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2007-01-29 Mon 23:17
アルゼンチンのシステムの柔軟性~W杯メキシコ戦から~
日本のイメージとして何度か取り上げたアルゼンチンのシステムの柔軟性。W杯後の試合を見たことがないから、あくまでもペケルマンが率いてたW杯時のっていう但し書きがつくけど。メキシコ戦の前後半90分を見ての感想。あんま時間もないから延長戦は省略した。

さて試合について。試合中のアルゼンチンのシステムをいくつか。途中で選手交代もあったけど、基本的には同じポジション同士の交代だったから選手が変わらなくても実践できたってことを重視したい。

■スタート(3-3-2-2)
   ⑨ ⑪
     
   ⑧ ⑩
 ⑦     ⑥
    ⑤
       
  ③ ② ④

    ①

■後半(4-3-1-2)
   ⑪ ⑨ 
   
    ⑩     
 ⑥     ⑧
    ⑤  
⑦       ④
   ③ ②

    ①


■守備時(4-2-2-2)
注)アイマール投入後はマスケラーノの1ボランチ
   ⑪ ⑨
     
  ⑧   ⑩ 
 
   ⑤ ⑥  
⑦       ④
   ③ ②

    ①


①アボンダンシエリ
②アジャラ
③エインセ
④スカローニ
⑤マスケラーノ
⑥カンビアッソ(アイマール)
⑦ソリン
⑧ロドリゲス
⑨クレスポ(テベス)
⑩リケルメ
⑪サビオラ(メッシ)


基本となるのは守備時の(4バックでいう)2枚のCBとマスケラーノ。この3人は守備専門の選手として基本的な役割を与えられている。

前半のスタートはスカローニがこの3人に加わって、3バック+1ボランチでバランスが取られてた。スカローニが機を見て攻撃に参加するシーンも多かったけど、左のソリンが中盤の位置を基本にしていることを考えるとスカローニはDFラインの1枚っていう捉え方が妥当。

後半になるとスカローニの攻撃参加が増えたし、高めの位置を取るようになった。ソリンとスカローニを両SBに置いた4バックの形に移行したと考えていい。下でのパス回しを見てもCB2枚が残ってる場面が多かった。前半はそれが3枚だったのと比べるとよく分かる。

攻撃面では基本的にはシステムは関係ない。クレスポとリケルメが真ん中でプレーするっていうある程度の決まりがあるけど、あとは本当に自由。こうやって流動的にやりすぎると相手を混乱させるのと同時に味方も混乱してしまう危険性もある。でも、アルゼンチンの場合はリケルメっていう軸がはっきりしてるだけにそういう心配は少なかったと思う。流動性の中で“いかにリケルメの選択肢を増やすか?”っていうコンセプトがはっきりしてたと思う。とにかくボール保持者を助けるフリーランニングが多い。考えて走るシーンが多いっていう意味だと、この部分もオシムジャパンが目指す形に似てる。1度クレスポにくさびを当てるっていうプロセスも混乱を防ぐ意味では効果的だったと思う。

前半はカンビアッソが右でロドリゲスが左の形。カンビアッソは低めでボールをさばく役割に徹していた。ロドリゲスは左サイドで起点になってからのドリブルでの切込みが多かった。
後半はカンビアッソが左でロドリゲスが右。ここでもカンビアッソとロドリゲスの基本ポジションの上下差が見られて、ダイヤモンドというよりも平行四辺形の中盤だったといえるかもしれない。

守備の形は前後半通して同じ形。基本的には前でのプレッシャーはそれほど厳しくない。高い位置で奪うというというよりも下で組織を作る時間を作る意味でのプレッシャーが多かった。最終ラインに関しても前後半通して4枚のラインを形成。そのラインに吸収されるかされないかの位置にマスケラーノ、そのやや前にカンビアッソ。マスケラーノはDFラインの一部といってもいいような位置だけど、マークにつく選手が決まってないのが重要。相手ボール保持者がバイタルエリアに入ってきたところでプレッシャーに行く。カンビアッソと2人でそういう役割をこなしてたと思う。前半に関しては押し込まれる時間帯が多かったこともあって、ロドリゲスがかなり低い位置まで戻って守備をする時間も目立った。

注目は前半の3バック⇒4バックへの切り替えの部分。ソリンが高い位置を取ってるだけにそのウラのスペースを狙われてしまった。そのときはマスケラーノが対応しにサイドに出ることもあったけど、基本的にはエインセが左SB的な役割を担ってたと思う。そのときマスケラーノは最終ラインに入って真ん中のスペースのカバーをする。そうやってソリンが戻る時間を稼いだ。右サイドに関しても似た形を取ってた。メキシコがサイドをワイドに使ってたから最終ラインの選手がサイドに引っ張りだされるシーンが目立った。右サイドはカンビアッソが最終ラインに入ってカバー。基本的にゴール前に4枚のブロックを形成することが徹底されてたと思う。それに伴って大雑把に言えば、一番近くの選手が入ってた。


このシステムの柔軟性を担う上で重要なのがソリン。ソリンは中盤の位置に配置することでペケルマンは攻守の一体感を植えつけようとしてたらしい。自陣ボックスから敵陣ボックスまでを行き来する運動量、それに攻守の切り替えの速さが目立った。特に守備の切り替えが遅れるとピンチを招く。その部分の意識の高さが感じられた。献身的な無駄走りも目立ったし、キャプテンとして十分チームの支柱になれてたと思う。

それから中盤真ん中の2枚、リケルメとマスケラーノのポジションも重要。両者が攻守の軸になることでバランスが取れてたと思う。システム的に流動的なチームに落ち着きをもたらす意味での軸の存在の重要性を再認識した。日本代表でも守備は鈴木がしっかりと軸になれてる。攻撃の軸を置いたほうがいいってことは前からここで言ってることだけど、オシムはどうするか?

アルゼンチン×メキシコの感想は↓
http://himajin0112.blog101.fc2.com/blog-entry-86.html

オシムジャパン結成前にアルゼンチンのシステムの柔軟性を考慮して考えた仮想日本代表は↓
http://himajin0112.blog101.fc2.com/blog-entry-109.html


ちなみにシステムの流動性っていう意味だとアルゼンチンには他にもオプションがいっぱいある。クレスポを1トップに置いた3-4-2-1だとか3トップを使う4-1-2-3。それに超攻撃的な3-4-3の形もオプションとしてはあった。このシステムは去年のクロアチアとの親善試合で使ってたから紹介しとく。メンバーはだいぶ違うけど。

    ⑨
⑪       ⑩
    ⑧
  ⑦   ⑥
    ⑤
       
  ③ ② ④

    ①

①アボンダンシエリ
②プルティッド
③サムエル
④コロッチーニ
⑤デミチェリス
⑥ポンシオ
⑦カンビアッソ
⑧リケルメ
⑨クレスポ
⑩メッシ
⑪テベス
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