ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-12-11 Mon 22:20
全北×クラブアメリカ
<全北:4-3-3>
GK:グォン・スンテ、
DF:チェ・チョンスル、チェ・ジンチョル、キム・ヨンスン、キム・ヒョンス、ワン・ジョンヒョン、イム・ユファン
MF:チョン・ジョングァン、チョン・グァンファン、キム・ヒョンボム
FW:ゼ・カルロ

<クラブアメリカ:4-3-3>
GK:オチョア
DF:カストロ、O・ロハス、ダビノ、R・ロハス
MF:ブランコ、ペレイラ、ビジャ、アルゲージョ
FW:ロペス、カバニャス

クラブアメリカは影の優勝候補って言われるだけのサッカーを見せてくれた。最後のところの部分には不満が残ったけど、全体として質の高さが見られた。4-3-3システムだけどバルサとはまた違ったタイプで次の試合が楽しみになる内容だった。プレシーズンマッチでは4-4で引き分けたらしいし。って次の試合のことばっか書いてもしかたないから今日の試合について書いてく。

クラブアメリカは3トップの関係性が面白い。流動性が高くてポジションが固定されて無い中で、それぞれが個性を発揮してると思う。

基本的に左スタートのクラウディオ・ロペス。スタートのポジションの左でプレーすることもあるけど、他の2人が下がって受けるシーンが目立つ中で最前線の真ん中でDFラインとの駆け引きをしてた。その駆け引きがさすがと思わせるもの。DFから離れる動きがうまくて、常にウラを狙って相手にプレッシャーをかけてた。

真ん中のカバニャスはCFとしては面白い役割を担った。中盤のかなり低い位置まで下がってボールを受けることが多かったと思う。そこから前線への1本のパスの精度が高くてチャンスメイクの部分でも目立ってた。もちろん低い位置でくさびを受けてパス回しに参加するシーンも多い。さらにカバーニャスが下がってきたことによって生まれたスペースはグラウディオ・ロペスを中心にうまく使えてたと思う。

右のブランコはタッチ数が多い。前後左右のいろいろなところに出てきてボールを触ってた。そこでしっかりとキープをしてタメを作れたのが大きい。数人を相手にしてもキープする力があるだけに、後ろの選手の押し上げが促進される。終了間際の決定的なチャンスに代表されるように相手を引きつけてフリーの味方に出すパスが効果的に決まってた。

関係性としては3トップって言ってもサイドをワイドに使うような形ではなかった。どの選手も中目でのプレーを好んでたと思う。少なくともドリブルでサイドをえぐってみたいなWG的な選手がいないのは確か。中に集まってくる選手が多いだけに、その辺のポジションがかぶらない様に前後の動きをうまくやってたと思う。

そうやってサイドにできたスペースはSBが使う。押し込んでる時間帯は両SBがどちらも高い位置をとって、1度サイドに起点を作るような形を取ってた。速攻のときは前3人の関係性だけで攻めようとするけど、組み立てるときはSBの選手の上がりも含めて厚みのある攻撃だったと思う。
ただバルサのロナウジーニョ、ジュリの両WGと対峙したときどうなるか?この辺は見ものだと思う。

この3人は守備面での貢献度も高かったような気がする。前線で特別激しく追いかけるわけじゃないけど、相手が少しでも時間をかければ一気にチェイシングを開始する。カウンターを防ぐ意味での守備も献身的だった。

こういう普通のFWに求められる守備に加えて、低い位置まで戻っての守備もこなしてた。クラブアメリカの守備が後ろに下がってコンパクトにラインを形成する形を取ってたから、FWもある程度の位置まで下がっての対応を要求されたんだと思う。
特に目立ったのがカバーニャス。なんでFWの選手がこんな位置に?っていう位置での守備見られた。攻撃も含めてCFながら縦への運動量の豊富さが目立った。

この3トップの弱点は明らかに運動量のところ。カバーニャスの年齢は知らないけど、あとの2人は明らかにベテラン。後半途中からの運動量の低下が目立ったと思う。
前半は3人がよく動き回って前線でボールを引き出す動きを繰り返したから、しっかりと前線にボールが配給されて最後のところまで押し込むことができた。後半はその動き出しが鈍ったために前線までボールを運べずに中盤から後ろでパスを回すシーンが多くなったと思う。そのパス回しの中でミスが出て途中で相手に奪われることが多くなったし、その中から決定的なチャンスを作られてしまった。

クラブアメリカの攻撃はショートパスとロングパスの使い方がうまかった。基本的な方針としては少ないタッチ数でボールを回すことで相手を崩すっていうものだと思う。人が動いて、パス回しに絡んでくる人数が多いからパスがよくつながる。ワンツーとかで抜け出そうとする場面が目立った。

そしてこのショートパスを生かしたのがウラへの1発のロングパスだったと思う。この辺は岡田さんが言ってた通り。下でボールを回してるときも前線の選手は常にウラを狙ってる。そこに対して時々、精度の高いボールが供給された。

この時々ってのが重要だったんだと思う。相手はこのウラを狙う攻撃を警戒してラインを下げるようになっていった。そうすることでより相手の前でのパス回しもしやすくなった。ハーフタイムに「ロングボールも使ってますね」なんて馬鹿な質問をしたアナウンサーはちょっと勘弁してもらいたい。別にショートパスを回すことが目的じゃないし、ショートパスのためのロングパス、ロングパスを出す(ウラを取る)ためショートパスっていう関係がバランスよくできてた。それをショートパス主体のチームだからって「ロングボールも使ってますね」なんて質問したら、日本のレベルを疑われる。

クラブアメリカは中盤の構成もバランスがよかった気がする。1ボランチのアルゲージョはしっかりとその役割をこなしてた。守備では中盤でのボールの奪い方が上手かったと思う。常にカットを狙ってて相手の1タッチ目が少しでも流れるとすぐに寄せてく。そのときの体の入れ方もうまかったと思う。

前半の途中は相手がかなり引いて跳ね返すことしかできない時間帯があった。そういうときは跳ね返ってきたボールのところにしっかりといて、うまく処理してたと思う。
それに1ボランチに求められる全体のカバーもこなした。サイドバックの攻撃参加が多かった分、後ろでのバランサーとしての役割もやってたんじゃないかと思う(しっかりと見れてない)。
攻撃面での起点っいう仕事はペレイラが担ってた。

ビルドアップ時はペレイラに預けてからの展開が多かったと思う。ボールタッチの数が多くてチームにリズムをもたらした。
ただこの辺りの選手が積極的に前線に飛び出してくシーンがなかったのが残念。前にはしっかりと収まるだけに中盤からゴール前に出てくことでいい攻撃が生まれたんじゃないかと思う。

2列目からの飛び出しが無かったことが、決定的なチャンスを作れなかった要因だった気がする。どうしても前の3人だけじゃ余った選手を作り出せない。そういう意味だとペレイラと交代で入った選手(名前が分からない)はFWとの距離感が近くてよかったと思う。

クラブアメリカの守備は後ろに人数をかけて守る形。基本的に中盤にも多くの守備が求められる。そこに上に書いたようにFWが守備にも絡んでくる。

ここでも問題になってくるのは、運動量。後半途中からの時間帯はDFラインだけで守備をしなきゃならない場面がいくつかあった。つまり中盤が戻りきれてないってこと。相手の押し上げが遅かったおかげで助かった部分があったと思う。

全北の攻撃はサイドから放り込む形が目立った。そのボールを早めに入れることが多かったけど、相手がしっかりと戻ってるところだったからあまり意味が無かった気がする。後半に入ってポジションを入れ替えてからは左サイドの深い位置からのクロスが目立ち始めた。ただ、これも精度を欠いたことで決定的なチャンスには結びつかなかった。

全北としてはもっと単純にブラジル人2人に任せてもよかったんじゃないかと思う。トップのゼ・カルロは前線でしっかりとキープして時間を作ることができた。そこに一度当ててからの展開の方が人数を絡ませやすいし可能性が高そう。もう1人のボッディー(?)も前線でのボールを引き出す動きはいいものを持ってた。2人ともテクニックはあるし、現状相手に個人で対抗できたのはこの2人だけだったような気がする。

全北の守備はムラを感じさせた。立ち上がりは前線から球際に激しく行ってたけど、相手の個のキープ力とか早いタイミングでのパス回しでうまく否されてしまった。そういう流れの中で徐々に前線でプレッシャーが効かなくなって、押し込まれてしまった。そういう時間帯はほとんどボールを触れずにこぼれ球も相手に渡ってた。

その中で前半の選手交代で流れが変わる。また前線からのプレッシャーが見られるようになった。この後も時間帯によって前線で行けたり行けなかったり。その時間帯にどちらがペースを握ってるのか、全北の守備を見ただけで分かるような状況だった。

そんな中で決定的なチャンスはほとんど作られていない。CKの流れでマークが外れた失点シーンと終了間際の前がかった時間帯、自分達のミスだけだったと思う。ウラに抜け出されそうになってもギリギリの所で相手についてくようなことが多かった。最後の最後の守備で守り抜いた気がする。それに上にも書いたとおり、最後はFWだけしか出てこなかった相手の攻撃にも助けられた。

結果は1-0でクラブアメリカ。何度も書くようだけど攻撃にひとひねりないとバルサを崩すのは難しいと思う。FWだけでの単純な攻撃は跳ね返されてしまう気がする。
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