ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-03-07 Wed 22:54
ACLグループリーグ第1戦
【アレマ・マラン×フロンターレ】
<フロンターレ:3-5-2>
FW:我那覇-ジュニーニョ
MF:マギヌン、村上-谷口-中村-森
DF:伊藤-寺田-箕輪
GK:川島
 
初戦ってこともあったかもしれないけど、両チームとも1点目はDFの不用意なプレーから生まれたものだった。そういう動きのある状態から試合がスタート。

前半ペースを握ったのはアレマ・マランの方だった。前線から積極的なチェイシングを仕掛けてた。特にボールを持った選手に対してはかなり厳しく行ってた。その中には完全なアフタープレーなんかもあって、汚いプレーもあったわけだけど。そうやって激しく入ることでフロンターレの勢いを弱めようとしたと思う。

攻撃でも先制点を奪われたこともあって、序盤から積極的にやってきた。やり方としてはフロンターレの3バックのサイドに起点を作る意図が見られて、狙いとしてはいいものだったと思う。得点シーンもサイドから。サイドでボールを持った選手に対してはしっかりとフォローをして数的優位を作ろうとしてたところからも、サイド攻撃を重要視してたことが分かると思う。

こういうアレマ・マランの積極性に加えて、フロンターレがアウェーのやり方で試合に入ったことも前半のペースがアレマ・マランに傾いた要因だったと思う。フロンターレの前半の守備は自陣に引いて組織を形成させるもの。相手の最終ラインのパス回しは自由にやらせて、縦パスが入ったところでチェックを開始した。最終ラインを高めに設定してスペースを消すやり方だったけど、受身のやり方だったのは間違いない。サイドを突かれたときにCBが引き出されてバランスが崩れる場面はあったけど、多くの時間帯ではバランスをしっかりと整えることを最優先にしてた。

攻撃面でも前半はリスクを犯さないやり方から入った。攻撃は3トップ気味に配置された3人に任せられる部分が多かったと思う。昨シーズンからの形だけあって、3人の関係性はいい。我那覇が引いて受けたスペースにマギヌンが出てくみたいな単純な関係の中にもそれが見て取れた。攻撃の形としてはその3人に単純に入れてくる形。中盤での組み立てを省略して早いタイミングで入れてくる場面も多かった。そもそも中盤での組み立ての中でのミスが多かったと思う。それは選手の距離感とピッチコンディション問題の影響だった。

こういうやり方で相手の守備に狙いどころを決められた弊害は生まれたのも事実。特に我那覇に対するくさびのボールはことごとくカットされてしまっていた。そういうこともあって後ろから中村とか谷口が絡んでくるシーンも少なかった。前半は全体として押し上げの遅さも目立った。この点でもリスクを犯さないっていう原則が守られてたのかもしれない。前半はあまりいい形じゃなかったけど、プラン通りだったのかもしれない。

こういう状況が後半になって一変した。それもアレマ・マランとフロンターレの両者からの要因があった。アレマ・マランは単純にスタミナ切れが見られた。暑さの中で序盤からかなり積極的なサッカーをしてたから仕方なかったかもしれない。後半は中盤でのプレスが効かなくなってた。それに前線の選手が守備に戻ってこなくなるシーンが多くなってたと思う。その中でDFと中盤の間に大きなスペースが空いてた。フロンターレはそこのギャップをうまく突いてたと思う。

フロンターレ側も後半開始と同時にギアを入れ替えた。それは守備の開始位置を見ても分かる部分。前半よりも明らかに積極性が見られた。前線の選手と後ろの選手がはさみこむ守備なんかでうまく連携して高い位置で効果的な守備ができてたと思う。

その守備の勢いを攻撃につなげることができた。中村なんかが守備の勢いそのままに前線に飛び出してくようなシーンが出てきはじめた。そもそも守備の位置が高くなったことでチーム全体が押し上げられたと思う。その結果前線の選手の距離感がよくなった。

その中で本来の持ち味である早いパス回しとかワンツーでの抜け出しとかが見られた。相手の厳しいタックルを考えても早いタイミングでパスを回すことはいいことだった。ボール保持者に近づくフリーランニングも増えて、ボールをよく引き出してたと思う。そうやって前の方にプレーの選択肢が増えたと思う。

前半は我那覇頼みの組み立てで相手に狙われてしまったけど、後半は多くの選手が前線に絡むことで相手を分散させられたと思う。さらに、こういう連動した攻撃を仕掛ける上での我那覇の役割を再認識。前線でボールを引き出して安定したポストプレーをこなすことで後ろの上がりを促進して厚みを増すことができる。

フロンターレの2点目は攻撃の厚みが見られたシーンだった。中村が前に飛び出してきたところからのチャンス。1度目は跳ね返されたけど、そのこぼれ球を拾ってミドルシュート。さらにその跳ね返りをつめた得点。2次、3次攻撃が機能した。

この得点のあとは前半のような自陣での守備に切り替えたのも注目すべき点だったと思う。徹底的にリスクを避ける方法だったんだと思う。そういう意味ではいい形で3点目が取れた。3点目はCKからの流れ。ここでも1度跳ね返されたボールをうまくサイドに展開した。CKの流れで相手のDFがバランスを崩してたことと、味方が多く残ってたことがいい方向に働いた。

川崎のDF陣は強さを見せてくれた。失点シーンを含めて、序盤は不安がある部分もあったけど、時間が経つにつれて安定感が増してった印象。特に正面から来るボールはことごとく跳ね返してた。ロングボールが放り込まれたときの競り合いの強さがあるし、グラウンダーのボールに対しては出足の速さで相手の前で触る。ウラのスペースにいいボールが供給されるシーンがなかったからなんともいえないけど、全体としてはそれぞれのカバーのところもうまく回ってたと思う。

ただ相手がサイドに起点を作ったときにCBが引き出されてしまうのがどうしても気になる。3バックでやってる以上しかたのない部分だけど、失点シーンは中で2対2の状況。もうちょっと中盤の選手との連携が欲しい。

この最終ラインの3人を初めとしてフロンターレは高さっていう武器を存分に使おうとしてた。特にセットプレーではそういう意識が強く見えてたと思う。セットプレーでは滞空時間の長い高いボールを意識的に蹴ってた。

結果は1-3でフロンターレ。前半は上にも書いたとおりチームのプランとしてリスクを犯さずに入ったってことなんだと思う。ただ、ピッチコンディションとか判定に戸惑った場面が多かったのも事実だったはず。その点で後半にしっかりと順応できたのは好材料。判定に関しては前半と比べて後半はファールが格段に減った(攻めてる時間が多くなったこともあるけど)。


【レッズ×ヘルシク・ケティリ】
<レッズ:3-5-2>
FW:ワシントン-永井
MF:ポンテ、相馬-小野-鈴木-山田
DF:ネネ-阿部-坪井
GK:山岸
レッズの試合内容は前回の横浜FC戦よ似たようなもの。相手は横浜FCよりも消極的だったけど、レッズの側に見られた部分は同じような感じだった。

まず、守備面。これはゼロックスのときからずっと言ってることだけど、プレッシャーをしてるフリの選手が多い。だから、相手の攻撃に移ったときに多くの場合自陣深くまで押し込まれてしまった。それはファーストディフェンスがうまく機能してないこととか、ボール保持者に対して中途半端なプレスが目立つことが原因。相手もアジアの舞台に出てくるぐらいだから、そういう中途半端な守備だとしっかりと足元の技術を見せた。ただ、今日の試合を見る限りではレッズとの力差は明らか。それなのに攻撃のたびにレッズが自陣深くまで押し込まれるってのはおかしい気がする。

こういうレッズの守備の状況の中にあって、小野の守備の積極性が目立ってた。攻撃からの切り替えの速さと、相手へのチェックの速さが目立った。さらに最終ラインのカバーに入ってバランスを取るような役割もこなしてた。相手の攻撃が少なかったから、そういうシーンも多くはなかったけど、マンマーク気味についてた今日のレッズの最終ラインを見ると、そういうカバーの動きも必要だった。攻撃面も含めて、小野の上下の運動量の多さが目立ってた。

相手の攻撃のたびに深くまで押し込まれたことは攻撃面にも弊害を生んだ。この点についても何度も書いてるけど、速攻に転じたときに前の薄さが目立つ。中盤以降の多くの選手が低い位置に戻されてしまうから、前線には一部の選手しか残ってない。

こういう部分は昨シーズンから見られたことだった。昨シーズンはそういう攻撃の中でも前の選手の質でなんとか得点につなげてた。今日の2点目がそういう形。攻撃はポンテ、永井、ワシントンの3枚だけで得点まで持ってった。このシーンみたいに2トップを採用しているって意味では昨シーズンよりも確率が上がってるっていえるかもしれない。

ただ、こういう場面みたいな数的優位の状況ははほとんど作らせてもらえないはず。ACLはともかく国内では相手の挑戦を受けて立つ立場。相手もレッズ相手にはしっかりと後ろに選手の残しておくと思う。そう考えて2点目以外のレッズの攻撃を見直すと不安点が出てくる。速攻を考えれば相手がある程度の人数を守備に残したときに前の選手だけで崩すのは難しい。そういう意味では後ろからの押し上げがもっと欲しいところ。といってもその点は守備面からの改造が必要になってくる。昨シーズン途中から見られ始めた、最後のところで人数をかけるっていうやり方をしてる限り(それが悪いってわけじゃないけど)難しいと思う。

そうなると遅攻の質を高める必要がある気がする。遅攻を考えるとすると、ワシントンと岡野の違いのところを見るのがいいと思う。相手のスタミナを考慮する必要があるけど、この交代で明らかにレッズに流れが傾いた。この2人の違いは単純に動くか動かないかっていうこと。ワシントンは真ん中にしっかりと腰をすえるタイプで、岡野はこの試合では右サイドに流れてのプレーが多かった。

引いた相手を崩す方法の1つとしては前線での動きを作って相手のブロックにギャップを作るっていうことが挙げられる。そういう意味では岡野の方が優れてたっていうことだったんだと思う。岡野自身が動くことで相手のバランスが崩れる。さらに岡野が動いて空いたスペースを他の選手が有効活用できるっていう利点も生まれる。FWの一角の永井は1トップ気味になったことで広いスペースを自由に動くことができた。

さらに2列目からの飛び出しも促進されたと思う。3点目は小野が前線に入り込んでのミドルシュート。その前の動きで小野のシュートのコースを空けたのはポンテだった。確かにポンテが攻撃に絡んでくるのは前半からあったことだった。組み立てのときにはワシントンも引いてきてボールを引き出すようなプレーをする。そうやって空いた前線のスペースにポンテが出てくっていうことが多かった。

ただ、このやり方だと最前線が完全につまっちゃったときに動きを作ることができなかった。結局は相手のブロックの外でパスを回しながら、最後は中に放り込むっていう形になってしまった。相手のブロックがかなり低い位置に形成されてたから、DFもかなり押し上げに参加してきてたけどあまり効果がなかった。動きが生まれない限り人がいてもしかたないっていうこと。

そういう動きがなかったから一度ペースダウンすると次にスピードアップするタイミングを図れないでいた。結果として試合自体もゆっくりとしたペースで流れた。チームの中でリズムを変えてたのは小野のパスだけだったような気がする。

もちろん岡野が入ったことでいい部分ばかりが生まれたわけじゃなかった。今日の試合だと岡野が右に流れてプレーしたことで山田の攻撃参加が減ってしまった。ただ、この部分はチームの戦術的なものだったかもしれない。ネネを積極的に攻撃に参加させて、山田を後ろのバランサーとして配置するっていうこと。

ネネはこの試合でも積極的な攻撃参加が目立った。同時に決めるべきところを決めきれないシーンとかボールを運ぶときのミスも多かったと思う。その辺がトゥーリオとの差かもしれない。こういう点があるなら、リスクを犯して出て行く意味が感じられないわけで。そういう意味では序盤に少し見られた阿部の攻撃への参加をもっと見たかった。

結果は3-0でレッズ。得点の時間帯はよかったんじゃないかと思う。立ち上がりと、前半ロスタイム、そして後半にダメ押し。
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