ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-11-08 Wed 00:21
U-19:日本×サウジ
<日本:4-4-2>
FW:森島-河原
MF:梅崎-青山-柏木-田中
DF:堤-福元-牧野-内田
GK:林

攻撃面にはかなりの改善が見られた。前の2試合は森島の高さとか梅崎のドリブルとか個が目立つ場面が多かったけど、この試合はいい意味で2人が消えていたと思う。もちろん、仕事ができなかったって意味じゃなくてチームの中での個として機能してた印象。

森島への徹底したロングボールっていう戦術はほとんど見られなかった。あれは高さがないタジキスタン用の戦術だったってことかも(タジキスタンに高さがないかどうかは知らない)。今日の試合の森島はしっかりと足元に収めてキープしてタメを作ってる場面が多く見られた。そこでタメができるぶん少し低めの位置で受けた森島を後ろの選手がどんどん抜いてくシーンが多かった。いくつかあった高いボールで森島が競るシーンも、しっかりとウラのスペースに河原とか田中が走りこむことで有効に使えてたと思う。

梅崎も孤立してる感じがかなり解消された。タジキスタン戦のときは本当に孤軍奮闘っていう感じでボールを持ったら必ずドリブルで仕掛けていった。それがイラン戦では簡単にはたくプレーが目につき始めて、この試合では周囲の選手がそれに連動してきていた。
梅崎の近くで味方がフリーランニングをすることで、いろいろな選択肢が増えた。その中からドリブルっていう選択肢を選んでも、味方がフリーランニングをすることでスペースを作ってくれていた。

梅崎をフォローするフリーランニングに代表されるようにチーム全体として攻撃に連動性が見られるようになってきた。今までの試合だと、思い切って自分のポジションを捨てて出て行くのは柏木の攻撃参加だけだった。それが色々なところで見られた。

まずは田中と梅崎の思い切ったポジションチェンジ。この2人が真ん中に入ってくることはあったけど、それはあくまでも自分のポジションを基本に中に切れ込んでくっていう形だった。この試合みたいな思い切ったポジションチェンジは相手のマークを混乱させるのに効果的。それに右利きが左、左利きが右に行くことで生じるメリットもある。この辺は1つのオプションとして確立してほしい。

ポジションを動かす意味ではSBの攻撃参加もいつもより多かった。内田の攻撃参加は魅力だったって言われてたけど、この試合では本当によさを見せてくれた。
日本の攻撃は意図してたと思うぐらい右サイドからのものが多かった。そこでキーになったのが内田の攻撃参加。右サイドで厚みを作ってうまくチャンスメイクができてた。サイドからのクロスも高さのある相手に対してグラウンダーのボールを上げたり速いボールを上げたりと工夫が見られた。

河原もこのサイドの攻撃に加わっていた。交代するまで真ん中にいるだけじゃなくて、色々なスペースに飛び出してボールを引き出す動きを見せた。

SBという意味では逆サイドの堤もいつもより多かった。上に書いたとおり梅崎をフォローする動きを見せていた。

柏木もサイドの攻撃に厚みを加えるのに一役買っていた。いつもはゴール前に飛び出してくることが多いけど、この試合ではサイドに出てきてチャンスメイクするような場面も目立った。もちろんいつものようにゴール前に出てくることも。2点目のゴールにもしっかり絡んでた。
今日の試合だと本当にトップ下の選手のイメージ。中盤の形はダイヤモンド型っていう味方でもいいかも。

こんな感じで全体として攻撃の連動性に改善が見られた。選手がフリーランニングを多くして1つのボールに対しての選択肢を増やしてくから、今まではあまり見られなかった中盤でのパス回しも増えた気がする。1つのシュートに多くの選手が絡む理想的な攻撃ができてたと思う。

それに攻撃の組み立て方もよかった。ショートパスが続けばロングパス、横パスが続けば縦パスみたいな感じで攻撃が単調にならないようになってた。
特にサイドチェンジの多さに好感。まだまだ精度に不満が残るけど、やろうとしてることはかなりいいし、通ればチャンスに直結するようなパスも見られる。上の世代ではサイドチェンジに時間がかかるのが不満だから、一発でサイドを変えようって言う意図はかなりいいと思う。

1点目につながったようにセットプレーには工夫が見られた。上に書いたサイドからのクロスにも見られたように、相手の高さっていう長所を徹底して外してた。GKに向かって速くて低いボールを蹴ることによって何が起こってもおかしくないようなシーンが多かった。
それに田中のボールはなんか異質な感じがして面白いと思った。急激に落ちてくるボールでチャンスにつながるボールだと思う。

守備面でもある程度の改善が見られたと思う。

前線での守備と後ろの選手とのギャップが少なくなった。この試合でも前線ではしっかりとプレッシャーをかけてた。FWの選手がサボらずにチェイシングをかけるし、2列目の選手もユニフォームを真っ黒にして守備をしてた。

で、前の試合でできたギャップを埋めるのに貢献したのが青山。前回の試合だと中盤の4人は横並びになることが多かったけど、この試合では1枚下がった位置で前線とDFのつなぎ役として働いてたと思う。前線とDFラインの間にできるスペースを担当するだけにかなりの運動量が要求されるけど、しっかりとピッチ全体をカバーできてた。それから内田とかが上がったあとのスペースのケアとかもしっかりやってたと思う。

個人技に対する対応はまだまだ不安。現に相手のFKがバーに当たった場面は、相手のドリブルに不用意に飛び込んだことによってファールをして取られたFKだった。それでも個人技での勝負を仕掛けられないような守備をしてた。相手の縦パスに対してはしっかりと体をぶつけて前を向かせないようにしてスペースを消して対応した。おおむねはそういう守備がうまく行ってたと思う。相手を前に向かせてしまっても、しっかりと複数枚で対応して1対1の局面を作れなられないように対応してた。最終的には1対1の対応でも強さを見せて欲しいけど、現状はこの戦術で抑えられそう。

守備から攻撃へつなげる所ももう少し精度を上げてもらいたい。攻撃に移るときにしっかりとつなげずに相手にボールを取られてしまうから、1度相手の攻撃が始まると波状攻撃になってしまう。それに押し上げが間に合わずに相手に中盤のスペースを与えてしまう結果も生んでしまっている。

結果は2-1で勝利。同点に追いつかれた後も勢いが衰えなくて、しっかりと決勝点を奪った辺りにはメンタルの強さを感じた。いろいろあった改善点も克服してるように見えるし、本当に成長が感じられる。
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