ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-12-25 Tue 18:12
リバプール×マンU
<リバプール:4-4-2>
FW:トーレス-カイト
MF:キューウェル-マスケラーノ-ジェラード-ベナユン
DF:リーセ-キャラガー-ヒーピア-アルベロア
GK:レイナ

<マンU:4-4-2>
FW:ルーニー-テベス
MF:ギグス-アンデルソン-ハーグリーヴス-Cロナウド
DF:エブラ-ビディッチ-ファーディナンド-ブラウン
GK:ファン・デル・サール

素晴らしくスピード感のある試合になった。両チームの個々の選手の切り替えが抜群に速く、それによって攻守の行き来が抜群に速くなった。さらに、前線からの守備の活発さが両チームに見られ、結果としてボールが落ち着くっていう時間がほとんどなかったと思う。

特に試合の立ち上がりは局面局面の激しさが目立った。ボールへの寄せが速いから、技術力が高いはずの両チームの選手がチンプンカンプンな場所にボールを出してしまうってシーンがかなり目立ったと思う。それだけプレッシャーがすさまじかったことを意味してる。

その中でゴールに迫るチャンスを増やし、徐々にペースを握っていったのがリバプール。ホームだったこともあっただろうけど、そうやってリバプールがチャンスを作っていったのには、両チームのやり方の違いによる要因が大きかったように感じた。

両チームの守備の違いについては後で詳しく書くけど、基本的に最前線からの激しいプレッシャーが見られたのは両チームとも共通だった。だから、攻撃側は最終ラインのボール保持者でさえもゆったりとボールを持つ時間がほとんどなかったように思う。こういう状況に対してどういう攻撃のアプローチを取るかっていうところに違いがあった印象。

リバプールはロングボールを蹴りこむことに決めた。攻撃の起点になるボランチだったりSBだったりって場所をマンUがしっかりと押さえてきたこともあったから(これも後述)、下手に組み立てようとはせずにとにかくトップへのロングボールを繰り返した。このロングボール自体はマンUの守備陣の跳ね返しにあって、直接的なチャンスにはつながらなかったけど、少なくともマンUの中盤の守備を飛び越すことには成功したと思う。

対するマンUは中盤で作ることに未練を残してたイメージだった。マンUの守備とは違ってリバプールはマンUの攻撃の起点を先に押さえておくようなやり方を取ってこなかった(これも後述)っていう違いも影響したかもしれないけど、リバプールのように最初からロングボールを放り込むやり方を取ってはこなかった。最終的には中盤での組み立てが手詰まりになってロングボールを蹴り込むシーンが多くなったわけだけど。

このロングボールに関してはリバプール以上に可能性を感じさせなかった。マンUの2トップはテベスとルーニーであって、どう考えても競り合いに向く2人ではない。なんとか競り合えたとしても、そのこぼれ球に対する守備のよさはマンUよりもリバプールの方が上回ってた。これに関して両チームの守備の違いが生む要因であるけど。

ただ、マンUとしてもロングボールを蹴りこめたときの方が次を考えればよかったと言える。それがたとえチャンスにつながらなかったとしても。問題が大きかったのは中盤で組み立てる中で相手に引っ掛けられるシーンが多くなったこと。ボールに対する相手の厳しいプレッシャーでパスの精度が下がり、さらにリバプールの守備陣は次のところを狙うのもうまかった。そうやって中盤で奪われて、間髪いれずにFWに出されるとマンUのピンチにつながる場面が多くなった気がする。

こんな感じでリバプールが徐々にペースを握った立ち上がり。でも、実際にはそれほどの差はなかったと思う。ゴールに近づいたシーンがどちらかと言えばリバプールの方が多いかなっていう程度だった。

そこまで拮抗した展開になったのはこれまで書いてきたとおり、両チームの守備のよさがあったから。リバプールの守備のよさはいいとしても、マンUまでが相手に引きずられて(?)いい守備ができてたと思う。それが試合の内容を素晴らしいものにしたのはここまでも書いてきたとおり。ここまでもちょこちょこ書いてきたけど、以下では両チームの守備についてまとめてみる。

まずはマンUの守備から。この試合ではマンUの守備のイメージを完全に覆された。これまでのイメージにあるマンUの守備は4-2-4のブロックを形成したもの。トップの4枚は切り替えでこそ機能するけど、実質的な守備は自陣深めに置かれた4-2に任せられることが多かったように思う。その中でCMFの負担が増え、守備の中で引っ張り出されることが多くなる。結果としてDFの4がはがされてしまうシーンが目立つってのはこれまでにも書いてきたとおり。

それが今回の試合では前線の4枚にもしっかりと守備の役割を与えられていた。ルーニー&テベスの守備意識の高さが組織に還元され、普段あまり守備をしないギグス&Cロナウドにも最低限の守備の役割が与えられてたと思う。結果としてチーム全体の守備における一体感が生まれてた。

そして、この守備の役割の与え方は単純なシステム的合致の利用だったように思う。スタンダードな4-4-2同士の対戦になった中で、個々の守備のマークすべき相手をある程度はっきりとさせてたような印象を受けた。具体的に見てみる。

2トップのルーニーとテベスは縦の関係。ルーニーが相手最終ラインに対して積極的にアプローチを仕掛け、1枚下のテベスが相手のCMF(マスケラーノが主)をケアした。これで相手の最終ラインのボール保持者はルーニーの追いかけに対して1つ上に逃げるっていう選択肢がなくなった。

次にサイドへの逃げ場所を切る。ここに対してはマンUのSMF×リバプールのSBの対応関係をはっきりとすることでケアしてきたように思う。リーセに起点を作るろうとすることが多かったリバプールだけど、そこはほぼWGの高さに位置したCロナウドが近い場所で常にプレッシャーをかけてた。だから、そもそも簡単にSBにいれることができなかったし、入ったとしても激しいプレッシャーに対して後ろに戻さざるを得ない状況が生まれてたように思う。

これがリバプールのロングボールが多くなった要因だったように思う。マンUの守備がしっかりとリバプールは攻撃の起点をつぶされて、しっかりと組み立てるっていう選択肢をあっさり捨てた。むしろ下手に奪われる前にトップに放り込む方が安全だったかもしれない。

このときにリバプールとしてはもっとジェラードを使ってもよかった気がする。最終ラインにボールがあるときにはジェラードがズルズルと上がっていってしまって、中盤の入れどころがマスケラーノに限定されてた。だから、テベスが守りやすい状況も生まれてた気がする。とはいっても、ジェラードが下がって受けようとするときにはマンUはアンデルソンがしっかりと対応してたわけだけど。でも、もう少し起点を作る手伝いにジェラードが入っていってもよかったように思った。

マンUは最終ラインも人につく意図をはっきりとさせてた。相手の2トップに対しては2枚のCBが密着マークで自由にさせなかったし、SBは相手SMFをしっかりとケアした。ブラウンがイエローカードをもらったシーンは、中に流れたキューウェルについて行ったシーンだった。Cロナウドがリーセにプレッシャーをかけて行ってるときには、助けに来たキューウェルにブラウンがしっかりとついて対応するっていうシーンも多くなったと思う。

このマンUの中にあって、守備のフリーマンになったのがハーグリーヴス。ここまで書いてきた関係を見てみると、ハーグリーヴスだけは見るべき相手がいないことが分かると思う。これはルーニーが相手CB2枚に対応し他が1×1になったから。アンデルソン×ジェラードは完全にってわけでえはなかったけど、アンデルソンの役割の1つになってたはず。

このフリーマンのハーグリーヴスの守備の役割は基本的には2つだった。1つは最終ラインを助けること。最終ラインは真ん中が2×2になってるから、どうしても助けを必要とする。ハーグリーヴスが前後の関係で相手FWに対応するってシーンが目立ったと思う。

もう1つはCロナウドのウラの対応。リバプールはCロナウドのウラのところに起点を作ることが多かった。そこに対してハーグリーヴスが助けに行くシーンが目立ってた気がする。この試合ではCロナウドの守備意識もそれなりに高かったけど、普段はハーグリーヴスがCロナウド専属の守備の関係みたいになって右サイドに引っ張り出されることが多い。レアル時代のジダンとマケレレの関係に近いかも。

こうやって人につく意識が高いマンUに対して、リバプールはまずは本来の4-4を作ることをベースにした守備のやり方が見られた。切り替えでの激しさで相手の攻撃を遅らせ(もちろん奪えれば奪う)、その間に自陣の4-4の組織を形成した。2トップはマンUの2トップと同じような関係の縦並びを作ってたから、全体としては4-4-1-1みたいな形。

リバプールがこういう形の守備ブロックを作ったから、マンUとしては攻撃の起点自体は作ることができた。CMFのところは1枚下がったカイトが対応してたけど、SBは基本的にボールを受ける時点ではそれほどのプレッシャーを受けてなかったと思う。このことがマンUに組み立ての意識を持たせた要因だった気がする。起点自体は作れたから、完全に組み立てを捨ててロングボールを蹴り込むようなリバプール的な考え方は生まれなかったと思う。

ただし、ボールが入ってから長時間フリーになることはなかった。ボールが入ったSBには2トップが流れて対応したり、単純にSMFが出てきて対応したりってやり方を取ってきた。そして、マンUとしてはこの起点を担うことが多かったブラウンが微妙に試合に乗り切れてなかったのも痛かったと思う。結果としてあまり攻撃の起点としては機能できてなかった。

ここまでのSBに対する対応を見ても分かるとおり、リバプールの守備はトップの献身的な追いかけをスタートとしながらも、守備の勝負どころは中盤のところと置いていた。マンUが中盤にボールを入れてきた時点で一気に距離を詰め、全く余裕を持たせない対応が見られたと思う。

このボールに対する最低1枚の素早いチェックはマンUとの共通点。ただ、その後の連動性についてはマンUよりもリバプールが上だったように感じた。1つ目のチェックに対してはすぐに周囲が連動して囲い込みに入る。さらに、もう1つ遠い場所の味方が連動して次のコースを狙うような対応ができてた。

特にマンUがサイドにボールを入れたときにはこの関係がはっきりと見られたと思う。SMFとSBにCMFを絡めてサイドに孤立させ、その外堀を周囲の選手が狙う。こういうやり方を見ても分かるとおり、リバプールの守備はボールサイドに人数を寄せるわけで、前半のマンUはそこから抜け出すことで1つの形を作り出してた。

まず最初に起点を作ることが多かったのはCロナウドとブラウンの右サイド。これによって相手の守備ブロックは左サイド(マンUの右サイド)に寄ることになった。これに対してマンUはアンデルソンまたは降りてきたトップを経由させて逆サイドに展開することが多かったと思う(ロングボール1発にしては相手が遠すぎた)。その展開で逆サイドのエブラの積極的な攻撃参加がかなり目立つ結果になった印象。

ちなみにリバプールの守備はサイドだけで連携が見られたっていうわけではない。サイドでの守備のがはっきりしたってだけで、真ん中の守備の方が効果的だったと思う。真ん中の守備の意識の方が高いのは当たり前だし、1つのチェックに対して前後左右からの囲い込みが可能になる。基本的にマンUは真ん中に起点を作るのは難しかった。

こんな感じでリバプールの方が守備の連携っていう面では上だったと思う。マンUは対応関係をはっきりさせる守備だったから、基本は1×1に任せられることが多かったと思う。この個を基本とした守備の中で、時間とともに1×1を基本とする守備のほころびが生まれ始めたように思う。

リバプールの攻撃は平行移動で進められることが多いから(前にも書いたけど、次の守備を考えてか?)、横のバランスとしては大きな問題は生まれなかった。ただ、縦方向に対しての間延びのような状況が生まれた印象。スタミナ的な問題というよりも、1×1をはっきとさせたことが要因になったけど。

(○:リバプール ●:マンU ---ハーフェイライン)

○ ○●○ ○  
●  ●○  ●
--○----- 
  ●  ●
○      ○
● ○ ○ ●
   ● ●

この状況だと、案外マンUの自陣が過疎化してるのが分かる。最終ラインは相手のロングボールに対してやや深めの位置を取ってたし(跳ね返し力はあっても、ウラに抜け出されるとちょっと危ないから)。さらにジェラードにアンデルソンが引っ張り出され、ハーグリーヴスが右に引っ張り出されたりすると普段と同じくDFがはがされる状況が生まれる可能性がある。

このスペースに対して、立ち上がりの時間は前線の激しいプレッシャーによって縦パスを入れさせなかったから問題が生じることはなかった。そもそもリバプールは中盤をすっ飛ばすロングボール主体の攻撃だったわけだし。

ただ、前半の20分ぐらいになってくると徐々にリバプールが地上から攻めるようになってきた。マンUのプレッシャーが弱まり気味だったし、リバプールも1×1基本のマンUの守備には段々と慣れてきた。それに伴って、自陣のスペースのところが気になり始めたと思う。マンUとしてはギャップに入り込まれてゴールに迫られるシーンが増え始めた。

これに対してマンUは25分前後から守備のやり方を変更した。敵陣の守備を弱めて、自陣に基本を置く形になったと思う。自陣に多くを入れることによって過疎化をなくして相手にギャップを作らせないやり方を取ってきた印象。結果としてリバプールは段々と余裕を持ってボールを持てる場所が多くなってきた。ただ、マンUの守備のやり方も全体を下げただけで基本は変えなかったから、圧倒的にリバプールペースになったというわけではなかった。それでもリバプールのポゼッション率が徐々に上がっていった。

その流れの中で前半はマンUが得点を奪って折り返し。これによってリバプールは後半になって出てこざるを得ない状況が生まれた。結果として、後半は終始リバプールペースで試合が進んだように思う。

マンUの守備は後半も基本的な考え方は前半の途中からのやり方と同じもの。立ち上がりこそ前線からガツガツと出て行ったけど、すぐに低めの位置(立ち上がりと比べて)に守備の基本を置いてきた。だから、前半とは大きくは変化が生まれないはずだった。

でも、後半は上に書いたようにリバプールが攻勢に出た。ジェラードがゴール前まで入ってくるシーンが多くなったし、マスケラーノもかなり攻撃の方に力を入れ始めた。これがただ前線の人数が増えたっていう以上の効果を生んだように思う。

マスケラーノだったりジェラードだったりが攻撃に出てくると、守備のフリーマンであるハーグリーヴスはそういう飛び出しに対する対応に手を焼き始めた。さすがに時間がまだ多く残ってたから、テベスとかルーニーに最終ラインの位置まで戻ってこいとは言えないわけで。

これによってハーグリーヴスの役割の1つであった右サイドのケアが疎かになった。Cロナウドは普段から比べれば守備の意識が高くなった程度で、ハーグリーヴスの助けがなければやっぱり弱点になりえた。結果としてリバプールの左サイドの攻撃がかなり活性化することになったと思う。キューウェルとリーセで深い位置まで入り込み、そこからクロスがいくつもあがった。マンUとしては精度不足だったのに助けられたと思う。

これに対してすかさずキューウェルとバベルを交代させるのはさすがベニテス。クロスの精度が低かったキューウェルをあきらめ、バベルを入れることで攻撃力を上げて一気に畳み掛けに入った。左のバベルが中に切れ込んで、決定的なシュートを打ったシーンでもその効果が見られたように思う。

さらにこのバベルの投入に対してマンUも変更を加える。Cロナウドを頭としてルーニーを右サイドに。Cロナウドよりはルーニーの守備の方が期待できる。ルーニーを右サイドに入れることによって、なんとか相手の左サイドを押さえようとした印象。この辺の攻防は面白かった。

ただ、今度はルーニーがそれまで行っていた相手最終ラインへの対応ができなくなった。結果としてリバプールのCBのボール保持に余裕が生まれて、ハーフェイラン付近まで押し上げられることが多くなった。そうなれば当然、リバプールの中盤以前が押し出されることになる。前線に選択肢が増えて、左サイドに限らず左右真ん中とリバプールのやりたいような組み立てができるようになったと思う。トップの選手が効果的に楔を受けるシーンも多くなった。

注目すべきはこのマンUの守備は狙い通りだったのか?ってこと。明らかに相手に主導権を握られたし、ゴール前まで迫られるシーンも増えた。でも、決定的なチャンスまでは行かせてない。中盤とDFを並べたべた引きブロックで最後の最後のところをことごとく跳ね返していった。

逆にマンUはカウンターから決定的なチャンスをいくつか作り出せた。Cロナウドをトップに置いたことで前線にスピードの選択肢を残せた。さらに右サイドのルーニーの運動量。守備で深い位置まで戻っても、カウンターではトップの位置まで出てくるような上下動を繰りかえした。スペースがあればCロナウドは持ち味を発揮できるわけで、そういう意味でもカウンターは効果的な攻撃だったように思う。

そう考えるとCロナウドをトップにおいて相手CBを自由にしたのは狙い通りだったとも考えられる。リバプールのCBを押し上げさせ、前線を押し出させ、そうやってリバプールの選手をおびき寄せたとも考えられる形だった印象。

マンUの守備の流れはここまで書いたような形。立ち上がりは最前線からプレスをかけ、時間とともに意図的にしろ不本意にしろ段々とブロックの位置が下がって行った。最後の時間はゴール前で跳ね返す形が多くなったと思う。そして、このきっかけになったのは1×1を基本としたことによる前後の間延びだったってのは上にも書いた通り。

こういう前後の間延びっていう意味ではリバプールには心配がなかった。そもそもコンパクトな4-4を念頭においてるわけだから、運動量の問題以外の要因によって間延びの状況が生まれることはあり得ない。コンパクトなブロックを基本にすることで、人と人の近さを作り出しスタートとなる激しいチェックに対して、すぐに複数枚の関係、連動を作り出す。ボールへのアプローチを厳しくしながらも、4-4を基本とすることで周囲のスペースにも気配りすることができた。相手のパスを引っ掛ける意味でも、選手間の距離が近い網は効果的に機能した。

ただ、弱点がないわけではない。ゾーンを基本とする守り方では相手のポジションチェンジに対する対応が難しくなる。立ち上がりすぐに中に入ってきたCロナウドを浮かせてしまったシーンがあったのが典型。その点についてはその後はマスケラーノを中心としてしっかりとケアしてたわけだけど。ただ、実際にはそういう横のポジションチェンジよりも縦のポジションチェンジに対しては守備の構造上、微妙にギャップを作ってしまうことが多かったと思う。

だから、アンデルソンとかハーグリーヴスの攻撃参加は効果的だった。得点につながるCKを奪ったのはハーグリーヴスの攻撃参加から。このシーンではハーグリーヴスが完全に空いていた。さらにこのシーンでは相手のサイドに入り込むっていうヒントが隠されてた。そして、それがエブラの攻撃参加の効用にもつながった。

サイドに関してはリバプールは複数で対応する意図が強い。ギグスにしろCロナウドにしろリバプールはSMFとSBが挟みこむ意図が見られた。逆に言えば、SMFが人を集めてるときにさらに外側からSBが上がっていくとフリーになるシーンが多くなった印象。ブラウンは試合に乗り切れてなかったのは上にも書いたとおりだけど、それでもフリーで上がって行くことは多かった。

右に起点を作って左のエブラへの流れも基本的には同じ考え方。ボールサイドに人をかける中でリバプールは逆サイドのケアが甘くなる。1つ前のギグスには一応ついていても、後ろから飛び出してくるエブラまではしっかりとケアしきれてなかった。

こういう弱点というかギャップのところにも両チームの守備のやり方の違いが見られたのは興味深かった。ただ、そういう守備のやり方の大枠は違っていても根本にある個々の守備意識の高さは同じだったように思う。ボールへの忠実な素早いチェックによって技術力の高い両チームの攻撃陣がほとんど仕事ができなかった。

マンUについては今シーズンの守備の堅さはこういうやり方に起因してるのか気になるところ。今シーズンはこれで2試合目だけど、前の試合ではそこまでのよさは感じなかった。ただ、結果としてリーグ最小失点っていう結果が出てるのも確かであり、今後注目したいと思う。

ちなみにこの超ハイプレッシャーの流れの中で一番落ち着きを見せたのがアンデルソンだった。中盤の経由点として左右の散らしでリズムを作った。相手が近い場所にいればワンタッチで軽く否し、相手が遠ければ1度キープすることでチームに落ちつきをもたらせた。機を見て相手ゴールに向かっていくシーンも多くなったように思う。

マンUとしてはこのアンデルソンの加入は大きかった。スコールズがいないと別チームになってしまった昨シーズンに比べて、明らかに厚みが増した。アンデルソンはしっかりとフィットしてると思う。同時にコンビを組むハーグリーヴスも守備を基本としながらも機を見た攻撃参加が魅力的だったと思う。
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