ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2008-01-31 Thu 00:26
日本×ボスニア・ヘルツェゴビナ
<日本代表:4-4-2>
FW:高原-巻
MF:遠藤-大久保-中村、鈴木
DF:駒野-阿部-中澤-内田
GK:楢崎

前回のチリ戦からサッカーのやり方がガラッと変化した。岡田色として取り上げたことがことごとく覆されたイメージ。その上でどういうやり方になったかと言えば、単純にオシムの形への回帰が見られたと言っていい。もちろん、それが完全なオシムのやり方そのものではないのは当たり前だけど、前回の内容から見ると大きな転換だったように思う。

チリ戦で見られた攻撃面から、岡田色として取り上げたことを振り返ってみると、①最初にトップに当てる意識が強い②だから縦への意識が強くなって中盤でのボールの滞在時間が短くなる③同時に真ん中に起点が作られる④そうやって真ん中に作っておいてサイドに展開する形が多い⑤それに伴ってSBの役割が組み立てからフィニッシュへ変化。

こういうやり方がほとんど見られなかった気がする。むしろ全く逆の状況が見られた部分の方が大きかったと言ってもいいかもしれない。①´何が何でもトップに当てる意図がなくなる②´横パスも組み合わせながらの展開で中盤でのボールの滞在時間が長くなる③´その中でサイドに起点を作る意識が高くなる④´そうやってサイドに作ってから真ん中、逆サイドへの展開が多い ⑤´SBの組み立てでのタッチ数が増える。

こういう展開の中で「接近→展開→連続」のやり方が体現されるようになったと思う。それはチリ戦のときに書いたような、オシム的な形で。つまり、1つのサイドでの数的優位とランニングを組み合わせたショートパス(接近)→詰まったら大きなサイドチェンジで広い場所へ(展開)→作り直し(連続)。こういうオシム的なやり方に岡田色を組み合わせながらの組み立てが見られたと思う。

ちなみに、この「接近→展開→連続」っていうキーワードには別の解釈もあるらしい。高い位置からの積極的なプレスで相手との距離を詰めていく(接近=守備)→奪ったら素早くボールを動かす(展開=攻撃)→その攻守の形の繰り返し(連続=切り替え)っていう解釈。ただ、現状の守備のやり方を見る限りでは「接近」と言うほどの守備ができてるか微妙。というわけで、これまでどおりの攻撃面でのキーワードとして今後も捉えて行くつもり。

とりあえず、まずは接近のところから見て行きたい。この接近のキーワードについては前回の試合でもその片鱗が見られたのは事実。前半には近い関係性でダイレクトパスを何本もつないでゴールまで迫るシーンも見られた。結果として相手に主導権を握られたことで、本当に数回になってしまったけど。

そうやっていい形で接近が生み出されたときには、その中心にトップがいた。上にも書いたとおり、トップに当てる意図が強い中で、意図通りにトップに入ったところが接近を作り出すスイッチになってた。トップに入ったところで2列目の3枚がボールをフォローするために流動的に(全体としては真ん中に寄り気味に)ポジションを動かす。そういう中で真ん中の場所に接近を作り出す機会が多くなったと思う。

対して今回の試合ではトップに当てる意図が薄くなったのも上に書いた通り。それに伴ってトップは接近のスイッチとはなりえず、接近を作り出す場所も真ん中にはならなかった。じゃあ、どこに変わったかって言えば、それがオシム的にサイドの場所になっていた印象。

特に左サイドに接近を作り出すことが多くなった印象。これは後で書く展開の部分とも関連してくることなわけだけど。とにかく前回はほとんど用いられなかったサイド、SB(駒野)が攻撃の組み立ての上で重要な役割を果たすこととなった印象。

このサイドでの接近はかなり徹底されてたと思う。少なくともベースとなるトライアングルは確実に形成されてた。極端なことを言えば、駒野+MF×4+FW×2って言う攻撃のメンバーのほとんどが左サイドに大きく偏って近さをもたらす部分も多く見られた。

少なくともFWの中盤降りは前回のように縦パスを受けるためだけではなくて、こういう場所での組み立てに参加するためっていう意図も大きくなった。それに遠藤と中村が同じサイドでプレーする時間帯も長くなったような気がする。上に書いた例は極端だとしても、サイドで近さを生み出す下地ができてたのは事実だったと思う。

そういう近さにランニングを組み合わせながら、サイドでいい関係性を作り出した。この辺はオシムが作り出したアプローチと似ている部分だったと言っていい。最低でも近い関係性で基本的なトライアングルを作りながら、狭い場所でもうまくパスコースを創出してたイメージ。

そういう意味では接近の部分はオシムの色が出てたって言えると思う。ただ、これに続く展開の部分においては岡田色を垣間見ることができた。前回のチリ戦で見られた縦へのスピードっていう岡田色をバランスよく、攻撃の展開に織り込むことができてたように感じた。

展開の部分での最初の選択肢は相手のラインウラへの単純なボール。2トップ+大久保(山瀬)を3トップとして見たときに、少なくとも1枚は相手のラインのウラを狙った。で、残りの2枚(または1枚)がサイドに流れたり中盤に降りたりしながら接近に貢献する形になってたと思う。特に中盤に降りたトップと入れ替わりに2列目の大久保が出てくような動きは効果的だったように思う。

中盤(サイド)で接近を作り出しているときに、相手の意識はそういう場所でのパス回しに集中する。意識だけではなくて、トップがそういう場所に参加することで最終ラインの選手が引っ張り出されるっていう物理的な意味もあった。

相手の意識を自分の前に集中させ、物理的にも最終ラインにギャップを誘うことが可能になった。その間にトップの1枚がウラに抜け出すタイミングを見計らう。そういうウラへの動き出しに対して、十分にタメを作った中盤の接近の場所からシンプルなパスが出る。微妙に合わないことが多くて決定的なチャンスにはつながらなかったけど、可能性を感じさせる形だった。

この辺が岡田色。前回の試合でも見られた縦への意識、要するにゴールへの最短距離を狙う意識の高さだった気がする。オシムの展開はよくも悪くも遠回り。サイドで詰まったら、逆サイドに展開して作り直すって形が多かった。縦パスを入れるのは十分に回しきった後に満を持してっていう意識が見られた気がする。

そういう意味では横方向の大きなサイドチェンジもオシムのやり方である作り直しとは違った意図のものだった気がする。単純にそのサイドチェンジの後に即ゴールに直結する形につなげるっていう意味が強かった気がする。そういう意味では作り直しのサイドチェンジに対して、勝負のサイドチェンジとでも名づけられるか。

ここで接近が左サイドで行われた効果が生まれてくる。上にも書いたように、左サイドに作ったときには中盤以前が極端に左寄りに位置するやり方が見られた。そうなれば当然のように相手もそのサイドに引き付けられるわけで、日本の右サイドには広大なスペースが空くこととなる。

その右サイドのスペースを担当したのが内田。おそらく右SBの内田の起用は前回も書いたように、そのスピードを生かすためだと思う。そう考えると、下手に組み立てに参加させずに前に内田の走力が活かせるだけのスペースを与えてやった方が効果的。

それに左で作ってからの右への大きな展開ってのにはもう1つ理由があると思う。それはSBの利き足の問題。展開された広いスペースを生かすことを考えたときに、内田のスピードもそうだけど、ボールを受けたままの勢いで一気にクロスまで行けるっていうのが大きいと思う。

逆に右から左への展開だと、駒野は勢いのままにクロスに行きづらい。どうしても右足に持ち直す時間ができてしまう。それではせっかく相手のブロックを偏らせた意味がなくなるんだと思う。大きな展開から相手のブロックのバランスが悪いうちにクロスを上げちゃうのがベストに決まってる。

この点については今回の試合だけでは分からない部分ではあるけど、左利きの左SBがいない現状を踏まえた上での意図的なものである可能性も考えられる。逆足の駒野は縦へ行けずとも横の展開はしやすいわけだから理にかなってる。左右のSBの役割を分担させることで展開をしやすくする工夫としては面白い気がする。

こんな感じでオシム色(横の展開)と岡田色(縦の展開)の融合が前回の試合よりも明らかに進んでいたのが見られたと思う。

例えば、まずは縦を見るのは岡田色。実際に2点目のシーンはそういう形。今野が奪った後すぐに縦の大久保を見たところが起点となった。オシムのやり方では縦に当てるのではなくて、とにかく横の広い場所に逃げるって形が多くなる。そこで1度保持してから攻撃をするだけにどうしても遅れてしまうっていうデメリットがあった。

逆に岡田色が出た前回はとにかく縦を見る意識が強すぎることで、そのデメリットが生まれてた。すごいスピードで中盤をボールが通り過ぎる中でうまくボールを保持することができなかったと思う。結果として攻撃の押し上げの時間が作れずに、間延び状態を最後まで修正することができなかった。

そういう点の修正として、オシム色が加わった。何でもかんでも縦ではなくて、無理ならボールを保持するって形。その保持の結果として、これまでに書いてきたようなサイドに起点を作るやり方が見られるようになったんだと思う。これが守備の安定にもつながった(守備については後述)。

ただ、ボールを保持できたってことについては相手との関係も大きかった気がする。チリと比べればボスニアはかなり戦いやすい相手だった。スタイル的にもコンディション的にも、今考えてみると初戦がチリとの対戦になってしまった岡田監督は運が悪いとしかいいようがない。

そのボスニアの守備は完全に受ける形だった。自陣に4-5-1(4-2-3-1?)の組織をしっかりと作り、入ってきた縦パスに対応する意図が見られた。ただ、その対応もチリと比べると明らかに甘々だった。そういうわけで、日本の最終ライン+その1つ前までの選手はフリーの状態でボールを持つことができてた。

ただ、そこからブロックに仕掛けていくとなるとちょっと厄介だった。自陣に完全に引きこもったボスニアだったけど、最終ラインは案外高めの位置を取る。結果として最前線から最終ラインまでの距離が短いブロックが作られてたと思う。そもそもの選手配置において中盤が厚いこともあって、単純なボールではその密なブロックに引っ掛けられる可能性が高かったと思う。

そういうわけで日本がとった策の1つがここまで書いてきたサイドに起点を作るやり方。そもそもSBが使えること自体がチリよりもやりやすかったことだったと思う。今回の試合を見てみると、前回SBを使えなかったのはあまりにも相手の守備が激しかったからってことがありそう。つまり、本当はSBを組み立てに使いたかったってこと。横パスを引っ掛けられるのが怖かったこととか、本来浮くはずのSBにもプレッシャーがあったことが影響してたかもしれない。

とにかく、今回の試合では真ん中よりは薄いサイドに1つ起点を作ることで、とりあえず最初のブロックへの仕掛けとした。そうやって1度入れることができれば、後はそれほど相手の守備の厳しさがないだけに、1人1人の技術と近さをベースとしたパス回しでどんどんと相手ブロックを押し込んでいくことができた。

そうやって相手を1つのサイドに集めて強制的に逆サイドに広い場所を作り、そこを利用するってのもここまで書いてきた通り。要するに横の展開によって、相手の守備ブロックののバランスを崩そうっていう狙いがこのやり方。

これに加えて、今回の試合では縦へのアプローチも多くなった。相手の守備ブロックに密集地帯が生まれるのは最終ラインが高めに設定されることでコンパクトな状況ができてるから。そういうわけで、そのコンパクトな状況を壊すためのロングボールも多くなったと思う。特に前半の前半の時間は単純に放り込む質のボールが多かった。

こういう縦横の展開の中で相手のブロックのバランスが段々と崩れてくる。最初は4-2-3-1的な形で自陣の高めの位置でも守備をする意図が見られたわけだけど、時間が経つにつれて4-4-1-1みたいな形に変化した。ただ、その深い位置まで押し込んだ4-4を崩し切ることができなかった。日本らしいと言えば日本らしい。

それでもチームとしてのボールの保持時間が明らかにチリ戦よりも伸びたのは事実。つまり、中盤でのボールの滞在時間が長くなったってこと。これによって後ろの押し上げの時間が生まれた。そうなれば、前線に人数が入ることとなる。人数が入れば前線の人の距離感が縮まる。結果としてパスコースが増える。そうすればボール保持がさらにできるようになる。

こういう形のいい循環が生まれた。ただ、その循環のを打ち破るゴールへの意識が少なくて、パスのためのパスが多くなってしまったのはオシムの残した不の遺産か(オシムの時には最後の方はもっとゴールに向かえてたけど)。ボスニアのラストブロックの固さに加えて、前半の無得点はこの辺の影響もあったと思う。岡田監督もそういうコメントをしてたし。

そういうチームとしての保持時間が伸びたことに加えて、個人としての保持時間の伸びも見られた。これもチリとボスニアの守備の違いによって日本にもたらされたものだったと思う。上にも書いたとおり、1つ1つのプレッシャーが甘かったからボール保持者が余裕を持つことができてた。そもそも、前回は敵陣で前を向いてボールを保持するなんてことはできなかったわけだし。

だから、前回の試合ではダイレクトにこだわったというよりもダイレクトじゃなきゃだめだったのかもしれないと思う。1人で2タッチもしてたらすぐに相手に寄せられてしまうから、すぐに次の場所にはたく必要があったのかもしれない。結果としてボールを保持することができなかった。

対して、今回みたいに個々の保持時間が伸びたことで色々なリズムの変化が生まれたと思う。1タッチしかダメっていう制限がつけば全てを1タッチでやらなきゃいけない。でも、例えば5タッチまでしていいっていう制限だったら、1タッチでも2タッチでも3タッチでも…することができる。もちろん5タッチなんて制限もないわけだから、色々なバリエーションがありえた。

それに、1人の保持時間が伸びれば逆にダイレクトでのパス回しがより効果的になる。常にダイレクトで回していたら、それはそれで相手にそのリズムに慣れられてしまう。緩急をつける意味では1人1人が保持可能な時間が長ければ長いほどいいに決まってる。その中で状況に応じてボールの離し時を見計らえばいい。

ただ、今回の試合に限って言えば1人1人の余裕が出たことが悪い方向に出たとも言える。受けてから考える時間があったからか、全体としてのまったり感が目立った気がする。余裕ができたことを生かして緩急をつけたいところなのに、緩緩の展開が続くことが多かった気がする。目先を変えるアプローチはできたけど、緩急によるアプローチはできなかった。それがラストのブロックを崩しきれなかった要因だったかも。

その中で余裕ができたことをうまく利用してたのが中村だった。十分にタメて相手を引きつけてからのパスがかなり効果的に決まってたと思う。相手の最終ラインに直接仕掛けるボールにしても、大きくサイドを変えるボールにしても。色々な展開につながるボールを基本的に相手を引きつけてから送ったことで、その受け手がフリーな状態で受けられることが多くなったと思う。

その中村は受け手としてもいい役割を担った。常にギャップを見つけ出してうまくボールを受けてたと思う。その中で効果的だったのがボランチの位置に降りてきてのボールタッチが増えたっていうこと。これはチリ戦で見られた問題の修正につながると思った。

その問題は攻撃のスタートをどうやって切るかって言うこと。1ボランチに入った鈴木ではちょっと攻撃面で物足りないってことがチリ戦のときに明らかになった。にも関わらず、2列目の選手はトップとの関係を重視して前へ前へと行ってしまうから、うまく攻撃を作ることができてなかった。

そういうわけで今回は中村が降りてきてスタートを担うことが多くなった気がする。鈴木の守備を任せて、攻撃を中村が担うっていう役割分担で、攻撃時については2ボランチと見てもいいような形だった。ちなみに上にも書いたように、DFラインの1つ前のところまでは相手のプレッシャーがほぼかからない状況。そういうフリーな場所で中村がボールを扱える効果も大きかった気がする。

こういう感じで日本は前回よりも明らかにいい内容で試合を運べてたと思う。それぞれのコンディションも上がってたようで前半は運動量も豊富だったし、いい形を生んだのはそういう運動量がベースにあったって面も大きい。

だからこそ逆に後半に対する不安が残った。運動量を生かしたやり方で得点っていう結果を残せず、その根本となる運動量が落ちたらどうなるのかと。いわゆる攻め疲れの状況が生まれる可能性は大いにあったし、実際にそういう状況に陥った。

まず前半から色々なところに顔を出してボールを触っていた中村が消える(相対的に遠藤が目立った)。意図してかどうかはともかく、前半は攻撃の中心にいた中村が消えるのはチームとしては痛かったと思う。攻撃の組み立てにスムーズさが失われ、効果的な展開も後半にはほとんど見られなくなってしまった。

次に消えたのが内田だった。前半から上下動を繰り返してただけに仕方のない部分もあった。こんな感じで全体としての運動量の落ちが目立ったと思う。一番痛かったのが前半にはいい近さを保っていた距離感もだんだんと遠くなったこと。当然のようにパスの成功率も下がっていって、攻めきれない展開が続くこととなった。

そうやって前半に比べると明らかに内容が悪くなっていく中でセットプレーで先制点を取るあたりは日本らしい。その得点者が中澤ってのも日本らしい。この得点は相手の不意を突いた速いリスタートから。3点目もそうだったけど、全体として相手の高さに対する工夫が見られたのはよかったと思う。

今回の試合に限って言えばコンディションがまだ整ってなかっただろうから、運動量が落ちるのはある意味では仕方のない点だったかもしれない。幸いだったのはボスニアの側も同じようにコンディションが悪そうだったことか。とりあえず、今回の試合みたいに紺半にガクッと落ちる展開はあまり好ましくないのは事実。

だからこそ、先制点はもっと速い時間帯に欲しい。ちょっとでもチャンスがあれば縦に仕掛けていく岡田スタイルでは休む時間があまりない。立ち上がりからのそういう積極的な展開で早めに得点を奪って、できれば少しずつ休む展開は入れて行きたいところ。

とはいってもそれは理想論なわけで。そういうわけで、後半の交代はヒントになると思う。高原→播戸、大久保→羽生、中村→今野の投入。前の2人は直接攻撃面の状況を打破するため。今野は中盤の配置の問題、守備からのつながりで攻撃につなげるため。

播戸と羽生はとにかく動き回る選手。羽生に関してはオシムも途中交代で使うことが多かったけど、どちらも停滞したチームの流れをランニングによって変えることができると思う。要するに起爆剤的な存在。組み立てに時間をかけてもしょうがない状況では高原みたいに中盤での組み立てもするタイプよりも、播戸みたいにウラへ、ゴールへって向かって行くタイプのが効果的。対する羽生は1人で数人分の仕事ができる。ゴールに向かう動き、組み立てを助ける動きの量が期待できる。

次に今野。今野の投入によってシステムが4-2-3-1になった。1点リードってこともあるだろうけど、全体の運動量が落ちている中で守備の方の安定を図る現実的な交代はよかったと思う。攻撃を考えても、中盤の枚数が増えることで単純に近さが生まれ、運動量でカバーし切れない部分を補うことことができる。それに底に鈴木と今野が控えてることで、前の選手が攻撃に重点を置くことができるのも大きい。1ボランチだとどうしても後ろ髪を引かれる形だと思うから。

最後に守備面について軽くまとめとく。2試合を見て、守備で岡田監督が言うように前線から積極的にって形はないってことが判明。前線から積極的にって言う言葉の解釈の問題もあるだろうけど。個人的にはトップからもっとガツガツ行くような形をイメージしてたから、少なくともそれはない。

とりあえず守備は4-1-3-2の組織を作るところから始まる。その上で相手ボール保持者がある程度の高さまで入ってきたらトップか制限をかける動きをする。それに後ろが連動する。正確には連動してるはずとしか言えないけど。テレビだとどうしても見えないけど、相手がなかなか縦パスを入れられないことを考えるとしっかりと次がついてるんだろうなってことは分かる。

ただ、トップが積極的に追いかける形ではないだけにロングボールは比較的簡単に入れさせてしまう。今回の試合でもそうだったし、チリ戦の立ち上がりもそうだった。単純なロングボールは跳ね返せるとの判断か。とりあえず、問題になるのはそういうロングボール攻勢の中でバランスを崩さずにしのぎきれるかってこと。

チリ戦はできなかった。今回はできた。その差は攻撃。今回は攻撃の時間を増やせたことによって相手のロングボールのアプローチで崩れたバランスを取り戻すことができたと思う。これはチリ戦ときにも触れたことだけど。

バランスを取り戻せなかったチリ戦は段々と地上からの攻撃も防げなくなっていった。距離感が遠くなって連動が図れなくなったから。今回はバランスを維持できたから、チリ戦のように簡単に地上からの展開を許す状況にはならなかったと思う。地上からブロックに仕掛けられたボールはすぐに囲い込むことができてた。

後半に攻撃が行き詰った時間帯には1ボランチ脇に入られるシーンがちょっと目立ち始めてヤバイかなって思ったけど、すぐに2ボランチにすることで対応。ちなみに2ボランチにした方がやっぱり鈴木の守備が目立ってた気がする。

少なくともタイ戦に向けては日本の守備に問題は感じない。いざとなれば中澤&阿部&鈴木の3人でも守備ができる形を持っているわけで。だから、やっぱり焦点は攻撃面ってことになるか。その攻撃面も今回の試合を見る限りでは大きな問題は感じないわけだけど。唯一あるとすればゴールに向かう積極性ってことなんだろうけど、それは別に今に始まったことではない。

とりあえず2試合見たことで岡田監督の形も分かり始めたので、次ぐらいからオシムとの比較はやめようかなって思ってる。本当にできるかどうかは分からないけど。


■ボスニア・ヘルツェゴビナ戦 リンク集
【日本×ボスニア・ヘルツェゴビナ】 山瀬功治の2ゴール (サッカーコラム J3)
これが岡田ジャパンの夜明けなのか(l.a.t. Project)
【嘆】結果オーライのリニューアル岡田ジャパン初勝利(ifeisfootball)
日本が良いのか、相手が悪いのか?(迷い人)
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