ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-07-26 Wed 20:14
アルゼンチン×オランダ
オランダ×アルゼンチン。そろそろ強豪国同士の組み合わせも目立ってきた。

<オランダ:4-3-3>
FW:カイト-ファン・ニステルローイ-ファン・ペルシー
MF:スナイデル-ファン・デル・ファールト、コクー
DF:デ・クレル-ブラールス-オーイエル-ヤリーンス
GK:ファン・デル・サール

<アルゼンチン:4-4-2>
FW:テベス-メッシ
MF:リケルメ、カンビアッソ-マスケラーノ-ロドリゲス
DF:クフレ-アジャラ-ミリート-ブルディッソ

どちらも決勝T進出を決めてたこともあって全体としては落ち着いた感じの試合内容だった。それでも随所にいいプレーがあって見所は多かったと思う。

アルゼンチンの攻撃の連動性はいつみてもしっかりしてる。パス&ゴーとかフリーランニングとか、基本的なことだけどきっちりやることでかなり効果的。“走るサッカー”を目指すはずのオシムジャパンもこういう形をやればいいと思う。

アルゼンチンの2トップはメッシとテベス。個人的にはかなり嫌いなタイプ(メッシとテベスが嫌いってことではなくて)の組み合わせになってしまった。

メッシは1・5列目あたりを中心にプレー。低めの位置から自分でドリブルで仕掛けてくってシーンが多かった。
前線での守備意識の高さはかなり目立ってた。後ろの選手が連動してくると、高い位置でボールをカットできる。

もう1枚のテベスはサイドに流れてプレーすることが多かった。前半は特に左サイドに流れるシーンが目立った。たぶん、左SBにソリンがいないことでいつもよりスペースができてたからだと思う(右はいつものようにロドリゲスが出てきた)。常にゴールを意識するプレーもよかったと思う。

2人とも個人での打開する力はかなりある。ドリブルで数枚を抜きさってチャンスを作る能力があるし、周囲を生かす動きもできる。

全体を通してチャンスは多かったけど、決定的なチャンスが作れなかったのはやっぱりこの2人の組み合わせだったからだと思う。この組み合わせが嫌いなのは“軸”がいないから
いつものアルゼンチンではクレスポが軸になって、1トップ1シャドーの形になってる。この試合みたいな組み合わせだと、2シャドーの形になって、2人ともが流れてプレーするからゴール前が薄くなってしまう。さらにトップにボールが収まるシーンが減って、後ろからの厚みのなる攻撃も少なくなってしまう。

この傾向は大会当初のフランスにも見られた。中盤でパスは回るけど、最後のとこの詰めのあまさが目立ってた。この試合のアルゼンチンに関しては、決勝Tを想定したメンバー構成ってのもあっただろうからしょうがないかもしれないけど。

2トップについて見たから、アルゼンチンの中盤について。やっぱりこのチームはリケルメのチームだってことを再認識させられた。改めて書くまでもないかもしれないけど、リケルメのキープ力は特筆。ボールを失うようなシーンはほとんどない。チームとしてもそれが分かってるから、リケルメがボールを持ったときは周囲の動きが活発になる。
リケルメのボールキープで周りが押し上げる時間を作れるってこともある。守備をしない古典的なトップ下って非難されるけど、絶対にボールを失わない選手がトップ下の位置にいるってことはかなり大きい。
アルゼンチンはリケルメのそういう欠点を補うようなチーム作りをしてるから問題ない。上手い具合に長所だけを引き出してると思う。

カンビアッソはかなりの運動量を見せて攻守に貢献(普段の試合だとソリンも)。マスケラーノは自由にやってくる中盤の一番後ろに構えて相手の攻撃の芽を摘む。ロドリゲスはリケルメからのパスを引き出す動きでFWを抜いてゴール前に飛び出してくる。こんな感じでこのチームはリケルメを中心にして考えられている。

ただ、こういう1人が王様のチームを作ると、その選手が怪我とか不調になった場合はどうするか?って問題が出てくる。そこんとこでもアイマールが後ろに控えてるってのがアルゼンチンの強みだと思う。
でも(知っての通り)リケルメとアイマールはタイプが若干違う。簡単に分ければ、動のアイマールと静のリケルメ。日本代表で言うと、リケルメ型=中田英、小笠原・アイマール型=小野、中村。タイプの違いだからどっちが優れてるかってこともないけど、個人的にはリケルメ型の方が好き。

リケルメのもう1つ(?)の特徴のセットプレー。球種の豊富さが目立った。
ゴールに向かうCKを蹴るときは低くて速いボールを。特徴的なのは誰も触らなくても直接ゴールに入るような軌道で蹴ること。この試合に限らず、今大会のリケルメからのCKはこういうボールが多かった気がする。FKで触れば1点触らなくても1点って形は多いけど、CKでもこういう形が流行るのか注目したい。
ちなみに逆サイドからのCKは高いボールをピンポイントであわせるって形が多い。これも精度がよくなきゃ無理だと思う。

オランダは序盤はいい形が作れた。アルゼンチンが引いて守って前線からボールを奪いに来なかったってのが大きい。DFラインでゆっくり回しつつ、徐々にビルドアップするような攻撃で、ある程度まで行くとトップのファン・ニステルローイに当ててくる。そこにファン・デル・ファールトとかの飛び出しが見られていい形を作れてた。
後ろで回してるときは中盤の底にいるコクーかスナイデルのどっちかが、ボールの中継地点の役割を果たしてた。

ただ途中からアルゼンチンの前線でのプレッシャーが激しくなってきて、攻撃の中でいい形が作れなくなってしまった。相手からのプレッシャーの中でロングボールをファン・ニステルローイめがけて蹴るって形が多かった。しっかりとゲームを作ってるわけじゃないから、押し上げが間に合わなくて、ファン・ニステルローイの周りに選手がいない状態が多くなってしまった。

そもそも、選手を大きく入れ替えたことで攻撃の形が見えてなかったと思う。1つの形になるはずのサイドからの攻撃も機能しなかった。原因としては右利きのカイトを左、左利きののファン・ペルシーを右に置いたことに問題があった。クロスのときにどうしても早めに上げなきゃならなくなって簡単に跳ね返されてしまった。それに一番メリットになる切れ込んでのシュートってのも見られなかった。

個人的にはこういう形も好きなんだけど(機能するなら)、両サイドがあまりにも経験不足過ぎた印象。試合の中でのポジションチェンジの中でこういう形が見られるってのが理想的だったと思う。この試合ではポジションチェンジもほとんど見られなかったと思う。

SBのオーバーラップのとこにも問題があった。WGに対するフォーローが少なかったこともサイドからの攻撃が機能しなかった原因って言えそう。
攻撃の形がない→ロングボール→中盤が絡めないっていう悪循環に陥ってしまっていた。

両チームの攻撃面ばっか見たから守備からも1つ。
アジャラの守備。ファン・ニステルローイを見てるシーンが多かったけど、ヘッドでも競り負けない強さを見せた。身長的には完全に負けてても競り負けないってのは日本人にとって参考になると思う。カンナバーロを見てても思ったけど、タイミングと体の入れ方が上手ければ身長のハンデは消えるもの思った。

若手選手について。どっちのチームも若手が結構出場してた。
メッシとかファン・ペルシーとかの有名所はいいとして、前から注目してたのがマドゥーロ、バベル、コロッチーニ。
オランダの2人は育成が抜群のアヤックス中心。マドゥーロはCBとボランチをこなす器用さがある。守備力のあるボランチはいろんなとこで重宝すると思う。
バベルはキープ力とか質の高いフリーランニング、それから相手を引きつけてパスを出すようなプレーも目立つ。
アルゼンチンのコロッチーニは対人プレーに強い。この3人はこれからも注目してきたい。
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