ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-11-18 Sun 02:47
U-22:ベトナム×日本
<日本:4-4-2>
FW:李-岡崎
MF:本田-柏木-青山敏-水野
DF:伊野波-青山直-水本-内田
GK:西川

メンバーの印象が変わった。今季はじめののメンバーを思い出してみる。右が実際の今季はじめの形。下は同じ考え方で今回と比較するために4-5-1を作った形。

<3-5-2>                     
FW:平山-李                   
MF:家長、本田圭-本田拓-梶山-水野 
DF:水本-伊野波-青山敏          
GK:西川

<4-5-1>
FW:平山
MF:本田圭-家長-水野、本田拓-梶山
DF:伊野波-青山直-水本-内田
GK:西川

このメンバーを見ると分かるのが、とにかくうまい選手が集まってるってこと。技術力ではここ何世代かの五輪代表を上回ってるんじゃないかって気がする。技術だけなら黄金世代とも見劣らない面子っていってもいいかもしれない。
この技術力をベースにアジア2次予選を勝ち上がってきた。1試合ごとの細かい部分を見ると、不満点が多かったものの、結果を見れば余裕での勝ち上がりだったって言える。
この頃から谷口、枝村、増田、カレンといった走れる選手がメンバーに呼ばれない状況が日常茶飯事になって、完全にうまい人路線に突き進んでいったって言える。

ただ、最終予選に向けて、このうまい人路線が壁にぶち当たった。ボールが入れば持てる選手は多いのに、そのボール自体が入らないってことが多くなったと思う。レベルの低い相手との戦いでは、たいした努力をしなくても前線で待ってればボールが入ってきた。だから、前の選手が考えるべきだったのは、ボールが入った後にどういうプレーをするかだった。

それが最終予選に入って、相手が強くなったことでボール自体が入らなくなった。同じ引いて組織を作る形にしても、しっかりと隙を作らないブロックを形成した。結果として単純なパスは通してもらえなくなったと思う。
ここにきてこのチームのビルドアップの下手さが深刻な問題として見えてくるようになった。

この状況にまず対処しようとしたのが両サイドの水野と本田圭だった。2人ともかなり低い位置に降りてきてのボールタッチが増えた。確かに2人のボールタッチが増えたとしても、それは相手のブロックの外。状況は基本的には変わらなかった。
相手ブロックへの仕掛けは降りてきた本田からの一発のロングボールか降りてきた水野の低い位置からのドリブル。バリエーションが少なすぎた。

それにビルドアップが下手だから、無理なパスを途中で引っ掛けられるシーンも多くなった。その結果、ここでも水野と本田の仕事が増えることになった。2人ともかなり守備意識を高く持って低い位置まで戻っての守備が見られるようになったと思う。
そうなれば前線の枚数は当然薄くなる。攻められなくても上に書いた理由で、2人とも低い位置に降りてきちゃうわけだけど。結果として前線の枚数自体も減ってしまって、余計に前線にボールが入らない状況に陥ってしまった。

ただ、最終予選時点ではこの状況を打破できる選手がスタメンに入ってた。それが柏木。折り返しまでの前半3戦で柏木は1人で相手のブロック内でがんばった。スペースを見つけては走り回ってボールを呼び込む動きを繰り返した。
でも、それを効果的に利用できてなかった。連携不足の要因とそれに関連した意思疎通の問題があったと思う。動いてる選手にボールを出すには、それなりに出し手と受け手のタイミングが合わないといけないから。
さらに、ブロック内で動き回ってたのは柏木1人だけだったのも問題。相手としてもぐちゃぐちゃに動かれたら困るだろうけど、1人の動きにならなんとか対応できる。それに、柏木がボールを引き出したとしても周囲のフォローが少ないから、次の展開にはつながらなかった。

それでも、この柏木の存在が反町監督の心を動かしたのは事実だったと思う。最終予選の2戦目にはトップを平山から森島に変更してきた。前線で動気が作れない平山に見切りをつけたってことだと思う。要するに動きの重要性に気づいたってこと。
ただ、この時点ではまだ森島止まりだった。チーム立ち上げ時から一貫して続けてきた(最初の頃に違ったこともあったけど)軸タイプをFWに置く考えまでは変更できなかったと思う。

でも、この形を試した2戦で際立った結果が出なかった。それに続くアウェーのカタール戦でついに1トップに李を置いた。メンバー発表の時点では個人的には否定的な形だったけど、これがある程度の可能性を感じる結果になった。李が頭になったことで、蓋がなくなった柏木が十分に生きるようになった。結果は負けてしまったわけだけど、これはペース配分の問題であって、最終予選の中では一番アグレッシブなサッカーが見られたと思う。

そして、今回。出場停止などの関係で狙いの形が取れなくなった可能性もあるわけだけど、とにかくメンバーがうまい人から走れる人になった。2トップは前線で動き回れる岡崎と李。中盤には柏木と、このチームで戦ってる間に献身的な動きが目立つようになった両サイドの水野と本田。
走れる選手が多くなったことでビルドアップから相手ブロックへの仕掛けのバリエーションが増えたのは確かだったと思う。もちろん相手との力差は考慮にいれなきゃいけないわけだけど。

ここから本格的に今回の試合の内容について見て行きたいわけだけど、その前に相手ベトナムのおさらい。これについては前回のホームでのベトナム戦、アジア杯でのベトナム戦で書いたものと大きくは変わらないから軽く。

ベトナムの守備は自陣に4-4のコンパクトな組織を作るもの。自陣に引くといっても、ベタ引き守備ではなくてあくまでもバランスを重視してる。その中でコンパクトなブロックを作るから、最終ラインもある程度の高さを保つことになってる。これが1つめのポイントになる。ちなみに最終ラインはラインの意識が高いことも付け加え。
そして、この守備ブロックを基本としてはボールサイドに人を集めてプレッシャーをかける。だから、サイドからのボールに対してもろさを見せる。特に大外が空くのはA代表にも共通して見られる点。これが得点シーンに関わる部分。
この守備からの攻撃は切り替えがいい。奪ってすぐに縦に向かい、それに連動して多くの選手が一気に飛び出していく。

さて、これをベースに日本のやり方について見て行きたい。

試合開始時はフラットな4-4-2を崩さないような戦いが見られたと思う。その中で目立ったのは柏木を攻撃のスタートと置く考え方とトップへの単純なロングボールだった。

後者のトップへのロングボールに関しては上に書いた相手の守備組織との関連があったんだと思う。相手の最終ラインは高めに設定され、さらに中盤との関係性を重視する。その最終ラインの直接勝負をかけるボールを繰り返し、プレッシャーを与えることで、中盤の4から引き剥がす意図があったんじゃないかと思う。

このときに2トップが李と岡崎になった効果が現れた。2人とも単純に高さだけで勝負しなかった。平山とか森島だったら、とりあえず競り合いに持ち込むようなボールが増えたはず。それがこの試合は2トップの2人ともが動きながらもらう意図の動きも織り交ぜてきた。要するにウラを狙うってことなんだけど。
こういう引き出しの動きによって単純なロングボールがトップに収まるシーンも多くなった(競り合いだとこぼれ球含めて、五分五分の面がある)。相手のブロックが自陣に引くから、出し手がフリーになれたのも影響したと思うけど。とにかく、単純なロングボールで距離を稼ぎ、相手を押し下げることが可能になった。

そして、2つめの攻撃のスタートとしての柏木の役割。立ち上がりの時間は柏木が青山敏と横並びのような位置関係になって、低い位置でボールを触るシーンが多くなったと思う。そこから縦横へのパスの供給役として機能した。

このボランチの位置の組み立てができるってのはこのチームではかなり大きい。ビルドアップが下手なこのチームは、最終ラインからトップへの長距離縦パス1本を狙い続けてた。それではもちろん、途中で引っ掛けられる可能性が高まる。

それがこの試合の立ち上がりは途中に柏木が介在してボールの供給役になったと思う。そして、前線には引き出しの動きが活発な2トップがいる。2人とも(特に岡崎)は相手のDFの前後左右に顔を出して積極的にボールを引き出したと思う。特にくさびをもらうときには空いたトップ下の位置に降りてくることが多かったわけだけど。そこで縦パスが1つ入ることで、地上からの攻撃に深みの形成と押し上げに貢献したと思う。

柏木の組み立てに関しては、こういう縦の質の供給よりも横の質の供給の方がその意味は大きかった。このチームがビルドアップが下手な理由の1つはSBをうまく利用できてないことが上げられる。攻撃のスタートで横の幅を使わずに、いきなり最短距離を目指すからうまく行かないってことが多かったと思う。

この試合ではそういうSBにボールを入れる意識がいつも以上にかなり高かった。例えばホームのカタール戦では1試合のうちで本当に数え程しかなかったことを考えると、大きな意識変革だと思う。そのSBを攻撃のスタートとして、サイド→サイドで深みを与えたり、外→中で相手の目先を変えたりっていうバリエーションが生まれたのはよかったと思う。

こんな感じでスタートの時間は入りとしてはよかったと思うけど、同時に問題を感じたのも事実だった。それは、トップ下のスペースをどう埋めるか?っていうこと。
上にも書いたとおり、立ち上がりの時間はフラットな4-4-2を崩さない試合運びが見られたと思う。それが青山敏と横並びで組み立てをする柏木のポジショニングに出てるし、両サイドも積極的にポジションを変えようとしなかった。

こうなるとせっかく前線で動きを多くして、さらにボールをうまく呼び込んでるFWが孤立してしまう状況が生まれてしまう。今回は2トップだったこともあって、完全に孤立してしまうってことは少なかったものの、やっぱり最後のブロックへの仕掛けを考えると物足りない状況が生まれてた。せっかくトップにボールが入ってもその後の選択肢が少なかったり、トップが空けたスペースがスペースのまま残ったりっていうことが多くなったと思う。
これに対してもしっかりとアプローチをしてきた。その変化が見られたのは、ある程度自分たちが主導権を握った前半15分くらいだったと思う。ロングボールとサイド利用の攻撃で相手を深い場所まで押し込むことに成功し、相手のカウンターが目に見えて減った時間と一致したと思う。

この時間になって日本は中盤の形をダイヤモンド型に変更した。青山敏をDF前に配置し、柏木が1枚前に押し出されたポジションに入ったと思う。同時に2列目の本田-柏木-水野と岡崎を絡めた流動性も加え始めた。

で、それまで柏木が絡んでた攻撃のスタートをどうしたか?っていう問題がある。その役割をスムーズに引き継がないと、これまでのように最終ラインからトップへの直接パス狙いに変わってしまう可能性があった。
でも、その点は問題なかったと思う。SBを1つ経由させる形は継続してたし、2列目の3人が交互に降りてきて最初の部分を担うシーンも目立った。それに、何よりもこれまで以上に前線に動きがあったのが大きかったと思う。前線に入れ所が多かったから、相手ブロックへの最初のパスがスムーズに通ることになった。

この一連の流れの中で大きな役割を果たしたのが本田だった。今回の試合での本田は、このチームでは珍しく攻撃に専念できた試合だったんじゃないかと思う。その中で前半途中からの流動的な動きでの攻撃への影響はかなり大きかったと思う。
本田がトップ下の場所に入ってくる時間は攻撃がスムーズに進んだ。トップと近い関係を保てたし、同時に柏木との関係性も見られた。その中で真ん中に厚みをもたらして、近い関係で相手の最後のブロックに仕掛けるシーンが生まれた。

さらにトップ下の場所で1度ボールの経由点になれたのが多きかった。技術をベースに相手数人を相手にしても落ち着いてキープできてたし、結果として周囲のマークが薄くなった。そこからシンプルなパスで相手最終ラインに混乱をもたらした。
もちろん本来のサイドでも1つ高い位置でのプレーができてたわけだけど、今回はトップ下家長のような役割も同時に担ってた印象。

この前半の時間帯はいい内容が見られたと思う。トップに岡崎を置いた(そして相方に李を置いた)効果が現れて、前線に動きが生まれてたし、流動性の中でその2人の近くに選手を置くこともできた。そこにボランチの位置から絡んでくる柏木の動きも相手にとっては捕まえにくかったと思う。そして、それらの動きをキープ力とシンプルなパスで操る本田。
少なくとも真ん中では動きが多かったし、近い関係性での崩しも見られたと思う。
それにそうやって前線に人数をかけたことで、相手を完全に押し込むことに成功したと思う。相手のバランスのいいブロックの狙いは完全に崩れ去って、ゴール近くに多くの選手が釘付けにされてた。だから、跳ね返したボールを日本が拾って2次、3次攻撃につなげるっていうシーンも目立ってたと思う。

ただし、前半の流れとは打って変わって後半は完全に相手ペースになってしまった。その要因の1つはベトナムがプレッシャーを1つ厳しくしたこと。ベトナムも意地があっただろうし、日本に余裕をもたせてた中盤の守備にしっかりと修正を加えた。
こうなってくると日本はもろい。これまでも何度か書いてきたけど、日本はちょっとした相手のプレッシャーに焦る。
だから、前半にビルドアップがうまく行ったのも、相手のプレッシャーがなかったからってことも言えるはず。これまではSBとかボランチに相手がしっかりと対応してきてたから、それにビビッて使えなかった。それが今回はベトナムが全員自陣に帰ったことでそういう場所へのプレッシャーがなかっただけ。

とにかく、後半はベトナムがボールに対するチェックを厳しくしてきた。結果としてあたふたする場面が多くなって、全くボールが運べなくなってしまったと思う。簡単なミスで(前半もあったけど)相手にボールを渡してしまった。結果、一気にカウンターを食らうシーンが激増した印象。これについては、後半は前線での動きが少なくなったことも影響してたと思うけど。

そうやって後半の悪い内容を考慮しても、今回の試合が攻撃への意識変革への第一歩になる可能性を感じさせた。紆余曲折を経てやっとA代表につながるやり方に戻ってきたような印象。それでも、あのA代表のやり方は一朝一夕にできるものではないから、まだまだ不十分な部分も多いわけだけど。

まずはSB利用のやり方。スタートのところでSBを利用できただけでも、このチームには大きな変化だっってことはここまでも書いたとおり。ただ、次の段階に進めてなかったと思う。

それはSBの役割を出し手から受け手へと変化させるやり方。
SBを出し手として横の揺さ振りから中を空けたり、サイド→サイドで深みを与えたりっていうやり方は今回の試合でも見られた。ただ、そうやって相手を押し込んだ時点でSBが高い位置に入って受け手として機能することができなかったと思う。

このチームを考えるとA代表とは違ってSMFにサイド的な選手を使ってるから、やや役割は異なる。A代表ではSBがい1つ前を中に押し込んで厚みを加えさせる役割を担うけど、このチームでSBに求められるのは1つ前のSMFとの関係性。
ただ、どちらにしても高い位置でSBがボールの受け手となることで、単純に前の人数が増えて選択肢が増えることは変わらない。むしろサイドに受け手をSMFでもSBでも担える(もう片方が関係を作る)分、五輪代表の方がバリエーションは増える可能性がある。
この試合でもいくつか見られたけど、SBがタッチライン際にこだわらずに中に絞る動きなんかがその1つ。A代表では遠藤とか中村をサイドに張らせて、SBが中に入ってくるっていう選択肢はなかなか生まれないと思う。

とにもかくにも、こういう関係性の構築のためにはSBが高い位置を取ることと1つ前との意思疎通を図ることが重要になってくる。そして、この試合ではそういう点での問題が見られた。
高い位置を取ることについては後手に回ることが多かったと思う。前の選手に入ってからっていうタイミングでのオーバーラップが目立った。だから、関係性を築くのが1つ遅れてしまうし、後半にカウンターへの怖さが出てからは完全にサイドの選手が孤立するシーンが目立ってた。
さらに意思疎通の問題。これは特に右サイドの水野-内田の関係に問題を感じた。2人の間のズレが最後まで縮まらずに、結果として右サイドからの効果的な崩しにつながらなかったと思う。

もちろん五輪代表がA代表と別チームなのは分かってる。でも、今回みたいに力差がはっきりした試合でSBを効果的に活用できるかどうかは、A代表との関連を考慮しなくても大きなポイントになる。
A代表みたいに相手の2トップに対して2CB+1ボランチで戦うほどの力がなくても(実際、途中からは青山敏が鈴木的役割に入ってたけど)、最低でもどちらか1枚は深い場所で攻撃に関与したいところ。それがこの試合ではスタートのところではうまく関与できても、最後のところへの関与が少なくなってしまっていたと思う。右の内田の意識自体は高かったけど、上に通り水野とのズレが最後まで埋まらなかった。

普遍的な部分では選択肢を生み出す動きがまだまだ少ない。これまでよりは前線の動きが増えたのは上にも書いたとおり。結果として相手のブロック内にボールを入れることは可能になった。でも、相手のブロック内での仕掛けを考えるとやっぱり物足りない面が大きかったと思う。

要因の1つは遠ざかるランニングの多さ。2トップは組み立てのところ(くさびを受ける場面)では近づくランニングが見られたけど、その後は一貫して遠ざかるランニング。他の選手も遠ざかるランニングが多かったと思う。足元でもらう意識が減ったってことは大歓迎だけど、パス回しを考えると近くに選手がいなかった。結果として選択肢が少ない状況が生まれたと思う。その中でその限定された選択肢を選んで、コンパクトに組織されて選手間が近い相手に引っ掛けられるシーンがふけた。今回の試合ではことごとく失敗したドリブルも他の選択肢がない中で仕掛けられることが多かったように思う。

こういうブロック内での仕掛けでは微妙な部分が大きな影響をもたらす。遠ざかるランニングが多くても、意思統一が図れてれば一気にゴールに向かえる可能性もあるわけで。今回の試合では無駄走りが無駄に終わるケースが多くなってしまった。それが後半の落ちにつながったとも言える。

そして、こういう微妙なところを合わせるには成熟が必要になる。今回は主力がいなくて、ある意味では急増的なメンバーだったことも関係するかもしれないけど、チームとしてのこれまでの方針にも問題があったと思う。最初の話に戻れば、うまい人の組み合わせの中では個の力でなんとかなるだけに、周囲の関係性ってのはあまり重視されない。それがここに来て、急に連携って言われても無理なのは当たり前の話。

ただ、このチームも立ち上げ当初は走れる人を多く入れてダイナミックな動きと連動性が見られた可能性を感じさせるサッカーを展開してた。そういうチームに徐々にうまい人を取り込む中で、サッカーがうまい人用のものに変化してしまった気がする。
逆にA代表は走れる人を中心にチームを作り、そこにうまい人を入れるときに条件として走れることを提示した。だから、初戦からは大きくメンバーが変わった現在も軸がぶれずに成熟を続けられてるんだと思う。
五輪代表は軸がずれて回り道をしたぶん、この段階でもまだ成熟しきれてない。今さら言っても仕方ないことだから、なんとか予選を突破して来年までの成熟を望みたい。

最後に日本の守備についても少し。攻撃と同じくスタートは4-4のフラットなラインの形成から入った。そして、攻撃と同じく途中でダイヤモンドの4-4-2気味に変更して、より高い位置にプレッシャーの場所を持っていってた気がする。
そして、基本的には相手の攻撃のスタートをつぶすところから守備は始まる。相手のボランチは岡崎が見てたし、SBは両SMFの担当だった。ちなみに、そうやってSMFがSBに対応すると逆サイドは下がり気味に中に絞って対応。そうやってボールサイドに人数をかけたのはベトナムと似た考え方だったと思う。だから、相手の組み立ての中で逆サイド大外の選手が余ってるシーンが目立った。日本もSBがしっかりと対応してたけど、ベトナムもそういう部分をしっかりと見てた。だからこそ、組み立てたときにサイドを使う意図が見えたんじゃないかと思う。
後半はそういうスタートのところにプレッシャーが効かなくなったことも、相手にペースを渡した要因の1つだった。

日本にとっては4-0の結果はとりあえず○。4点のうち3点はセットプレー、3点は横からのボール。自分たちのストロングポイントと相手のウィークポイントがよく表れてる。

日本で気になったのは切り替えの部分。攻→守ではレ・コン・ビンに入ってしまってからの対応が多くなった(レ・コン・ビンもうまいポジショニングだから仕方ない部分もある)し、途中で引っ掛けられるシーンが多かったからかもしれないけど、一気に深いところまで持ち込まれることも多かったと思う。
逆に守→攻でも一気の飛び出しが見られなくて、わざわざ相手が組織を作ってから攻撃を始めるたり、少ない人数で(相手も揃ってるのに)無理矢理放り込んだりってシーンが目立った気がする。

ただ、何にしても今回は攻撃で組織を感じさせたのが収穫だった。主力が帰ってきてどうなるか分からないけど、今の路線を進んでもらいたい。

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この記事のコメント
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水野と内田の共存は無理だな。
サウジ戦は梶山と安田と家長は招集しないのかなぁ?
2007-11-19 Mon 14:11 | URL | みちひろ #-[ 内容変更]
[]
内田は1つ前が空いていた方が生きると指摘されたことがありますが、その通りかもしれませんね。アントラーズでは中盤が中寄りで、内田にサイドを任されることが多くなりますし。
梶山と安田はケガがどうなんでしょうか?家長については、左サイドは前回の形が満足したってことかもしれません。それに3バックでやるとの情報もあるので、そうなるとあえて招集する必要はなかったんじゃないでしょうか。
2007-11-19 Mon 22:57 | URL | ひまじん #-[ 内容変更]
動ける2トップと4-4-2がよかったようで
やはりテクニシャンに走れ守れといってもダメなのか?
これだけサイドのタレントが日本に揃うことはなかったとおもいますが。

・私の思いつくサイドアタッカーの生かし方
アレンジ①ロシアチェコ風
ロシアもサイドアタッカーばかり
SBと逆SHがドンドン上がってSHも守備をする。4-1-3-2→3-1-4-2な感じ
SHが守備をしてボランチもトップ下もできないといけないので無理だけど反町さんがチェコ好きということで。
アレンジ②CSKA風
細貝をRBにして、相手が2トップなら中盤に入れる。
SHがウィングに専念でき気になる中盤の薄さに対応でき現実的
アレンジ③06オシム風
加地・駒野、ソリン・サネッティーのように、SBが中で守備をしたり前線に飛び出したりする。アレンジ2の応用編。3-3-3-1的考え方

余り参考にはならないですかね
2007-11-19 Mon 23:47 | URL | CSKA352 #JRF.i9mo[ 内容変更]
本田と水野はこのチームの中でかなり守備意識が高くなったと思いますよ。ただ、相対的に攻撃意識が低くなってしまったのか、守備での献身性に比べると攻撃での献身性が物足りないですが。

①はSBに水野とか本田を置ければ可能性があるかもしれませんね。ただ、そのときに前に誰を置くのかって問題がありますが。ボランチを含めて人材が必要なので難しいかもしれません。それがあったので反町監督もチェコを捨てたんだと思いますし。

②は個人的にはアリですね。

③は無理やりに見れば見れないこともないかもしれません。伊野波を3バックの一角であり4バックの一角と捉えられますが。ただ、それだと左右のバランスが悪いんですけどね。
2007-11-20 Tue 01:00 | URL | ひまじん #-[ 内容変更]
アレンジ④:ゼニット・セビリア風
3ライン正統派の4-4-2でダブルボランチを守備的にする。カウンター対策。
中盤でボールを奪われないことを重視しとにかくカウンター。SBも含めてサイドから攻めまくる。
組み立てができないので単調できついけど点取って勝ちたければこれしかない。SBにサイドアタッカーが使える。
フィジカルで勝てない相手になると厳しくなるかも。

アレンジ⑤:サイド3枚
FW(ウィンガーを起用してもいい)をサイドに張らせてキープしながら人数を掛けて折り返す。逆サイドがつめる。

もうないかな。このへんで辞めときます。ごきげんよう。

2007-11-20 Tue 14:36 | URL | CSKA352 #JRF.i9mo[ 内容変更]
④を使うほどはサイドの人材が揃ってないかもしれませんね。左は安田-本田or家長or梅崎でいいでしょうけど右は内田-水野の選択肢しかないですし。そして、その内田-水野がイマイチ機能してないんですよね。なぜこの世代は左のアタッカーが揃ってるのかってのは面白いですけどね。

⑤は中が薄くなってしまう気がしますね。もともと攻撃に人数をかけるのがうまくないチームなので。
2007-11-20 Tue 18:01 | URL | ひまじん #-[ 内容変更]
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