ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-10-20 Fri 04:09
チェルシー×バルサ
3年連続の対戦で因縁って言葉がぴったりの両者の戦い。バルサはエトー、チェルシーはGK2人が欠場で万全とは言えないけど。

<チェルシー:4-4-2>
FW:シェフチェンコ-ドログバ
MF:ランパード-バラック-エッシェン、マケレレ
DF:Aコール-テリー-カルバーリョ-ブラールズ
GK:イラーリオ

<バルサ:4-3-3>
FW:ロナウジーニョ-グジョンセン-メッシ
MF:デコ-シャビ、エジミウソン
DF:ファン・ブロンク・ホルスト-プジョール-マルケス-ザンブロッタ
GK:Vバルデス

全体を通して意地のぶつかり合いというかプライドのぶつかり合いみたいな試合内容だった。ボール際での激しさが目立って両チームの選手のユニホームの汚れが目立つような状況だった。それでも悪質なファールがあったわけではないし、ハーフェーライン付近でのファールが目立っても危ないとこではどちらもファールが少なかった。その辺には冷静な部分も感じられてさすがだと思わされた部分。

両チームとも前線からの守備をしっかりと意識してた。それに前線の選手が戻りながらの守備がうまい。こういうとこを見るとチーム全体の守備意識を感じさせられた。どちらかというとチェルシーの守備の方がチーム全体の戦術として徹底されてたと思うけど。

というわけでチェルシーの守備から。

とにかく、相手より先にボールを触ろうっていう意識の高さが感じられた。それに、いつものように前線から積極的にプレスをかけてくる。FWの2人でさえもかなり高い位置からチェイスしてた。そこで取れれば一気に決定的チャンスだし、取れなくてもパスコースを限定する効果がある。

中盤の前目の3人も十分に守備力が計算できる。この辺はイングランドらしい。
この試合ではバラックの守備面での貢献が目立った。本来攻撃面を評価して獲得した選手だろうけど、守備って面でプレミアに適応できると思う。あとは攻撃面でどれだけ自分の色を見せられるかってとこ。その攻撃面ではできるだけシンプルにやろうっていう意識が強かったと思う。

中盤ではもちろんマケレレを忘れることはできない。ピッチ全体をカバーする能力とか、こぼれ球のとこに必ずいるって部分はさすが。それにボールの奪い方も上手い。ファールをせずにボールを奪うし、危ないとこではプロフェッショナルファールもする。普通に言われてることしか書けなかったけど、こういう部分の精度が恐ろしく高い。

チェルシーの守備面でも特にロナウジーニョに対する守備。ブラールズは専門的にロナウジーニョをケアする。体を密着させてスペースを消し、ロナウジーニョに前を向かせないような守備をしていた。そしてロナウジーニョにボールが入ったところでエッシェンもそこに加わって挟み込んで守備をする(場合によってはマケレレ、その他も)。そうやってサイドに追い込んで孤立させてボールを奪ってしまう。ロナウジーニョ⇔ファン・ブロンクホルストっていう関係性がほとんど見られなかったことが、このことを端的に表してると思う。

ロナウジーニョに限らず、相手を孤立させて奪うっていう場面が目立った。サイドに追い詰めたとこでチームとしてボールを奪うっていう意志が統一される。そうやって守備をすることでバルセロナの多くの人数が絡むパス回しを封印した。

バルサの守備。

チェルシーと同じく中盤でプレッシャーを掛けてくる。チェルシーほど洗練された印象はないけど、選手1人1人がサボらずに守備をするだけに後ろの負担が減ってると思う。
特にデコの守備は貢献度が高い。アウェーの試合だったってこともあるかもしれないけど、味方エリア近くまで戻って守備をする場面も見られた。この試合は攻撃面では微妙なとこの精度に苦しんでたけど、守備面では欠かせなっかった。

エジミウソンも1ボランチのバランサーとしての役割を果たしてた。サイドに出てきて守備をするような場面もあってピッチの横幅をケアできてた。マルケスが前目に行ったり、SBが攻撃参加する場面ではしっかりフォローをしてたと思う。

最終ラインのギリギリのとこの守備も目立った。チェルシーにしてみれば後は押し込むだけっていうボールを体をはって守ったシーンがいくつか見られた。
それにセットプレーも跳ね返す場面が多かったと思う。こういう部分を見ると瀬戸際の守備に強さを発揮してるような気がする。バルサは攻撃面ばかりが前面に押し出されるけど、こういうとこのプレーがチームを支えてる。

チェルシーの攻撃面。

当たり前のことかもしれないけど、手数を少なくして素早く相手ゴール前に運んだほうが決定的チャンスになる。そういうプレーの精度の高さを見ても、チェルシーはやっぱり守ってカウンターっていう戦術があってるって感じた。速攻のときはこんな感じでチーム全体の意志が統一されて一気に前へボールを運ぶ。

では、遅攻のときはどうするか。まずDFラインでゆっくりとボールを回す。この辺は前線からのプレッシャーによってもたらされるスタミナの消耗を防ぐ目的があると思う(ボールを持った休憩)。
で、このDFラインでのパス回しに中盤前目の選手が交互に絡んでくる。ランパード、バラック、エッシェンあたりが低めの位置でボールをさばく。そしてそこからシンプルにくさびのパスをトップに当てるっていうシーンが目立った。ただ、この縦パスに対する相手の守備が厳しかったこともあって遅攻はあまり効果的でなかったと思う。

2トップの関係性はいまいちよく見えなかったので省略。ただどちらも真ん中に張ってるだけの選手でないってことだけは確実。サイドに流れてプレーすることで2列目からランパードなんかが飛び出してくるスペースをうまく作ってた。

前半の序盤に見られたテリーの攻撃参加。相手選手は完全に混乱してた。DFラインからの攻撃参加ってことで1人余分な選手を作ることができてた。1つのオプションとして計算できる。

チェルシーからエッシェンを特別に取り上げてみる。この試合でロナウジーニョを抑えられたのはエッシェンの貢献による部分が大きかったと思う。上にも書いたとおり右サイドで追い込んでロナウジーニョを孤立させた。それにファールをしないでボールを奪う技術はさすがだと思った。

この試合では攻撃面での貢献度も高かったと思う。エッシェンは守備能力の高さを持ってるから、高い位置でボールを奪うことができる。相手も攻撃時は前がかりになってるからエッシェンの前にスペースがあるっていう場面が多かった。そこをうまく埋めるスピードに乗ったドリブルが効果的だった。
さらにスルーパスでも決定的な場面を演出した。最近の試合を見てみてもエッシェンのこのチームへの貢献度は攻守に渡って高い。

バルサの攻撃面。

ロナウジーニョとメッシっていう両翼を上手く押さえられちゃったと思う。そんな中でもこの2人は前を向ければ決定的な仕事をしてた。
ロナウジーニョから逆サイドへのボールが効果的だった。いくらチェルシーとは言っても、さすがに逆サイドに対するケアは甘くなる。サイドをいっぱいに使ったバルサらしい攻撃だった。

そういうパスはデコからも供給されてた。メッシは前を向けばドリブルに入って相手は簡単にボールを取れなくなる。だからこそチェルシーの前を向かせない守備を評価したい。

グジョンセンは孤立気味。上に書いたとおり、チェルシーの守備がそういう意図を持ってた部分もあるけど、グジョンセンに関してはバルサ内部の問題も大きかったと思う。ロナウジーニョ、メッシと違ってグジョンセンは比較的自由にボールを扱える場面が多かった(あくまでも相対的に見て)。

それでグジョンセンに対してのくさびのボールがしっかり収まる場面も結構あったと思う。ただ、そのときの周囲の選手との距離感がよくない。せっかく収まってもボールの落としどころに困るって場面が目立ってたと思う。アウェーの戦いでやや守備的になったことで後ろの押し上げが間に合わなかったってこともあるけど、この辺は連携が成熟するにつれて解消するといいと思う。

守⇒攻の切り替えっていう部分ではチェルシーよりバルサの方が上回ってた気がする。特にチェルシーは1ボランチのシステムを敷いている分前がかりになると、マケレレの負担が増えてスペースが空いてくる。シャビあたりがそのスペースをうまく使ってボールを運べてた。チェルシーとしてもそういう部分を防ぐために前線からの守備をしてたわけだけど、うまく抜けられたいくつかはチャンスにつながった。

バルサのチャンスが生まれる場面がロナウジーニョが左サイドからポジションを動かしたときが多かった。相手の守備陣の混乱を誘うって意味ではこれ以上効果的なことはない。それにサイドに追い込む場合と違って、真ん中で対峙する場合は多くの選手がひきつけられる。それで周りがフリーになってチャンスが生まれるっていうことが多かった。

バルサの一連の交代は正直なところ失敗だったんじゃないかってイメージが強い。

まずは、ファン・ブロンクホルスト⇒イニエスタ。この交代で3バックの形になったバルサの守備陣は完全にバランスを失った。左右にスペースができてそこを上手く使われた。前がかりになったこともあるけど、カウンターから数的不利を作られるシーンも目立った。

チェルシーではランパードのスペースを埋めるドリブルが目立ってた。それからシェフチェンコがスペースに走って(シェフチェンコ自体はボールを受けられなくても)ボールを持った味方選手を自由にするってシーンが多かった。

次にグジョンセン⇒ジュリの交代。上にも書いたとおりグジョンセンがうまく機能してたとは言いがたい。ただ、トップの選手とウイングの選手を交代したことで完全に前線に起点がなくなってしまった。交代してすぐはポジションを流動的にしてくるバルサの攻撃にチェルシーの守備陣がギャップを作るってシーンがあったけど、そこもすぐに修正してきた。結局バルサは横パスを回すだけの状況になってしまった(時間的にチェルシーが守りに入ったってこともあるけど)。

試合全体としてはどちらの流れってことがはっきりしない均衡した試合だった(少なくとも1点目までは)。チームとしての成熟度が高い両チームの戦いだったけど、最後のとこは個人の力で決まった。ドログバが1タッチで相手CB2枚の逆を取って、速い反転からゴールに蹴りこんだ。ドログバの反転シュートを最近多く見る気がする。相手としてはどうしようもないって部分もあるかもしれない。おととしのロナウジーニョのシュートといい、最高峰のチーム同士の試合だと逆に個人の力が左右する部分が大きいことを実感させられた。
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