ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

-------- -- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 |
2007-01-01 Mon 23:56
天皇杯決勝:レッズ×ガンバ
今年何度目だってぐらいに、試合をしてる両チームが今シーズンの締めくくり(って位置づけでいいと思う)のここでも当たった。

<レッズ:3-6-1>
FW:永井
MF:ポンテ-小野、相馬-山田-鈴木-平川
DF:ネネ-内館-細貝
GK:都築

<ガンバ:3-5-2>
FW:播戸-マグノ・アウベス
MF:二川、家長-遠藤-明神-加地
DF:山口-宮本-実吉
GK:松代

内容は誰が見ても明らかなようにガンバが圧倒してた。それでもレッズの勝利っていう結果。この辺にレッズの強さを感じるし、サッカーの怖さを再認識させられる。

レッズは準決勝と同じく、引いて守備のブロックを形成する形。ただ、決定的に違ってたのは“引いた”んじゃなくて“引かされてしまった”ってこと。
準決勝のアントラーズ戦でも押し込まれたっていう側面はあったけど、それでも安定感のある守備を見せてくれた。簡単に言えば主導権をもった守備だったと思う。
それに対してこのガンバ戦は明らかに受身の形。引いて守ったことで0点に抑えたわけじゃなくて、いろいろなことが重なって結果といて0点に抑えられたっていう感じだった。

そもそも前線でのプレスがほとんどかからなかったのが問題。いつもは引いて守るって言ってもボール保持者に対してはしっかりとプレッシャーをかけてる。それがボール保持者に対してプレッシャーがかからなかったことで、いい質のボールを簡単に供給されてしまった。
レッズの守備がウラを何度もとられるってシーンは今までほとんど無かった気がする。それが多く見られたのは播戸を中心としたボールを引き出す動きに加えて、パスを供給する側の自由度もあったと思う。

レッズの守備の安定感を崩したのはガンバのやり方がよかったってのもある。まず、大前提になるのが2トップ(特にマグノ・アウベス)にしっかりとボールが収まるってこと。前線で起点が作れるから、後ろの押し上げも促進できる。そうやって前線に厚みのある状態を作ったことで相手をズルズルと引かされこぼれ球を徹底的に拾うことができた。上に書いたとおりレッズの前線のプレスが機能してなかったから余裕を持って組み立てもできた。

遠藤のボールタッチの位置がガンバの攻撃の1つのバロメーターになってると思う。それが今日は高い位置でのタッチが多かった。相手1トップに対して3バックで守ってるから、余った1枚のDFがビルドアップに参加してさらに厚みを増してたと思う。そういう厚みのある攻撃の中で、くさびを入れたり、サイドに起点を作ったりと自分達のペースでバランスにいい攻撃を仕掛けた。

それからガンバの前線の関係性もよかった。その関係性でレッズの守備を混乱させたことは間違いない。マグノ・アウベスと播戸は縦の関係性になることが多い。これはJの最終節のこのカードのときも書いたこと。
そのときの文を引用してみると

播戸とマグノ・アウベスは縦の関係性になってることが多い。
播戸は前線に位置して相手のDFラインと常に駆け引きをしてる。ウラに飛び出そうっていう動きを繰り返されるから相手としても嫌な存在。上に書いたとおり、序盤はそういうプレーがかなり目立ってた。ただ、後半は一気に目立たなくなってしまった印象。相手が守りを固めてたってこともあるけど、故障明けの運動量に不安があった気がする。
マグノ・アウベスはやや引いた位置を基本してる。相手のDFから自由な位置でボールを受けてからプレーを始めることが多い。低い位置でボールを受けて起点になるようなプレーも多かった。得点シーンも含めて2人の関係性もよかったと思う。


特に今日の試合ではマグノ・アウベスの引いてきてのプレーがうまく機能した。原さんの言葉を借りればマグノ・アウベスは中途半端な位置でプレーしてた。低い位置でプレーすることでネネをDFラインから引き出すことが多かったと思う。そうやってできたFWのスペースを播戸が走り回ったり、二川が2列目から出てきてうまく使ったりしてた。

その辺はレッズの3バックが普段ベンチのメンバーだったことも効いてたと思う。レッズとしてはそうやってバランスが崩れたスペースを中盤の選手が埋めたりしているうちに、DFラインに吸収されてしまってDFライン前に大きなスペースを作ってしまう結果になった。

DFラインから選手が引き出されるって意味だと、ガンバの加地のサイドに引き出されることも多かった。これは相馬の怠慢さのせいっていう原因が大きい気がする。一番ひどかったのが、加地にぶっちぎられる→山田が対応→相馬はその場で立ち止まるってシーン。結局、加地のタッチが大きかったおかげで助かったわけだけど。

ガンバは前半から上に書いたような形でいい形を何度も作ってた。ただ、最後は典型的な攻め疲れの状態に陥ったと思う。後半の序盤ぐらいまでは圧倒的に攻めてたけど、レッズが長谷部を投入したあたりから勢いがかげり始めた。

この時間帯辺りからレッズの前線の守備が最悪の状態を脱したってこともあるけど、一番大きかったのは播戸だったと思う。上に引用した中にも書いてあるけど、今日の播戸もと途中から消え始めた。前のときは怪我明けの影響もあっただろうから、そのときほどではなかったけど。前線での引き出す動きが減ったことで後ろの選手がボールを持つ時間が長くなったことが相手に寄せる時間を作らせてしまった要員だったと思う。もちろん多くの時間で播戸の動きがチームを助けてたわけだけど。逆にその動きが減ったことでチーム全体の動きも連動してしまったってことだと思う。

ここまではレッズの守備×ガンバの攻撃っていう構図で書いてきたけど、ここからは逆にレッズの攻撃×ガンバの守備っていう構図で。

レッズの攻撃は本当に形を作れなかった。守備からのつながりで見るなら、引かされてしまったのがその原因。ボールを取る位置が低くなった上に、前線に選手がいないから跳ね返したボールを相手に拾われて攻撃につなげなかった。

それに準決でも書いたとおりワシントンの不在も大きい。これも同じことになるけど、永井は前線で時間を作るタイプの選手じゃない。だから引いたチームを押し上げることができない。それでレッズの前線の選手が孤立してしまう場面が目立った。このことは攻撃面での問題とともに守備ラインが押し上げられないっていう状況も生んでしまった気がする。

じゃあ、準決はどうやってたかっていうと1枚後ろの小野とかポンテがうまくボールを落ち着かせる役割を担ってた。ただこの試合では相手の守備陣がしっかりとこの2人に対応してたと思う。特に明神と遠藤のダブルボランチは効いてた。

こういうガンバの守備面から見れば、前線からの守備がかなりうまく機能してた。この辺は前線に播戸が入ったことが大きい。前線から積極的なチェイシングをかけるから後ろの選手も守りやすいと思う。

さらに個々の守備への切り替えの速さも目立った。ボールが相手に渡ったら、すぐにプレッシャーをかけた縦へのコースを消して遅らせる。その間に他の選手が戻ってきて挟み込むっていういい守備の形が何度も見られた。縦パスに対する厳しい対応もよかったと思う。

ここまで書いてきても明らかにガンバ>レッズ。結局、レッズが勝ったのはやっぱり交代の部分が大きかった気がする。結果として得点シーンには交代出場の2人が絡んでるわけだし。

まず、長谷部の投入。上にも書いたとおり相手の勢いが衰えたこともあって、この時間帯から前線での守備がマシな状況になってきた。得点シーンの前のカットは長谷部が戻りながら高い位置で相手のボールを奪ったところからだった。そんな感じで長谷部が前目で守備の起点になることができたと思う。

それまでの時間帯は守備の起点は鈴木。前の試合と比べても前に出てきて守備をすることが多かったと思うけど、それに周囲が連動せずに逆にバランスを崩してしまった気がする。そのときは後ろで山田がバランサー的になってた。

それが長谷部の投入で普段の形に戻ったことが効果的だったと思う。今日の鈴木はチーム状態が悪い中で攻守に渡って孤軍奮闘って感じだった。守備では高い位置のボール保持者に対するプレッシャー、攻撃では数少ないカウンターの起点として働いた。終了間際での交代が怪我によるものだとしたらちょっと心配。

長谷部の投入で守備面でのバランスがマシになって、次が攻撃面での岡野の投入。岡野が入ったことで前線の動きが明らかに増えた。最前線で走り回ることで相手の守備にギャップを作った。それによってスペースが生まれて、相棒の永井のらしいドリブルを引き出したりできたと思う。さらに得点につながったシーンのようにボールを引き出すことも増えた。こうやって見るとブッフバルトの交代は本当に的確だった。

結果は1-0でレッズ。2連覇おめでとうって言いたいところだけど、来シーズンを考えると不安が残る内容だったと思う。

それにケガ人も心配。特に小野。今日の試合も味方ボール保持者と近い距離感を保ってタッチ数を増やしてた。その中でさすがと思わされるパスも多かったと思う。せっかくコンディションが上向きになってるだけに怪我は痛すぎる。軽症を願う。
スポンサーサイト
別窓 | 国内リーグ | コメント:0 | トラックバック:0 |
| サッカー好きの日記帳(引越し中) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。