ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-12-17 Sun 22:43
インテルナシオナル×バルサ
↓3位決定戦の記事はこちら↓
http://himajin0112.blog101.fc2.com/blog-entry-212.html

↓決勝戦の展望はこちら↓
http://himajin0112.blog101.fc2.com/blog-entry-208.html

<インテルナシオナル:4-4-2>
FW:イアルレイ-アレシャンドレ
MF:フェルナンドン、アレックス-エジーニョ-ウェリントン
DF:カルドソ-エレル-インジオ-セアラ
GK:フレーメル

<バルサ:4-3-3>
FW:ロナウジーニョ-グジョンセン-ジュリ
MF:デコ-イニエスタ、モッタ
DF:ファン・ブロンクホルスト-プジョール-マルケス-ザンブロッタ
GK:Vバルデス

昨日書いた展望にそっくりの展開になったから、それを元に話を進めてく(↑決勝の展望を参照)。

インテルナシオナルはバルサに勝つにはこれしかないっていう試合運びをしたと思う。

序盤はもっと激しく削るようなプレーを期待したんだけど、落ち着いた入り方だった。立ち上がりは様子見といったところか。それでもだんだんと本来の積極的な守備が見られ始めた。

インテルナシオナルがリズムに乗るまでのバルサのサッカーは準決勝よりも中身が濃かったと思う。グジョンセンも本来の調子を取り戻して、しっかりとボールを収められてた。それにともなって中盤の選手との距離感もいいものだったと思う。ロナウジーニョとファン・ブロンクホルストの関係もいつものような形になってたし、ロナウジーニョ→ジュリのサイドチェンジもいくつか見られた。

味方がボールを持つと選手の動きが多くなるのが分かる状態で、攻撃面でのフリーランニングは明らかに前回よりも本来の形に近づいてたと思う。インテルナシオナル側から見れば、こういうバルサを完封したわけだからより価値が高い。

インテルナシオナルの方もこの時間帯は目立ったサッカーをしてなかった気がする。悪い言い方をすれば普通に攻めて、普通に守ってたような形。インテルナシオナルの本来の形ではなかった。

攻撃面ではしっかりと組み立てる攻撃が目立った。インテルナシオナルもバルサと同様に前回よりもフリーランニングの質が上がって、遅攻でも可能性を感じる場面はいくつかあったわけだけど。

守備面でも序盤のプレッシャーの弱さは不満だった。ロナウジーニョに簡単に前を向かせるようなプレーとか、デコをフリーにしてしまうシーンとかが目立った気がする。上にも書いた通り、時間が経つにつれて本来の形になってきたけど。攻撃面はともかく、守備面は決勝って言う舞台の緊張も影響してたのかもしれない。

さて、本題。ここから後は本来の形に戻ったインテルナシオナルについてコメント。

全体の守備はFWを起点にして前線でコースを限定しつつ組織的にボールを奪う質の高いものだった。攻撃面で大活躍だったイアルレイも守備にしっかりと参加して、チーム全体の守備のスタートとなった。相手ボール保持者に対しては必ずチェックが行って、絶対にプレッシャーがない状態ではプレーさせてなかった。相手が2タッチもすれば距離を一気につめての守備をしてた。そういう守備で1度遅らせつつ前線の選手と挟み込む形の守備をするって場面も目立ったと思う。

ロナウジーニョに対する守備。決勝の展望を書いた時点ではインテルナシオナルのシステムは前回と同じ形で来ると思ってた。

   アレ---フェル  
     エジ-ウェリ  

そういう意味で、ロナウジーニョの守備に対してはフェルナンドンがキーになるっていう予想をしたわけ。で、現実は上にあるようなダイヤモンド型。しかもフェルナンドンはどちらかっていうと3トップの一角みたいな入り方だった。だから純正の中盤は3ボランチ気味の3人
         
  アレ--ウェリ
     エジ 

対ロナウジーニョを考えたときには、ここに右SBのセアラも加える。このセアラがロナウジーニョが左サイドにいるときはマンマークについた。ここまでチェルシーに当てはめてきたから、無理やりチェルシーに当てはめると、セアラ=ブラールズ、ウェリントン=エッシェンっていう感じ。これはあくまでも守備面でだけど。

ロナウジーニョが左サイドでプレーするときには、この2人を中心に完璧に近い守備をしてた印象。サイドでロナウジーニョがボールを受けると、セアラが体を密着させて絶対に前を向かせない。そこで遅らせたところでウェリントンと挟み込んで孤立させる方法。基本的にウェリントンは戻りながらの守備がうまかった。

こういう守備でロナウジーニョがボールを受ける位置を徐々に後ろに下げさせた。ロナウジーニョもこの守備を嫌がってしきりにポジションを動かしてた。ただ、真ん中にポジションを動かしてもそこに対するコースはしっかりと切ってるだけに結局ボールタッチができなかった。これはグジョンセンが完全に消えてしまったことからも分かると思う。

とりあえず、こういう守備でロナウジーニョのボールタッチは激減してしまった。ロナウジーニョはボールを持ってこそのプレーヤーだから(もらう前の動きとかが特別うまいわけではない)、ある意味ではボールを渡さなきゃ怖くない。

せっかく中盤の図を作ったから、他の2人についてもコメント。

左に位置したアレックスはイマイチだった。前半のバルサは左からの攻撃ができなくなった分、右から崩そうっていう意志が見て取れた。そういう中でアレックスがイマイチ効かなかったことでザンブロッタの自由な攻撃参加を許してしまったと思う。

そういう意味で、後半はバルガスに交代したんだと思う。交代出場のバルガスはいいプレーをした。右サイドでボールを持った選手に対してのチェックを欠かさずに、うまく押さえ込んだと思う。バルサ側の途中出場のシャビを見る役割も担ってた。

中盤の底を担当するエジーニョはDFラインの前での守備。危ないところをカバーするシーンが目立って、危機察知能力に優れた選手だと思う。それにデコを自由にさせなかったのもエジーニョの貢献が大きいと思う。これによってデコが下がった位置でプレーをするシーンが多くなった。

ここまで前日の予想から含めてチェルシーと比較することが多かったけど、決定的に違う部分が1つある。それは最後まで上に書いたような守備が続けられるかっていうこと。今日の試合でもインジオが負傷してピッチの外に出た前後から、中盤での守備があまり効かなくなってきてた。全体としてスペースが空き始めて、シャビあたりにはかなり自由に動き回られてしまった。

インテルナシオナルのこういう部分はリベルタドーレス杯の決勝でも見られた部分。やっぱり格上との対戦になると、自分たちがキープできる時間が少なくなるからつらい。モウリーニョがいうところの“ボールを持った休憩”ができない状態になってしまう。

ただ、こういうときにも簡単に崩れないのは最後のところを止める力があるから。CBのインジオとエレルは本当に安定感がある。そこに中盤の底のエジーニョもカバーに入って最後のところは絶対にやらせない守備もできる。これもリベルタドーレス杯でも見られたところ。前線からの守備、最後のところの守備をみても守りのチームだってことを実感させられる。

ここまで守備について長々と書いてきたけど、以下は攻撃面。

これも展望に書いた通りの、ほとんどがカウンターの形。アレッシャンドレはバルサの高いDFラインのウラを常に狙ってた。そういう中でオフサイドになってしまう形が目立ったわけだけど、インテルナシオナルとしてはそのうち1本が抜ければっていう考え方だったと思う。

展望と違ってる部分といえば、イアルレイが使ったサイドが右サイドだったってことぐらい。
それから、イアルレイの技術についても過小評価しすぎてた。展望を書いた時点での想定は、イアルレイがサイドのスペースに中盤からのパスを引き出して抜け出す形。現実は低い位置から個人の力で前線まで運んでしまった。このテクニックは抜群、後ろを向いてのポストプレーはもちろん、前を向いてのプレーの中でもボールを失わなかった。

得点シーンもイアルレイの個人技での持ち上がりから。1対2の状況でもドリブルでキープを続けて味方の上がりを待った。そこでしっかりとキープして時間を作ったことによって、結果としては3対2の数的優位の状況を作り出せた形だった。

カウンター以外の部分の攻撃についても。イアルレイ、アレッシャンドレ、フェルナンドンの2トップ1シャドー気味の3人の関係性。

イアルレイは本当に前線でよく動き回る。CBの前を真横に横切ったりして、相手を混乱させた。それにサイドに流れてのプレーがかなり多い。それによってフェルナンドンがFW位置に出てくるスペースをうまく作ったと思う。3人が横並びになるような場面もあったりして、面白い形だったと思う。

アレッシャンドレは前回の試合では判断しきれないって言ったけど、基本的技術の精度の高さがずば抜けてると思った。イアルレイレベルまでは行かないけど、途中出場のLアドリアーノと比べるとよく分かる。Lアドリアーノに入ったボールが遠くへ跳ねてしまうのに比べて、アレッシャンドレはしっかりと自分のものにしてた。簡単に見えるプレーだけど技術の差が一番現れるとこだと思う。

インテルナシオナルの攻撃だとCBの積極的な攻撃参加も多かった。そういうプレーはやっぱり前線で余ることができるだけに効果的。ボールを支配してる状況ならもっと活発に見られたんじゃないかと思う。

バルサについてはヨーロッパの試合のときも結構書いてるからこの試合に限ってことを少しだけ。

守備面では前線での守備がもの足りない感じがした。カウンターをあれだけ食らうのは前線で遅らせる守備ができきれてないからだったと思う。相手の攻撃を遅らせられないだけにカウンターに対して守備の組織を作る時間がなかった。だから、CBの2人だけに守備を任せなきゃならないシーンが多くなってしまったと思う。この辺はコンディションの問題で運動量を削ることになってしまったのかも。

そういう中でモッタはそれなりにいいプレーをしてたと思う。前線で激しく当たって相手の攻撃の芽を摘むプレーとか、最終ラインのカバーに入るようなシーンも見られた。結局はいつものようにイエローカードをもらって交代してしまったから、そんなに信頼感が増したわけではないけど。

攻撃面は相手にうまく守られてしまったってのが素直な感想だと思う。イニエスタが低い位置で比較的フリーになった以外は本当にガチガチにやられてしまった。こういうときこそメッシの不在が大きく響いた気がする。1人で数人を相手にできるメッシがいれば、そのプレーで数的に楽な状態に持ってけたかも。

結果は1-0でインテルナシオナル。MVPがデコってのが非常に不満。別にデコがよくなかったってことじゃなくて、明らかにイアルレイでしょっていう感じ。何にしても日本でこれだけ質の高い試合を見られることはほとんどないはず。生で見られた人がうらやましい限りです。
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2006-12-17 Sun 19:04
アルアハリ×クラブアメリカ
<アルアハリ:3-5-2>
GK:アブデルハミド
DF:シャテル、タレク、ナハス、ゴマ、シャディ
MF:アシュール、シャウキ
FW:メテブ、アブータリカ、フラビオ

<クラブアメリカ:4-4-2>
GK:アブデルハミド
DF:シャテル、タレク、ナハス、ゴマ、シャディ
MF:アシュール、シャウキ
FW:メテブ、アブータリカ、フラビオ

こないだの全北にも言えたけど、今日のアルアハリも確実にチームの状態がよくなった。最初からこういうサッカーができてれば、初戦ももっと楽に勝ち上げれただろうに(さすがにインテルナシオナルに勝てたとは思えないけど)。やっぱり初戦には硬さがあったってことだと思う。

特に前半のサッカーはアルアハリらしいパス回しをを見せられたんじゃないかと思う。パス回しののスピード、バランスがよかった。相手の薄いところに次から次へとパスを速いタイミングで回すことができてた。

パス回しのスピードっていう面だと相手のプレッシャーを否すのに効果的だった。クラブアメリカの序盤の守備は1度引いた状況からボール保持者に対して1枚が寄っていく形だった。ただ、その寄せの距離が遠すぎたと思う。アルアハリはそういう甘いプレスの中で少ないタッチ数で速いタイミングでのパスを回していった。そういうパス回しの中でアルアハリが徐々に押し込んでいくことができた。

バランスって部分での改善は目を見張るものがあったと思う。初戦は攻撃が真ん中に偏りすぎっていう印象を持ったけど、今日は左右への散らしが効果的。左右のWBが高い位置でボールを引き出してた。本当はこのサイドからのクロスっていう形をもっと増やした方がいいと思うけど、ちょっと精度に問題があったから、より確実にショートパスをつなぐっていうやり方も悪くはない。

外っていう選択肢を増やしたことで、初戦でも多く見られたようなくさびのパスをより通しやすくなったと思う。序盤はFWへの縦パスをうまく切られたけど、サイドへの散らしを繰り返す中で徐々に中が空いてきた印象。先制点のFKにつながったのもFWへのくさびのボールから。

こうやって組み立ての部分まではいい形を作ったけど、決定的なチャンスは2点目のシーンだけだったんじゃないかと思う。それは最前線での動きの質の問題だった気がする。

アルアハリは組み立ての部分までは動きがそれなりに活発。特にボランチからアシュールが積極的に攻撃に絡んでくることが多かった。アブータリカもボール保持者の近くにいつも寄ってボールを受けるようなことが多かった。そうやって自由にやったことで相手はつかまえづらかったはず。

同時に今日の試合のアブータリカは低い位置でゲームメイクをするシーンが目立って、FWとの絡みが少なかった。2トップの関係性のよさで崩そうっていうシーンがいくつかあったけど、それだけだと物足らない。の大会に入って指摘することが多いけど、最後のところの動き、アイディアの質がよくないチームが多い。

そういう意味では2点目はアイディアが見られた。アブータリカがドリブルで持ち込んで、最後はフラビオとのワン・ツーで抜け出したシーン。後ろの選手が積極的に前線に飛び出すことが重要だし、2点目のシーンみたいな工夫があれば少ない人数でも十分崩せる。

そういう前線での動きの有無が1つ上のレベルとの差なんじゃないかと思う。相手が格下ならFWの個の技術だけでも十分だけど、こういうレベルの試合になったらやっぱり要求される部分。

クラブアメリカの得点シーンも“動き”っていうキーワードに当てはまる。結局は3人だけが前線に絡んでたシーンだけど、得点を決めたカバーニャスが後ろから飛び込んだことで相手が対応し切れなかった。中継の中でも言われてた通り、後ろから飛び込む選手に点で合わせたブランコの技術が特筆される。

さらにカバーニャスのプレーも挙げときたい。低い位置でこの攻撃の起点になったのはカバーニャスだった。そこから長い距離を走ってゴール前に出てきたことでゴールにつながった。
この低い位置でのプレーがポイント。今大会中に何度も書いてる通り、カバーニャスは低い位置でのプレーがの精度が高い。この試合でも一度ボールをはたいて起点になるようなプレーを繰り返した。

ただ、前線へのいいパスを供給するっていう場面が少なかったのが残念。Cロペスみたいに前線で引き出す選手がいなかったからかもしれないけど、後ろにはたくプレーが多かった。得点につながったプレーはそんなに難しいものではなかったけど、カバーニャスから前線への展開はチャンスにつながることが多かった。

それに低い位置まで戻っての守備面での貢献も大きい。得点シーンもそこで守備をしたからこそのポジショニング。何度も書くけど、攻守に渡って上下の運動量はかなり豊富。

前半のクラブアメリカはあまりいい流れだったとは言えない。選手の距離感がイマイチで、いいタイミングでボールが回らなかった。そこをアルアハリに狙われてしまった。すぐにアルアハリの選手は相手が少しでもボールを持って躊躇するとすぐに寄せてきた。
そういう悪い流れの中での少ないチャンスを活かしきれなかったのも痛かった。両SBの攻撃参加とか、カバーニャスと入れ替わって前線に絡んでくるモスケーダの動きなんかでいくつかのチャンスを作ったけど思い切りの悪さでつぶしてしまった。

こういう悪い流れを変えるために後半はペレイラに変えてブランコを投入。ペレイラは後ろから出てきてのミドルシュートはいくつかあったけど、本来求められるゲームメイクの部分での仕事がイマイチだった。逆にいつもはベンチスタートのクエバスはやや低い位置からのドリブルでの仕掛けが効果的だったと思う。守備の要になってくるアルゲージョ、FWとの距離感がいいモスケーダは下げずらいだろうから、ペレイラが下がったってことか。

このブランコの投入で流れが変わった。一番大きかったのがブランコがボールを引き出す動きを繰り返したってことだったと思う。それによってパスの選択肢が増えてパス回しがスムーズになった。同時にパスを受けたブランコがしっかりとボールをキープできることでチームに落ち着きが加わったと思う。3トップ気味になったことで相手を1枚多く後ろに貼り付ける効果も生まれた

さらに途中からCロペスが入ったことで最前線でもボールを引き出す動きが加わった。いつものように最終ラインとの駆け引きを繰り返したと思う。前回の試合のときもそうだったけど、スタメンを変えてきた監督の意図がイマイチ分からない。ちょっとひねりを加えようとしすぎな気がする。

クラブアメリカの守備について少し。
バルサ戦もそうだったように1つ1つのプレーが甘い。序盤のプレスも相手にスペースを与えた中途半端なものだったからこそうまくパスを回されて、リズムを作られてしまった。
そして致命的だったのがアブータリカを自由にしすぎたこと。これもバルサ戦でのロナウジーニョに対する対応と同じ。アブータリカから左右へのうまい展開が生まれたし、得点シーンでも自由にドリブルをさせすぎた。アブータリカが自由に前を向いてのプレーが多くなってしまった。

結果は2-1でアルアハリ。決勝の時間が迫ってるからちょっと手抜きになってしまった。なんか書き足りないことがあったら、後で付け加えとく。
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