ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-11-06 Mon 03:38
バルサ×チェルシー
<バルサ:4-3-3>
FW:ロナウジーニョ-グジョンセン-メッシ
MF:デコ-シャビ、モッタ
DF:ファン・ブロンク・ホルスト-プジョール-マルケス-ザンブロッタ
GK:Vバルデス

<チェルシー:4-4-2>
FW:ロッベン-ドログバ
MF:ランパード-バラック-エッシェン、マケレレ
DF:Aコール-テリー-カルバーリョ-ブラールズ
GK:イラーリオ

イエローが10枚出たってことでも分かるとおり、荒れた試合展開になった。別の見方をすれば局面局面での勝負が面白かったってことも言えるかもしれないけど、ちょっとやりすぎ。

バルサは前回の内容を見て色々と修正してきたと思う。
前回はメッシとロナウジーニョを完全に抑えられてしまった。
そこんとこに対するフォローをしようっていう意志が見て取れた。前回はほとんど見られなかった両SBのファン・ブロンクホルストとザンブロッタの攻撃参加が積極的に行われてた。ホームだからってこともあるかもしれないけど、メッシとかロナウジーニョのフォローって言う意味合いも強かったと思う。

これが功を奏して右サイドのメッシが比較的仕事が出きたっていえる。基本的にはメッシにはAコールがマークにつく。メッシにボールが入ったときは体をぶつけてスペースを消して前を向かせないような守備をしてた。それを回避するためにメッシがドリブルで中に切れ込んでくようなシーンが多かった。

そのときにオーバーラップしてきたザンブロッタがうまく効いてた印象。ザンブロッタが上がってこなきゃ、Aコールがある程度までメッシを追いかけてく形も想定できるけど、Aコールはザンブロッタのケアもしなきゃならなくなった。

そこでメッシがドリブルで中に切れ込むと必然的にマークの受渡しをしなきゃならなくなる。その受渡しのときにできた微妙なギャップをついてメッシはドリブルを続けてった気がする。前半はメッシがこういう形でうまく仕事をしてた。

こういうメッシに対して前半のロナウジーニョは相変わらず完全に抑えられてしまった。足元でボールを受けるとブラールズが体をくっつけてスペースを消す。確かにファン・ブロンクホルストのオーバーラップは前回よりも多くなったけど、そこにさえパスを出させてもらえないぐらい徹底的にマークされてしまっていた。それで結局後ろの戻すしかないっていう状況ができてた。

こういう前半の状態を見た結果かどうかは分からないけど、後半はそれなりに工夫が見られたと思う。後半の序盤は、極端に言えばファン・ブロンクホルストとポジションチェンジをするような場面もあった。ロナウジーニョがかなり低い位置にいて、前のスペースをファン・ブロンクホルストが使うっていうシーンがいくつか見られた。ファン・ブロンクホルストからいいクロスが上がってたことを考えれば相手のマークを混乱させるには十分だったと思う。ただ、この形はチームとしていい形を作れる結果にはなったけどロナウジーニョが仕事をできないって面では何も変化がない。

で、2つめの工夫がロナウジーニョへのロングボール。特に逆サイドから大きくサイドを変えるボールが効果的だった。逆サイドでボールが動いてるときは、いくらかロナウジーニョのマークも薄くなる。そういうややフリーの状態のロナウジーニョに長いパスを一発で通すことでロナウジーニョにスペースを与えられた。それにこのパスだとロナウジーニョが前を向いて動きながらボールをもらえるっていうメリットがあった。

結果としてはこの形が2点目につながった。ロナウジーニョにある程度のスペースを作れればあとはテクニックでなんとかしちゃう。ゴールにつながったシーンでも、一発で完全にブラールズを置き去りにして右足のアウトでGKとDFの間にパスを通しちゃった。DFから離れながらボールを受けたグジョンセンの動きもよかったけど、この得点はほとんどロナウジーニョのものだったっていってもいい。ロナウジーニョにロングボールを出したエジミウソンのボールの精度もさすがだと思った。

それまでは、近い位置から、グラウンダーのパスを、後ろ向きで、足元にもらってたことで止められてしまってた。これを180°変えたことで生まれた形だったと思う。こういうプレーに限らず、試合全体を通して両サイドをワイドに使ったバルサの攻撃はダイナミックだった。

デコをうまく活かしたっていうのもよかったと思う。チェルシーとしてはロナウジーニョとかメッシに意識が行くことで真ん中が開いてしまうっいうジレンマがある。前回はそこをうまく使えなくて、何が何でも両サイドっていう頑固な面があったような気がする。

先制点がまさにそういう形だった。デコが高い位置でインターセプトしてドリブルで持ち上がったけど、チェルシーの選手はロナウジーニョ(とグジョンセン)に意識が集中してデコへの対応が遅れてしまっていた。だからドリブルのスペースもシュートのスペースも大きく開いてしまってた。
確かにその前のブラールズが奪われたプレーといい、開始直後メッシに簡単に前を向かせたシーンといいまだ試合にうまく乗り切れてなかったってことも言えるかもしれないけど、全体を通してデコとシャビに対する対応は甘かった気がする(前も書いたけど、相対的に見てって意味で)。

デコは囲まれてもボールを失わないキープ力でタメを作れるし、簡単にはたくプレーでリズムも作れる。両サイドが厳しくマークされてる中でデコを経由したパス回しが目立った。
それからカウンターの基点になるようなプレーもうまかった。相手のセットプレーの後なんかは、低い位置で相手のファーストディフェンダーを軽く否してあとはスペースをドリブルで持ち上がるっていうプレーがいくつかあった。

デコが攻撃に目立ってる分、近くに位置するシャビは守備での貢献度が高かった。チェルシーの2列目の選手(ランパード、エッシェン、バラック)を見るっていう仕事をしっかりこないしてた。この辺りの選手にボールが納まればしっかりと対応して仕事をさせなかったし、ゴールの近くまで来ればかなり低い位置までついていって守備をする。後半ランパードがPKをアピールした場面で、対応してたのがシャビってことを見ても守備での貢献度の高さが分かると思う。

だからといって、守備ばかりに働いてるわけでもない。攻撃面では低い位置でゲームを作る働きを担ってた。それにチャンスを見てゴール前に飛び込んだことで相手のマークをかいくぐって決定的なシュートを打つ場面もあった。

チェルシーの守備はしっかりとラインを作って組織的にブロックを作ってくるけど、そういう相手に対しても後ろから飛び出すことで人数的に余ることができる。両SBのオーバーラップといい、後ろからの飛び出しがキーになってたと思う。

チェルシーが前線からかなり激しくプレッシャーに来る分、いつもはあまり見られないトップを狙ったロングボールも目立った。こういうときは上のロナウジーニョへのロングボールを含めてマルケスのキックの精度がうまく使えたと思う。マルケスのフィード力は1つのオプションとして計算できる。

ただ、グジョンセンが空中での競り合いに負けることが多かったし、前回の試合のときも書いたとおり落としたところに誰もいないって場面が目立ってチャンスにはあまり結びつかなかった。それにチェルシーみたいなチームは除いて、他のチームとやるときはしっかりと中盤でのパス回しから崩すだろうからあまり使われないかもしれない。

チェルシーは相変わらずエッシェンがいい。守備では体の入れ方の上手さが目に付く。ファールになってしまうシーンが多かったけど、空中戦での腕の使い方とかもかなり参考になるような気がする。もちろん地上戦(?)の中での体の入れ方のうまさも。途中からSBに入って仕事ができるぐらいの守備能力の高い選手が中盤の前目にいることはチームにとって大きなプラス。
さらに横に並ぶバラックとランパードも守備をきっちりこなすし、その後ろにはマケレレが位置する。改めて堅い中盤だと感じる。

で、エッシェンの攻撃力についても。前回の試合と今日の試合を見る限り、2列目の選手の攻撃参加の中ではエッシェンの攻撃参加が一番チャンスにつながるっていう印象。バラックとランパードがまだまだお互いの足を引っ張り合ってるような状況の中で、エッシェンだけどのびのびとプレーできてる。ゴール前の飛び出しでチャンスにつながる場面がいくつかあった。それに2点目のシーンに代表されるようにサイドからのクロスの精度も高い。

バラックも前回の試合と比べると改善されてるような印象。守備面での貢献は前回も評価したとおりだけど、何より攻撃面でのボールタッチが格段に多くなった。まだまだ決定的なパスを出すとかいう場面は見られないけど、ボールタッチを増やす中でリズムを作っていければ本来のプレーを見せる日も近い気がする。

今日の試合の前半はバラックのボールタッチが増えた分だけランパードが消えてしまっていた印象だった。確かに長い距離をフリーランニングしてるんだけどそこのボールがなかなか出てこない状況だった。

それが後半になってかなり修正されてたと思う。ランパードが中じゃなくて左サイドでボールを受けるシーンが多くなった。後半はチームとしてサイドのスペース(特に左)をつこうっていう意図が見て取れた。

バルサは上に書いたとおり両SBの攻撃参加がかなり活発だった。その分その後ろには広いスペースが空いてるってことになる。前半も機を見てAコールが攻撃に出て行ってチャンスを作るっていう場面が見られたけど、後半はランパードのプレーを見ても、チームとしてそこを突こうとしてたと思う。

左サイドが多くなったのは前半メッシのサイドから押し込まれるシーンが目立ったかもしれない。もしくは意図せずに左サイドからの攻撃が多くなったかも。そういう考えで見ればJコールを右サイドで投入してバランスを取ろうとしたって考えることもできる。

とにかくこのサイドのスペースをつく攻撃は上手くいった。しかもバルサは両SBが高めのポジションを取ってるから、ボールサイドから一番遠いサイドもスペースが空いてる。右サイドのランパードからのパスを逆サイドでフリーのロッベンが打って、決定的なシーンを作った場面もあった。

バルサとしては本当はこういうスペースは1ボランチに入ったモッタが埋めなきゃならない。後半はそれがほとんど効いてなかった。そういう意味でのモッタ⇒エジミウソンの交代だったんじゃないかと思う。エジミウソンはピッチの横幅をしっかりとケアできてた。だから交代出場のJコールが仕事をできなかったことに代表されるように、チェルシーはサイドからの攻撃がうまく回らなくなってしまったんだと思う。エジミウソンのパフォーマンスを見る限り、なんで先発がモッタだったのか疑問。

チェルシーの2得点はかなりきれいなものだった。

1点目はバルサの高いラインのウラをうまく使った形。バルサのラインは最前線のドログバにしっかりあわせてたけど、2列目からの飛び出しにはあわせきれなかった。そうなると高いラインを敷いてるだけにウラには広いスペースができてる。
そこを使ったまではいいとして、その後はランパードの技術。ほぼ0°の位置から戻りながら決めてしまった。このゴールは今後語り継がれそう。

2点目は選手それぞれがそれぞれの役割をしっかりとこなしたって意味でかなり好きな形。カルーの前線でのキープ力とタメ(この間にチームが押し上げ)。エッシェンのドリブルで前のスペースを埋める持ち上がりと精度の高いクロス。Jコールがボールを持つエッシェンをフォローする無駄走り(これでエッシェンへのプレッシャーを弱める)。テリーが長い距離を走ってゴール前に出てきて、高さで折り返す。ドログバの落ち着きと決定力。などなど、これが全部合わさっての得点。
個人の能力で取る得点もいいけど、やっぱり多くの選手がしっかりと仕事をこなした中での得点がサッカーの醍醐味だと思う。

チェルシーの守備面ではやっぱり組織力の強さを感じる。DFラインと中盤のラインがコンパクトでスペースを消してブロックを作る。その前ではFWの2人が積極的にプレッシャーに行ってるってのが本来の形。相手が速攻に出てきたりとか、後半のスタミナの問題とかで色々とズレは生じてくるけど、前線から複数枚で組織的にプレッシャーに行こうっていう姿勢は変わらない。そういう中で相手が少しでもプレーに時間をかければ一気に囲んで奪いに行く。
それから全体として読みの深さも感じられた。だから高い位置でボールを奪って、即攻撃につなげるっていうシーンが見られた。

バルサもこの試合での守備の意識は高かったと思う。上に書いたようなシャビの仕事を見てもそうだし、ロナウジーニョがかなり低い位置まで戻って守備をするようなシーンもあった。チェルシーのドログバに対する縦パスにはプジョールがしっかりと対応してしっかりと収めさせないような守備をしてたと思う。
前線ではチェルシーと同じく積極的にプレッシャーに行くから、局面での激しさが生まれた。押し込まれてる場面では前線に選手が足りなくなって、こぼれ球をことごとくチェルシーに拾われてるシーンがあったのが気になった。

チェルシーの選手交代について見てみる。

ロッベン⇒カルー
ロッベンはかなり自由に動き回ってた印象。ただ、らしいプレーは見せられなかった。相手のプレッシャーがきつくて自分の前になかなかスペースが無かったし、真ん中のポジションからスタートだったのも少なからず影響した印象。それにFWとしては決定的なチャンスを外してしまったのが痛い。

交代出場のカルーはかなりいいプレーをしてたと思う。得点にもつながった前線でのキープ力見られた。懐が深いから相手も取りづらいんだと思う。サイドに流れてうまくボールを引き出してたし、前を向いてのプレーもうまい。

ブラールズ⇒Jコール
モウリーニョらしい交代。この交代でチームに得点を取る意志が統一されたと思う。この交代もエッシェンっていう選手がいてこそ。本当に欠かせない選手だと思う。いろいろば場面を想定してトレーニングを考えるモウリーニョだから、この布陣もすでにトレーニングでは実験済みだったかもしれない。

バラック⇒フェレイラ
同じくモウリーニョらしい交代。時間稼ぎっていう意味が大きかったと思う。ただ、上の交代で崩したバランスを直すって意味では得点がもっと早い時間帯でもすぐにこういう交代で対処してきたと思う。

もう1つチェルシーから、FKについて。狙ってる形はかなりいいものだった。ゴールに向かってくボールをGKとDFの間に落とすって物。そこに味方選手が一気に走りこむ。そういうゴチャゴチャの中で誰かが(敵でも味方でも)が触れば得点になるし、そっちにGKが気を取られると誰も触らなくても1点。それが理想的にできてたシーンが左右で1本ずつあった。

結果は2-2でバルサにとってはかなり痛い。さらに追い討ちをかけるようにシャビの離脱のニュースが入ってきた。ブレーメンとの対決ってことになるけど、ブレーメンとの1戦目はかなり苦戦させられている。これは本当にグループリーグ落ちもありえるかもしれない。
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