ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-02-21 Wed 22:13
U-22:日本×アメリカ
<日本代表:3-4-3>
FW:平山、カレン-李
MF:本田圭-本田拓-梶山-水野
DF:水本-伊野波-青山
GK:松井

まず、今日のシステムの1番の特徴である3トップについて触れなきゃならない。基本的に3人の関係性はよかったと思う。軸として真ん中でくさびを受けることが多い平山、ドリブルでの仕掛けでアクセントをつけるカレン、やや低い位置からプレーを開始する李。

それぞれが互いをフォローする動きもできてた。真ん中で1人がボールを持ったときに残りの2枚が両サイドに開くことでボール保持者のマークを分散させたり、平山がサイドとか下に流れてできたスペースを他の2人が動き回ることで利用したり。平山にくさびが入ったときに2人の距離感もよかった。

平山自身も前線で起点になるという求められた仕事をきっちりこなしてた。それに加えて決定的なチャンスにつながったようなウラを狙った動きが見られたのも収穫。守備の貢献度も今までの試合に比べれば高かった(後半は怠慢になってたけど)。今日のプレーならば軸として信頼できる。あとは得点を決めきれるかどうかのところ。

李は初めて見た選手だったけど、守備面での貢献度が高かったと思う。数的不利を作られてるサイドの守備のカバーに奔走してた。攻撃面ではやや引いた位置で受けたり、そこからの飛び出しも面白い動きだった。

3人の位置関係としては全員が平山を中心に真ん中に凝縮される形。ウイングを置くような形じゃなくて、1トップ2シャドーって感じだった。これは水野と本田の両サイドの攻撃力を活かす狙いがあったんだと思う。特に水野は前にスペースがあったほうが生きてくる選手。ウイングを置かないことでそうやって前のスペースを与えようとしたと思う。

さらにサイドに起点を作ったときに、真ん中に3トップを凝縮させることでゴール前の人数が多くなる。サイドからのクロスの確率が上がる形だったと思う。ただ、こういう形は狙い通りに行かなかった。水野も本田も守備に追われる時間が多くなって、攻撃面でのよさを見せられなかったと思う。

それはアメリカがサイドに起点を作ってきたことと、日本が3バックでやったことで両サイドの守備の負担が増えたことによる。水野の方が高い位置でボールを持つシーンが多かったけど、そのときに縦に仕掛けるシーンがなかったのが不満。えぐってクロスを上げれば中が揃ってただけに面白かった。そういう意味では途中出場の家長のプレーはよかった。

サイドからの攻撃がうまく行かなかったのと同時に日本の攻撃は3トップだけに頼った形になってしまった。序盤から単純にトップを狙うロングボールが目立ったと思う。

そういう形でも序盤はアメリカがブロックを低い位置に設定したことで高めの位置から精度の高いロングボールが前線に供給された。ハーフェイライン付近から守備を始めるアメリカに対して日本の3バックもかなり高い位置まで上がってきてプレーすることができた。そこに梶山が絡むゆっくりとしたパス回しから、前線へのいいフィードが繰り返された。

相手が自陣でスペースをつぶす守備をしてたから、スペースのない中盤を省略するのも理にかなってる。3トップのいい関係性で相手の守備陣を混乱させることもできて、序盤はそういう攻撃のしかたでもチャンスを作ることができてた。

ただ、前半の途中辺りからアメリカの慣れもあってそういう攻撃がうまく回らなくなってしまった。同時にアメリカの守備の開始位置が高めに変わってきて、日本のロングボールも意図したものから苦し紛れのものへと変わっていった。そういう単調な攻撃の中で前線でのFWの孤立が目立ってた。

本当は日本の側としては3トップにうまく中盤以降が絡んでくる攻撃を仕掛けたかったんだと思う。3トップだけに頼った攻撃は最初こそ効果的だったけど、相手が慣れてきてからはうまく機能しなかった。チャンスの部分を振り返ってみても中盤以降の選手が絡んできたシーンが多かったと思う。

この点についても序盤はうまく回ってたと思う。最終ラインの選手を含めて切り替えの速さが目立った。本田拓がボランチの位置からサイドのスペースへ飛び出すシーンが目立ったし、最終ラインからの積極的な攻撃参加も見られた。

さらに平山がしっかりと収めることで後ろの選手が上がる時間を稼いでた。相手が日本の3トップを捕まえきれずにズルズルと下がっていくことでDFラインの前にスペースが空いてたから、本当はそこをもっと使いたかった。梶山がミドルシュートを打った場面があったけど、そうやって相手のギャップに入り込むプレーを増やしたら面白かったと思う。

そう考えるとやっぱり梶山がそこに入ってくるプレーがもっと見たかった。梶山自身は下で組み立てに専念してた印象だけど、自身でのシュートとか平山へのスルーパスみたいに高い位置で持つと何かやってくれそうな気がする。

こういう中盤以降とFWが分断されてしまった原因としては守備の問題が大きかった気がする。あとになって考えてみると中盤の守備のラインが低くて前線では“取る”じゃなくて“切る”に重点が置かれてたような気もするけど、序盤の守備は基本的には内容の濃いやり方だったと思う。

今まで通りボールを失った選手がファーストDFになるっていう原則の中で前線からしっかりとプレッシャーをかけてた。FWのチェイシングからコースを限定してくやり方も目立った。そういう中でサイドで孤立させたときとか、相手がもたついたときに一気に集中してボールを奪うやり方ができてた。

中盤では本田拓が積極的にボール保持者にアプローチするシーンが目立ったと思う。その後ろでは梶山がしっかりとバランスを取ってた。こういう守備で相手を遅らせたところに前線の選手が戻って挟み込むようないい形での守備も見られた。

最終ラインについてはマンマーク気味に相手について、FWへの縦パスに対してはしっかりと体を当てて自由にプレーさせなかった。そうやってDFが引き出されたときは両サイドがDFラインに入ってバランスを取ってた。

特に本田圭がDFラインのカバーをするシーンが目立ってたと思う。攻撃面ではこのことがサイドに起点を作れないっていう弊害を生んでたけど、守備面でのバランスを考えるとしかたのない部分だったのかも。

とにかく序盤は相手に思ったような攻撃をさせなかった。今まで通りに高い位置でのカットを攻撃につなげられるシーンも多かったし、そういうときは後ろの選手も勢いのまま攻撃に参加しやすかったと思う。

この守備が変わってきたのがアメリカが前がかりになり始めた前半の途中辺りから。上に書いたようにアメリカの守備の位置が高くなった時間帯。この時間帯から日本は高い位置でボールを奪うことができなくなってしまった。

まず、日本のトップ下の位置にうまく入り込まれたってのが原因の1つ。日本の守備のブロックは3バックの前に中盤の4枚をフラットに並べ、最前線にFW3枚が位置する形。これだと必然的に中盤高めのところにはスペースが空くことになる。そこに対してのアプローチが遅れてた。そのギャップにうまく入り込まれてしまったと思う。

アメリカはそこを起点にして左右にうまくボールを散らしてきた。この左右のサイドも日本の守備から見ると薄い部分。システム的には日本はサイドには1枚、相手は2枚置いてるわけだからその時点で数的不利を作られてる。序盤はそれでも複数枚で囲むとこでうまく孤立させることができてた。それが相手がプレッシャーに慣れ、SBの上がりが活発化されることでうまくそのプレッシャーをいなされてしまった。

さらに左右を使われることで真ん中のプレッシャーも分散されてしまう悪循環。そうやって徐々に守備の位置が低くなってしまったと思う。前半の最後の時間帯には日本のゴール前に9枚が集結するようなこともあって、押し込まれるのがよく分かった。こうやって多くの選手がゴール前にいるってことはそのまま前線は薄いことを表してる。これが前後の分断を生んで攻撃にも悪い影響を与えてしまった。

このチームは守備では今までいいものを見せてくれていた。4-1-4-1のシステムで前線で1つのブロックを形成することで高い位置で積極的に奪う形だった。ただ、今日の試合を見る限りレベルの高い相手に対してはそういう守備ができないのかなとも思う。サイドで囲んでも抜け出されてしまったり、ドリブルでの仕掛けに対して後手後手の対応が目立った。

確かにシステムはいつもと違ってたけど1対1(数的優位でも)の守備で打開されるってのはシステムと関係ない部分だと思う。ドリブルに対する対応の甘さは韓国戦でも見られた部分だし、1人1人の守備力に弱点があるってことなのかも。

基本的には日本は攻撃をうまく組み立てることができなかった。ロングボール主体の攻撃になったことで相手の二次攻撃も許してしまったし、チームとしてキープできなかったことで押し上げることもできない悪循環が生まれた。そうやって多くの時間で受身のサッカーを余儀なくされた。受身のサッカーでスタミナを徐々に削られて、後半は切り替えの遅さとか危ない位置にスペースができてしまっているシーンが目立った。

ただ、ロングボールは悪い部分ばかりだとはいえない。遠い距離のボールの精度とか見ている場所がいいものも多かった。そればかりを繰り返したら単調になるけど、1つの攻撃パターンとしては計算できる形だったんじゃないかと思う。

守備面では今までの高い位置で積極的に奪いに行くっていういい形が見られなかった。それでも失点0だったのはよかった部分。ゴール前に集中して最後のところで体を張る守備がしっかりできてた。そうやって押し込まれたときの守備もしっかりできたのはよかったんじゃないかと思う。

チームとしてはそうやって引かされたときにその1つ前にスペースができてしまう部分を修正して欲しい。中盤までがDFラインに吸収されてしまってボール保持者に当たりにいけない場面が目立った。

あとは個々の守備力の部分。最終ラインで言えばボールの受け手に対しての守備はいいものがある。出足の速さが目立ってボールが入っても自由にプレーさせない。あとはボール保持者と正対したとき。相手を遅らせるっていう最低限のところはできてたけど、やっぱりどこかで勝負をかけなきゃならない。

そういうのは味方のカバーの状態とか組織の部分も大いに関係してくるけど、最終的に取れるかどうかは個人の力量だと思う。このチームは組織の守備でいいものを持ってるから、個々の守備力が上がれば相当堅くなると思う。

結果は0-0。采配的には森島と平山を交代させたとこが疑問だった。前半からロングボール主体の攻撃をしてたわけだから、前線に2枚を並べてパワープレーにでてもよかった気がする。
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