ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-03-05 Mon 13:18
ポーツマス×チェルシー
<チェルシー:4-4-2>
FW:ドログバ-シェフチェンコ
MF:ロッベン-バラック-ランパード、マケレレ
DF:Aコール-カルバーリョ-エッシェン-ディアラ
GK:チェフ

内容としてはポーツマスの方がいいサッカーをしてた。特に守備の積極性はいいものだったと思う。ボールを失った後の切り替えの速さが目立って、チェルシーの攻撃の目を摘み取った。格下のチームがやるような完全に引いてしまう形じゃなくて、高い位置でボールにプレッシャーをかけるやり方は好感。この前線での積極的な守備を90分間続けたってのもよかった部分だったと思う。

確かに1つめのブロックを抜けられたときに後ろとの連携がまだまだっていうような場面も見られたけど、前線での速い寄せにチェルシーが苦しんでたのも事実。このやり方を毎試合やってるのならば、今シーズン躍進してるっていうのも分かる気がする。

攻撃面でもチームとしての狙いがはっきりした一貫性のあるやり方が見られた。つまり前線のカヌを起点にするもの。ボールを持った選手はまずカヌを狙う。そのときにカヌもしっかりとボールを受ける体勢を取ってた。それにボールを受ける位置が最前線ではなくて、中途半端な位置だけに相手の守備のバランスを崩すこともできてた。

それに加えてカヌ自身の技術の高さでしっかりと前線でキープすることができる。そうやってチームの押し上げを促進できてたと思う。2トップの相棒ルアルアは積極的に動き回ってた。特に相手の右サイドのスペースを突く動きが効果的だったと思う。

こんな感じでいい内容でサッカーを進められてたのに最終的に完敗してしまった勝負弱さは気になるところ。逆にチェルシーのサッカーの内容は不満。ポーツマスがいいサッカーをしてきたこともあるけど、チェルシーのチーム自体にも問題があったような気がする。

攻撃面では遅さが目立った。チェルシーの持ち味は縦に速いスピーディーな展開だったはず。そのよさが完全に消えてしまった印象。確かに上に書いたようなポーツマスの守備が要因っていうこともある。チェルシーがボールを保持しても相手が素早いチェックを仕掛けてくるだけに、バックパスを余儀なくされる場面が目立った。特に序盤はチェフに一度戻して、そこから前線へ確率の低いフィードっていうやり方が目立ってたと思う。

その後チェルシーはこういう相手のプレッシャーに対してサイドに起点を作ることを始めた。両SBが高い位置まで上がってボールを引き出してたと思う。そうやって一度サイドに起点を作ることで相手を押し込む効果が生まれた。

そのときにはランパードとかバラックが中でややフリーになるっていうシーンも出てきた。だから必然的に2人のタッチ数もある程度は多くなったと思う。ただ、そのボールを触る位置が低い位置に限定されてる。相手のブロックの前でボールを無難に扱うことが多くて、チャンスに直結するプレーがない。

さらにこの2人が低い位置でボールを持ってるっていうことは、前線の選手が足りてないことを意味する。だからサイドに目を向けさせても最前線のところは空いてこなかった。結果として2トップのタッチ数が増えてこない状況が生まれたと思う。そうやって前線に起点が作れないことで、結局はランパードとバラックが上がるタイミングがなくなる悪循環だった。

特にこの試合はドログバの調子の悪さが目立った。足元にボールがついてなかったし、いつもなら強引に行くところも簡単にパスしてしまうっていう場面も目立ったと思う。そういう意味ではシェフチェンコの方が目立った試合だったって言えるかもしれない。

そのシェフチェンコにしても確かに前線で起点になるようなことは少なかった。それでも前線での動きが活発だったし、ゴール前の打開のところでも目立ってた。カウンターの起点の役割を果たすことも多かった。この試合を見る限りではバラックよりも先にチームにフィットしてきてるっていう印象。

こういうことも含めて縦にシンプルに入るボールが少なかったのが攻撃が遅れた要因。後ろでのパス回しにしろ、サイドへ一度起点を作るやり方にしろ、それ自体が悪いっていうことはない。相手の守備のバランスを崩す意図があればいいと思う。現に1点目は左右への大きな展開を繰り返したことで相手の守備にギャップを生んだ場面だった。

といっても、こうやって経由地点が増えることで相手としてもしっかりと組織を作る時間ができるのも事実。それにスピードアップのタイミングをはかりにくいっていう弊害も生んでると思う。結局は単調なリズムでの組み立てになってしまった。

相手がしっかりと組織を作る前に最短距離でゴール前につなげるようなプレーも欲しい。その方がトップに入ったときにスピードアップするみたいな統一性も生まれると思う。こういうやり方をするためには、単純に前線の選択肢を増やすことが必要。今日の布陣ではロッベンがサイドに出てたから、ランパードとバラックが低い位置でプレーすると前線に起点をつくりづらい状況だった。この2人が前線に入っていくプレーがもっと欲しい。

そういう意味では前線への推進力が足りないような気がする。人が入っていくのもそうだけど、パスに関しても無難なものが目立った。つまり横パスとかバックパスで安全なほうばかりに逃げるってこと。前線の動きも必要だけど、どこかで勝負をすることが必要だと思う。そういう勝負のパスとか仕掛けが見られなかった。

そういう意味では途中からカルーとライト・フィリップスが入ってきて積極的に仕掛けるようになってからはリズムがよくなった。こういうのは個の勝負の部分だけど、チームとしてのタイミングをはかって、チーム全体が勝負に出るっていうことも重要だと思う。

守備面もいいときのチェルシーからは程遠い内容だった。相手のカヌにしっかりと起点になられてしまったのがそれをよく表してる。カヌに入った後にしっかりと起点になられてしまったのも問題だけど、その前のところの問題が大きいと思う。

いいときのチェルシーだったら、最初にそういう縦パスは切ってたはず。前線で制限をかけてくやり方がしっかりと機能してるとすれば、まず切るべき場所がこの試合ではカヌへのくさびのパス。それが好きなように通されたっていうことは、そういう制限をかける守備ができてなかったってことを意味する。

そうやって最初のプレスがかかってないから、複数枚で効果的に守備をすることもできない。序盤に左サイドを崩された場面が象徴的だったと思う。しっかりと組織としての守備ができていないのにAコールが相手に寄せにいったことで、そのウラのスペースを簡単に破られてしまった。

こんな感じで前線での効果的な守備ができないことで、結局はゴール前まで戻されて守備をすることが多くなった。そのときは中盤の選手も戻って献身的に守備に回る。だから守備を攻撃につなげるのが難しくなった。

個々の守備のところを見ると、上に書いたとおりディアラが上がったスペースを突かれるシーンが目立った。ディアラに関しては上がったウラのスペースのケアと同時に純粋な守備力も不安。とりあえずこの試合ではしっかりとマケレレがカバーに入ってたと思う。

こうやってサイドに起点を作られたときとか、カヌが引いて受けようとするときはどういいてもCBが引っ張り出されるような状況も生まれてしまう。ある程度はしかたがないこととはいっても、そういうときにバランスが崩れるのが気になった。サイドからのボールに対して簡単にDFとDFの間に入り込まれる場面も目立ったと思う。

ただ、守備に関してはいい時間帯があったのも事実。それは先制点の後の時間帯。前線から制限をかける守備がうまく機能して、この時間帯はカヌにも簡単にボールを入れさせなかった。カヌっていう選択肢を切ったことで相手の攻撃が遅れることも多くなった。そういうときは複数枚での対応が見られた。サイドでも数的優位を作って囲い込むシーンが多くなってたと思う。

この時間帯が他の時間帯と何が違ってたかといえば、攻撃面だったと思う。得点の流れのままに畳みかけようっていう時間帯だった。そういう攻撃面での勢いが守備にも勢いをもたらした。結局は攻撃がよければ守備もよくなるし、攻撃が悪くなれば守備も悪くなるっていうこと。その逆ももちろん言える。

今のチェルシーはいい時間帯をコンスタントに続けられないのが問題なんじゃないかと思う。この試合に関して言うならば、エッシェンが最終ラインに入ったことがその要因の1つだった。エッシェンの守備能力の高さはCBをこなしてるところからも分かる通り。その守備力が中盤にあるかないかで、最初の守備に影響が出てくるのは当たり前のことだと思う。そこでしっかりと遅らせられれば守備の連動性も生まれる。

それにエッシェンは攻撃時の前への推進力をチームに与える役割も担ってると思う。攻守の切り替えが抜群に速いから、ボールを奪った後すぐに攻撃に移ってくる。縦の運動量で前線に顔を出すって言うのも大切な役割。前線で選択肢を増やすことに貢献してる。そう考えるとやっぱり、攻守のつなぎ役としてエッシェンは中盤で使いたいところ。その辺に苦しい台所事情が見える。

結果は0-2でチェルシー。この状況でもきっちり勝つあたりはさすが。2点目は特に両チームの勝負強さと弱さを表してた。ロングボール1発がゴールにつながったチェルシーと、相手のボールをクリアしきれずにそれがまた相手につながってしまうポーツマス。
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