ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-12-07 Fri 23:04
セパハン×ワイタケレ
3分で2点入ったときにはどうなることかと思った。得点っていう結果だけではなくて、この時間のワイタケレは内容面も絶望的だった。正直なところ、どれだけ点差が開くかが焦点になると思ってた。

特に守備が酷すぎた。とりあえず、はっきりしてたのは自陣にしっかりと引いて受ける意識。相手が格上ってことは想定されてただろうから、この自陣に引く守備のやり方自体はもともとの狙い通りだったはず。そういう意味では予想外の形ではなかったはずなのに、その自陣での守備ブロックのバランスが悪すぎた印象。

もともとメンバー発表の時点ではワイタケレは3-5-2の形が想定されてて、守備時は両WBが戻った5-3-2みたいな形を敷いてた。そのときにトップの2枚はハーフェイライン付近に配置され、残りの5-3のブロックが自陣ペナルティーエリア前ぐらいのスペースを埋めてた。そのときに5-3は完全にべた引きになるわけではなくて、ある程度の場所に配置してたような印象を受けた。

こういう状況の守備ブロックだから、実質的には5-3--2みたいな状況ができあがってたと思う。ハーフェイライン付近のトップと中盤の3との間に広大なスペースができあがってた。結果としてセパハンの中盤のところが完全にフリーになってたと思う。そういう場所でセパハンの選手がボールを持っても、アプローチをかけようとする意図が見られなかった。

こうやって出し手に対してのアプローチをかけないやり方もありえなくはないけど、そのアプローチをかけないエリアがあまりにも広すぎてた印象。セパハンにとってはかなり高い位置でもフリーでボールを扱うことができたし、たとえ相手がチェックに来てもあいまいなものだったから全くプレッシャーを感じなかったんじゃないかと思う。

さらに、ワイタケレは出し手だけではなくて受け手へのケアもできてなかったのが致命的だった。出し手であるボール保持者をかなり自由にしてたから、必然的に受け手に対しては徹底した対応をしなければならない。にもかかわらず、この試合の立ち上がりのワイタケレは受け手も見ることができてなかった印象。加えて、上に書いたようにある程度の位置に置いたラインのウラのケアもできてなかった。出し手は見れず、受け手は見れず、場所も見れてないっていう最悪の状況だったと思う。

この中でセパハンは思惑通りのやり方ができてたような気がする。そもそもワイタケレが受け手のマークにつききれてなかったのはセパハンの前線の流動性によるところが大きい。前線の3トップがポジションを常に変えながら動き回ることで、ワイタケレの守備陣が文字通りに大混乱を起こしてしまっていたと思う。結果、最後の場面で選手を空くシーンが多くなった。

その最後のシーンに行く前段階の組み立てでもセパハンのやり方が効果的に決まった。スタートとなるのは引いた相手に対してフリーになる最終ラインでのパス回し。そうやって相手の守備ブロックを横にズラしてギャップを作るのは引いた相手に対する1つのセオリー。そのセオリーが嘘みたいに効果的に決まってた。最終ラインでサイド一杯を左右に動かしてからの、WGに対するロングボールが簡単に収まったと思う。

こういう一発のロングボールをはじめとして、セパハンはボールを運ぶのに何の苦労もしてなかった。高い位置まではほとんどプレッシャーなくボールを運べるし、相手のマークがルーズだから一発のパスもことごとく通る。ロングボールの精度が要求されたのは確かだけど、ノープレッシャーの状況ではさすがにいいボールが供給されてた印象。

こんな状況だから、3点目4点目が決まるのは時間の問題のように思えた。それだけに2失点目以降のワイタケレの修正能力はかなり素晴らしかったと思う。

具体的にはまず根本的な形を変えてきたと思う。守備のブロックが5-3--2から4-4-2に変更されてたように思った。
これは2つの味方ができる点。1つは相手の3トップに合わせて3バック(5バックも基本は3バック)→4バックに単純に変更したってこと。もう1つはもともとの形が4-4-2なのに、序盤はバランスが崩れて5-3-2になってしまったってこと。
初めて見たチームだからはっきりしたことは言えないけど、個人的には後者のイメージの方が強かった。

<立ち上がり>

   ● ● ●
○ ○ ● ○ ○

<修正後>

 ● ● ●
    ●
○ ○ ○ ○

立ち上がりはあまりにも高すぎる守備の意識が悪い方に出てしまっていたような印象を受けた。守備=後ろに人数をかける、っていうような形がバランスの崩れを生み出してたと思う。結果、それが本来の形(修正後)とのギャップを生み出してしまったんじゃない後思う。結果、形的なバランスの悪さだけではなくt、守備においてどこで何をすべきかっていう迷いにもつながったような気がする。それが立ち上がりの意味不明な守備を生み出したかもしれない。何度も書くように、あくまでも想像だけど。

とにかく、全体の形を4-4-2に変更してからは守備の内容が抜群に好転した。トップと中盤の間の距離が縮まって全体としてのバランスがよくなったっていう選手配置の部分に加えて、このバランスの改善が守備のやり方をはっきりさせることにもつながったと思う。

まず、中盤の前に配置された3がボール保持者へのアプローチをするようになった。もともとその3のラインがあった場所は完全にスカスカだったわけだから、そこに選手がいるだけでも立ち上がりから比べればかなりの好材料だったのに、個々の守備意識も高くなってたと思う。これによってセパハンの選手がフリーでボールを扱えるエリアが一気に狭まった印象。

加えて、受け手へのケアもはっきりした。立ち上がりと違ってセパハンの浮いてる選手が見られなくなった。セパハンの前線の選手がボールを受けようとするなら、中盤にまで降りてこなければならないシーンが増えたと思う。

さらに、ボールが入った後のチェックもはっきりとした。立ち上がりの相手にとってはほぼプレッシャーにならないようなあいまいな寄せではなくて、しっかりと距離を詰めることができてた印象。その寄せは相手のボールを奪うっていう積極的な意図は見られなかったけど、最低限の守備としては十分だった。
その最初の寄せで1つ遅らせ、それに対して2つめ3つめがコースを制限していくシーンも目立ち始めたと思う。ここにおいても奪うような質の積極的な連動性は見られなかったけど、セパハンはコースを作れずに後ろに下げるシーンがかなり多くなった。ワイタケレとしてはこれでも十分だったはず。

こうやってワイタケレの守備がバランスを取り始めたところで、セパハンは全く攻め手がなくなってしまった。最終ラインではボールを回せたけど、そこから次へのアプローチができなくなってしまった印象。様子見の縦パスを入れる→コースがない→最終ラインに帰ってくるっていう繰り返しになった。そして、最終的にはトップへのロングボールを放り込むってやり方に終始したと思う。

このロングボールもワイタケレの守備の改善とともに立ち上がりほどは機能しなくなった。危なっかしい面は多々あったものの、ワイタケレの守備陣もウラへのケアをしっかりと行うようになったと思う。結局、セパハンはロングボールがつながらずに攻撃が終わってしまうことが多くなった印象。ポゼッション率を高めても効果的なアプローチができない時間が過ぎていった。前半はこの繰り返しで終了した。

そして、後半。大きな変化はなかったものの微妙な変化が全体としての目に見える変化を生み出してたような印象。

そのきっかけになったのはワイタケレの守備の積極性だったと思う。
前半のワイタケレはバランスが改善したといっても、守備の位置はあくまでも自陣に置かれてた。自陣にしっかりと人数をかけて、そこに入ってきた相手をつぶすってのが念頭に置かれてたと思う。
これに対して後半は守備のブロックを1つずつ前に押し出した。ブロックを作ったときに中盤の前の3も敵陣内に入る形が時間が長くなったと思う。その中でボールに対してのアプローチの意識も前半よりは強くなってた。

これでセパハンはやりやすくなった。相手の守備の意識が少しでも前に向けば、それなりにギャップも生まれてくる。そうやって敵陣にできた場所を使いながら後半は地上からの攻撃が多くなっていった。

この地上からの攻撃で起点を作ったのはサイドだった。そもそも全体としてセパハンはサイドを利用する意識が強かった。低い位置でのパス回しでうまく両サイド一杯を使って相手のブロックをズラしたのは上にも書いた通りだし、前半の単純なロングボールもサイドを狙った質のものが多くなったと思う。とにかく、後半はサイドに起点を作りながらうまく深みを与えて行った。

ワイタケレの守備ブロックはボールサイドに寄ることが多い。でも、そこで奪いに来る質の守備をしないのは上にも書いたとおり。だから、うまくボールを広いサイドに展開できればチャンスにつながる。相手をボールに寄せておいて、相手の1ボランチの場所にアプローチしたり、そこを経由してさらに大外に展開したりっていう中で効果的に相手ゴールへ向かうことができてた印象。特に左に1度作って、最終的には右サイドで崩しきるシーンが目立った。結果、こういう形からは得点は奪えなかったけど可能性を感じさせてくれるものだったと思う。

で、後半の得点はトップへのボールの落としからのフリーのミドルシュート。
この場所でフリーな選手ができる可能性は前半から見受けられた。単純なロングボールに対してワイタケレの最終ラインだけがはがされるシーンが目立ってたように思う。でも、セパハンが前半は徹底してウラへのボールをけりこんだからそのDFと中盤の間のギャップは大きな問題にはならなかった。
それを後半の立ち上がりのプレーでDF前で勝負するボールを入れたことで得点につながったと思う。相手が前への意識を増していたこともあって、そのギャップがさらに利用しやすくなってたと思う。DFライン前が1ボランチってのもこのスペースができる要因になったかもしれない。

この立ち上がりの得点で試合の流れがセパハンに再び傾く可能性もあった。でも、逆に後半の長い時間で主導権を握ったのはワイタケレだったと思う。この点を見てもセパハンはコンディションが悪いんじゃないかと感じさせられた。そもそも完全に試合を支配してた時間にはあまり目立たなかったけど、この試合のセパハンの内容は必ずしもよいとは言えなかったと思う。

まずセパハンの守備があまりうまく回ってないような印象を受けた。

セパハンの守備は自陣で受ける意図が強くなった。このやり方はレッズとの試合での前半の形と同じで、基本の形であると考えていいと思う。ただ、その内容はレッズとの試合とは違っていたと思う。

そもそもトップのところでうまく守備のスタートが切れてなかったような気がする。3トップ気味に配置された前線の3がただいるだけのイメージが強くなって、効果的に中盤での守備へつなげることができてなかった。結果、セパハンの中盤でのいい守備がなりを潜めてしまった。

こういう前線との関係の問題に加えて中盤の選手自身の個々の守備意識の問題もあったような気がする。ボールに対する寄せがイメージよりも遅くて、微妙に距離を空けた対応が多くなったし、結果として中盤で複数で奪うシーンも少なかった。

それに相手のトップにあまりにも簡単にボールを入れさせてしまっていたのも気になった点。それぞれがうまく連動できずに相手の最初の選択肢のコースを切れてなかった気がする。それにトップに入った後も対応が単発になるシーンが多くて、案外ボールをもたれてしまった。相手のトトの個人技が光ってたと思う。

こういう守備の中で相手の数少ないチャンスでほとんどある程度の深い位置まで持ち込まれてたのが象徴的。最後のところでは相手の人数が足りないことにも助けられて、危ないシーンにはつながってないけど、セパハンらしい中盤での忠実な守備は見られなかったのが残念だった。

攻撃の内容もよかったとは言えない。前線の3人は常に動き回りながらいい関係性を築いてたけど、それがそこだけで完結してた気がする。後ろからの押し上げがあまり目立たずに、前線にうまく厚みを加えることができなかった。逆に前の3人が一気に前線に出て行って、組み立てにあまり参加しないのも問題だったような気がする。だから、うまく前線にボールを運べなくてロングボール一発の攻撃が多くなってしまったんだと思う。ワイタケレの守備の質が改善したとは言ってもレッズ相手にかなり高い位置でボールを持てたことを考えると不満。

この攻守両面の問題が一番表れてたのがカウンターの少なさ。セパハンの一番の特徴であるカウンターがほとんど見られなかったのは残念だった。これは相手が守備的に来たからとかいう問題ではなかったように思う。
守備で中盤で効果的に奪えないから相手ゴールまでの距離が遠くなってしまったことで一気にカウンターに持っていくことができなかった。さらに守備から攻撃の切り替えの遅さも目立ったように思う。奪った後に一気に飛び出していくことができずに、結果1度スローダウンすることが多くなった。その間に相手に組織を作られてしまって、結局あまり得意でない遅攻での攻撃をせざるを得なくなってしまったと思う。切り替えっていう意味では攻→守の質もイメージよりも遅かった気がする。

セパハンにはなんとかコンディションを上げていってもらいたいところ。次のレッズ戦を想定したときに、レッズも調子がいいとはいえないわけだから、低調な内容になってしまう可能性がある。少なくともこの試合のセパハンと横浜FC戦のレッズが戦ったら、相当に面白くない試合になる気がする。

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