ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-02-28 Wed 22:12
U-22:日本×香港
<日本代表:3-4-3>
FW:平山、カレン-李
MF:本田圭-青山敏-梶山-水野
DF:水本-伊野波-青山直
GK:松井

前回のアメリカ戦から、本田拓と青山敏が変わった形。FW登録が3人でその3人を全員先発で使ってきたのは意外だった。

全体を通して満足の行く内容だったとはいえない。前回のアメリカ戦から取り入れた3-4-3のシステムだけど、イマイチしっくりこない。たった2戦で決めるのは早計かもしれないけど、このチームにはあってないんじゃないかと思う。

このシステムだと専業の中盤の選手がボランチの2枚しかいない。サイドの選手が中に入ってきてプレーするようなことがあれば違って来るんだろうけど、どちらも純粋なサイドアタッカータイプ。だから、中盤の部分にかなり薄さを感じる。攻守のつなぎ役になる部分が薄いことで、全体として人と人との距離感の遠さを感じる。このことが攻守に渡ってよくない流れを作り出してる印象。

攻撃面では反町監督がいう「個人プレーに偏りすぎ」っていう状況が生まれた。人と人との距離が遠いことでなかなか関係性が作りづらい。そうやって次のプレーの選択に時間がかかることで、球離れが悪い状況が生まれる。さらに周囲に選択肢がなければ自分の力で打開しなきゃならなくなってしまうんだと思う。

特にそれが見られたのが右サイドの水野。前回のアメリカ戦と比べると高い位置でのタッチ数とか仕掛けの部分が増えてたけど、そこに対する味方のフォローが少なかった。2点目も水野の粘りから生まれたわけだけど、一連のプレーの中で個の力で打開しなきゃならない状況が生まれてしまっていた。

さらに前回のアメリカ戦のときに書いたようなFWと2列以降の分断も解消されてなかった。特に今日の試合は平山の収まりが悪かったこととか、ウラを狙った1発の攻撃が目立ったことも原因の1つ。

それに3トップが前線でふたの役割をしてしまっているんじゃないかって気がする。前にも書いたとおり3トップは真ん中よりに並べてる。序盤こそカレンが最前線から下がって、そこからもう一度相手のDFラインに勝負をかけるようなやり方で前線に動きを作り出してた。FWがサイドに流れみたいな流動性もそれなりにあった。

ただ、時間が経つにつれて3トップが前で待っているだけの場面が多くなってきた気がする。そうやって前線にふたをされること2列以降が飛び出すスペースがつぶされてしまっていたんじゃないかって思う。そもそも2列以降ってのが具体的に梶山しかいない(青山は基本的にバランサー)ってのも、FWが絡みづらい原因だと思うけど。

こういう攻撃面のところは後半には解消の兆しは見えた。まずは後半開始時の家長の投入。家長も本来的には本田とか水野と同じようにサイドアタッカータイプだけど、この試合に関しては左サイドにこだわるようなことはなかった。

とはいっても基本は左サイド。そうすることで本田との関係性が生まれて左サイドには厚みが増した。前半は低い位置でのタッチが目立った本田が高い位置でボールを触れるようになったと思う。

それによって右に偏り気味だったサイド攻撃もバランスのいいものになった。右サイドの水野は相変わらず孤立気味の状況だったけど、左サイドを崩す中で右サイドが空いてくるようないい関係も生まれてた。

その後の増田の投入でさらにいい方向に向かってった。本来の中盤の選手を増やしたことで上に書いたような、中盤の薄さに改善が見られたような気がする。そうやって人と人との距離感が改善され、少ないタッチ数でのパスが生まれるようになった。後半ロスタイムの決定的なチャンスも狭いところを少ないタッチで抜け出したシーンからだった。さらにFWを平山の1枚にしたことで後ろの選手が飛び出す余地が生まれたのもよくなった要因だったと思う。

中盤が薄いことの攻撃面での弊害をもう1つ。それはビルドアップの部分。ビルドアップのときに中盤に一度中継点を作るのが難しい状況が生まれてた。中盤に選手がいないうえに、今日の試合ではFWが下がってきて起点になるプレーもほとんど見られなかったと思う。そうやってコースがないままに半ば適当に入れた縦パスを何度もカットされてしまった。パスの中継点が生まれなかったことでなかなかリズムを作ることができなかったと思う。

その上、つなぎの中での安易なミスが重なってしっかりと組み立てる攻撃が見られなかった。その悪い流れの中で結局は両サイドの2人が下がって受けなきゃならない状況だった。この2人は高い位置で得点に直結するプレーを求めたいだけに、もったいない。

次に守備面での弊害。これはアメリカ戦でも書いたようなこと。このシステムになる前までのこのチームの守備面でのよさが完全に消えてしまった印象。人と人と距離が遠いことで連動した守備ができないような状況が生まれてる。最初のところでのプレスがかかって相手を遅らせたとしても、それを一気に囲い組むような状況が生まれにくい。

さらに1枚でのプレスだと完全にコースを限定できなくて次のパスも狙いにくい状況だった。そういう状況の中で香港に簡単に前までボールを運ばれてしまうシーンが多かったと思う。こういう状況を打破するために、高い位置で積極的に守備に行っても、強引なやり方でファールになってしまうことが多かった。そうやって高い位置での効果的なカットができなかったと思う。

それにアメリカ戦と同じようにトップ下の位置に空くギャップに入り込まれると、自由にやらせてしまうことも多かった。その位置では相手のパスの出し手に対しての寄せが甘くなって、簡単にチャンスにつなげられる可能性が高かったと思う。

最後に香港について。香港は予想に反して完全にゴール前を固めるような守備のやり方をしてこなかった。守備時の選手の配置自体を見るとバランスがいい感じ。ただ、そのバランスのよさに中身が伴ってなかったような印象。DFラインを高くするのはいいけど、パスの出し手に対してのプレスが甘いから簡単に決定的なパスを出されてしまう。それに致命的だったのが最終ラインの統率がメチャメチャだった点。そういう意味では1点目を含めて、日本が相手のウラを狙ってた序盤はいい意図だったんじゃないかと思う。

結果は3-0。今日は相手に助けられた印象が強い。これから修正する部分はかなり多いと思う。ひとまず、4-5-1でも3-6-1でもこのチームは中盤を厚くした方がいいと思う。攻撃はもちろん守備のよさはここ2試合で完全に消えてしまっている。それから中盤のパスの中継点+積極的な飛び出し+守備の起点ができる増田はスタメンで使ったほうがチームが上手く回る印象。
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