ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-11-01 Wed 18:07
U-19:日本×タジキスタン
こないだの北朝鮮戦は見れなかったので、U-19の試合を丸々見るのはこれが初めて。一部の選手を除いてほとんどが全く知らない選手だから、そういう意味では変な色眼鏡無しで見られたと思う。

<日本:4-4-2>
FW:森島-河原
MF:梅崎-森重-柏木-山本
DF:堤-福元-牧野-内田
GK:林

序盤のイメージとしてはサイドから崩す意図を持ってるんじゃないかと思った。中盤でパスを回して真ん中から崩すっていうシーンはほとんどなくて、サイドへボールを出してから個人技に頼るっていう攻撃が多かったと思う。

ただ、時間が経つにつれてサイドから崩す意図を持ってるんじゃなくて、サイドからしか攻撃の術がないんじゃないかって思ってきた。
システムは4-4-2だったけど、このシステムはいわゆるトップ下の位置に選手を置かない。この試合の前半に関してはボランチの攻撃参加がほとんど見られなかったから、中盤の前目にスペースが空いてしまっていた。だから真ん中から崩すような攻撃ができなかったんじゃないかと思う。

サイドから崩す攻撃以外で目立ったのが、ターゲットの森島にロングボールを単純に集める攻撃。これもある意味では中盤を省略した攻撃だって言える。森島が競り合ったこぼれ球があまり味方ボールにならなかったことを見ても、トップ下の位置に選手がいないことで、いい距離感が保ててなかったことが分かる。

この森島を徹底して狙うのはチームの戦術として確立されてた。ゴールキックはほとんど森島に行ってたし、河原は森島が競ったウラに走り抜けるっていう仕事を任されてたと思う。チームの戦術として使おうとするなら、もっと他の選手がこぼれ球を拾える位置にいるべき。この辺は改善の余地がある。

こんな感じで中盤の真ん中にスペースができてたから、前半の途中から梅崎が中に入ってきてプレーするシーンが多くなった。そこでミドルを狙うってことが目立ったと思う。サイドでの仕掛けもいつものようにキレてた。1点目の起点になったクロスもサイドで仕掛けてえぐったところからだった。

ただ、今日の試合はいい意味でも悪い意味でも梅崎中心だったような気がする。梅崎にボールが渡るとドリブルで相手を抜けるだけに、チームメイトがフリーランニングを怠るって状況ができてた。チームとしての連動性って意味だと北朝鮮戦の方が上だったと思う。

梅崎とともに逆サイドの山本も豊富な運動量を見せてくれた。この両サイドは攻撃参加はもちろん、守備のときはかなり低い位置まで戻って仕事をしてた。梅崎は前半に飛ばしたこともあって、後半途中からあまり目立たなくなったけど(結局途中交代)山本は90分通して走り続けてた。梅崎が目立たなくなってからは逆にゴール前に出てったり左サイドで起点になったりで、山本が目立つ場面が多くなってた。終了間際に逆サイドまで守備をするようなシーンも見られたし、梅崎ばかりがピックアップされる中でも貢献度は高い。

前半は上に書いたとおりトップ下の位置のスペースが不満だったわけだけど、後半は柏木の攻撃参加が目立ってその辺がうまくまわり始めたと思う。
3点目は柏木がゴール前まで出てきたシーン。そこにいたるプロセスもかなりきれいだったけど、柏木がそこにいたって事実の方に注目したい。たぶん柏木が思い切ってあの位置まで出てきたのはこの試合が初めてだったと思う。これをきっかけにそれから後の時間は柏木が高めの位置でボールをさばくシーンが多くなってパスが回るようになった。

それに伴ってゴール前に出てく選手の数も増えてった。4点目の森重のシュートもゴール前に選手が多くいったことで相手DFラインを下げた結果生まれたとも言える。前半は2トップだけがゴールの近くで孤立してたことを考えると、かなり変わった部分だと思う。

北朝鮮戦のゴールを見ても柏木の攻撃参加は武器になるし、FWだけをゴール近くに置くのは効率的じゃない。もしかしたらこの試合はやや守備的に入るっていう指示が出てたかもしれないけど、ゴールのシーンとかトップ下の位置にできてしまうスペースのことを考えると柏木の攻撃参加は必須。

で、この柏木を支えるもう1枚のボランチが森重。個人的にはこの試合を見た中で一番収穫だったのが森重っていう選手を知れたこと。森重は中盤の底でうまくバランスを取ってたと思う。前目での厳しいプレッシャーとかDFラインのすぐ前でのブロックは、最近日本代表の試合を見るたびに取り上げてるから詳しくは書かないけど、そういう役割をしっかりこなしてた。

それ以上に注目したのはボールの散らしの部分。森島へのロングボールを正確に何本も上げてたし、サイドに散らす視野もある。それからウラのスペースに決定的なボールも送ってた(河原のトラップがうまく行けば決定的だったと思う)。FKのキッカーを任されてることを見ても、キックの精度は高いんじゃないかと思う。この選手は注目しといて損はない。

ここまでは攻撃面を取り上げてきたので、守備面。こちらは課題が山積み。

まずは相手にかなりの数のシュートを打たれたってこと。

このチームは前線での守備の意識はある程度高い。相手がDFラインで回してるときはそうでもないけど、縦パスが入れば厳しく当たってくってシーンが目立った。

この縦パスに対する守備はそんなに悪いとは感じなかったけど、問題は相手がドリブルで持ち上がってきたとき。どこで当たるかってことがあいまいでズルズルと下げられてしまう。そうやって相手にスペースを与えたままミドルシュートを打たれるシーンが目立った。

ズルズル下がることで味方ゴール近くでの相手のFKを増やしてしまったってことも気になった。取り所がなくて下げられてしまったけど、ゴールに近くなったから止めなくちゃならない、って場面でファールを犯してしまうってことが多い。ある程度前線で守備の勝負に出ることも必要だと思う。

それから、セカンドボールを相手に拾われてシュートを打たれるって場面も多かった。相手は早めにトップにボールを上げるっていう戦術をとってきた。早めに上げられるとターゲットについてDFラインがある程度下げられてしまうのはしょうがない。ただ、問題は下げられた後のスペースをケアしてなかったこと。中盤から前の選手はDFラインに吸収されるか、前に残ってるかで完全に分断してスペースを作ってしまっていた。

安易なプレーが多いのも問題だと思う。特に前半は目測を誤った状態でスライディングをして完全に抜けられそうになるシーンが多かった。ボールを奪ったあとのプレーも安易だったと思う。特別プレッシャーを受けてる状態ならともかく、ある程度時間があるのに前線に適当に蹴るってことが多かったと思う。

だから、守備を攻撃につなげられない。攻められてるシーンが多かったのにもかかわらずカウンターにいけることがほとんどなかった。トップに森島っていうターゲットがいるわけだから、そこを狙うっていうだけでも攻撃につなげられるんじゃないかと思った。

最後に細かいところだけど決定的場面につながる可能性のある部分。相手がボールを保持してるところから一番遠いサイドがいつもフリーになってる。それは流れの中でもそうだし、セットプレーの場面でも。これは本当にすぐに対処しなきゃならない部分だと思った。

結果は4-0で勝ったけどそんなに差があった試合じゃなかった。タジキスタンも球際を激しくやってきたし、なにより遠目からのシュートの精度の高さには驚いた。

日本で気になったのは判断力って部分。上に書いたクリアのときみたいに自分の置かれてる状況を考えて、とにかくクリアしなきゃならないか?味方につなげる余裕があるか?っていうときに判断力が問われる。攻撃面でも、遠目からシュート狙う積極性も必要だろうけど、より確率が高いのはどこかっていう判断ができてない印象。
上に挙げた課題と違ってすぐに鍛えられるものではない。こういう国際舞台での経験の中での成長を期待したい。
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