ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-12-29 Fri 18:05
天皇杯準決勝
【ガンバ×コンサドーレ】
<ガンバ:3-5-2>
FW:前田-マグノ・アウベス
MF:二川、家長-遠藤-明神-加地
DF:山口-宮本-実吉
GK:松代 

<コンサドーレ:3-5-2>
FW:相川-砂川
MF:中山、川崎-金子-芳賀-加賀
DF:西嶋-曽田-西澤
GK:佐藤

コンサドーレは負けたとは言ってもガンバよりは自分達のやりたい形をでてきたと思う。2失点は不運だったし、得点も前半から狙ってた形が実ったものでまぐれではない。

ガンバの1点目は完全にカウンター。加地らしい長い距離を走るプレーが生きた。チームとしてもマグノ・アウベスがボールを持った瞬間に切り替えが行われて押し上げが速さが目立った。結果としては相手ゴール前に数的に優位な状況を作れてた。見ている方としてもマグノ・アウベスがボールを持った瞬間に得点の匂いを感じるようなシーンだった。
ガンバの2点目はオフサイド臭い。コンサドーレにとっては不運だった気がする。

コンサドーレの得点はそれまでずっと狙ってた形。前(中)に人数が揃ってなくても早めに放り込むやり方だった。こういうやり方でもガンバの守備陣の不用意なプレーもあいまっていい形を作ることができてた。さらにこういうロングボールを繰り返したことで、相手の選手に上下動を繰り返させた。それによってガンバの選手の運動量が落ちる時間帯が生まれたと思う。得点シーンはエリア内で2人がクロスする動きで入ったことで相手のマークをズラすことができてた。クロスの質も含めていい形だったと思う。

コンサドーレの内容がよかったってのは守備面を見るとよく分かる。

序盤はガンバにある程度自由にやられてしまっていた。ラインを低くしてゴール前を固める意志が見て取れたけど、引きすぎてしまったことでボール保持者に対するプレスがしっかりと効いてなかった。特に序盤の遠藤のタッチ数を見るとそれがよく分かる。前目の位置でよくボールを触ってうまくリズムを作ってたと思う。

序盤は家長も持ち味を見せていた。家長対策で右のWBにストッパーの加賀を使ってたらしいけど、序盤は好きなようにやられてしまっていた。ただ時間が経つにつれて慣れとともに2枚で当たって孤立させるっていうやり方がうまく機能し始めた。これは家長だけじゃなくて、ガンバのサイドでボールを受けた選手に対してはだんだんと機能し始めたと思う。

それに時間が経つにつれて前線でのプレッシャーもうまく機能し始めたと思う。特別激しく行くわけじゃないけど、ボール保持者に対してしっかりとチェックを行うことでガンバの攻撃にズレが生じ始めたと思う。
それによってガンバは前線にボールが入らなくなってきた。コンサドーレのこういう守備がうまく行くにしたがって(時間が経つに従って)遠藤のポジションがどんどんと低い位置になっていった。前にいるとボールを触れないから下がってボールを触りたかったんだと思う。

ガンバはそうやって前に起点を作れなくなってしまったからロングボールが目立ち始めた。コンサドーレの戦術的なロングボールと違って、ガンバのロングボールは他にやることが無かったからっていうイメージ。からそういうボールからはチャンスに結びついてない。

コンサドーレは全体としての球際の対応もよかった。出足の速さも目立ってた気がする。特に自陣ではボールが収まった相手選手を簡単に前を向かせなかった。マグノ・アウベスがいつものように低い位置から自分で仕掛けてくようなプレーも見られなかったと思う。ガンバのキーである二川にもほとんど自由に仕事をさせなかった。

こうやってガンバの個人技をつぶしつつ、5バック気味にしてウラにもスペースを作らせないような守備。ガンバとしては組み立てはできても、最後の最後を崩せてなかったと思う。

ただガンバにも相手を崩そうっていう意識は見て取れた。最後の最後は崩せなくても組み立ての部分でのチームとしての動きはいいものだった。味方のボール保持者に対するフォローの早さとか、パス&ゴーで崩そうとする形が見られた。

特にサイドに厚みを持たせるやり方がうまかったと思う。上に書いたとおり、コンサドーレはガンバのサイドでのボール保持者を孤立させようっていうやり方を取ってたけど、その守備を組織でうまくかいくぐってた。遠藤とか二川がサイドに流れてプレーすることが多かったと思う。本来サイドでプレーする加地、家長といい距離感を保ってサイドで形を作ろうとしてた。サイドの選手と中の選手のワン・ツーはうまく決まってたと思う。

前線でも動きを作って相手の守備を混乱させようとしてた。マグノ・アウベスと前田は真ん中に張り付かずに流れてプレーすることが多かった。ただ、それでできたスペースをチームとしてうまく使えてなかった印象。サイドに流れた前田からのクロスに対して中に誰もいなかったってのが象徴的。2トップの関係性だとマグノ・アウベスには相手のマークがしっかりとついてただけに前田のプレーが重要になってたはず。

その前田がイマイチ足にボールがついてなかった。しっかりとプレーできればチャンスにつながりそうなシーンは多かった。それだけに前田はもう少し早く交代させてもよかったと思う。特に後半は運動量が落ちて中盤にスペースが空き始めてたから、戦術的に中盤を厚くするのはありだった気がする(結局、前田は寺田と交代)。

宮本の攻撃参加も1つの形としてはおもしろかった。前にスペースがあれば積極的にドリブルで持ち上がることで余る選手を作り出そうとしてた。

ガンバは守備面での安定感が感じられなかった。上にも書いたとおり、コンサドーレのロングボールがチャンスにつながったのはガンバの守備のまずさもあった気がする。それに一番遠いサイドを空けてしまうシーンが多かったのも気になった部分。この試合に関しては安定感に欠けてた。

それはGKの松代もだった。セットプレーのシーンで不用意に前に出てくることが多かった。積極的なっていうよりも無謀な飛び出しもいくつかあったと思う。

結果は2-1でガンバ。ただ上にも書いたとおりやりたいサッカーをやったのはコンサドーレだった気がする。個の対決でも思ったよりも差を感じなかった。


【レッズ×アントラーズ】
<レッズ:3-6-1>
FW:永井
MF:ポンテ-小野、相馬-山田-鈴木-平川
DF:ネネ-内館-細貝
GK:都築 

<アントラーズ:4-4-2>
FW:田代-柳沢
MF:ファビオ・サントス-本山-野沢、中後
DF:新井場-青木-岩政-内田
GK:曽ヶ端


1試合目と比べるとスピーディーでいい試合だった。それは両チームの攻守の切り替えが速かったから。特に攻撃に移るときの両チームのビルドアップのしかたがよかった。ボールを持ったときに前にスペースがある選手は迷わずにそのスペースを埋めるドリブルをする。誰がよかったってことじゃなくて、両チームのどの選手が同じ状況になってもそういうドリブルが見て取れた。個々の戦術的なバランス感覚のよさが見られた部分だと思う。

攻撃から守備の切り替えも両チームとも速かった。ただやり方はそれぞれ違ってたと思う。

アントラーズは前線での積極的な守備。ボールを奪われた選手がファーストディフェンダーとしてしっかりとボール保持者に対してプレッシャーをかける。それに後ろの選手が連動してくる。中盤でのファールが多かったのも高目での守備意識の高さを物語ってる。

前線の選手がしっかりと守備に参加して前後で挟み込むような守備も見られた。ただ、こういう積極的な守備をレッズは個の能力でうまく否した。特にポンテ、小野はさすがと思わせるテクニックを見せてくれたと思う。

浦和の守備は下で組織を作る形。相手にボールが行った時の引きの速さは特筆もの。今年の浦和の守備を象徴してるような守備のしかただった。

ボール保持者に対してはしっかりとプレッシャーをかけるけど、基本的には一番危ないところを固めるやり方で5バック気味になってた。小野とかポンテの前線の選手が流れの中で最終ラインに吸収されるシーンがあったのを見ても最後を固める意識が見られる。

こういう守備のやり方をしてると、大抵はDFラインの前のスペースを使われてしまう。今日のレッズのDFラインの前にもスペース自体は空いてた。ただ、そこに相手がボールを入れてきたときのチェックの速さが目立ったと思う。そういうやり方でバイタルエリアを相手に自由に使わせなかった。

それに最終ラインの強さもさすが。トゥーリオと坪井が不在だったわけだけど見劣りはしなかった。相手の単純なボールはことごとく跳ね返してたと思う。

レッズはいつも通りの守備の仕方をしてたけど、そこから攻撃につなげるっていう面だといつもの迫力が無かった気がする。その原因は完全にワシントンの不在。今日の1トップの入った永井はボールを収めるっていうタイプじゃないだけに前で時間を作ることができなかった。ワシントンがいれば相手から奪ったボールをとりあえずワシントンに預けて、時間を作ってる間に後ろが押し上げるっていうやり方をとれる。今日は前線で起点が作れなかったから、跳ね返したボールがアントラーズに行ってしまうシーンが多かった。

特に序盤はアントラーズに徹底的に押し込まれてしまっていた。そういう中で真ん中にこだわる攻撃を減らして、サイドに起点をつくるようになってからいい形が生まれ始めた。効果的な大きなサイドチェンジが目立って、両サイドの平川と相馬にいいボールが供給された。

特に左の相馬からの攻撃が目立った。このサイドから攻められたことで相手の内田を押し込めたのは効果的だったと思う。内田の相馬に対する1対1の対応はいいものだったと思うけど。
相馬はヴェルディ時代から思ってたけど、クロスの精度が不満。仕掛ける意識とかはいいと思うけど、今日の試合も結局はいい質のクロスを供給してない。その辺がサントスとの差だった気がする。

前半はこういうサイドからのボールに対して中が足りてないシーンが目立った。それに対して後半は逆のWBがしぼって入ってくることで厚みを増してたと思う。

2得点に絡んだ小野はコンディションが戻ってきてるっていう印象を受けた。1点目は小野の技術力。その前のダイレクトでのパス回しもよかったけど、背後からのボールをああいう風に打てるのはさすが小野だっていうシーン。2点目も相手3枚を引きつけてポンテをフリーに。これ以外にも柔らかいタッチでチャンスを演出した。

で、コンディションが戻ってきたって感じるのは運動量の部分。長い距離を走るプレーが格段に増えてた。守備面では前線で相手をチェイシングするようなシーンが目立った。それに攻撃面では2列目から長い距離を走って前線に飛び出すシーンが多かった。1点目もそういう形からだったし。シーズン中も足元の技術はさすがのものを見せてくれてたけど、こういう走るっていう部分だとまだまだだった印象。ここに来てそういうプレーも見られてきたのは好材料だと思う。

レッズ側では小野の長い距離を走るフリーランニングが目立ったわけだけど、チームとしてはアントラーズの方がいいフリーランニングを繰り返してた印象。とにかく味方がボールを持ったときにボールを引き出すための献身的なフリーランニングが多かったし、質も高かった。

最前線では柳沢がらしい動きを繰り返してた。左右に動いて(特に左)ボールを引き出してた。

2列目はかなり流動的。真ん中の本山はFWの抜いて飛び出す動きが目立った。ドリブルでの仕掛けも相手としては嫌だったと思う。野沢は上下動。下でボールをはたきつつ、ゴール前まで出てくるようなプレーが多かったと思う。本山と野沢の2列目からの飛び出しは最後をマンマーク気味に固めるレッズ相手には有効だったと思う。ただし、そこへのパスを跳ね返されてしまったわけだけど。ファビオ・サントスは左右の流動性。左サイドスタートでも色々なところに顔を出してボールタッチが多かった。それに両SBの攻撃参加も積極的。

こういう質の高い攻撃が序盤はかなり多く見られたと思う。運動量的につらいかもしれないけど、これを90分コンスタントにできればいいサッカーができると思う。

こういう流動的な前線を支えるのが中盤の底に入った中後。何度も書いてるような1ボランチに求められる仕事をしっかりとこなしてた。DFラインの前でバランスをとりつつ守備ではピッチ全体をカバー。流れの中でDFラインに入るプレーもこなしてた。

攻撃面ではチームとして速攻の形が多かったからあまり必要とされてなかった気がする。でも、セットプレーを任されてることを考えると遅攻のときはうまく起点にもなれるんじゃないかと想像する。

それに最前線に田代が張ってるのもバランス的にはいい気がする。しっかりと収められればその他の流動性が生きてくる。この試合ではレッズがしっかりと対処してたけど。

ちなみに得点シーンの野沢のFKは質が高かった。ゴールに向かうボールをGKとDFラインの間に落としたことで相手は対処のしようがなかった。

結果は2-1でレッズ。決勝ではまたしてもガンバが相手。マンネリっていう気がしなくもないけど、楽しみにしときたい。
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