ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-01-08 Mon 17:29
高校サッカー決勝:盛岡商×作陽
序盤の勢いは完全に盛岡商。作陽よりも圧倒的に足が動いて、チーム全体が積極性を見せていた。結果としては序盤からのこの試合に対するこういう姿勢が結果に結びついたっていえるのかもしれない。だけど、リアルタイムで見ている中ではこの時間帯で得点を取れなかったのが痛かったんじゃないかと思ってた。

作陽は相手の勢いに押し込まれてしまっていた。作陽も本当はいつものような前線からの守備をしたかったはず。相手ボール保持者に対して距離をつめようとする姿勢は見られた。でも、盛岡商がその距離がつまる前の早いタイミングでボールを動かしたことで、いつものように1枚がプレスをかけて遅らせてる間に複数枚で囲んで高い位置でボールを奪うような守備ができなかった。

それに盛岡商は個々の技術も優れてた。相手が複数枚で対処してきてもキープできるような力を持った選手が多かった。ただし、早いタイミングでボールを動かすっていう盛岡商の攻撃もイマイチ意図がはっきりしなかったことで序盤の時間帯では押し込んでるにも関わらず決定的なチャンスは生まれなかった。

それに作陽の守備も押し込まれながらも組織を形成してしっかりと守ってた。これまでの試合だと得点後に敷いてきた様な守備の布陣。下で選手間の距離をつめてスペースを消すようないつものやり方があったからこそ、押し込まれた時間帯でも落ち着いたプレーができてたんじゃないかと思う。

中盤では酒井の守備面での貢献が目立った。1ボランチでもこなせる選手だけあって球際の守備とか危機察知能力に優れてる。

盛岡商は後半になって明確な意図を持った攻撃を仕掛けるようになったと思う。そのときの中心がFWの成田。成田は前回の八千代戦のときにも書いたような、ボールを引き出す動きを繰り返した。チーム全体としてもサイドにボールを引き出すプレーが多くなって、サイドから攻める意識が明確になってた。

成田が直接絡んだのは2点目のシーン。サイドで引き出してのドリブルでの仕掛けからのクロスが得点に結びついた。1点目も絡んでくる選手は違うとはいってもほとんど同じ形。中で1度起点を作ってからのサイドへの散らしからだった。

それにどちらもサイドを深くえぐったところからの得点だった。この辺に作陽の守備の穴があった気がする。上にも書いたように作陽の守備は下で組織を作っての守備。そういうブロックの仕方で真ん中からの攻撃は安定して跳ね返すことができた。

でも結果としてはサイドをえぐられた攻撃から得点を奪われた。深くえぐられたときに中の選手が勢いのままゴール前まで戻ってきてしまって、相手の1枚下の選手が空いてしまっていた。盛岡商としては中~外への展開に深くえぐるってことも含めて中の選手の目をボールにひきつけるっていう形が功を奏した。

それに作陽の右サイドの守備が左に比べて弱かったのかも。作陽の試合を何度も見たわけじゃいから分からないけど、左サイドでの守備は安定して人への強さを見せてくれてた。

盛岡商はいい守備を見せてくれた。本当は作陽がやりたかったような守備を盛岡商がやってしまった印象。FWの選手から守備が始まる積極的な形。FWのチェイシングでコースを限定して後ろの選手がそれに連動してくる。相手のDFラインでのパス回しを追い込んでボランチに縦パスが入ったところで狙うような形で、いいインターセプトも何度かあった。1人がプレッシャーに行って遅らせたところを周りがフォローするっていう作陽のお株を奪う守備だった。前線での守備時の選手の距離感もいいものだったと思う。

こういう前線でのいい守備に加えて、最終ラインの選手は人に対しての守備の強さがある。前半は桜内に対しての縦パスに厳しく対応してた。それによって作陽は前線に起点が作れなくなってしまった。

ただ、上に書いたとおり序盤は勢いのままに守備をしてた印象だったから、どこまでそういう守備が続くかっていう心配もあった。でも、後半に間延びしてしまう時間とか前半のような高い位置でボールを奪えない時間帯があったものの許容範囲内だったと思う。準決で指摘したDFラインとボランチの間のスペースも気にならなかった。DFラインの統率がうまくいって、全体としてコンパクトな状態を保ててたと思う。

こういう盛岡商のいい守備に対して作陽は上に書いたとおり前線に起点を作れない状態になってしまった。1トップに当ててからの展開が作陽の1つの展開だけにそれが絶たれたことで、いい形を作り出すことができなかった。

それで前半はサイドのスペースへのロングボールが増えてたと思う。両サイドにスピードのある選手を配置してるし、相手の中盤でのプレッシャーが激しいときにそこを省略するのはいい考え方だったと思う。

そういうロングボールでサイドに展開する中でSBが積極的に攻撃参加をすることで厚みを持たせようともしてた。後ろからの飛び出しは相手を押し込む意味でも効果的だったと思う。得点がSBの選手だったことからも積極性が分かる。

後半は開始から村井を投入。予想通り(予定通り)、村井の投入で流れが変わった。何度も書くようだけど、桜内が悪いってわけじゃない。相手の厳しい守備の中でも前線で起点になろうって意図がはっきりしたプレーだった。村井との差はFWでのプレー経験と周りとの連携面。

その村井について。今まで書いたことの繰り返しになる部分もあるけど。いつものように下がって自分がいたスペースに2列目を走らせる動きが目立った。ただ、今日は中盤に戻ってのプレーがいつもより多かったしその位置も低かった。相手のマークが厳しくてボールタッチの数が減ったことに加えて、マーク自体を嫌がってたんだと思う。

そうやってトップの選手が引きすぎるとどうしてもチーム全体が下がり目になってしまう。そういうプレーがいくつかならいいアクセントになる。でも、今日はちょっと極端すぎた。そうやって起点を低い位置にさせた盛岡商の守備の勝ちって気がする。

村井自身はボール保持者に近づくフリーランニングでボールを引き出す。相手の村井に対する対応がはっきりしない時間帯は2列目との関係性のよさも目立った。足元にしっかりとボールを収めて時間を作るようなプレーは今まで書いたとおり。

それに加えて今日の試合ではシュートの力と技術の部分も見せてくれた。得点シーンの前のプレーは狭いスペースでの足元の技術と、シュート力から。遠目からでも打つパワーも見られた。

ここまで3試合村井のプレーを見てきたわけだけど、質の高いFWだってことは明らか。タイプとしては9番タイプだしU-22に入ってきたら、うまくフィットするような気がする。U-22はいいすぎだと言っても将来に期待できる選手。ラインとの駆け引きも身につければ本当の意味で万能型になれると思う。

結果は2-1で盛岡商が勝って初優勝。両チームの選手個々の意識の高さが伺えた。それはボールを奪われたらその選手がまず追いかけるみたいなもの。優勝の盛岡商の試合は結局2試合しか見られなかったのが残念だった。
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