャンスを作れなかった。得点もセットプレーの流れの中からのPKだし、フランスの守備の堅さが現れた試合だったと思う。

守備面ではスペインの守備が興味深かった。DFラインをかなり高く設定して、前線の選手は戻り気味。つまりかなりコンパクトな状態で相手の攻撃を受けてた。こういう守備だと選手間の距離が狭まって、スペースをつぶす。相手が少しでももたついけば、一気に囲んでボールを奪う形が設定されてた。

ただ、DFラインをかなり高く設定する戦術だけにウラに広大なスペースが生まれるっていうリスクも負う。そこのスペースをフランスのアンリは徹底して狙ってた。スペインのDFラインはそういうアンリの抜け出しに対してはオフサイドトラップで対抗。こういう集中力が必要とされる戦術でアンリ自身に仕事をさせなかったことは評価できる。

ただやっぱり、アンリをおとりにして後ろから出てくる選手は捕まえ切れなかった。
それが現れたのがフランスの1点目。アンリがDFラインと駆け引きをしつつ、逆サイドでリベリがビエラとの関係性で抜け出した。長い距離を走って出てきたから、相手は捕まえ切れなかったし、しっかりとDFをひきつけてからパスを出したビエラもさすが。

このシーンみたいに後ろからビエラが攻撃に加わってくると、フランスの攻撃に厚みが増す。本当はフランスとしてはこういう形をもっと狙うべきだったんだと思う(これ以外にもいくつかあったけど)。ただ、上にも書いたとおり、本来ゴール前に飛び出してくることの多いマルダ(とリベリ)が後ろで守備も担ってたから難しかったんだと思う。

フランスの攻撃についてもう少し。
アンリはサイドに流れてのプレーが目立った。そのアンリが作ったスペースはジダンが入ったりして効果的に使えてたと思う。
それからリベリのドリブルはやっぱりいいアクセントになる。ジダンのキープとリベリのドリブルがチームの中でのリズムを変える役割を果たしてた。この試合のリベリは攻守にわたって貢献度が高かった。運動量も評価したい。

どちらもコンパクトに設定して攻守の切り替えが速かった。スペインとフランスという強豪国同士試合で、しかも内容も濃くて面白い試合だった。
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2006-09-12 Tue 09:00
セリエA
とりあえず処分のおさらい。
ミラン⇒-8 ラッツィオ⇒-11 フィオレンティーナ⇒-19 レッジーナ⇒-15 
ユーべ⇒-17(セリエB)

■インテル
<4-4-2>
FW:イブラヒモビッチ(アドリアーノ)-クレスポ(クルス)
MF:スタンコビッチ(ソラーリ)-フィーゴ、カンビアッソ(ピサーロ)-ビエラ(ダクール)
DF:グロッソ(マクスウェル)-サムエル(マテラッツィ)-コルドバ-サネッティ(マイコン)
GK:トルド(ジュリオ・セザール)

なんと言っても獲得した選手がやばい。イブラヒモビッチ、クレスポ、ビエラ、グロッソ・・・・。今季は本気で優勝を狙いに来てる。

■ローマ
<4-5-1>
FW:モンテッラ(ノンダ)
MF:ペロッタ-トッティ(ミド)-マンシーニ(タッデイ)、デ・ロッシ-アクイラーニ
DF:トネット(クフレ)-キヴ(クフォー)-メクセス(フェラーリ)-パヌッチ(カセッティ)
GK:ドニ(クルチ)

イタリア代表のペロッタ、トッティ、デ・ロッシがいる中盤は豪華。モンテッラの復帰もプラス。

■ミラン
<4-4-2>
FW:ジラルディーノ(ボリエッロ)-インザーギ(オリベイラ)
MF:カカ(グルキュフ)、セードルフ(ヤンクロフスキ)-ピルロ-ガットゥーゾ(フォッジャ)
DF:ファヴァッリ(セルジーニョ)-カラーゼ(マルディーニ)-ネスタ-カフー(ボネーラ)
GK:ジーダ(カラッツ)

シェフチェンコ、ルイ・コスタの2人が抜けただけで、前線の戦力がガクッと落ちた印象。スタムが抜けた最終ラインにも不安が残る。バックアップとレギュラーの差が大きすぎる気がする。

■フィオレンティーナ
<4-3-3>
FW:ムトゥ(ヨルゲンセン)-トニ(パッツィアーニ)-サンターナ(レジナウド)
MF:ブラージ(パツィエンツァ)-ゴッビ(モントリーヴォ)、リヴェラーニ(ドナデル)
DF:バスクアル(ポンテッツァ)-カンベリーニ(クロルドルップ)-ダイネッリ(ディ・ロレート)-ウイファルシ
GK:フレイ(ロボンツ)

ポイント削減がなきゃ優勝候補に上げたかったチーム。監督も就任2年目で戦術が浸透してくるはず。

■ユベントス
<4-4-2>
FW:トレゼゲ(ボジノフ)-デル・ピエロ(パッラディーノ)
MF:ネドベド-ザネッティ(パーロ)-ジャンニケッタ-カモラネージ(マルキオンニ)
DF:キエッリーニ-レグロッターリエ(デュドル)-コバチ-バルザレッティ
GK:ブッフォン(ミランテ)

2部とはいえ、挙げとかなきゃいけないチーム。正直なところ残留が予想以上に多かった。デシャンの采配にも期待。


【予想】
1位:ローマ 2位:インテル 3位:ミラン 4位:パレルモ 注目:フィオレンティーナ
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2006-09-11 Mon 12:14
各国リーグ
■リヨン
<4-1-4-1>
FW:カリュー(フレッジ)
MF:マルダ(ベンゼマ)-ジュニーニョ(シェルストレーム)-チアゴ(トゥララン)-ヴィルトール(ゴヴ)、ペドレッティ
DF:アビダル(ベルトー)-カサーパ(スキッラーチ)-クリス(ミュラー)-レヴェイェール
GK:クペ(ヴェルクトール)

何度も言うとおり、今年のCL優勝予想で挙げたチーム。エッシェンとディアラが2年連続で抜けてったのは痛いけど、デシャンの再来って言われてるらしいトゥラランを獲得。フランス人を軸にタレント豊富で、層も厚い。国内では磐石だけに本当にヨーロッパ制覇を狙える位置にいる。

■バイエルン
<4-4-2>
FW:マカーイ(ピサロ)-ポドルスキー(サンタクルス)
MF:シュバインシュタイガー(カリミ)-ドス・サントス(ファン・ボメル)-サリハミジッチ(ダイスラー)、デミチェリス(ハーグリーヴス)
DF:ラーム(レル)-ヴァン・ブイテン(イスマエル)-ルシオ(デミチェリス)-サニョル(オットル)
GK:カーン(レンシンク)

改めて見る超豪華チーム。本当に2チーム作れるぐらい。バラックが抜けても、国内制覇は十分。

■ベンフィカ
<4-5-1>
FW:Nゴメス(フォンセカ)
MF:ミッコリ(Pジョルジュ)-ルイ・コスタ-シモン(マヌ)、カツラニス(ベート)-ぺチ
DF:レオ-アンデルソン(Rローシャ)-ルイゾン-ネウソン
GK:キム(モレット)

ポルトガルからはベンフィカを挙げとく。あんま注目されないけど、タレントは豊富。監督が交代してまだまだ試行錯誤の最中でチームがうまくまわってないようだけど、はまれば強そう。CLのダークホースとして期待。
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2006-09-10 Sun 19:46
リーガエスパニョーラ
■バルサ
<4-3-3>
FW:ロナウジーニョ-エトー(グジョンセン)-メッシ(ジュリ)
MF:デコ(イニエスタ)-シャビ(ドス・サントス)、マルケス(エジミウソン)
DF:ジオ(シウビーニョ)-プジョール-テュラム(オレゲル)-ザンブロッタ(ベレッチ)
GK:バルデス(ジョルケーラ)

グジョンセン、テュラム、ザンブロッタと即戦力を補強。それでもチームの軸は崩れないだけに、昨季と同じような強さを見せてくれそう。

■レアルマドリード
<4-5-1>
FW:ファン・ニステルローイ(ロナウド)
MF:ラウール(ロビーニョ)-レジェス(カッサーノ)-ベッカム、ディアラ-エメルソン(グティ)
DF:ロベカル(Rブラボ)-カンナバーロ(ウッドゲイト)-Sラモス(エルゲラ)-シシーニョ(サルガド)
GK:カシージャス
 
守備陣に効果的な補強ができた。さらにカペッロの招聘が一番大きい。スペインで結果至上主義のサッカーができるか微妙だけど、1度経験してるだけにその辺は問題ないかも。

■バレンシア
<4-4-2>
FW:ビジャ(レゲイロ)-モリエンテス(ダヴァーノ)
MF:ビセンテ(シルバ)-バラハ(エドゥ)-アルベルタ(アルビオル)-アングーロ
DF:デル・オルノ(モレッティ)-アルビオル(マルチェナ)-アジャラ(ナバーロ)-ミゲウ(トーレス)
GK:カニサレス(モーラ)

モリエンテス、デル・オルノなんかが獲得した選手の中心。放出だとミスタとアイマールが目立つ。特にアイマールの移籍でチームの形が変わるかもしれない。それでもチームのバランスはいい。

■アトレチコマドリード
<4-4-2>
FW:Fトーレス(ミスタ)-アグエロ
MF:ペトロフ(ミゲル)-Mロドリゲス(フラード)、マニシェ(ガビ)-コスチーニャ(リュクサン)
DF:ペルニア(Aロペス)-ペレア-パブロ(ゼ・カストロ)-セイタリディス(パレーラ)
GK:L・フランコ(ファルコン)

前に個別に紹介したけど、その後の移籍も考慮に入れて。

【予想】
1位:レアル 2位:バルサ 3位:アトレチコ 4位:バレンシア 注目:アトレチコ
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2006-09-09 Sat 18:56
マリノス×フロンターレ
横浜は3-6-1、川崎は3-5-2でスタート。

いい時間帯の横浜の攻撃は質が高かった。選手の動きが有機的で攻撃の選択肢が多い状態を維持できてた。

まず、1トップの久保と2枚のトップ下の関係性が良かったと思う。
久保がしっかり前で起点になれてた。それに、久保は真ん中ではってるだけじゃなくて、サイドに流れてボールを引き出そうとする動きが結構見られた。その動きによって空いたスペースに2列目からの飛び出しが多くなってた。

奥の視野の広さとかはさすがで、チャンスメイクをする場面が多くて、山瀬がゴール前に出てくって形が多かったと思う。ただ、その形だけにこだわるわけじゃなくてどちらも積極的にFWのラインへの出入りを繰り返して相手の守備の混乱を誘ってた。

この3人(を中心としたFWと後ろの選手)の関係性は1トップのときの理想形。水沼監督になって少ししか経ってないけど、洗練された印象があった。
序盤はこの3人が前で孤立する場面があったけど、前半途中の横浜に流れが来てた時間帯はうしろからの押し上げも多かった。那須が出てきてシュートを打ったり、松田とか中澤のDFラインからの持ち上がりが見られたりした。

それにサイドからの攻撃も活発になってたと思う。今日の横浜のサイド攻撃は深いとこまでえぐってから上げるっていう意識が高かったように思う。相手のDFの高さを考えてのことだと思う。

横浜としてはこのいい時間帯に得点が奪えなかったのが痛かった。ほとんどの時間は受身に回ることが多くなってた。

横浜の守備は、前線ではあまり激しく行かずにしっかりと引いて組織を作る受身の形。前半はこの守備がかなり効いてた。ラインをコンパクトに保って組織的に守ることで相手の攻撃のスペースを消した。
ただ、後半の始めあたりに、相手の後ろからの飛び出しに対してボランチがズルズル下がってDFラインに吸収される時間が多くなってたのが気になった。
とはいっても、得点を取られるまではしっかりとした守備ができてたと思う。あとは、その守備から攻撃へのつながりをどう作るかっていう問題。その形がしっかりしてくれば、堅守を売りにした昔の横浜に近づけると思う。

横浜のしっかりとした守備もあって、前半の川崎は攻撃の形を作ることができなかった。前半はまさにボールを回させられている状態。中村が前に飛び出したり、FWが引いてきたりと動きを作って相手の守備をずらそうとしたけど、あまりうまくはいかなかった。

1つの原因としては真ん中にこだわりすぎたってことが挙げられると思う。もう少し相手の目をサイドに向けさせるシーンがあってもよかったと思う。実際いくつかあったサイド攻撃のときはしっかりと中の人数が揃ってたから、相手としては嫌な攻撃ができた気がする。

1点取った後は前がかりになってくる相手に対して、カウンター攻撃に切り替えた。
川崎のカウンターはシンプルで効果的。ジュニーニョに当てて、周りの選手が押し上げて、サイドのスペースにボールを出す。手数をかけない分、より短い時間でボールを前に運ぶことができる。

川崎の2トップの関係性はよかった。単純な横並びになる時間が少ない。どちらかが引いてポストプレーをこなして、もう一方が前で待ってるみたいな関係性ができてる。
それにお互いがお互いを楽にする動きもできてると思った。それが1番現れたのが2点目のシーン。我那覇のスルーは、縦の位置関係じゃないと生まれなかったし、アイディアの共有もできてた証拠。

2人ともポストプレーヤーとしてボールが収まるし、1人で持ってくこともできる。もちろん得点力もある。そういう個の力にも優れた選手同士が2人の関係性を作ってきたら、相手としてはやりにくい。

川崎の2ボランチ、谷口と中村。2人について結構話が出てたから、個人的な印象も書いとく。

中村は攻撃面での魅力が大きい。前を向いてボールを持てば仕事ができる。相手が寄せてこなきゃミドルを狙えるし、それをちらつかせて相手が寄せてくれば周囲を生かす決定的なパスを出せる。FWを抜いてゴール前に出てくるプレーも魅力。

谷口は戦術的なバランス感覚に優れてる。攻撃参加をするタイミングがいいと思う。守備面ではボール際での激しいプレーが見れた。今日の試合に関しては、2列目から飛び出す選手に対してしっかりケアができてた。

2人ともオシムが好きそうなタイプだけに代表に呼ばれる可能性はあると思う。世間的には中村の評価が高いけど、今のオシムの考え方だと谷口の方が好きそう。

この2人に加えて、マギヌンもキーとして挙げときたい。ボールの運び役として重要な役割を果たしてた。

結果は1-2で川崎の勝ち。采配の駆け引きも見られたりして、結構面白い試合だった。
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2006-09-08 Fri 21:26
プレミアリーグ
昨日はマンUを挙げたから、プレミアのその他の主要チームと、ダークホースとして期待してるトッテナム。

■チェルシー
<4-4-2>
FW:シェフチェンコ-ドログバ(カルー)
MF:バラック(Jコール)、ランパード(ロッベン)-マケレレ(ミケル)-エッシェン(SWフィリップス)
DF:Aコール(ブリッジ)-テリー(フート)-カルバーリョ(ブラールズ)-フェレイラ(ジェレミ)
GK:チェフ(クディニーチ)

<4-3-3>
FW:ロッベン(カルー)-ドログバ(シェフチェンコ)-シェフチェンコ(Jコール)
MF:ランパード(ミケル)-バラック(エッシェン)、マケレレ(ディアラ)
DF:Aコール(ブリッジ)-テリー(フート)-カルバーリョ(ブラールズ)-フェレイラ(ジェレミ)
GK:チェフ(クディニーチ)

バラック、シェフチェンコを早々と獲得して、期限ギリギリには念願のAコールも獲得。ミケルの加入も大きい。モウリーニョが2チーム作れる人材を集めたって言うとおり、そうそうたるメンバー。連携面での不安が解消されれば、怖いものなしのチームになりそうな予感。

■リバプール
<4-4-2>
FW:クラウチ(カイト)-ベラミー(ファウラー)
MF:Mゴンザレス(キューウェル)-Xアロンソ(ゼンデン)-ジェラード(シソコ)-Lガルシア(ベナント)
DF:リーセ(アウレリオ)-ヒーピア(アッガー)-キャラガー(パレッタ)-リーセ(アウレリオ)
GK:レイナ(デュデク)

モリエンテス、シセを放出したもののカイトとべラミーを獲得して穴を埋めた。その他も適材適所の効果的な補強ができた。層の厚さが増して安定感が出そう。

■アーセナル
<4-4-2>
FW:アンリ(アデバヨール)-ファン・ペルシー(ウォルコット)
MF:ロシツキ(バチスタ)-リュングベリ(フレブ)、シウバ(フラミニ)-セスク(ディアビ)
DF:ギャラス(トゥレ)-トゥレ(ジュルー)-センデロス(シガン)-エブエ(ローレン)
GK:レーマン(アルムニア)

Aコール、レジェス、ピレスを放出してギャラス、バプチスタ、ロシツキを獲得。昨季CL決勝を経験した若手が多く残ってるのが好材料。アンリの残留も大きかった。リーグで今だ未勝利と出遅れてるのが心配。

■トッテナム
<4-4-2>
FW:ベルバトフ(デフォー)-ミド(キーン)
MF:ツィークラー-ダービッツ-ゾコラ-レノン
DF:イ・ヨンピョ-キング-ドーソン-ルートリッジ
GK:ロビンソン

各ポジションに補強を敢行。4強崩しを期待。

【予想】
1位:チェルシー 2位:アーセナル 3位:リバプール 4位:マンU 注目:トッテナム

本当はリバプールを上に持ってきたいとこだけど、すでに予想を提出しちゃってるから、今年はこれで。
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2006-09-07 Thu 20:52
マンチェスターU
<4-4-2>
FW:サハ(スールシャール)-ルーニー(スミス)
MF:ギグス(朴)-Cロナウド(リチャードソン)、スコールズ(ミラー)-キャリック(フレッチャー)
DF:エインセ(エブラ)-ヴィディッチ(オシェイ)-ファーディナンド(シルベストル)-ネビル(ブラウン)
GK:ファン・デル・サール(クシュチャク)

ファンニステルローイをレアルに放出したけど、代わりのFWを獲得できず。おそらく去年CMFにコンバートのアラン・スミスをFWの位置に戻すことになりそう。目立った獲得もキャリックぐらいしかできず、層の薄さが心配。開幕3連勝で今んとこ首位だけど、終盤戦になってどうか。なんとか頑張ってもらいたい。


マンUの監督ファーガソンの日記。確かに10年前ってことで古さは感じるけど、ファーガソン自らの語り口で書かれてるのはありがたい。それにしてもこの時点でファーガソンの評価の高いベッカムとロイ・キーンのその後を考えると皮肉なものだと思う。その他で評価の高かったスールシャールとスコールズは今季復帰してから調子がよさそうで安心。

■スカウティングとか試合の視察

・ビッグな大会ではほぼ例外なく、誰が大舞台で度量を見せられるプレーヤーで、だれがトップレベルで生き残れるプレーヤーかを確認できる。
・我々はただ、いいプレーヤーというだけでなく、イングランド・フットボールやイングランドでの生活に溶け込んで定着できるキャラクターを見つけ出さねばならない。
・ユナイデッドのプレーヤーは、オールド・トラフォードが要求する強いキャラクターを持っていなければならない。
・レズ・カーショー、ブライアン・キッド、ジミー・ライアンは年の半分を海外での視察に費やしている。
・私は見たものを注意深く分析する。影響力の強い選手は誰か、ボスは誰なのか、ゲームの組み立て役は誰か、フリーキックは誰が蹴るのか。スタミナを査定し、全員が走長い距離をカバーできるかチェックする。守備の問題点にも注意を払う。


■若手の育成

・若いプレーヤーと将来の取引をする場合は、どんなに慎重になってもなりすぎることはない。私のポリシーは、両親たちに、我々を信じてもらうことと、当の本人に見所があれば適切に丁寧に面倒を見ることを保証することである。
・我々は常々、若いプレーヤーにこの手のシチュエーションに対処する方法を指導するようにしている。実践・メディア教室とでも呼ぶべきものだ。プレス、テレビなど放送関係から経験豊富なジャーナリストをクラブに招き入れ、インタビューなどをどうハンドリングすればいいかを実地で学ばせるのだ。


■トレーニング、精神論

・ギャンブル性が高すぎる戦術は練習が欠かせない。
・ハングリー精神、決意、プライド。これらを礎にしてこそ、結果を引き出せるのだ。
・真の危機は、チームが試練を受け止めるのを拒否したときに始まる。つまり、プレーヤーたちがより高いレベルに進む心の準備がなく、自分たちの個性を磨き上げる気力に乏しい状態が怖い。
・相手の弱点から優位を築いていく努力をするのは“義務”である。


■監督論

・私は、英国人であろうとフランス人、ノルウェー人、アイルランド人であろうと、隠れた原石を見つけ出して光り輝くダイヤモンドに磨き上げることに、フットボール監督としての最大の喜びと生き甲斐を覚えるのです。
・監督にとっての最優先事項とは、支配権を保持し、プレーヤーたちを適切なレール
に乗せ、チームの能力を引き出していくことなのだ。
・私の辞書には、監督の仕事はすべての試合に勝つことであり、負けを口にすることすら失格、とある。監督とは永遠に楽観主義者であるべきなのだ。
フットボール監督にとって、勝つチームをプロデュースしてファンを満足させることだけが、プレッシャーではない。貪欲なメディアの相手をすることも、昨今の問題のひとつなのだ。私に言わせれば、メディアは今や怪物化してしまっている。ライターの多くが膨張するエゴにとりつかれている事実も見逃せない。昨今、どれほどの数の“年間最優秀ライター”や“英国ナンバーワン・コラムニスト”による記事が氾濫していることか。監督はこういう手合いのエゴを受け入れなければならないのであって、私の経験から言えば、厄介なことこの上ない。連中はあらかじめ答えを予測している。真実か嘘かはおかまいなし。彼らがほしいのは、独占スクープ情報、背景ストーリー、ゴシップである。そして、それらが思うように得られないとき、彼らはトラブルメイカーへと変身する。
・チームをかばいすぎるのは時として間違いのもとになるものだ。
・個人を批判することはしない。しかし、チームとなると話は別だ。
・私は常に質問の有無を聞く。こちらのメッセージがきちんと伝わりかつ理解されたかどうかを確かめるには、これがいい。そのために、できるだけ話を手短にして、戦術的に突き詰めた説明をしないようにしている。話が込み入ると混乱するだけで益はない。
・プレーヤーたちとは常に友好的でありたいと望んでも、妻たちまで同席させて食事をするなどの類は私の方針にはそぐわない。望むことはただ1つ、敬意だ。敬意を持ってし初めて高いスタンダードとプロフェショナリズムが生まれるのである。


■最後にベッカムとロイ・キーン

・ベッカムは将来的にもっと中よりのポジションで使いたい。
・彼(ベッカム)にはこの先10年間、ビッグスターであってほしい。
・経験上、ボールを支配しているときは(あるいはたとえボールを支配しているのが敵方であっても)、そうそう事件が起こらないことはわかっている。問題はボールを相手に奪われたときなのだ。そのときこそ試練のときであり、そのときこそロイ・キーンの経験、偉大なるそつのなさがものを言う。

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2006-09-06 Wed 23:49
イエメン×日本
とりあえず、試合前のオシムのコメント。「彼は日本のマケレレ。ただ、マケレレよりも鈴木はボールを持って攻める時に力が発揮できるはず」

<日本:3-5-2>
FW:巻-田中達
MF:遠藤-羽生、サントス-鈴木-加地
DF:阿部-トゥーリオ-坪井
GK:川口

基本的には3バックの形だけど、ジーコのときと違って純粋に守備の枚数を減らした攻撃的な形って言える。といっても、試合内で流動的にやってくるんだろうけど。前回の試合後オシムが滅茶苦茶に言ってた駒野は結局ベンチからも外された。

国際映像が酷すぎた。画質の問題もあったけど、明らかにサッカーを全く知らないスタッフが撮っただろうっていう映像。根本的にサッカーを個人競技だと思ってる。ボールを持った選手をすぐにアップにするから周囲の動きが全く見えない。ボールが画面の外に出てから映像が追うような場面も多いし、本当に見たい場所を見せてくれない。というわけで、今日の試合の感想は薄っぺらいものになりそう。

羽生の先発はチームにいい効果をもたらした。いろんなとこに顔を出してボールを引き出す動きができてたと思う。前回のイエメン戦は後ろでボールを回しながら前線に出しどころを捜してたけど、なかなか縦パスを入れられなかった。羽生がボールの引き出しどころになったことで、比較的簡単に前にボールを出すことができてた。

それに羽生がかき回すことでスペースを作れるっていう効果もあった。そのスペースのおかげで巻、田中達が下がってボールを受けたり、鈴木、遠藤が前に飛び出したりっていうプレーが比較的フリーの状態でできた。

特に巻へのくさびのボールが入る場面が目立ったのは収穫だったと思う。得点も巻のポストプレーから生まれた。巻のタッチ数が増えたのは、相手のケアが甘い部分もあったけど、前回のイエメン戦のことを考えると羽生がスペースを作ったことが大きかったと思う。

後半からはオシムから「かき回せ」っていう指示を受けた佐藤の投入でさらに縦パスが入る場面が多くなっていた。

縦パスが入ったことで周囲の選手の連動した動きも促進された。特に遠藤の動きが今までよりも多くなってた。低い位置で起点になってから、自分自身がゴール前に長い距離を走って、出てって決定的シーンが作られる場面もあった。右サイドで加地と数的有利を作っての形もいいものだったと思う。
右だけに張り付いてるわけじゃなくて、いろんなとこに顔を出していつもよりも目立ってた。オシムのサッカーに適応してきた気がする。

その遠藤と鈴木の関係も流動的なものだった。鈴木の1ボランチ気味な形の予想だったけど、遠藤と鈴木の変則的なダブルボランチの形とも言える形だった。
守備面は鈴木が担う場面が多い。ボール際の強さ、ピッチをカバーする運動量はこれまでも言っきた通り。
攻撃の組み立て時は遠藤と鈴木がバランスを取り合いながらプレーしてる。つまり、どっちかが下がってボールを散らし、もう1人が前線に出てくって形。
前半はこれに阿部が絡むようなシーンも見られた。

巻が目立ち始めると同時に2トップの関係性もよくなったと思う。巻に入ったとこでもう1枚(田中達とか佐藤)がウラに抜け出すっていう、2人の関係性では基本的な形も見られた。田中達がサイドに流れてチャンスメイクをして、中で待ってた巻がシュートをする場面もあった。
あとは決定力の問題。これはチーム全体に言えることだけど。

2トップの関係性じゃなくて、2トップと後ろの距離感も比較的良かったと思う。巻が競って落としたとこに、羽生とか鈴木、遠藤がしっかりいることが多かった。

サントスは完全に調子を落としてる。先週の大分戦も前半で交代させられるぐらい精彩を欠いたプレーをしてたし、代表での2戦もよくない。1対1の仕掛けではことごとく止められたし、周囲との連携もいまひとつ。チームの中で1人だけ孤立してた印象。
今日のプレーの中で唯一よかったのは、前半にいくつか見られた大きなサイドチェンジぐらい。といっても今日みたいに“サイド”っていうポジションだと、バックアップが充実してないから苦しい。

守備面ではいつものような前線での守備が見られた。高地という悪条件の中、その部分が最後まで落ちなかったのは評価できる。それに攻⇒守の切り替えが速くて、相手のカウンターの芽は高い位置で囲んでつぶせてた。

最終ラインはかなり流動的。3バックを基本にして2バックになるような場面も見られた。トゥーリオ、阿部はもちろんこと、今日の試合では坪井の積極的な上がりも見られた。最終ラインからの攻撃参加があるときは鈴木がしっかりと後ろをカバーする。

全体としてオシムのやりたい形の片鱗は見えた。最近の2戦よりも明らかに連動した動きが見られた。それは羽生が入ったおかげだって解釈を勝手にしてる。

結果は0-1で日本の勝ち。オシムになってもロスタイムでの土壇場での勝利が続いた。日本の特徴って言えるものになってきてるのかも。梅崎もほんとにちょっとだけど出場したし、決定力の部分以外は大満足。
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2006-09-04 Mon 04:56
サウジ×日本
夜も深い時間の中継でかなり眠かった。たぶんジーコのころだったらもっと早い時間にやった気がする。オシムがサウジでのデイゲームを嫌がったんだと思う。この時間でも気温が36℃あったことを考えると、この時間帯の試合でよかったと思うけど。

<日本:4-4-2>
FW:巻-田中達
MF:サントス-遠藤、阿部-鈴木
DF:駒野-トゥーリオ-坪井-加地
GK:川口

西川、二川、梅崎、伊野波(怪我)はベンチにも入らなかったからベンチも含めて完全に前回と同じメンバー。前回の試合後に散々言ってたことを考えると、今回が最終テストになってる選手がいる可能性もある。その辺も考慮に入れときたい。遠藤がそのまま残ったから3ボランチ気味でアウェー仕様。

守備面から。オシムのチームでは前線からの積極的な守備が行われる。暑さの中だったけど、序盤から前線でしっかり囲んできた。
さすがに後半は運動量が落ちた。そのときにボールの取り所がはっきりしなくなってしまった。それでズルズルとラインが下げられた。結果として失点の前のミドルはそんな中から簡単に打たせてしまった形。

全体として人数が足りてるのにシュートに行かれてしまうシーンが多かったのが気になった。少し寄せが甘い感じ。間合いが中途半端だから、シュートに行かれるし、仕掛けられたときにファールで止めなきゃならないシーンが多くなってしまった。

全体としてプレスがかからなくなる中で鈴木は交代までずっと激しく守備を続けた。オシムジャパンになってからキープレーヤーに挙げてる鈴木が今日の試合もいい仕事をした。ピッチ全体を見たりこぼれ球のとこにいる運動量はさすが。

それから守備面で特徴的だったのが阿部の位置。阿部がDFラインに入って3バック気味の形になる時間が長かった。後半は完全に3バックの形だったけど、前半でもそういう時間帯があった。それにトゥーリオが攻撃参加したときに駒野が絞ってくるような決まりごともできてたと思う。守備の形を変えつつできるってのは、連携面がしっかりしてくれば武器になる。阿部と同じような仕事をできる選手も多いし、このパターンは成熟させてってほしい。

序盤は攻撃面での形ができなかった。トップへのくさびをことごとく狙われて前線に起点が作れなかった。前に起点ができないと後ろからの押し上げも滞ってしまうという悪循環に陥った。

さらに押し上げが遅い分、守⇒攻の切り替えが遅くなってしまった。DFラインからのクリアをしっぱなしなってしまって、相手に拾われてしまう。その中でトゥーリオから前線へのロングボールは、精度を上げてば今後使える形になる可能性が見えた。

攻撃のリズムが悪い中で大熊コーチからサイドに起点を作るように指示が飛んでた。真ん中にこだわりすぎて縦パスを入れるばっかの単調な攻撃になってしまったから、サイドからの攻撃で変化をもたせる意図があったと思う。

この後当たりから徐々に形が作れ始めてきた。相手がプレッシャーを弱め始めたってのもあるし、前線に動きができ始めた。
前回のイエメン戦のときもそうだったけど、田中達がサイドに流れたり引いてきたりしてボールを引き出す動きをするとチームが活性化する。田中達は真ん中のポジションにこだわらずに自由に動き回るようなプレーをすればいいと思う。足元でもらうとこに対する相手のケアは激しかったけど、ウラのスペースでもらうような動きには対応が遅れてたってのもあった。

田中達は時間とともにらしい動きを見せ始めたけど、巻は精彩を欠いた。全体的に消えてる時間が多かった気がする。
今の日本のメンバーを見る限り巻(交代の我那覇も)が消えるとつらい。序盤の場面でもいえたことだけど、ボールが落ち着かないときはしっかりとキープできる選手がほしい。1人ボールをキープできる選手がいるだけで、チーム全体に落ち着きがもたらされる。
中盤が動きながらやってる以上、その役割は巻が担うべき。巻には相手を背負いつつ味方の上がりを待つようなキープを期待したい。

途中の時間から遠藤の存在も目立ち始めた。序盤は自分の仕事に迷ってたかのように完全に消えてた。途中から低めの位置からのゲームメイクをし始めたとこから遠藤が目立ってチームの攻撃も上手く回り始めた。それまでは低い位置からのボールの出所が鈴木しかいなくて相手としてもケアしやすいとこだったけど、遠藤も起点として機能したことで前線へのボールの供給が増えた。さらにボールの精度って意味じゃ、確実に鈴木より遠藤のが上だから中盤からいいボールが供給されたと思う。

後半は3バックにしたことでサイドからの攻撃が活性化された。暑さの問題もあってスペースが大きくできてたのを利用したドリブルでの仕掛けが多く見られた。今までのオシムジャパンでは見られなかった1対1の仕掛けが見られたのは収穫。
駒野とか加地はドリブルで縦をえぐるプレーが多かった。この2人に関しては(特に加地)その運動量も評価したい。
それにサイドからの攻撃って意味だと大きな展開が見られたのも良かった。大きな展開は疲れた状況の相手にとってはかなり嫌な攻撃だったと思う。

サウジに関しても少し。
守備は前線で特別激しく行くものではないけど、局面局面はしっかりしてくる。特に上にも書いたとおり縦パスに対する対応はよかった。

攻撃はW杯のときに持ったしっかりパスを回してくるっていう印象どおりだった。日本の寄せが甘かった部分もあったけど、ダイレクトのパス回しなんかは上手かった。右サイドでは数的有利を作って効果的な攻撃を仕掛けてた。この辺は日本のやりたかったプレーをやられてしまった気がする。
チャンスになりそうな場面は多かったけど、ゴール前の枚数が少ないことで日本が助かった場面も多かった。

結果は0-1で負け。本当は結果至上主義でやってもらいたいとこだけど、内容は悲観するものじゃなかった(序盤を除いて)。次のイエメン戦までに立ち上がりの入り方の修正をしてきたほうがいい。後ろでのパス回しのスピードっていう課題は修正の跡が見られたし、チームとして修正点を1つ1つつぶしてければいいと思う。
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2006-09-03 Sun 20:25
サウジ戦展望
オシム戦術:「クロスカウンター」
サウジがカウンターのチームか?ってことは甚だ疑問だけど、日本がカウンターを狙うってのは悪くない。前から書いてるけど、引いてきた相手を崩すほどの力を日本は持ってない。それに、強いチームがカウンター戦術をとれば最強っていうのも個人的な持論(日本が強いチームかどうかは置いといて)。

他の記事にあった言葉。
「日本人はパス能力と技術も高い。エスプリ(精神力)もあるが、問題がある。日本人はみんなブラジル人になろうとしている。それは完全に誤った考えだ。日本人には日本人に適したサッカーがある。それを実践しなければいけない」

というわけで、カウンターを念頭においてスタメン予想。
<4-4-2>
FW:巻-田中達
MF:サントス-羽生、阿部-鈴木
DF:駒野-トゥーリオ-坪井-加地
GK:川口

結局、カウンターってのは関係ないチームになっちゃった。前のイエメン戦から遠藤と羽生を入れ替えた形。
ボールを取ったら巻に当てて後ろが押し上げればいい。チャンスがあれば田中達が1人で仕掛けてくこともできる。
同じメンバーの中でも色々なサッカーができるのがこのチームの特徴かもしれない。
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