ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

-------- -- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 |
2007-12-17 Mon 00:28
CWC決勝:ミラン×ボカ
3位決定戦はこちら
http://himajin0112.blog101.fc2.com/blog-entry-233.html

<ミラン:4-3-2-1>
FW:インザーギ
MF:セードルフ-カカ、アンブロジーニ-ピルロ-ガットゥーゾ
DF:マルディーニ-カラーゼ-ネスタ-ボネーラ
GK:ジーダ

<ボカ:4-4-2>
FW:パレルモ-パラシオ
MF:バネガ、カルドーソ-バダグリア-ゴンザレス
DF:モレル-マイダナ-パレッタ-イバラ
GK:カランタ

立ち上がりボカは超ハイペースで入った。立ち上がりから前線に人数をかけて、奪われたらその高い場所での超ハイプレッシャーの守備。このボカの積極的なやり方が試合の流れを決定した。予想された守り合いの試合ではなくて、攻め合いの試合展開になった。結果として4-2っていうスコアが生まれたと思う。

こういう流れの中で立ち上がりの時間は積極的に仕掛けて行ったボカが流れを握った。おそらくハイペースの試合ならボカに有利、スローペースというか落ち着いた試合ならミランに有利だったと思う。そういう意味で立ち上がりは自らハイペースを演出したボカの流れにミランが飲み込まれてしまったと思う。ボカはスピーディーな展開で一気にゴール前まで迫るシーンが目立った。

これに対してミランはすぐに自分たちのペースに引き入れたのはさすがだった。ボールを奪った後にボカのペースに付き合わなかった。しっかりと広いところに展開して、ゆっくりと押し上げていく本来のミランらしいやり方を取ってきた。

と簡単に書いたわけだけど、そう容易なことでもなかったと思う。ボカは高い位置からボールに対して厳しく当たってきたから、そういう状況の中で落ち着いてつなぐには相当に技術が要求される。今さら言うまでもないけど、超スピーディーな立ち上がりの時間にはそれを改めて感じさせられた。

ハイペースで進めたいボカと落ち着いて進めたいミラン。ここにもスタイルの違いが見て取れるけど、それ以外にもそういうやり方の違いがいくつか見られた。

1つはボールを奪った後の対応。

ミランは上に書いたようにまずはしっかりとつなげることを念頭に置いてる。相手の高い位置のプレッシャーを抜け出すために広い位置に展開して、そこからゆっくりと組み立てを開始するシーンが目立った。ボカとしては最初の守備を抜け出されたら、もう1度追いかけなおすようなことはせずに、しっかりと戻ってブロックを形成したから、そういう意味ではミランの狙い通りの組み立てがしやすい状況だったと思う。

こういうミランの抜け出しを横の展開とするなら、ボカはボールを奪った後に一気に縦を狙うシーンが多くなった。ボールを奪った瞬間に前線に残した2枚が引き出しの動きを開始して、そこに1発のパスを狙うシーンが増えたと思う。この引き出しが目立ったのは特にパラシオだった(パラシオは前線での運動量の多さ、収まりのよさが目立ついい選手だと思う)。リベルタドーレス杯のときと同じイメージで、自陣で奪ってパラシオの動き出しに対してすぐ縦っていう攻撃が多くなったと思う。もちろん相手が後ろに人数を残してたり、前の準備が整ってないときには無駄に放り込むことはなかったけど。

こういう縦と横の違いは何もボールを奪った後すぐだけではなかった。しっかりと組み立てをしているときにもこの違いは現れてたように思う。

ミランは今までも何度も書いてきてるように横のアプローチによってビルドアップをしていく。SB利用で横の幅に人を確保し、真ん中のピルロを経由しながら左右の展開を繰り返して深みを与えいていく。そうやって相手のブロックを押し下げていく。そして、こういう横のアプローチの中で相手の意識がサイドに向いて真ん中が空いたところでセードルフでありカカでありっていう真ん中の場所にボールを供給する。

まとめると、ミランは横のアプローチによって徐々に相手のブロックを押し込んでいくイメージ。その中でジワジワと自分たちの陣地を増やしていくやり方を取っている。FWは最終兵器であり、そのために中盤でFWを空けるようなアプローチをしていく。

対するボカはまず縦に1つ入れる。それは必ずしも真ん中とは限らないわけだけど。真ん中で張っているパレルモにくさびを入れたり、左右に流れるパラシオにボールを入れたり。とりあえずトップに入れるっていう縦の質のボールを最初に入れる。もちろん、念頭に置いているってことであって、何でもかんでもトップに入れるわけではないけど。

こうやってトップに1つ入れることで相手のブロックを押し下げる効果があると思う。そして、トップが受けたボールを落とすことで中盤を利用する。この時点では相手が後ろへの意識を強く持ってるだけに中盤のところがフリーになることが多い。そういう比較的フリーな状況の中で中で左右を使ったり、ドリブルで仕掛けたりっていうやり方を取っていく。

こっちもまとめると、ボカは縦のアプローチによって一気に相手のブロックを押し込むイメージ。一気に陣地を稼いでから、比較的フリーになった中盤を利用して攻撃の流れをつかんで行く。FWは攻撃の起点であり、このFWへの最初のボールによって中盤が空いてくるようなアプローチ。

この両者の違いがはっきりと出たのがGKからのボール。ミランのジーダはDFラインにボールを預けることが多かったのに対してボカのカランタはパントキックで一気に距離を稼ぐことが多くなったと思う。

攻撃面のアプローチに対して、守備でも両チームのやり方に違いが見られた。言い方は悪いかもしれないけど、頭を使うミランと体力勝負のボカっていう守備の構図になってたように思う。ボカは個の意識をベースとした守備をし、ミランは組織をベースとした守備のやり方を取ってきた。

ミランの守備についてもこれまで何度も書いてきたとおり。この試合も4-4-1-1ではなく、4-3-2-1の形を使うことによって前線から限定していく守備を試みてた。そうやって前線からの限定によって段々と相手を追い込むようなやり方だったと思う。ボールには特別激しく行かずに、全体の微妙なポジショニングのバランスによって、相手を意図した方向に追い込むやり方が見られた印象。

でも、ボカはそれにまんまと引っかかるほど甘くはなかった。というか、追い込まれた状況をうまく抜け出すシーンが多くなったように思う。これはここ数戦のミランの相手(セルティック、レッズ)とは違う部分だった。ミランとしては追い込んで守備の勝負に出たところを抜け出されるとギャップができてしまっているだけに、望ましい状況だったとはいえない。

そのボカの攻撃前の試合ではあまり見られなかったものだった。今回の試合を見てみると、前回のエトワール・サヘル戦はコンディションが悪かったんだろうってことを感じさせられた。ミランの守備網を抜け出す内容は個と組織のバランスがいいものだったと思う。

基本的にボカの選手はチャンスがあれば個の力を発揮してくる。例えば前にスペースがあれば迷わずドリブルで持ち上がっていくし、50/50の1×1のようなシーンでは必ずドリブルで仕掛けていくシーンが多くなった。さすがに個の技術力が高いだけに、ミランの選手も仕掛けられたりスピードを上げた状態で勝負をされたりすると、手を焼くシーンが目についた。

でも、だからと言ってそういう個の技術にばかり頼っていたらミランの守備に簡単に引っかかったはず。個で行くところは行き、味方と連動するところは連動するっていうメリハリがよかった。そして、こういう連動した攻撃の内容がよかったことがミランの守備を思惑通り機能させなかった要因だったと思う。常に複数の選択肢を用意しながらのアプローチで、相手に個を分断されたり、完全に限定されたりしないように注意してた。

そして、この複数の関係性のよさは特に近い場所で築かれることが多かった。この辺はボカらしさなのかもしれない。常に小さなトライアングルを作りながら、ショートパスで抜け出しを図るシーンが多くなった。その中で基本的なパス&ゴーもかなり多くなったと思う。結果として少ないタッチでリズムよくパスが回るシーンが多くなった印象。これはサヘル戦とは明らかに変化した部分だった。

本当は大きな展開をもう少し増やしてもよかったんじゃないかって思うわけだけど。サイドを変えるボールもあったけど、それは多くの場合で引いた相手のブロックの前を通り過ぎるような質だった。相手がボールサイドに人数をかけたときに大きな展開を入れればもっと簡単に深い場所まで入り込めた気がする。そういう意味ではクロスで一番遠いサイドを狙う意図が見られたのはよかった点だった。

こういう形でミランは本来の守備のやり方が狙い通りには機能しなかったっていえる。最後の堅さがあるだけに、こういう守備が機能しなかったからといって一気に致命的なシーンにはつながらなかったけど、前半は深い場所まで持ち込まれるシーンが多くなったのも事実だった。

これに対してミランは後半の守備にやや変更を加えた。ある意味ではちょっとボカっぽくなったイメージ。自陣に入ってきたボールに対して一気に距離を詰める対応が目立ったと思う。切って、切って、追い込むっていうよりも、入ってきたボールに対してはなんでもかんでも厳しく対応していくイメージ。多くの場合、これを担当したのはやっぱりガットゥーゾとアンブロジーニ。微妙に距離が空いていれば逃げどころもあったボカも、ゼロ距離にしてしまったらほとんど選択肢がなくなってしまった。結果として後半のボカはほとんど攻撃の形を作れてない。

こういうミランの守備のやり方に対して、ボカは上に書いたように個の意識をベースにした体力勝負のやり方っていえた気がする。これは立ち上がりの超ハイペースの流れを引きずったものだった。

立ち上がりの時間は上に書いたようにかなり攻撃の切り替えのかなり高い位置から相手のボールに対して超ハイプレッシャーで入った。この時間はこの守備のやり方がピッチ全体で統一されてたように思う。

要するにまずはボールに対して厳しく当たるところから守備がスタートする。南米的に本当に一気に距離を詰める守備をしてたから、ミランの選手としてももたつくシーンが目立ってた。そして、ボカはそういうもたつきを見逃さない。最初の守備に対してすぐに2つめ3つめが連動して一気に囲い込んだ。そうやってミランの個を完全に分断して、ボールを奪うシーンが多くなったと思う。

ただ、ボカとしてもこの超ハイプレッシャーは90分は続かないと判断したと思う。確かに全てのボールに対して、常に全力のアプローチをし、しかもボールに行った選手も全力の連動を要求されるこの守備は効果的であるけど、続けるのは難しい。自分たちがボールを保持できる時間が長い試合ならできたかもしれないけど。

そういうこともあってボカは前半の10~15分あたりを境に立ち上がりから1つギアを落としにかかった。ただ、ここで悪いことにミランがこの当たりの時間からボカの守備のプレッシャーに慣れ始めた時間と重なった。ボカはギアを落としたといっても、一応のボールへのアプローチをしっかりやってたけど、立ち上がりの厳しいやり方に慣れたミランにはほとんど効果がなかったような気がする。こういうボカ自身のペースダウンとミランの慣れが加わったことでボカの守備はかなり危険な状況に晒されることになったと思う。

ボカの守備は自陣に4-3を形成したところからスタートする。この時間にはもう切り替えから超厳しく行こうっていう意図はなくなってたから、この4-3で受けることが多くなった。そして、相手が一定の場所に入ってきたところ(多くの場合で自陣に入ってきたところ)で、最低1枚がボールにアプローチに行くようなやり方だった。

問題はここにあった。この最低1枚のアプローチがすばらしく中途半端だったと思う。立ち上がりのように厳しく行かないから守備のスイッチとしては適切じゃないし、だからと言って次の守備につなげるような質でもなかった。とりあえず近づくイメージが強くて、ほとん実質的な効果はなかったんじゃないかって気がする。

ただ、これについてはミランの攻撃のやり方の影響もあった。さすがに組み立てのところのうまさが光って、それによってボカの守備の実効性を失わせたイメージが強かった。そこで利用されるのが上にも書いた横のアプローチだったと思う。

まず横のアプローチによって相手の守備陣は横の間延びを起こす。これはつまり選手間の距離が遠くなることを意味するわけで、結果としてボカはすぐに複数の関係を築くのが難しくなったと思う。

さらにパス回しのリズムってのもある。ミランは横幅を使いながらボールを1箇所には留めずに次々とパスを回していく。しかも、相手が出ていたところで次に出すっていうようなしたたかさもあると思う。この辺のパス回しのうまさは最後の逃げ切りの時間を見ても分かる部分だったと思う。1度キープしたらいくらでもつなげるチームとしてのキープ力の高さを見せてくれたと思う。

このパス回しによってボカは狙いどころが定められなくなった。厳しく行けば簡単に次にはたかれてしまう。これが近い場所でのパス回しなら相手は段々と距離を詰めて追い込んでいけばいい。でもミランのパス回しは横を一杯に使ったものであって、簡単に逃げられてしまった。これを追い込むには前(後)左右から同時にプレッシャーをかけることが必要なわけで、それは実質的には不可能。だから、ミランはいくらでもパスを回せるし、ボカはアプローチに行ったところで逃げられるっていう状況が繰り返された。

こういう状況の中でボカの守備陣(特に中盤)はただ引っ張り出されるだけってことが多くなった。一応ボールに行く意識はあるけど、そこで効果的な守備ができないからただ背後にスペースを空けてくるだけになってしまった。しかも、ミランのボールが横に動くのに合わせてボカの守備陣も次々に引っ張り出された。

この結果起こることは目に見えてる。一番空けてはいけないカカとセードルフの場所が完全に空いてしまうこと。そして、中途半端な守備に行く出し手へのアプローチではその2人に入るボールのコースを切れてないこと。セルティック戦を見るとまだまだ不満が残ったセードルフの動きもレッズ戦の前半から比べれば多くなってたし、カカも真ん中にこだわらないプレーが目立ってたことも相まって、この試合では前半からカカとかセードルフに簡単にボールが入るシーンがかなり多くなった。そして、2人とも前を向いてボールを扱えるシーンがかなり多くなった。どちらも1ボランチに入ったバダグリアがなんとかスピードを殺してるっていう状況だったように思う。

それでも、この場所に1つボールが入ったことによってミランの攻撃にスイッチが入るシーンが多くなった。横のパス回しの中では前線の人数はあまりかけてないわけだけど、縦にしっかりと入った瞬間に後ろの選手が一気に出てくる。そうやって相手ゴールに向かって一気に押し寄せるタイミングが図りやすくなったと思う。こういう形で相手を押し込むことによって、相手が跳ね返したボールを拾って波状攻撃につながる場面も目立った。

そういう意味で個人的には前半はカカとセードルフの場所にかなり危険を感じてた。終わってみれば、流れの中での3失点は全てカウンターっぽい流れだったけど、しっかりと組織を作ったときにも取られてもおかしくないシーンが多かった。それでも前半終了時に守備はいいってボカの監督は言ってたらしいんだけど。カカがあれだけ生き生きとプレーしてるのは最近はあまり見られなかったから、この意見には賛同できない。

そういう意味ではボカはもっと守備のやり方をはっきりすべきだったかもしれない。立ち上がりのようにハイペースでやるのか、引いてバイタルを消すのか。どちらもボカの守備のオプションにはある形だったと思う。

前者は立ち上がりにできてたんだから、できないわけはない。問題は上にも書いたような90分続けられるかっていう実現可能性だけ。それにしたって、自分たちがボールを持てる展開を作れば不可能ではなかったと思う。ミランまでの完璧なポゼッションは無理でも、ボカの選手の技術力を持ってすればある程度自分たちの流れを維持するやり方はできたんじゃないかと思う。ただ、常に前に向かって行くようなスタイルとの合致の問題があるけど。

そういう意味では後者の引いてバイタルを消す方法の方が可能性としてはあったかもしれない。これはリベルタドーレス杯のときに見られた形。真ん中に凝縮した4バックとその前の3ボランチの超コンパクトな4-3を低い位置に形成することによって、最後のところをやらせないっていう方法。レッズ戦を見ても分かるとおり、ミランはこの形に弱い。最後を固められるとそこを崩す方法がない。

ただ、問題はリベルタドーレス杯のときとは違ってリケルメがいないこと。ポンテがいなかったレッズと同じイメージ。攻撃に出るときに1つの経由点がどうしても作れなかった。バネガもいい選手だけど、リケルメのように絶対的なキープで時間を作るタイプじゃない。U-20のプレーを思い出しても、もう少し動きながらプレーするタイプかなって気がする。とにかく、こういう攻撃面のことを考えると、常に先行される展開は痛かった。もしもリードする展開になれば、4-3の安定したブロック作りもありえたかもしれない。

この点を見てもミランは常に先行したことでかなり楽になったことが分かる。特に後半早々の2点目はチームにいい流れをもたらした。この得点はFKから中で待つ選手の動きに差をつけるやり方。まず前の選手がゴール方向に走って相手を引っ張り、空いたスペースにボールを蹴りこむ。おととしのCLリバプール戦のマルディーニのゴールが同じような場所から同じような形で決まったと思う。

とにかくこの2点目によってミランは願ってもない展開になった。ミランがカカを一番効果的に使えるのはカウンターの流れだから。個人的には前にスペースがある状態でのスペースを埋めるドリブルが一番魅力的だと思ってる。1点目もそういうシーンだったし。

そのカカは守備時に左サイドに出てボールを待つシーンが多くなった。相手の右SBイバラがかなり積極的に攻撃に参加していたから(この攻撃参加は効果的だった)、そのウラを突く意図があったはず。そして、まさにその狙いがどんぴしゃにはまったのが3点目のシーンだった。左サイドで受けたカカの前にスペースがあり、好き放題にできたシーンだった。

そして、この後の4点目も効率的に前線の3人だけで奪った得点。そういう意味ではこの4得点は立場の違いが現れたものだったっていえる。追いかけなければならないボカの後ろの薄さをうまくミランが突いたってことだった。

この得点の後のミランは本当にしたたかだった。カフーとインザーギの交代は本気でタイトルを狙いに来てるのがはっきりと分かった。

<交代後:4-4-2>
FW:カカ-セードルフ
MF:アンブロジーニ-ピルロ-エメルソン-カフー
DF:マルディーニ-カラーゼ-ネスタ-ボネーラ
GK:ジーダ

このカフーの後すぐにカラーゼが退場。こうなったところでカフーを出したことが不幸中の幸いだった。選手交代をせずに最終ラインを整理することができた。マルディーニを真ん中に入れてボネーラを左、右にカフーを下げた形。それに伴ってセードルフをカフーの位置に下げたけど、そこもすぐにブロッキを入れて完全に固めた。

ちなみに個人的にはカラーゼの退場は残念だった。守備固めの形ではあったけど、カカとセードルフを置いた2トップに置いた形はちょっと興味があった。ローマとは違って2列以降にトップまで飛び出していくようなタイプがいるわけではないから、どういう形になるかが興味深かった。たぶん、この試合では中盤を6枚にすることで圧倒的にボールを支配して、相手に攻撃すらさせないことを目指したんだと思うけど。どちらにしても退場で完全に守備の形になってしまって、そういうやり方が見られなかったのは残念だった。

ちなみにミランの失点は2つともCKからの流れ。特に1点目は相手の速いリスタートに完全にやられたシーン。ここはミランの2つの弱点が共存してたと思う。
1つは今までも何度も書いてるようなサイドからの脆さ。この試合では流れの中でもサイドからのボールに対して相手(特に一番と置くの)を離してしまうシーンが見られた。
2つめは集中力が切れる場面がちょくちょく見られること。このシーンみたいに早いスタートに対する脆さは、昨シーズンのローマ戦でも見られた。

ミランはさすがに今シーズンはここにあわせてきたっていうだけある。というか、もう少しリーグも頑張ればとも思うわけだけど。この大会前のセルティック戦と比べるとちょっと動きが重かった気がしなくもないけど、去年のバルサと比べたら明らかに本気度の違いが見られた。

しかも、この決勝はボカが攻めてきたことで久々にミランが存分にプレーできたんじゃないかと思う。ボカも決勝に照準を合わせて、自分たちの色を見せた内容を展開した。相手の色を消すんじゃなくて、自分たちの色を出す方を重視してくれたおかげで面白い試合内容になったと思う。同時に両チームの違いが明確に表れた興味深い試合だった。

ランキング
スポンサーサイト
別窓 | クラブワールドカップ | コメント:8 | トラックバック:0 |
| サッカー好きの日記帳(引越し中) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。