ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

-------- -- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 |
2007-12-01 Sat 16:46
リヨン×バルサ
<リヨン:4-3-3>
FW:ゴブ-フレッジ-ベナルファ
MF:ジュニーニョ-ファビオ・サントス、トゥララン
DF:グロッソ-アンデルソン-スキラッチ-ルベイエール
GK:ベルクトール

<バルサ:4-3-3>
FW:イニエスタ-ボージャン-メッシ
MF:グジョンセン-シャビ、ヤヤ・トゥレ
DF:アビダル-ミリート-プジョール-ザンブロッタ
GK:Vバルデス

立ち上がりのリヨンの守備は中途半端なやり方が目立った。全体として意図がはっきりせずに、一応の守備の対応の組み合わせによって守備が成り立ってたようなイメージだった。

その守備のスタートは一応トップのフレッジ。このフレッジは一応相手の最終ライン(CB)のボール保持者に対してチェックに行く意識が見られた。ただ、そこではっきりとした意図とか姿勢が見られないから、相手のボール保持者はプレッシャーをあまり受けなかったし、味方の連動にもつながらなかったと思う。事実、立ち上がりはバルサのミリートが十分に攻撃のスタートとして機能した。
その最終ラインに対する対応としては、相手のSBに対して対応しようとする一応の意思も見られた。SBにボールが入ったところでチェックに行ってた。ただ、これに関しても、ザンブロッタが十分に攻撃のスタートとして機能してたことを考えるとあまり機能してたとは言えない。もっと言えば、ザンブロッタの積極的な攻撃参加も消えなかったから蓋にもなれてかったような気がする。

こういう前線の守備のスタートに対して、後ろは対応する人につく意識がはっきりしてた。この人につく意識は試合全体を通して見られたことだけど、立ち上がりに関しては前線の守備との間に意図のズレがあったように思う。前が一応追いかけてるから、後ろには連動性を求めたいけど、後ろは関係なく自分の対応する相手を見るやり方だった。結果、前の守備が無駄に終わってしまったような気がする。

それにこの人につく意識をどこまで継続させるかがはっきりしてなかった。相手が本来の場所にいるときは問題ないんだけど、動いた相手にどう対応するかってこと。特に引いてボールをもらいに行く相手に対する対応が気になった。多くの場合では、そういう相手についていってブロックの外に引っ張り出されてしまい、バランスが崩れることが多かったように思う。これはリヨンの守備ブロックがどこからどこまでかってことがはっきりしてなかったから生まれた気がする。

こういう立ち上がりのリヨンのあいまいなやり方だけど、一応は機能してた。バルサの出し手も受け手も完全にフリーにするってことがなかったから。バルサにチャンスを作らせないってことを考えると成功だって言えたかもしれない。
バルサの立場を考えると、立ち上がりから攻撃に出る必要がなかったってのも影響した。攻撃が詰まれば、1度後ろに戻してやり直すような余裕を持った組み立てが見られたと思う。ゆったりとしたペースでの展開が多かったから、中途半端なリヨンの守備も致命的にバランスを崩すことにはつながらなかった。

それでもリヨンは深い場所にまで入られるシーンが多かった。これはバルサの横の質の大きな展開によるものが目立ったと思う。横への展開を繰り返され、左右に動かされる中で徐々に守備ブロックのバランスを崩されていった。最初の守備の設定では高い位置に置いた守備ブロックが遠いとこ遠いとこをつながれるうちにズルズルと下がっていってしまったと思う。そうやってバルサが陣地を増やしながらポゼッション率を上げていった立ち上がりだった。

でも、そういう場面では最後のシーンに人をかけたブロックでなんとか跳ね返してた印象。そもそもの守備のバランスも特別悪いものではなかったし、バルサもゴールへの意識がそれほど高くないこともあって、膠着状態が続くことが予想さえれた。

と思ってたら、予想以上に早い時間に試合が動いた。バルサがカウンター1発で先制し、その後すぐにリヨンがお家芸のセットプレーで追いついた。

そのバルサの先制点。この場面はこの試合の守備における考え方が表れてたシーンだったけど、それは後述。ドリブルのボージャン(フリーランニング)とメッシ(ドリブル)が相手の1人に仕掛けることによってどちらに対する対応もあいまいになった。この工夫は頭のよさを感じた。その中で相手はとりあえずボールを持ったメッシへの対応を選ぶ。その瞬間メッシはボージャンにはたく。ボージャンは当然のようにフリー。そして、この一連の流れが右サイドで行われてる間に逆サイドではイニエスタがするすると上がってきた。結局、ボージャン→イニエスタのパスで勝負あり。DFとGKの間に通したボージャンのパスの質はすばらしかったし、チームとしてもいい展開の結果生まれた得点だった。

この一連の取り合いの後、試合は本当に膠着状態に入った。これにはリヨンの守備のやり方の改善が大きかったように思う。

得点後(失点後から徐々に変わってたけど)リヨンはあいまいだった守備をはっきりさせた。中途半端な相手の最終ラインへのアプローチを捨てて、完全に引いて受ける体制を作りだした。その中で人につく守備は継続されたと思う。ここで利用されたのがシステム上の合致。両チームが4-3-3同士だったから、見るべき選手が定めやすかった。その上で相手の低い位置は自由にさせるっていう意思統一ができてたから、ブロックから引っ張り出されてバランスが崩れることもなくなったと思う。どこまで相手についていくかがはっきりした。

さらに、組織としてのバランスもよくなった。上に書いたように選手がブロックから引っ張り出されないってのもそうだけど、コンパクトな守備ブロックが形成できたのが大きかったと思う。立ち上がりも最終ラインを高く上げる意図は見られた。でも、同時に前線がズルズルと前に出て行ってしまうからコンパクトな守備ブロックの形成にはつながらなかった。それが全員が自陣近くまで引いて受ける体制を作ったことで、前後の距離が縮まることになった。

人にしっかりとつきながら、コンパクトな守備ブロックでスペースも消したリヨンに対してバルサは攻撃の術がなくなってしまった気がする。前線にボールの入れどころがなかくて最終ラインでの保持時間が長くなってしまった。

そうやって前線にボールが入らないから前の選手がボールを触りに下がってくる。両WGのメッシだったりイニエスタが本来よりも低い位置でボールに触るシーンが多かった。そして、何よりも痛かったのがシャビの位置。シャビはほとんどトゥレと横並びの関係でのボールタッチが多くなったと思う。これによってトップ下不在の状況が生み出されてしまったと思う。

このトップ下不在の原因はシャビだけじゃなくてグジョンセンにも関係すること。グジョンセン自身の動きはよかったと思うけど、チームの1ピースとしてみるとちょっとフィットしてないような印象を受けた。
この試合、グジョンセンが繰り返したのは2列目からトップの場所に飛び出すような動き。相手の守備の対応が薄い1ボランチのところからの飛び出しだったことを考えても、いいチャレンジだったと思う。でも、そこに対して全くボールが供給されなかった。

結果、このグジョンセンの前への意識のデメリットばかりが浮き彫りになった。OMFの2枚のうち、シャビはボランチの位置でグジョンセンはトップの位置に動いた。だから、全体としての形としてはボックスの4-4-2みたいな形。
この形になるとトップ下の位置にスペースができる。そのトップ下のスペースをSMF(メッシとかイニエスタ)とかトップ、ボランチが効果的に使えれば問題ないんだけど、リヨンがコンパクトなブロックがつぶしてるスペースにわざわざ入り込もうとする選手はいなかった。結果、トップ下のところに経由点を作れなかった。ボールを受けたい選手はかなり低い位置(リヨンのブロックの外)まで下がってくるから、前後の分断状況も生まれてしまった気がする。

この状況の中でバルサは前線にボールを入れられなくなってしまった。距離が遠いし、選択肢が少なかったから仕方がないと言えば仕方がない。最終ラインで回す→ちょっと様子見に縦パスを入れる→相手に対応されて前に行けない→戻す→…っていう繰り返しだった。こういう状況だからSBだったりボランチだったりが積極的に攻撃に出るシーンも作れなかったと思う。ただ、あくまでもボールを支配してるのはバルサだった。最後のところまでは行けなくても主導権を握ってたと思う。

これはリヨンの守備の問題。リヨンの守備はあくまでも仕事をさせないことを大前提に置いてた。逆に自分たちが能動的に奪いに行く姿勢が見られなかったと思う。完全に引いて相手がブロックに入ってくれば対応して戻させる。守備の勝負どころがはっきりしなかった。これはバルサの個に対して飛び込んで外される怖さがあったんだと思う。基本は1×1だから、1人が外されるといろんなところにギャップが生まれる可能性があった。そういうわけでリヨンは守備の勝負に行けずに、ただひたすら相手に攻撃させないことだけを考えてたと思う。

こういう状況だからバルサはなんだかんだでシュートまで行けることが多かった。攻撃を始めてからの時間はかなりかかるけど、それでも途中で奪われずに最後のシーンを作ることができた。守り続けてる間にリヨンの守備に微妙なギャップができたり、バルサが個の力で打開してしまうようなシーンができるのは仕方がない。途中で相手の攻撃を切るわけではないから、結果的にシュートまで行かれるのは必然だった。だから、リヨンの守備は相手の攻撃の機会をなるべく減らす質だったって言ってもいいと思う。

そうやってバルサが深い位置に入るシーンではシャビが高い位置で絡むことが多くなった。シャビが高い位置に入ってきたときには、他の選手に比べると自由になれることが多かったように思う。

それは攻撃の組み立てで1つ低い位置に入ってたことが影響してたと思う。リヨンは4-1-4-1の守備ブロック。ボランチの1に入ったトゥラランは守備のフリーマン的な役割だったと思う。他の場所は1×1をはっきりさせてたけど、トゥラランのとこだけは入ってきた選手に対応するって形だった。
もともと相手が複数そのスペースに入っていれば、ファビオ・サントスなんかがやや下がり気味のポジションに入って対応してたけど、後ろから飛び出してこられるとどうしても対応が遅くなってしまう状況があったような気がする。結果、シャビが浮く状況が生まれてしまったんだと思う。
ちなみにシャビだけじゃなくてメッシとかイニエスタなんかが斜めに入ってきたときにもチャンスにつながった。やっぱり味方がいないトップ下のギャップをうまく埋められたときがチャンスになった気がする。

でも、バルサは押し込んだシーンでも崩しきるところまでは行かなかった。一番可能性を感じたのは、相手を完全に押し込んで後ろから出てきたヤヤ・トゥレがフリーでミドルシュートを打つっていうやり方。たぶん2つぐらいあったと思う。要するに基本的にはブロックに仕掛けられなかったっていえる。

もちろん要因の1つはリヨンの守備のよさ。設定時はバランスを重視したブロックを高い位置にコンパクトに作ったけど、1つ入り込まれたらすぐにゴール前の守備に移行した。前の選手の戻りも速くて、ラストのブロックも人数ベースの堅いものになったと思う。

ただ、やっぱりバルサの攻撃の問題も感じさせられた。それは前の連動性と動きの少なさ。例えばトップの位置に人がいなくなってしまう状況が多かった。ボージャンはサイドに流れることが多かったんだけど、そのときに誰も真ん中にできたスペースに入ってこようとしなかった。組み立ての段階ではトップの位置に出て行く動きを繰り返してたグジョンセンも、なぜかそういうときには真ん中にいなかった。その辺もグジョンセンがいまいちフィットできてないと感じた部分。ただ、後半はボージャンの流れとグジョンセンのスペース入りがかみ合いだしてチャンスを作ってた。

とはいっても、全体としてはやっぱり個の分断を感じさせられた。そもそも前線の枚数が少なかったのは上にも書いたとおり。結果、距離が遠くなって関係性が築きにくかった。
さらに組み立てのときにもWG⇔SBをはじめとした関係性が見られなかったような気がする。結局、足元足元をつなぐ質の動きが多かったしスピードアップも図れなかった。

こういう個々の分断がリヨンの守備を機能させた要因になったかもしれない。1つの局面に複数が有機的に絡んでこないから、リヨンの選手は自分の責任下にいる選手に意識を注ぐことができた。

このバルサの個の分断は昨シーズンの終わりぐらいにも見られた状況。1人1人の距離が遠くて、個人の突破でしか打開策が見出せなかった。そのときはランニングなどの献身性の不足が要因だったと思うけど、この試合では連携不足の影響が大きかった気がする。上に書いたトップレスの状況も連携不足。前線の3トップとグジョンセンはあまり試してない組み合わせだろうから、前線で有機的な関係性が築けなかった。もちろん動き自体も少なかった気がするけど、それもどこに動けば分からないっていうイメージが強かった。

逆に2点目のPKにつながったプレーは関係性が築けてた。左サイドに流れてボールを受けたボージャンの外をザンブロッタが抜いていった。この2人にリヨンの3人が寄せられて、近い位置にいたメッシへの対応が一瞬甘くなった。その瞬間、一瞬のギアチェンジ(メッシらしい)でメッシがエリアに侵入。そこに十分にタメたボージャンからパスが出た。完全に対応が遅れた相手が思わずファールをしたシーンだった。ちなみに中のスペースにはちゃんとグジョンセンが入ってた。他のシーンではこうやって相手守備を混乱させられるシーンを作れてなかったように思う。

対するリヨンも攻撃の状況は似たようなものだった。組織としての崩しがあまり見られずに、個の力に頼らざるを得ない状況が生まれてたと思う。さすがにバルサの個の力と比べると見劣るだけに、バルサよりも事態は深刻だったかもしれない。

そもそも立ち上がりは全く満足に攻撃の組み立てができなかった。それはバルサの守備との関係が大きかったように思う。

そもそもバルサの守備は個々の守備による部分が大きい。ボールの近くにいる選手がボールに激しくプレッシャーに行き、後ろは入りどころを厳しく狙う。1つ1つを厳しく行きながら相手の攻撃の流れをぶつ切りにするやり方。

このことを考慮したとき、この試合の前線の組み合わせはこのチームの中では守備ができる選手が揃ったっていえる。だから、切り替え後最初の守備がかなり効果的に機能したと思う。切り替えが速く最初の守備が効果的に効いて、リヨンは奪った後に余裕が全くなかった。そこから抜け出しても縦に入ったところをことごとくつぶされた。結果として守備から抜け出せない流れになってしまったと思う。切り替えで蓋をしてくるヤヤ・トゥレも厄介な存在だったと思う。

バルサはこうやって高い位置からの効果的が見られたわけだけど、この試合に関しては守備の意識は低い位置にあったと思う。低い位置で4-1-4を作って受ける意識を考えると、リヨンのそれと似たようなイメージだったって言えるかもしれない。ただ、実際にはちょっと違ってたけど。バルサは高い位置で奪うチャンスがあれば一気に勝負をかけて奪いに行き、ボールを相手に保持されれば下がって受ける質。対するリヨンは切り替え後の守備は最小限の時間作りにして、あくまでも守備の組織を作ることを優先した質だった。

何にしてもバルサは4-1-4で受ける意識があった。これが見られたのが上に書いた1点目のシーンにつながった守備だった。このシーンは相手にボールをもたれた瞬間にバルサがさっと受ける組織を作った場面。その中で相手の縦パスを引っ掛けたところからのカウンターだった。相手が出てきたウラをつくことで完全にカウンターに結びついた。

このシーンはもう1つ守備の特徴が見られた。それがボージャンの役割。このシーンではトゥラランに後ろからの突っかけることでミスパスを誘発したように思う。ボージャンは4-1-4が引いたときに、このトゥラランを見ることが多くなった。しかも、このシーンに見られるように後ろから忍び寄るような形で。そうやってリヨンの攻撃のスタートをつぶす役割を担ったように思う。

それ以外にもボージャンの守備の貢献度は高かったように思う。切り替え最初の守備はもちろん、そういう切り替えで味方が相手を足止めしたときのフォローも速かった。特にサイドでもたついた相手に対して、すぐに数的優位を作るようなフォローが見られたと思う。さらに、次のコースに入って相手のコースを限定させるポジショニングもうまかったように思う。相手の中とか後ろとかへの選択肢を削るシーンが多かった。攻撃の面がピックアップされる選手だけど、この若さでこれだけ頭を使った守備ができるのはすばらしいと思う。

こういうバルサの守備に対してリヨンが主導権を握ったのは前半の半ばあたりから。この時間帯になって、バルサが前線での守備の厳しさをやや弱めた。基本的に高い位置の守備にはハイペースだったから、それを続けるのは無理っていう判断だったろうし、攻撃で高い位置に入り込まれなくなったから単純に効果的に守備が効かなかったってのもある。

とにかく余裕を持って攻撃のスタートを切れるようになったリヨンが徐々に流れを巻き返し始めた。そのリヨンが狙ったのは、バルサの1ボランチの場所。相手のブロックへの仕掛けの最初はそういう中途半端な場所にボールを供給することが多かった。これはアプローチとしては理にかなってるし、実際にボール自体は入った。

でも、その次が絡んでこなかった印象。入ったとしてもその選手が次に展開する場所がなかった。やり方も単調だった気がする。こういう点に個の分断を感じさせた。
この個の分断の状況では、個々の単純な力関係は往々にしてバルサの守備>リヨンの攻撃って状況。しかもバルサも受ける体制をとってるから、数的優位を作るのも速かった。

そのときに、バルサとは違って個での打開がうまくいかない(バルサもうまく行ってなかったけど)。結果として、最後の最後まで崩しきることはできなかったと思う。バルサとは違って前線にボールを供給するところまではうまく行ってたから、もったいなかった。

これと関連して、リヨンの攻撃が単発で終わるシーンが目立ってた気がする。勢いを持って入り込めば深いところまで行けるけど、途中でその勢いを止められてしまうと終わり。その後の展開が期待できなかった。これは攻撃の選択肢が少なかったことを意味すると思う。勢いがあるときには少ない人数でも縦へ縦へと持ち込むことができるけど、それで終わりになってしまったと思う。

そして、基本的には勢いを持って最後まで行くのは難しい。特にバルサは個々の守備をベースに1つ1つのところで厳しく来るから、その全てを否してゴールまで行くのは難しかったと思う。どこかで必ず勢いが弱められ、同時に攻撃も終わりを告げた。

ちなみに2点目のPKにつながったシーンは勢いのままに深い位置まで入り込んだシーン。奪った勢いのまま深い位置までボールを運ぶことができた。確かに1度は跳ね返されたけど、それを拾って再び仕掛けたことがPKにつながった。

この時間のリヨンは絶対に点がほしい状況で守備が序盤のように前に意識を持ったものに変化してた。同時に序盤とは違ってチームとして前への移行の意思統一がはっきりしてたと思う。だから、高い位置でのチェックに対しての連動性も図れてた。それまでの時間は見られなかった、複数で囲い込む守備も見られたと思う。

逆にバルサは守備の意思統一が図れてなかった。これは後半開始時からの流れだったけど。前半は全体を引いて受ける意識を持ってたんだけど、後半は前の4の守備ブロックがやや高めに置かれてた。結果として後ろの4との間にスペースが生まれて、危険なシーンにつながる可能性を残してたと思う。結果的にはそれによって致命的な問題が起こることはなかったわけだけど。

それは何度も書くようにリヨンの攻撃のぶつ切り感によって生まれたものだった。そういう攻撃の中で可能性を感じさせたのは左SBのグロッソの攻撃参加。グロッソは代表でも見られるけど、タッチライン際の上下動ではなくて斜めに入ってくる動きが多い。これが相手の1ボランチのスペースと重なるとかなり厄介な存在になった。
それから、ベナルファもいい選手だと思った。サイドでのWG的な仕事をするゴブに対してベナルファは自由な動き。そうやってうまうボールを引き出すシーンが目立ったし、入ったときの技術もなかなかだった。

結果は2-2の引き分けだったけど、ロナウジーニョの投入はちょっと疑問だった。意図がちょっとつかみにくなった。実質的にグジョンセン→イニエスタで中盤を安定させようとしたのか。ロナウジーニョの前線のキープで主導権を握ろうとしたのか。守りの人数を増やすために前を少ない人数で崩せる並びにしたのか。守備の意図か攻撃の意図かがはっきりしなかったと思う。
ただ、ロナウジーニョ自身はそれなりにいいプレーを見せてくれた印象。特にロナウジーニョが入ったことで高い位置で横の幅が使えるようになったのは効果的だった。相手を左に集めて、大きな展開で右のフリーな選手を使うボールが増えたと思う。

ランキング
スポンサーサイト
別窓 | CL | コメント:2 | トラックバック:0 |
| サッカー好きの日記帳(引越し中) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。