ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

-------- -- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 |
2007-01-05 Fri 16:13
高校サッカー準々決勝
【作陽×静学】
作陽が4-1-4-1のシステムで来たってことで、やっぱり触れなきゃならない。

守備面では4-1-4-1を使うメリットがかなり出てた。まず1トップが最前線で積極的にチェイシングをする。そこを守備の起点として後ろの選手が連動して守備を行う。トップのチェイシングで静学はサイドに送らなきゃならないことが多かった。

そこを2列目の選手が狙ってる。2列目は守備ラインを高めに設定して組織的に守備を行う。ボール保持者に対する寄せの速さが目立って、すぐに相手との距離をつめて攻撃を遅らせる。そこに周囲が連動して複数枚で対応するシーンが目立った。

その後ろでは1ボランチがしっかりとバランスを取りつつ、前線の守備ラインをすり抜けたたボールにしっかりと対応してた。最終ラインはやや高めのポジションを取って、全体をコンパクトにしようっていう形だったと思う。

後半は形を4-5-1の形に変えてきたこと、リードして守りに入ったことで守備のやり方はやや変わった。守備的な中盤が増えただけ前目での守備が弱まったし、下でしっかり守ろうっていう守備が見られた。スタミナ面での不安もあったし、この切り替えは適格だった気がする。そういう守備のやり方も安定感を感じた。

こういう相手のいい守備に対して、静学はいつものような個人技を仕掛けることができなかった。だから序盤は低い位置から単純にトップを狙うロングボールが目立ってた。こういう攻撃は高めから積極的に守備に来る相手に対してはセオリーだし、FWがうまく引き出す動きを繰り返してたと思う。

そうやって相手のラインを少しは下げさせてから、しっかりと組み立てるサッカーに移行してったと思う。低い位置で左右に振って相手のプレッシャーを分散させるやり方だった。左右をワイドに使うことで、相手の選手間の距離が伸びるから複数枚で連動した守備をすることが難しくなる。これも考えた攻撃だと思った。

さらにDFの選手が後ろから積極的に攻撃に参加することで前の人数を増やして、相手を押しこめたと思う。相手は1トップを前線に残す形だったから、4バックの静学の選手は余ることになる。前半も最終ラインから小阪が出てくることでチャンスが生まれた。そういう選手が前線に飛び出すことで厚みを増した。

そうやって前半の途中ぐらいから敵陣でプレーする時間帯が増えてきた。ここまでの流れは本当に“考えるサッカー”だった印象。

前半の作陽は攻撃面では4-1-4-1のメリットをうまく活かしきれてなかった。このシステムを使ったときの攻撃の形としては1トップにしっかり収めて、2列目から積極的に飛び出して相手を混乱させるやり方か1トップが流れて真ん中にスペースを作って2列目が出てくるやり方。前者は後半の作陽の村井を中心としたサッカー。後者は後半始めの国吉を1トップに置いた静学のサッカー。どちらにしても重要なのは2列目からの飛び出し。

前半の作陽の狙いは前者の形。1トップの桜内に当ててからの攻撃を狙ってた。その桜内は最前線で受けようっていう意識が強かったと思う。でも、ここまでの2試合と同じように静学の守備陣は縦パスに対する出足の速さが目立ってた。前線の守備でパスコースを限定しつつ後ろが出足の速さで相手より先にボールを触る守備。2列目の選手が出てくる意識はあったけどFWがトップでふたをしてしまったから、前がつまってしまって効果的ではなかったと思う。だから、作陽は前半のいい形での攻撃ができなかった。

この攻撃が後半1トップに村井を入れたことで激変した。村井は引いてきて起点になるプレーが多くなった。やや下で起点になるだけに相手も対応しにくかったと思う。そうやって時間を作りながらトップの位置にスペースを空けたから2列からの飛び出しが活性化したと思う。さらにしっかりとキープできるからマークをひきつけて味方を助けた。

3得点のキーワードは2列目からの飛び出しと村井のタメだった。2得点の小室をはじめ、選手が後ろから出てくるだけにフリーになれたと思う。

静学の守備は前半は4バック。相手が1トップだってことに合わせたのかもしれない(井田監督は全く相手を研究しないって言ってたからどうだか分からないけど)。

とにかく、前線での守備意識はこれまで通りだった。単純に中盤の人数が減ったことでいつもよりも守備の位置が低くなるシーンもあったけど、それほど気になるものではなかった。前半は相手がほとんど形を作れてないことからも分かる。

前半は4バックでいい形で守備ができてたと思うけど、後半は3バックに変更。これでバランスが崩れてしまったと思う。3バックだと大抵は5バック気味になることを想定した布陣。でも、静学の中盤は攻撃に特化した選手を置いてたと思う。

攻撃面では小倉、国吉、杉浦、伊藤っていう選手を配置することで前線が流動的になるし、厚みも増える。2得点も前線の流動性と厚みに個人技が加わった静学らしいものだった。これまでの試合は相手をずっと押し込んでたからこういう布陣がうまく行ってたんだと思う。

今日の試合でも作陽が前半と同じようなサッカーをするなら、この布陣がうまく行ったはず。でも、上に書いたとおり作陽の攻撃は後半のなってガラッと変わってきた。そうなったときに中盤が超攻撃的になったつけが回った。守備のバランスが崩れて3バックだけで相手に対応しなきゃならないシーンが多くなった。

それに相手の2列目の飛び出しには中盤の選手が戻ってマークをするのが基本。それもできなくなって自由にフリーで飛び出されてしまった。さらに得点を取られたことがチームを前がかりにする悪循環だった。

結果は3-2で作陽。序盤は両チームとも中盤での守備の意識が強くて、なかなかボールが落ち着かなかった。その中で静学が足元の技術に裏打ちされた落ち着きで徐々にペースを握っていったと思う。それが後半になって今度は作陽ペースに。そういう流れの転換がはっきり見られた試合だった。両チームに戦術的な駆け引きがあったのも面白かった。前回の試合後に印象が薄いって書いた作陽には謝りたい。


【八千代×丸岡】
何試合か前の八千代のリプレイを見たときに、後ろに戻りながらの守備が目立つって書いた。そのときは前目でのプレッシャーがうまく効いてないからだと思ってた。でも、今日の試合を見てその原因がはっきりした。ラインをかなり高い位置に設定してるから、そのウラを使われたときにそういう形になっちゃうってことだった。

今日の試合では特に序盤にそういうシーンが目立った。八千代のDFラインはかなり高い位置に設定してくる。このラインは選手間の距離を含めて統率が取れてたと思う。そういう守備がこの試合までは機能してたはず。

でも、今日は丸岡のFWのスピードにやられてしまった印象。丸岡はボールを取ったら相手のウラを狙うっていう単純な攻撃を繰り返した。単純だけどFWのスピードもあるだけにかなり効果的に決まってたと思う。

それを見て八千代はボランチを2枚に増やして中盤の形をダイヤモンド型からボックス型に変更。意図としては、①中盤でパスの出所を押さえる。②ウラへのパスを1つ前でカット。③中盤に引いてくる相手FWへの対応をはっきりさせる。④相手の2列目からの飛び出しのケア。ってなところか。この変更後は序盤ほどやられなくなったと思う。ウラを取られてもしっかりとカバーをしてた。

八千代はこういう風にDFラインをかなり高い位置に設定してるから、前線での守備が重要になってた。前線で組織的に囲むようなシーンは少ないけど、ボール保持者に対しては必ずプレッシャーに行く。ラインを上げてるときに相手に自由にプレーさせれば決定的なチャンスにつながってしまう。それを防ぐ意味での前線のチェイシングが目立った。

さらに本来1ボランチとして機能してる新里の守備が効いてる。こぼれ球の対応とボール保持者に対する守備が目立った。それに、チームとしての戻っての守備もいいものだった。引きの速さが目立って、しっかりと下でブロックを作るような守備も機能してたと思う。

丸岡の攻撃は上に書いたとおりシンプルなものだった。そのキーになってたのがFWの夏目。八千代のDFラインとの駆け引きのうまさが目立った。斜めに抜け出したり、一度下がってからオフサイドにならないように抜け出したりと工夫が見られたと思う。それに自身のスピードが相まって八千代にとっては本当に嫌な攻撃になったはず。そういう抜け出しからのチャンスを決めきれなかったこととか足元の技術が少し気になるけど、ボールを引き出すまでの動きの質はいい。

そして丸岡はこうやってウラを狙う攻撃を繰り返したことで、後半のサッカーが楽になったと思う。相手の選手は守備のために上下動を繰り替えさなきゃならなくなった。だから後半は八千代の運動量が落ちて、丸岡がボールを支配できたし、得点を含めていいサッカーを展開できたと思う。そういう後半の攻撃では遅攻でもいいものを見せてくれた。前線での動きが活発で連動した攻撃を仕掛けてたと思う。

注目の八千代の攻撃。今までリプレイで見てきたようなドリブルでDFラインに仕掛ける選手とそれをフローする両翼の選手みたいな関係性での攻撃は見られなかった。それでも、バランスのいい攻撃を仕掛けてたと思う。

このバランスのよさは2トップの役割のバランスのよさから来てると思う。まず、2人も体の使い方がうまい。下田は相手を背にしてキープするとき、山崎は相手の前に出るときの体の入れ方。

下田はポストプレイヤーとして働く。色々なところでボールを引き出す動きが目立った。さらにそこでしっかりとキープできるから時間が作れる。そのプレーが後ろからの飛び出しを促進してたと思う。前線で攻撃の起点としてうまく機能してた。

だから、後半の途中で下田が交代してからはいい攻撃が仕掛けられなくなってしまった(運動量の問題もあったけど)。交代出場の高橋が悪かったってわけじゃないけど、サイドに流れるプレーが多くて前線に安定感がなくなってしまった印象。

もう1人のFW山崎はシャドー気味にプレー。自由に動き回ってのドリブルの仕掛けが多い。さすがに注目されてるだけあって、積極的な仕掛けからのチャンスメイクが目立った。

この2人に1枚下の米倉が絡んでくるのが本来の形だと思う。今日の試合ではボックスにして米倉をサイドに出したことでいい連動性っていう部分はあまり見られなかった。でも、ボックス型にしたことで米倉のタッチ数が増えたってのも事実だったと思う。相手の守備の真ん中の強さは明らかだったから、トップ下の位置ではあまりボールをもらえなかったはず。それを考慮してのボックス型への変更だったともいえる。

米倉はサイドでボールを受けてからのドリブルでの仕掛けが目立った。米倉、山崎を中心に要所要所での個人での仕掛けが目立った。サイドの米倉を中心として八千代の攻撃はサイドに起点を作ることが多かった。DFラインでのパス回しからサイドに縦パスを出してた。そうやって相手をサイドに引き出そうっていう意図があったと思う。両サイドへの大きな展開のバランスもよかった。

丸岡の守備もここまで無失点に抑えてきただけあってしっかりしたものだった。基本は自陣にしっかりと組織を形成してスペースを消す守備。特に真ん中の跳ね返す力の強さはさすがだったと思う。最後の所での粘り強い守備も効いてた。

結果は2-1で八千代。丸岡も終了間際に1点を返して、守備だけじゃなくて精神的な粘り強さも見せてくれた。
スポンサーサイト
別窓 | クラブユース・高校サッカー・アマ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<高校サッカー準決勝 | サッカー好きの日記帳(引越し中) | 高校サッカー3回戦>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| サッカー好きの日記帳(引越し中) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。