ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-12-14 Fri 00:56
レッズ×ミラン
<レッズ:3-5-2>
FW:永井-ワシントン
MF:長谷部、相馬-阿部-鈴木-細貝
DF:ネネ-トゥーリオ-坪井
GK:都築

<ミラン:4-3-2-1>
FW:ジラルディーノ
MF:セードルフ-カカ、アンブロジーニ-ピルロ-ガットゥーゾ
DF:ヤンクロフスキ-カラーゼ-ネスタ-オッド
GK:ジーダ

レッズはミランだからっていう特別なやり方をしてこなかった。事前には5-3-1-1でキーになる相手選手に対するマークをはっきりすることで相手の攻撃を停滞させる方法を提案したわけだけど、そんな意図は全く見られなかった。あくまでも素晴らしかったセパハン戦の内容をそのまま体現しようっていう意識が強く見られた立ち上がりの時間帯だった。

結果的にはミランの攻撃のアプローチによって5-3(5-2)の人数をかけたブロックで最後を固めるような時間も長くなったけど、これにしたってシーズン最後のレッズとは全く違ってたように思う。あくまでも5-3(5-2)は相手の攻撃によって仕方なく作られたブロックであって、本来やりたいのはブロックのバランスを取ったやり方だっていう意識が見られたと思う。だから、5-3のブロックをそのまま維持せずに守備でボールを跳ね返したり、相手がボールを下げたりしたら、しっかりと押し上げを図ってバランスの回復に努めたと思う。5-3(5-2)の状態から抜け出せなくなる悪循環はほとんど見られなかった印象。

とはいっても実際に試合の主導権を握ったのはやっぱりミラン。結局はある意味では予想通りに展開になった。圧倒的な保持力はあるけど最後の崩しがうまくないミランと、相手に圧倒的に保持されても最後のブロックが恐ろしく堅いレッズ。どちらもシュート数が少なくなるのはある意味では必然だったように思う。

立ち上がりは最初に書いたようにレッズはセパハン戦と同じような意図を持ったままに試合に入った。攻守に渡って積極的な姿勢が見られて、この時間はレッズのペースと言ってもいいような内容だった気がする。

攻撃では予想以上に前に人数をかけたやり方が見て取れたと思う。これは守備において深い位置まで押し込まれなかったのが大きかったわけだけど。中盤の選手(特に両サイドWB)が攻撃の切り替えですぐに前線と絡めるような場所で守備をしてたのがよかった点だったと思う。そのサイドに起点を作りながらうまく相手のブロックに仕掛けるシーンが目立った。

そのサイドの起点についてはこの試合では右の細貝が大きな役割を担ってた。これに関しては前回の試合でいいプレーを見せた相馬を生かすために1度右サイドを経由させる意図があったように思う。

今までも何度か書いたことがあるし、今回の試合でもそうだったけどミランはボールサイドに人を偏らせるような守備が見られる。特に今回は4-4-1-1ではなくて、はっきりとした4-3-2-1の形を取ってきたから、より高い位置でボールを奪おうとする姿勢が見られたと思う。上での限定に対して、中盤で奪う意図が強くなった印象。だから、レッズの中盤に入ったボールに対しては人数をかけて孤立させようとする。特にサイドではSBも絡ませながら数的優位を作って奪おうとする姿勢が見て取れた。

これを考えたときに右サイドに細貝に1つ起点を作る意味が見えてくると思う。右の細貝を1度使うことで相手をそのサイドに集めることができる。そのときにミランは4-3なら4-3の関係性を保ったままに全体を動かすやり方を取るから、結果として逆サイドにスペースが生まれることになった。そして、右サイドから左の相馬へのサイドチェンジが多くなったと思う。そして、その相馬のサイドを利用して攻撃に深みを加えるシーンが目立った。

このときに相手もサイドで奪いに来てる訳だから、細貝が保持時間を長くしたり強引に仕掛けたりしたら止められてしまう可能性が高かったと思う。だから、細貝はここではボランチとかの助けもかりながらあくまでも起点の役割を担うことが多かった。で、起点としての役割をこなしてしっかりとボールを展開してから自身が前線に上がることが多かったと思う。

この大きな展開に関しては右→左の質だけに限らずいい形につながることが多かった。ただ、だんだんと前線に人数をかけられなくなって出し所がなくなったから時間とともに減少していってしまったけど。

立ち上がりのいい時間に関してはワシントンと永井の縦の関係も興味深かった。これまでは前線で待つワシントンと中盤に降りてくることが多い永井の縦関係ってのが多く見られたと思うけど、今回の試合の立ち上がりは逆の関係になってることが多かったと思う。中盤の中途半端な位置に下がって1度ボールを当てられるワシントンとその前で狙う永井の関係。意図はイマイチ分からなかったけど(ワシントンへのマークがかなり厳しかったから降りてきた?)、面白い関係が築けてた。この関係に長谷部がうまく動き回って絡むシーンも見られたと思う。

こういう感じで立ち上がりに曲がりなりにも攻撃の形を作れたのは、何度も書くように守備のバランスがよかったから。そもそも攻撃に人数をかけられてる時間は攻撃後の切り替えのよさでかなり相手を苦しめることができてた印象。前回の試合でも見られたように鈴木が守備のスタートとしてかなり高い位置でボールに激しいプレッシャーをかけて行った。そこに周囲が連動してきたから、その後のところで奪えることが多かったし、ミランの攻撃を1度横に逃がせてたと思う。結果ミランの攻撃の1つのパターンである縦へのスピードは完全に封じることができてた。

こういう切り替えのよさでは前線からガツガツと守備に行ったけど、基本は1度組織を作ってからはじめることが多かったと思う。前回と同じように3-4-3のブロックが作れて中盤の前への意識が強くなってた。だから、最後のところまで押し込まれることが少なくてバランスが崩れないままに効果的にボールを奪えるシーンが多かった。

この組織作りの中での1つの注目点だった相手の個への対応だけど、特別な対応関係はとってこなかった。そのときに一番対応しやすい場所にいる選手が対応するようなイメージ。その中で相手を自由にさせない守備が見られたと思う。

だから、逆に言えば相手が基本ポジションをあまり崩さないような場所では必然的に対応関係が築かれることも多かった。例えばピルロへの対応。ボールが入る前段階では永井が見て、そのコースを簡単には使わせないような対応をして、ボールが入った後は鈴木がアプローチに行くことが多かったと思う。ガットゥーゾの上がりに対しては長谷部がしっかりとついて戻る場面も多かった。それに、相手のSB×WBの対応関係も必然的に生まれてたと思う。

この中で相手SBへの対応にはある意味ではレッズらしくない(前回のセパハン戦を見ると、らしくないこともない)守備における積極性が見られた。相手最終ラインでボールを持つSBに対して、レッズのWBがFW的な場所まで上がって対応するシーンが目立ってた気がする。引きこもりではないってのがここを見ても分かったと思う。ちなみに、そのときに逆サイドのWBが1つ下がったポジションを取ることでうまくバランスを保持してた。

こんな感じで中盤の守備の前への意識の高さが目立った。前のボールに対して積極的にアプローチができたことで相手のスタートのところを自由にさせない守備が出きてた印象。結果としてミランはスムーズな組み立てがなかなかできてなかったように思う。

こういう中盤の前への意識はセパハン戦でも見られた部分である程度計算できたのも事実だった。事前の記事にも書いたように今回の懸念はその前への意識と後ろとのギャップのところ。その間に入り込んでくるセードルフだったりカカだったりに対する対応をどうするのかってことだったと思う。

この2人に対する対応も特別に誰かを当てるっていうやり方は取ってなかった。上にも書いたように一番対応しやすい選手が対応するっていうようなイメージが強かったように思う。だから、ミランの後ろの選手がその2人にボールを出そうとする時点ではある程度は浮いてる存在になることが多い。前回のセパハン戦と同じようにレッズのDFと中盤の間はキチキチに狭めてたわけではなかったから、入れようと思えば入れられたし2人が仕事をするスペースもあった。ように相手にとっては見えたんだと思う。

でも、基本的に2人とも実際には決定的な仕事はできなかった(あくまでもレッズのバランスが取れてる時間は)。前のプレッシャーによる限定も働いて、ボールが入った瞬間にレッズの選手が距離を詰める対応が目立った。結果として2人が仕事をするスペースを完全に消してしまったし、そもそも前を向かせなかったと思う。

本当はレッズの狙いとしてはそこで1つ遅らせたところに周囲を連動させてすぐに囲い込むこと。DFの1枚が相手の背中に当たって前を向かせず、中盤と一緒に挟み込もうとするシーンが多くなった。このときの挟み込みには阿部が参加することが多かったから、前の鈴木と後ろの阿部の役割分担がある程度できてたかもしれない。

ただ、ここではセードルフとカカが上手だった。挟み込まれる前にシンプルに次の展開をすることが多くなったと思う。とはいっても後ろに下げることが多くなったから、レッズとしては最低限の守備はできてたって言ってよかったと思う。

ただ、このカカとかセードルフへの縦パス→仕掛けずに簡単に戻すってのもミランにとってはレッズへのアプローチの一環だったと思う。ミランも自分たちのやり方を繰り返す中でレッズの守備ブロックのバランスを崩そうとする姿勢は見て取れた。

まずカカとかセードルフへの縦パスは縦への揺さぶり。1度当てて戻すっていうやり方を繰り返す中でレッズのブロックの縦の関係性のバランスを崩そうと意図してたと思う。2人に入った時点でDFから選手が引っ張り出されて最終ラインのバランスが崩れるし、中盤の選手の前への意識も軽減させようとした。

ただ、こういう縦へのアプローチは普段のミランよりも多かった気がする。それはいつもは相手がDFと中盤の間のスペースを完全につぶしてくることが多いからだと思う。もしくはカカとかセードルフにしっかりとマークをつけてくるとか。だから2人とも下がってタッチしたり、サイドに流れてボールを受けたりってことが多くなる。そういう相手の守備をかいくぐって、セードルフなんかがギャップに入って受けることもあるけど。

だからここでも何度も書いてきたようにミランの攻撃のアプローチは横への質が多くなる。SBを上げてサイド一杯を使わせることでうまく横を広く使いながら攻撃に厚みを加えてくやり方。今回の試合でも立ち上がりにレッズがピルロを完全に空けてしまったときに、左右の展開を繰り返しながら深い位置まで入ってくる場面が見られたと思う。

こういう基本的には横と縦へのアプローチによって段々とレッズの守備のバランスが崩れていくはずだった。少なくとも個人的にはミランが主導権を握るまでにちょっと時間がかかりすぎてたように感じた。レッズの守備のよさがあったのは確かだけど、もっとスムーズにミランが陣地を増やしていく状況をイメージしてた。

これを象徴するかのようにミランの圧倒的なチームとしてのボールキープもなりを潜めた。その要因は前半の嘘みたいなミスの多さだったように思う。パス回しの中で明らかなミスが目立って、途中で切れてしまうことが多くなった。結果として流れがぶつ切りになってうまくペースを握れなかったように思う。

この状況が痛かったのは前線に厚みを加えられない状況に陥ったから。本来はチームとしてボールを保持しながらジワジワと敵陣に入り込んでいくのがミランのやり方。そのときに横とか縦のアプローチを利用するのはここまで書いたとおり。それが、今回の試合はボール保持が途切れてしまうことが多くて前線に人数をかけられない状況が生まれてたように思う。

だから、レッズとしてはブロックのバランスを崩される脅威があまりなかった。カカとかセードルフに怖さがあるのは当然だけど、逆に言えばそこだけを抑えて置けばよかった。中盤の選手が前のボールへの意識を強く持ったとしても、後ろは十分に人が足りてる状況だったから。結果としてレッズの3-4-3が予想以上に長い時間維持できてたと思う。

でも、ミランもこの状況で停滞してはいなかった。時間とともにミスの数が減少して行き、前半の30分前後の時間にはいつのまにか敵陣の半分ぐらいまでの場所を自分たちの陣地として確保してた印象。しっかりとチームとしてのキープが機能したことでガットゥーゾだったりアンブロジーニだったりが前線に入ってくる回数も多くなった。この辺についてはもしかしたら立ち上がりはリスクを犯さないために自重してた面があったかもしれない。そもそも後ろの人数を見ても全体を通してリスクを犯さないような戦いをしたかもしれない。

とにかく前線に人数を入れることで相手を押し込むシーンが多くなった。次々とDF前のところに入られてきたら、レッズの中盤の選手としてもそういう選手を見なければいけなくなる。結果として前へのプレッシャーが弱まり、さらに深い位置まで押し込まれる要因ができあがった。ミランとしては前線に厚みを加える→相手を押し込む→さらに後ろから出てこれる→…っていういい循環が生まれてた印象。

ただ、前半はそこまで圧倒的にミランが流れをつかむ展開にはならなかった気がする。オッドが完全に試合の流れに乗り切れてなかったし、何よりも前線の選手が効果的にボールに絡めなかった。ジラルディーノはいつものこととしても、セードルフとかカカの効果的なボールタッチがほとんどなかったような気がする。あえて言えばカウンターの流れのカカ→セードルフぐらいだった。

対して後半は2人が有機的に攻撃に絡むシーンが目立ち始めた。特にセードルフは明らかに運動量が上がったように思う。前半のセードルフはいつものプレーに比べるとかなり不満だった。いつもなら低い位置に降りてきての組み立てから、トップ下の位置でうまくギャップに入って1つ収めるプレー、さらにトップの位置まで飛び出してくるプレーがもっとあるはず。それが今回の試合の前半はほとんどが基本ポジションで待っていることが多くなった。結果としてレッズとしても対応しやすい状況が生まれてたし、これだとカカとスペースをつぶしあって効果的ではなかった気がする。

対して後半のセードルフは動きが活性化した。むしろ時間とともに運動量が増えてきたんじゃないかと思うぐらいだった。

まず後半の立ち上がりは右サイドに流れてボールを受けるシーンが多くなったように思う。ミスが多かったり上がりのタイミングが悪かったりと、あまりにも試合の流れに乗り切れてない(ミスが多い&上がりのタイミングが)オッドをフォローする(もしくは見切りをつけた)ためか。そのセードルフからのクロスが増えたことで前半よりもゴールに近いところにボールを入れられるシーンが増えた。

セードルフがサイドに出たことでレッズの1つのキーになってた相馬が押し込まれることになった。結果として攻撃の選択肢が削られることとなった。同時に守備面ではもともと守備では低めの位置に入ることが多かった右の細貝も含めて5バックに近づいてしまったような気がする。

さらにセードルフの動きによって真ん中の攻撃も活性化した。前半はセードルフとカカが真ん中にいることである意味では蓋になってしまう状況だったっていえる。それが、セードルフの動きによって後ろが出てくるような余地が生まれることとなった。だから、前半よりもゴールに向かった飛び出しが多くなったと思う。

レッズとしてはそれに合わせる中でかなり低い位置に人数が入れられてしまった。まずは長谷部が戻ったことで純粋な5-3に。さらに後半は永井までもが相手の後ろの飛び出しに対して、引きずりおろされる時間が長くなったと思う。結果として5-4--1のブロックができあがり、ワシントンが完全に前線に孤立してしまうことになった。前半から守備から攻撃への切り替えが微妙に遅かったのが気になってたけど、それも含めて守備からの切り替えがスムーズに行かなくなってしまったと思う。

このセードルフが動いたサイドってのは1つのポイントになったと思う。セードルフ自身はサイドに出たことで真ん中よりも前を向いてボールを持てる場面が多くなった。それに横の動きを加えたことで相手に捕まりにくい状況も生まれたと思う。ウラに抜け出した決定的なシーンも(ここは真ん中→真ん中の流れだったけど)捕まりにくさが要因になってた気がする。逆に前半には捕まりやすかったわけだから、後半は本来の動きに近づいたって考えればよさそう。

得点シーンもカカがサイドに出たシーンだった。サイドに流れることのメリットは相手が複数の対応をしにくいこと。それはレッズのシステム上仕方のないことだった。得点シーンでもカカは坪井を振り切ってクロスを上げたシーンだった。

ちなみにこのシーンはミランの早いリスタートも1×1ができた要因ではあったけど。レッズは攻撃後の流れだったこともあって、後ろに人数が足りてなかった。DFがインザーギの動きに引きずられたときに、1つ後ろにいたセードルフが完全にフリー。中盤が戻りきれずにDFだけの守備になったのが痛かった。

なんにしてもやっぱり3バックの相手を崩すためにサイドをもっと利用してもよかった気がする。事前の記事にも書いたとおり、ミランがサイドを中心に攻めるってことはあまり考えられなかったわけだけど。それでもカカとかセードルフがサイドに流れるシーンは特に前半はいつもよりも少なかった気がする。それだけ真ん中のところに居心地に入り込む余地があったってことなのか?それとも運動量の問題なのか?どちらにしても真ん中ではレッズがしっかりと抑えていたのだけは確かだった。1×1を作れば能力的に上回ってるんだから、サイドに流れてからの仕掛けってのもバリエーションとしてはありえた気がする。

得点を奪った後のミランは強かった。これまでも書いてきたとおり、チームとしてのキープ力があるからレッズはボール自体を持たせてもらえない。ミランとしてはボールを自分たちが保持してる間は全く怖さはないわけだから。

それに守備の安定感もさすがだった。これは前半から言えたことだけど、最後の時間は守りに入るときの4-4-1-1にして最後を固めるしたたかさ。レッズは4-4-1-1の守備に対してある程度までボールを運べたし、それに伴って後ろからの飛び出しも活性化したけど、最後のところはやらせてもらえなかった。やっぱり真ん中からの単純な攻撃は跳ね返されてしまう印象。ミランの弱点になるサイドからのクロスをもっと多用したかったところ。

そのミランの守備は試合全体を通して要所要所を押さえる意図が強かったように思う。完全な4-3-2-1の形を取ってきたこともあって、前線からの能動的な守備が見られる時間もあったけど、基本は相手が来たところを奪うイメージが強かった。とはいっても、守備が必要だったのは前半の一部の時間だったわけだけど。

要所要所ってのはレッズの攻撃の核になるようなところ。まずワシントンは絶対的に押さえることがはっきりしてた。入りどころを狙って1タッチ目から自由にさせない意図が見られた。逆に言えばボールがしっかりと入ってしまえば、ミランの守備陣といえども複数での対応を余儀なくされてたから、あらためてワシントンのすごさを認識。それからサイドに対する対応も気を使ってたように思う。相馬に対してはガットゥーゾとオッドが複数で対応するシーンが目立った。

こういうレッズの攻撃の重要ポイントはもちろんだけど、ミランの守備は自陣に入ってきたボールに対してしっかりとチェックに行くっていう基本的なやり方をベースにしてたと思う。だから、レッズと似たような部分もあった。

ただ、レッズと違ったのはその1つ1つのチェックのところで常に奪うことを念頭に置くこと。これはレッズの守備が悪いってことじゃなくて、現状ではどうしようもない個の力差。例えばレッズはカカとかセードルフに対して1×1なら最低限仕事をさせないことで精一杯。対して攻撃では相手の守備に対して1×1で破るのはかなり難しかった。

それでも可能性を感じさせてくれる試合内容だった。結果を見ても分かるとおり、個での勝負では負けてもチームとしては大きな差が生まれなかった。もちろん主導権を圧倒的に握ったのはミランだってことは認めるけど。

レッズは事前の記事に書いたような×ミラン用の戦術ではなくて自分たちのやり方で勝負した。そして、それはかなりの部分で通用した。見方によってはまだまだ世界との差は大きいと感じる人もいるんだろうけど、ここまでミランの試合もレッズの試合もバラバラに見てきた自分としては、予想以上にレッズはやれたという印象が強い。

でも、勝てる可能性までは感じさせなかったのも事実だったわけだけど。その辺はそう簡単には埋まらない力差を感じた。何しろミランはガットゥーゾにしろアンブロジーニが目立ってない。自分たちの与えられた仕事はこなしつつも(ガットゥーゾは相馬への対応、アンブロジーニはワシントンの対応とか)他のところまで出て行かなければならないシーンは少なかった。いい意味で2人の守備の貢献度が低かった。

今回の試合も最少得点差での決着。決勝も3位決定戦も大差がつくゲームにはならないと思う。どちらもこれまでと同じような展開になるだろうと思う。ボカは守備がうまいけど攻撃が下手。対するミランは今回の試合を見ても分かるとおり最後を崩す力がない。3位決定戦も同じ。守備の大会になるだろうという想定は基本的には外れてなかった。

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