ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-01-17 Wed 22:34
チェルシー×ウィガン
<チェルシー:4-3-3>
FW:ロッベン-ドログバ-カルー
MF:ランパード-バラック、マケレレ
DF:ブリッジ-カルバーリョ-エッシェン-ブリッジ
GK:イラーリオ

チェルシーの低調なサッカーにはちょっとショックを受けた。前に見た試合がバルサ戦で、そこからのギャップがあったかもしれないけどもっとやれるチームのはず。そもそもチーム全体の切り替えの遅さが目に付いた。特に守→攻の切り替えの遅さは致命的だった。中継の中でも強調されてた通り相手のミスに助けられた試合だった気がする。

攻撃では選手間の距離が開いてしまっていた。チェルシーの4-3-3のシステムは久しぶりに見た気がするけど、中盤が3枚しかいない欠点がもろに出てしまった印象。中盤にスペースが多くなってしまったことで、うまくパスが回らなかった。それによってしっかりと組み立てるっていう攻撃ができなくなってしまっていたと思う。結局は中盤を省略して前線に放り込むだけの攻撃が多くなってしまった。

さらに前後の間隔が広くなってたのも気になった部分。スタミナ面の問題ではない原因でラインが間延びしてしまった。それは守備の位置の問題だったと思うけど、それについてはのちほど。とにかく前後に間延びしたことで、前線に放り込んでもそのセカンドボールを拾うことができずにフィニッシュまでなかなか持ち込めなかった。厚みのある攻撃を仕掛けられなかったと思う。

さらに、人と人との距離が遠いことはフォローがなかなかできないってことも意味する。局は試合全体を通して個の力に頼った攻撃に偏ってしまった。

守備面でも人と人との距離が遠いことが影響を及ぼしてた。いつものように前線から相手の選択肢を限定するような戦術的なチェイシングが見られなかった。これは複数枚が連動してスペースを消しながら守備をしないと意味のないやり方だけに、人と人との距離が空いて個々で守備をするような状況だとうまくいかない。相手がそういう守備がかかる前の早いタイミングで前線に放り込んだってこともあるかもしれないけど、FWの選手の動きを見ると積極的なチェイシングの意志は感じられなかった。

高い位置での守備ができなくなったことは、当たり前だけど守備の位置が低くなるってことを意味してる。結局はゴール近くに人数をかけてスペースを消すようなやり方になった。そういうやり方はやり方で安定感があって相手にフィニッシュまでは行かせなかったけど、そのあとの攻撃を考えると得策ではなかったと思う。

これが上に書いた部分。低い位置での守備に追われた中盤の選手と、トップの選手の選手が分断されてしまった。それが結局は間延びにつながってたと思う。

低い位置でボールを取ってから、1度トップに当てて時間を稼ごうっていう形が多かったけど、単純すぎて相手に途中で引っ掛けられる場面が目立った。だから、なかなか守備から攻撃へつなげられなくなってしまって相手に何度も拾われるっていう悪循環が生まれてた時間帯も目立った。

こういう感じで低調なサッカーをしてたチェルシーだけど、前半途中には可能性を感じさせる時間帯があったのも事実。序盤は相手とロングボールの蹴りあいみたいな試合展開だったけど、先制点の前後からチェルシーの側に流れが向いてきた。

その流れを引き寄せたのがロッベンのプレー。ロッベンが本来の左サイドを捨ててカルーとの関係で相手を崩しかけたシーンからだったと思う。この場面から、まずFWの流動性が増した。それまで真ん中でくさびを受けようとしつつもうまく対応されてしまっていたドログバがサイドに流れてボールを引き出すようなプレーを見せた。そこに空いたスペースを2列目からバラック、ランパードあたりが飛び出してくることで有効活用できてた。

前線の選手が増えたことで上で書いた距離感の問題が解消してきた。リズムのいいパス回しがいくつか見られる時間帯だった。こうやってチームにいい動きが生まれたことで全体が(いい意味で)前がかりになってたと思う。この時間帯は両SBの攻撃参加も活発だったし、相手を引かせたことでCBの位置からエッシェンが攻撃に絡めるようになってた。

この時間帯がいい時間帯だって分かる一番の指標はマケレレの守備位置。多くの時間帯でエリアのすぐ前での守備が目立ったマケレレがこの時間帯は敵陣近くでボールを触れる回数が多かった。それにつられるように最終ラインの選手の出足の速さが目立ち始めた。この時間帯のチーム状態を維持してければ全然問題なかったと思うわけだけど。

これが維持できなかったのはやっぱり前線に収まりどころがなくなってしまった体と思う。前線で時間を作れればそれだけ押し上げを期待できるはずだけど、ロッベン以外の2人にしっかりとボールが収まらなかった。

チームとしてはドログバを狙う意識が強かった。上に書いたような形で、低い位置から一気にドログバっていう攻撃が目立ったと思う。ただ、相手もそこはしっかりとケアしてた印象。ドログバにはしっかりと体を密着させて、仕事をさせないような対応をしてた。グラウンダーのボールに関してはその前でコースに入ってドログバに入れさせないような対応もあった。

カルーはこの試合ではボールがうまく足についてなかった印象。簡単なミスが目立ってリズムに乗り切れてなかった。ただ、守備面での貢献度は大きかったと思う。かなり低い位置まで戻って守備をする場面が多かった。逆に言えば、それによって前が薄くなってしまった側面もあるわけだけど。

この2人に対してロッベンはボールタッチの回数が多かった。というか、この試合の攻撃面はロッベンがいたからこそ成り立ってた印象。ドリブルでの突破に加えて、前で起点となる仕事も担ってた。先制点のFKは起点になったロッベンがもらったものだったし、ドリブルでの仕掛けは3点目につながった。いろいろな場所に動いてボールをよく引き出してたと思う。チームの状態がいい時間帯はロッベンに対してのフォローが活発で、それによって押し上げが促進されてた。

それが悪い時間ではロッベンが孤立してしまうことが多かったと思う。悪いときのポルトガル代表みたいなイメージで、ロッベンが持てば相手を抜いてくれるだろうみたいな意識があった気がする。だからそういう時間帯は前でタメを作るプレーが減って1人で強引に仕掛けることが多かった。というより、ドリブル以外の選択肢があまりなかった。

次に中盤について。

ランパードは普段に近い仕事をしてたんじゃないかと思う。4点目につながったのもランパードのいい散らしからだったし、中盤を省略することが多かった中でタッチ数も多かった。欲を言えばもっとゴール前に顔を出してもらいたかったけど、チーム全体の問題もあったから仕方なかったかも。

いつもと同じようなプレーをしたって意味だとマケレレも。DFライン4枚の前につかず離れずのいい関係で位置してた。上にも書いたとおり低い位置での守備が多かったけど、安定感はさすが。2点目もマケレレが献身的にチェイシングをしたことで相手のミスを誘ったものだった。

問題はバラック。試合の流れにほとんど乗り切れてなかったんじゃないかと思う。ボールタッチも少なくて、それも低い位置での無難な処理が多かった。前回見たバルサ戦では守備面での貢献が大きかったけど、それもあまり見られなかった気がする。チームとしていい流れじゃなかったことが影響したかもしれないけど、3枚の中盤の1枚が消えるのは痛い。

DFラインに入ったエッシェンは無難なプレーをしてた。人に対する強さとか間合いの取り方のうまさは見せてた。オフサイドを結構取ったってことからラインコントロールの連携も問題なかったと思う。相手がこの程度のレベル(失礼だけど)だったら十分だった。ただ、やっぱり攻撃面でのよさを使いたいってのが本当のところだと思う。テリー不在の苦肉の策とはいえ、ちょっと辛い。

この試合を見る限り今のチェルシーは4-4-2の方があってる印象を持った。最近の試合を見てないから一概には言えないけど、中盤が3枚だとイマイチうまくいかない気がする。攻守に渡ってしっかりと中盤で厚みを持たせることがチームをいい方向に向けるんじゃないかと思う。

この試合でも途中でミケルとサハーを投入したところから4-4-2の形になった。そのあとの4点目を見ても分かるとおりゴール前に人数が多かった。サイドからのクロスに至るまでの組み立ても中とサイドをバランスよく使ったいいものだったと思う。

その前の決定的なチャンスの場面は2トップがサイドに逃げるようにして動いたシーンから。真ん中にうまくスペースを空けつつ自分達もフリーでもらえる動きをしてた。2トップと中盤がお互いにお互いのプレーを助ける動きができてた。守備面でも単純に中盤の人数が増えたことで、前目でのカットが目立ってたと思う。4-3-3の形にするならばせめてバラックの位置に運動量の多いエッシェンを使いたいところ。

ウィガンについても少し触れとく。攻撃は確かにシンプルに前線に放り込むっていう格下の形だった。でも、守備では徹底的に引いて守る形ではなくて(引かされることはあったけど)好印象。チーム全体を高い位置に設定してたと思う。それによってチェルシーの低い位置で回して組み立てるような攻撃が消えてた。ミスが多かったのは残念だったけど、個に対する対応も含めていいサッカーをしてた印象。

結果は4-0でチェルシーだったわけだけど、何度も書いてるとおりそこまで圧倒的な試合じゃなかった。それでも4点目はいい形だったから、そのイメージを持って次節のリバプール戦に臨んでもらいたい。
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