ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-11-24 Fri 04:22
セルティック×マンU
<セルティック:4-4-2>
FW:ヘッセリンク-ジュラフスキ
MF:スノ-レノン-グラベセン-中村
DF:ネイラー-マクマナス-バルデ-テルファー
GK:ボルツ

<マンU:4-4-2>
FW:サハ-ルーニー
MF:ギグス-スコールズ-キャリック-Cロナウド
DF:エインセ-ヴィディッチ-ファーディナンド-Gネビル
GK:ファン・デル・サール

前半は完全にマンUのペース。セルティックはグラベセンを中心に前線からプレッシャーをかけようっていう意志は見て取れた。マンUは少ないタッチ数でパスを回すことで上手くそのプレッシャーを否してたと思う。DFラインで左右にパスを回して相手にギャップを作ってから、サハに縦パスを入れるようなプレーもよかった。

両サイドをワイドに使ったのもよかった。両サイドをワイドに使うことで相手の守備での選手間の距離が広くなる。それによって1つ1つのプレッシャーが軽減された。

セルティックはそうやって前線での守備がうまく機能しなくなってしまった。そうした中でボールの取り所がなくなってしまってズルズルとラインが下がって、中盤がDFラインに吸収されてしまうような時間帯もあった。
それだけ下がってしまえばセカンドボールはマンU側に行く。だからセルティックは跳ね返しても跳ね返しても波状攻撃を仕掛けられてしまった。

この時間帯のマンUはチーム内の動きが活発でいろいろなところで関係性が生まれていい内容の攻撃を展開してたと思う。

右サイドはCロナウドとGネビルの関係性。Cロナウドがボールを保持すると、Gネビルが必ずその背後を走ってフォローする。ケガが心配されたGネビルだったけど90分を通してこの上下動を欠かさなかった。

この試合のCロナウドはドリブルがキレキレだった。一度ボールを持てばかなりの距離をドリブルで稼げるし、複数を相手にしても抜いてくことができてた。

Gネビルがフリーランニングでさらに選択肢が広がってた印象。流れの中でCロナウドがGネビルが走っている“はず”のスペースに(実際は誰もいない)パスを出すシーンがいくつかあった。これもマンUらしい。

左サイドはギグスとエインセ、それからルーニーが絡んでくるシーンが多かった。ルーニーは左サイドを基本としたプレーが目立ってた気がする。流れの中では4-2-3-1の形になるような印象を持つことが多かった。

   サ 
ル⇔ギ  ロ

ルーニーのイメージとしてはアンリみたいな感じ。左サイドでボールを受けて、そこからドリブルで中に切れ込んでく。中に入ったらシュートっていう選択肢もあったけど、この試合に関してはパスの質の高さが目立った。逆サイドのスペースに出すパスとか、ウラへのスルーパスとかどれも通ればチャンスにつながるようなパスだった。

ルーニーがサイドに流れる代わりに、中のスペースはギグスがうまく使ってた。ウラへ抜け出して決定的なチャンスになりそうなシーンもあった。1列後ろから飛び出してくだけに相手はケアし切れなかったところ。ギグスだけじゃなくてCロナウドにも何度か見られたシーンだけど、こういうプレーはもっと使いたかったと思う。ただ、ルーニーの自由な動きを周りがうまく利用してる印象は受けた。

前半はこういう両サイドの攻撃のバランスがよくて効果的だった。ただし、サイドからの攻撃とは言ってもえぐる場面よりも早めに中に入れる場面が多かったけど。とにかく左右をバランスよくワイドに使うことで相手のプレスを否してた部分があったと思う。

これに対して後半は右サイドからの攻撃が目立った。チームとして調子のいいCロナウドを使おうっていう戦術だったのかもしれないし、セルティックが右サイドを中心に攻めてきたこともあるかもしれないけど、あまりに偏りすぎてた印象。例えばCロナウドを使う戦術だったら、Cロナウドが左サイドに出てってギグスとの関係性で崩してくってのも面白かった気がする。ただ、これだとルーニーも左にいるから自分達でスペースを消してしまったかもしれないけど。

中盤中央のスコールズとキャリック。

この試合はキャリックが目立たなかった。キャリックがボールを持った瞬間、相手のグラベセンが寄せてきて自由にプレーできないようにしてた。そういうこともあって、普段キャリックがこなしてるようなボールの散らし役をスコールズが担った。

スコールズの中長距離のパスの精度はかなり高い。左右への散らしとともにウラへの1本のパスでもチャンスを作った。
本当はキャリックに散らしの部分の役割を任せて、スコールズはウラへのパスに代表されるラストパスのとこに絡んできたかったと思う。スコールズが高めの位置でボールを持つと何かをしてくれるっていう期待感があった。スコールズのシュートがほとんどなかったことからも、いつもより低めの位置でプレーしてたのが分かる。

試合全体を通して最後の最後のところの精度があまかった気がする。ドリブルではいいところを見せたCロナウドもラストパスの精度はイマイチだったし、抜け出した選手もトラップをミスしたりしてチャンスを逃してしまった。

特にサハ。雑なプレーが目立った試合だった。全体としてはいつものように前線で起点となる仕事。相手ゴールに背を向けての仕事は安定感があったと思う。しっかりと前線でボールの中継点になれてた。ルーニーが自由に動き回る中で、しっかりと前線の真ん中でボールを収められるのはチームとしてはいいこと。そういう意味ではルーニーとサハの2トップのバランスはいいと思う。

サハの問題は前を向いたときのプレー。ボールを受けてから前を向くにしても、前を向いた状態でボールをもらうにしても、とにかく足元にボールがついてなかった。そうしてすぐにボールを奪われてしまうシーンが多かった。PK失敗は仕方ないにしても、その前の自分で勝手にオフサイドだと思い込んでプレーをやめてしまったシーンはかなり印象が悪い。いい感じで攻撃を組み立てても決定的なチャンスまで行けなかった原因の1つになってしまった。

マンUの守備面。

第1にFWが前線からかなりのチェイシングをかける。これによって相手に焦りが見られて、ミスがかなり目立った。そういう中で前線での効果的なインターセプトが多く見られた。

さらにルーニーはかなり低い位置まで戻っての守備も多かった。攻守にわたって運動量が豊富で、この試合の貢献度はチーム1だったと思う。

中盤とDFはラインをしっかりと作ってブロックを作る。スペースを消すような守備をしてるから、前半のセルティックはロングボールを蹴りこむだけのシーンが目立った(セルティックが引かされて押し上げが間に合わなかったってこともあるけど)。前半のセルティックのチャンスは右SBのテルファーの攻撃参加に対する大きなサイドチェンジのパスだけだった。逆にそこの部分だけは完全にマークが外されてたわけだけど。

前半のセルティックは予想の布陣とは違う形で戦ってた。

 中     グ  
   レ ス 

グラベセンはいつものように前線からボール保持者に対するプレッシャーを欠かさない。それに加えてスノもかなりハードワークをしてた印象。ボールを持った相手に対しては激しく当たってた。夏にマリノスとやったときの感想を見ても1対1での強さが印象に残ってる選手。

中村はいつもとは逆の左サイドでスタート。形としてはCロナウドとGネビルのサイドを担当することになった。とりあえず当面の相手はCロナウドだったわけだけど、正直なところ完全にやられてた。中村は本来守備が得意な選手じゃないし、その上相手がロナウドとなると厳しい面もあったと思う。とりあえずボールは奪えないまでも相手の攻撃を遅らせたり、できる範囲での貢献はしてたと思う。

とにかく中村がこのサイドで押し込まれてしまったのがセルティックとしては痛かった。前半の中村は相手が押し込んでくるだけに、自分のポジションを捨てられずに左サイドにつきっきりになった形。ボールタッチもほとんんどなかった。

前半はこういう形の中で終始相手にペースを握られてたし、ミスもかなり目立った。それで後半はメンバー交代で本来の形に戻してきた。

一番変わったのは前線での守備。否されてしまうような生易しいものではなくて、しっかりとボール保持者に対して激しい守備をし始めた。そういう中から効果的なインターセプトが生まれ始めて流れをつかんでった印象。

ただ、流れをつかんだって言っても完全にセルティックのペースになったわけじゃなくて、一進一退になったって感じ。そんな中で中村のFKの得点。この得点につながったファールの前のプレーも高い位置でのカットからだった。

膠着状態の中でFKで得点を決めた中村は評価できる。セットプレーでの得点はこういう試合展開のときこそ求められると思う。

ただ、それ以外の流れの中でのプレーはあまりいいものではなかった。確かにチームの状態があまりよくなかったってのもあるけど、積極的なプレーがあまり見られなかったと思う。

後半はポジションも自由に変えられていつもと同じような役割になってボールタッチも増えた。
その中で安易に後ろにはたくプレーが目立った。自分でドリブルで抜いてくようなプレーはもちろん、縦へのくさびのパスさえ見られなかった気がする。中心選手って認識されることで相手のマークも厳しいだろうけど、そういう中でプレーすることも求められると思う。

試合結果は1-0でセルティック。これでセルティックは決勝T進出決定。と同時にベンフィカとマンUの勝ち抜け予想ははずれ。特にマンUは最終節がベンフィカとの直接対決。去年と似たような感じになってきただけに、少し気になるところ。今回はホームだから大丈夫だと信じたいけど。
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