ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-01-26 Fri 09:58
第20回トヨタカップ:マンU×パラメイラス


<マンU:4-5-1>
GK:ボスニッチ
DF:アーウィン、シルベストル、スタム、Gネビル
MF:ロイ・キーン、スコールズ、バット、ベッカム
FW:スールシャール、ギグス

<パルメイラス:4-4-2>
GK:マルコス
DF:ジュニオール・バイアーノ、アルセ、ジュニオール、ホッキ・ジュニオール
MF:ジーニョ、サンパイオ、ガレアノ、アレックス
FW:アスプリージャ、パウロ・ヌネス

マンUは徹底してマンUらしい攻撃をしてきたと思う。つまり、サイドをワイドに使ってそこを起点とするやり方。この試合は右サイドのベッカム、左サイドにギグスの布陣。いい攻撃を仕掛けることができたのは左サイドからの方だった。

その辺は2人のタイプの違いが現れてたと思う。スピードがあってスペースでボールを受けることのできるギグスに対してベッカムが足元で受けることが多い。そこを相手の左SBのジュニオールにうまく対応されてしまった。マンマーク気味にベッカムについて厳しく当たることで仕事をさせなかったと思う。

ジュニオールは攻撃面でもいいプレーを見せてくれた。積極的なオーバーラップにドリブルでの仕掛け、クロスの精度もいいものを持ってたと思う。リアルタイムで見てたとしたら、今後が楽しみっていうコメントをしてたはず。とにかく、ジュニオールのいい守備の中でベッカムは低い位置で後ろを向きながらのボールタッチが増えてしまった。

それに対してギグスはアシストシーンに代表されるように、スペースで前向きにボールを触れることが多かった。そうやってある程度時間があるところでボールを受けてから、ドリブルで積極的に仕掛けていく。

そうやって左サイドからの攻撃の場面が多くなってた。それはSBの攻撃参加を見ても分かる部分。マンUはGネビルよりもアーウィンの攻撃参加のが圧倒的に多くて、パルメイラスはジュニオールの攻撃参加が目立った。ベッカムにしても守備に追われる時間が長かった。両チームとも左サイドを押し込んでる形だった。

マンUらしい攻撃って意味だとトップに1度当てるやり方も。1度トップを経由させることで押し上げの時間を作った。前半はスールシャールで後半は交代出場のヨークが1トップに入ったけど、求められる仕事は同じようなものだったと思う。

どちらも前線で起点になってリズムを作る役割を担った。ボールが入ったときに変にこねくり回さずにダイレクトで単純に後ろの選手にはたく。それも外にはたくことが多かった。

こういう部分も含めてパス回しの中での外と中の使い方のバランスのよさが目立った。それに2人ともボールを引き出す動きを繰り返してた。ただトップに張ってるだけじゃなくて、下がったりサイドに流れたりして引き出すことが多かったと思う。

大まかには、スールシャールは下がってきて、ヨークはサイドに流れて受けるっていう特徴に分けられた気がする。そうやって空いたトップのスペースには2列目の選手が飛び出してくる。ただそうい飛び出しの動きが少なかった気もする。そういう部分も含めて攻守に渡って全体として走りの量に問題があった。去年のバルサもそうだったけど、その辺がシーズン中の来日の難しさかもしれない。

それでもランニングの質は高かった。少ないフリーランニングの中でもチャンスにつながるような質の高いものが目立つ。縦に走るにしても単純に縦に走るわけじゃなくて、中→外とか外→中っていう方向に斜めに走ることで相手のマークを混乱させるような工夫が見られる。特にこういう動きはロイ・キーンが多く繰り返してた。

得点シーンも質の高いフリーランニングが組み合わされた形。サイドでギグスがスタートした前のスペースにパスが出る。ギグスはそれを受けてドリブルでの仕掛けからクロス。中ではスールシャールがニアに走ることで相手の意識を集中させる。そうやって相手のケアが薄くなったウラのスペースしハーフラインから長い距離を走ってきたロイ・キーンがつめた。GKもスールシャールの動きに引っ張られたからゴールはがら空き。

フリーランニングの部分ではロイ・キーンとスコールズはチームの中で走りの量の多さが目立った。どちらも低い位置で散らし役になったあと、すぐに縦への動き出しを始める。そうやってパス&ゴーの動きを繰り返した。上下の運動量の豊富さが目立ったと思う。

この2人の縦への飛び出しを含めて、縦のポジションチェンジは比較的多かったと思う。アーウィンとギグスの関係とかスタムが攻撃に参加してきたりとか。

でも、横のポジションチェンジがほとんど見れなかった。というより全くなかった。その辺は今のチームの比べると大きく違う部分。今のチームは両サイドのギグスとCロナウドのポジションチェンジとか、ルーニーがサイドに流れてのプレーとか横のポジションチェンジが豊富。そういう意味だと柔軟性が増したっていえるかもしれない。たぶんベッカムが右サイドしかできないっていう特異性が関係してるんだろうと思う。この当時のマンUは本当に自分達の型通りのサッカーをしてたって印象もある。

マンUの攻撃面はこれぐらいにして次は守備面。守備に関しても攻撃と同じく精彩を欠いてた気がする。

守備の開始位置は自陣に入ってから。カウンターを防ぐような場面以外は激しく行くシーンも少なかった。敵陣では勝手にボールを回させてた。ただ、自陣に入ってきても特別激しいプレッシャーが見られなくてどんどん押し込まれてくシーンが目立った。どちらにしても自分達の前でパスを回される分にはしかたないっていう考え方だったのかも。そうやって前線の選手が低い位置まで戻されてる中でも最終ラインは比較的高い位置を保ってた。

最終ラインは両サイドの選手が絞ってきて統率が取れてたと思う。それでもボール保持者に対してプレッシャーがかからない状態でウラにスペースがあるわけだから、そこを狙われてピンチに陥る場面もいくつかあった。大体はコンパクトにラインを設定して選手間の距離を縮めたことで、途中で引っ掛けることができてたけど。そうやって跳ね返しても前線に人がいなくて相手に保持されてしまう場面が多かった。

マンUの守備がそんな感じだったから試合の主導権を多くの時間で握ってたのはパルメイラス。特に後半のマンUのチャンスはカウンターからのものばかりだった。

パルメイラスの守備のやり方はマンUに比べて積極的。チーム全体が前がかりの中(あくまでもマンUと比べて)で守備をしてたと思う。前線はFWからしっかりとチェイシングをしてたし、後ろの選手もラインを上げてそれに連動する。最終ラインもチームの守備のやり方を反映して高い位置に設定されてた。

攻撃に関しても自分達のペースでできてたんじゃないかと思う。上にも書いたとおり相手のプレッシャーがそれほど強くなかったから余裕を持って組み立てることができてた。序盤は中盤を省略してトップにロングボールを入れる場面も目立ったけど、途中からはしっかりと組み立てる攻撃に移行してた。相手を押し込んだときは最終ラインからホッキ・ジュニオールも攻撃に参加することが多くて攻撃に厚みをもたらした。

低い位置でのゆっくりとしたパス回しからスピードアップしたときの攻撃は迫力のあるものだった。そういう速い展開の中でエリア近くの場所でも個人で仕掛けてく場面が目立ったのは、ブラジルらしい部分だったと思う。

それから前線の選手の関係性のよさも目立った。ゴール前に入ってくる人数を見ても前に厚みが感じられたと思う。

2トップはポストプレーヤー的なアスプリージャとシャドーっぽいパウロ・ヌネス。アスプリージャに対するくさびはマンU側もうまく対応してたけど、収めずに一度すらせたところにヌネスが抜け出すような関係性も見られた。

さらのこの2人にアレックスが絡めたいい関係性も見られた。ヌネスが低い位置に下がってプレーをして2列目からアレックスが抜け出すようなプレーがよく見られたと思う。相手の高いDFラインに対して2列目から飛び出すことで決定的なチャンスにつながるような動きができてた。

結果は1-0でマンU。
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