ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-12-17 Sun 19:04
アルアハリ×クラブアメリカ
<アルアハリ:3-5-2>
GK:アブデルハミド
DF:シャテル、タレク、ナハス、ゴマ、シャディ
MF:アシュール、シャウキ
FW:メテブ、アブータリカ、フラビオ

<クラブアメリカ:4-4-2>
GK:アブデルハミド
DF:シャテル、タレク、ナハス、ゴマ、シャディ
MF:アシュール、シャウキ
FW:メテブ、アブータリカ、フラビオ

こないだの全北にも言えたけど、今日のアルアハリも確実にチームの状態がよくなった。最初からこういうサッカーができてれば、初戦ももっと楽に勝ち上げれただろうに(さすがにインテルナシオナルに勝てたとは思えないけど)。やっぱり初戦には硬さがあったってことだと思う。

特に前半のサッカーはアルアハリらしいパス回しをを見せられたんじゃないかと思う。パス回しののスピード、バランスがよかった。相手の薄いところに次から次へとパスを速いタイミングで回すことができてた。

パス回しのスピードっていう面だと相手のプレッシャーを否すのに効果的だった。クラブアメリカの序盤の守備は1度引いた状況からボール保持者に対して1枚が寄っていく形だった。ただ、その寄せの距離が遠すぎたと思う。アルアハリはそういう甘いプレスの中で少ないタッチ数で速いタイミングでのパスを回していった。そういうパス回しの中でアルアハリが徐々に押し込んでいくことができた。

バランスって部分での改善は目を見張るものがあったと思う。初戦は攻撃が真ん中に偏りすぎっていう印象を持ったけど、今日は左右への散らしが効果的。左右のWBが高い位置でボールを引き出してた。本当はこのサイドからのクロスっていう形をもっと増やした方がいいと思うけど、ちょっと精度に問題があったから、より確実にショートパスをつなぐっていうやり方も悪くはない。

外っていう選択肢を増やしたことで、初戦でも多く見られたようなくさびのパスをより通しやすくなったと思う。序盤はFWへの縦パスをうまく切られたけど、サイドへの散らしを繰り返す中で徐々に中が空いてきた印象。先制点のFKにつながったのもFWへのくさびのボールから。

こうやって組み立ての部分まではいい形を作ったけど、決定的なチャンスは2点目のシーンだけだったんじゃないかと思う。それは最前線での動きの質の問題だった気がする。

アルアハリは組み立ての部分までは動きがそれなりに活発。特にボランチからアシュールが積極的に攻撃に絡んでくることが多かった。アブータリカもボール保持者の近くにいつも寄ってボールを受けるようなことが多かった。そうやって自由にやったことで相手はつかまえづらかったはず。

同時に今日の試合のアブータリカは低い位置でゲームメイクをするシーンが目立って、FWとの絡みが少なかった。2トップの関係性のよさで崩そうっていうシーンがいくつかあったけど、それだけだと物足らない。の大会に入って指摘することが多いけど、最後のところの動き、アイディアの質がよくないチームが多い。

そういう意味では2点目はアイディアが見られた。アブータリカがドリブルで持ち込んで、最後はフラビオとのワン・ツーで抜け出したシーン。後ろの選手が積極的に前線に飛び出すことが重要だし、2点目のシーンみたいな工夫があれば少ない人数でも十分崩せる。

そういう前線での動きの有無が1つ上のレベルとの差なんじゃないかと思う。相手が格下ならFWの個の技術だけでも十分だけど、こういうレベルの試合になったらやっぱり要求される部分。

クラブアメリカの得点シーンも“動き”っていうキーワードに当てはまる。結局は3人だけが前線に絡んでたシーンだけど、得点を決めたカバーニャスが後ろから飛び込んだことで相手が対応し切れなかった。中継の中でも言われてた通り、後ろから飛び込む選手に点で合わせたブランコの技術が特筆される。

さらにカバーニャスのプレーも挙げときたい。低い位置でこの攻撃の起点になったのはカバーニャスだった。そこから長い距離を走ってゴール前に出てきたことでゴールにつながった。
この低い位置でのプレーがポイント。今大会中に何度も書いてる通り、カバーニャスは低い位置でのプレーがの精度が高い。この試合でも一度ボールをはたいて起点になるようなプレーを繰り返した。

ただ、前線へのいいパスを供給するっていう場面が少なかったのが残念。Cロペスみたいに前線で引き出す選手がいなかったからかもしれないけど、後ろにはたくプレーが多かった。得点につながったプレーはそんなに難しいものではなかったけど、カバーニャスから前線への展開はチャンスにつながることが多かった。

それに低い位置まで戻っての守備面での貢献も大きい。得点シーンもそこで守備をしたからこそのポジショニング。何度も書くけど、攻守に渡って上下の運動量はかなり豊富。

前半のクラブアメリカはあまりいい流れだったとは言えない。選手の距離感がイマイチで、いいタイミングでボールが回らなかった。そこをアルアハリに狙われてしまった。すぐにアルアハリの選手は相手が少しでもボールを持って躊躇するとすぐに寄せてきた。
そういう悪い流れの中での少ないチャンスを活かしきれなかったのも痛かった。両SBの攻撃参加とか、カバーニャスと入れ替わって前線に絡んでくるモスケーダの動きなんかでいくつかのチャンスを作ったけど思い切りの悪さでつぶしてしまった。

こういう悪い流れを変えるために後半はペレイラに変えてブランコを投入。ペレイラは後ろから出てきてのミドルシュートはいくつかあったけど、本来求められるゲームメイクの部分での仕事がイマイチだった。逆にいつもはベンチスタートのクエバスはやや低い位置からのドリブルでの仕掛けが効果的だったと思う。守備の要になってくるアルゲージョ、FWとの距離感がいいモスケーダは下げずらいだろうから、ペレイラが下がったってことか。

このブランコの投入で流れが変わった。一番大きかったのがブランコがボールを引き出す動きを繰り返したってことだったと思う。それによってパスの選択肢が増えてパス回しがスムーズになった。同時にパスを受けたブランコがしっかりとボールをキープできることでチームに落ち着きが加わったと思う。3トップ気味になったことで相手を1枚多く後ろに貼り付ける効果も生まれた

さらに途中からCロペスが入ったことで最前線でもボールを引き出す動きが加わった。いつものように最終ラインとの駆け引きを繰り返したと思う。前回の試合のときもそうだったけど、スタメンを変えてきた監督の意図がイマイチ分からない。ちょっとひねりを加えようとしすぎな気がする。

クラブアメリカの守備について少し。
バルサ戦もそうだったように1つ1つのプレーが甘い。序盤のプレスも相手にスペースを与えた中途半端なものだったからこそうまくパスを回されて、リズムを作られてしまった。
そして致命的だったのがアブータリカを自由にしすぎたこと。これもバルサ戦でのロナウジーニョに対する対応と同じ。アブータリカから左右へのうまい展開が生まれたし、得点シーンでも自由にドリブルをさせすぎた。アブータリカが自由に前を向いてのプレーが多くなってしまった。

結果は2-1でアルアハリ。決勝の時間が迫ってるからちょっと手抜きになってしまった。なんか書き足りないことがあったら、後で付け加えとく。
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