ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2007-03-09 Fri 13:34
ミラン×セルティック
<ミラン:4-5-1>
FW:インザーギ
MF:カカ、セードルフ-ピルロ-ガットゥーゾ-アンブロジーニ
DF:ヤンクロフスキ-マルディーニ-ボネーラ-オッド
GK:ジーダ

ミランは前回と同じやり方で試合に入ってきた。立ち上がりは左SBのヤンクロフスキが積極的にオーバーラップを繰り替えして、そのサイドから崩そうとしてたと思う。後半になってからは自由に動き回るようになったセードルフも前半は左サイドの基本ポジションでのプレーが多かった。

前回も同じやり方で入ったことを考えるとこれは中村を押し込む意図があったと考えてよさそう。これによって中村の守備の負担を増やす狙いがあった。それに中村にボールが入ったときにセードルフがしっかりと守備に回ってたのを見ると警戒してるのがよく分かる。

ミランはホームということもあって前回よりも積極的な試合運びをしてくると思ったけど、大きく変わったようなところはなかった。1点を取られたら苦しい立場になることを考慮してのやり方だったかも。強いていうなら前線でのチェックの位置が高くなったことぐらい。そのチェックも特別厳しくいくようなものでもなかった。それにセルティックが単純に前線に入れるやり方をしたことで、その前線でのチェックもうまく機能したとはいえない。

結局そういうロングボールに合わせてチーム全体が押し下げられてしまうシーンが多くなった。そのときにDFラインに中盤が吸収されてしまうシーンが目立つ。高い位置でこの2つのラインが近い関係を作ってるならいいけど、ゴール前でのこういう状況は好ましくない。1つ下にスペースが空いてしまうし、最近にミランによく見られる選手が足りてるのにマークにつききれないっていう状況も生まれやすくなる。ゴール前の集中は大事なことだけど、ボール保持者にはしっかりとチェックに行くみたいなバランスがほしい。

それにこのことは攻撃とのつながりを考えたときにも前線が孤立してしまう状況を生んだ。速攻を仕掛けたい場面でも後ろの飛び出しに時間がかかるから思ったような攻撃が仕掛けられない。もともと後ろに選手を残してる相手をカカとインザーギだけで打開するのは難しかった。そうやって時間がかかっている間にセルティックの選手が戻ってしっかりと組織を形成してしまった。結局ゴール前に多くの人数のセルティックの選手が配置される状況になった。

そうやって相手が組織を形成してしまったときの攻撃がうまく機能しない。相手が自陣に引いて守備をしてるから、DFラインが高い位置に上がってきて全体を押し上げたし、両SBに加えてマルディーニも積極的に攻撃参加を繰り返してた。でも、そうやって攻撃に厚みを加えようとしても攻撃のバリエーションが少ない。

この試合ではセルティックの最終ラインが深い位置で守るようなやり方をとってなかった。だから、ウラには使えるだけのスペースが十分にあったと思う。インザーギとしてはそのスペースを常に狙ってDFラインとの駆け引きを繰り返した。チームとしてもそこに抜け出せば得点への最短距離だけに、何度もウラへのパスを狙ってた。ただ、そのやり方もパスの精度の問題で決定的なチャンスには結びつかなかった。それにセルティックのDFラインもよくウラのスペースに対するケアをしてたと思う。ミラン側としては結果としてただウラへボールを放り込むだけの単調な攻撃が増えてしまっていたと思う。

それにそのインザーギを抜いてく選手がほとんどいない。というよりも全体として4-4-1-1のシステムを維持したまま上下動を繰り返してたような印象。これは攻撃時のラインの間延びが原因だったような気がする。それに下の選手が前線に飛び出すような時間を作れなかったってのもある。トップのインザーギはもともとそういう選手じゃないけど、この試合ではピルロが低い位置でボールを保持できなかったのがつらかった。

それは相手のやり方のうまさのせいだったと思う。つまりヤロシクをトップの位置に起用してきたこと。ヤロシクはもともとボランチの選手だから守備の貢献度も高い。最前線でのいい守備を見せてくれた。その役割の1つとして低い位置でボールを持ったり受けだりしようとするピルロをうまくケアがあったと思う。ヤロシクが交代した後に入ってきたのもグラベセンだったから、ミランとしては事態の好転にはつながらなかった。

結果としてミランはポゼッションをしながらも最後まで押し込む攻撃ができなかった。シュートの数は多かったけど、その中にはミドルシュートがかなり含まれてる。相手を崩しきれずにブロックを外す前に強引に打つ場面が目立った。攻撃のやり方が個の力での強引な形に偏ってしまっていた。ゴール前で複数の連携で崩すようなシーンがほとんどなかった。

こんな感じのミランに対して、セルティックも1戦目のような積極性は見られなかった。守備に重点を置くやり方で試合に臨んだと思う。結果として前の選手に任せるような攻撃の形は縦へのシンプルに入れる形が多くなった。そのときにトップの2人が重要な役割を担ってたと思う。カウンターのときは1度前線での経由点になってたし、相手が組織を作ってしまったときはロングボールとかくさびのパス受ける役割を任せられた。

そのときのポジショニングがよかったと思う。2人とも相手の中盤とDFの間の中途半端な位置に位置することである程度自由にボールを扱うことができた。低い位置からのロングボールに関しても自分達のボールにできることが多かったと思う。特にヤロシクはいろいろな位置に動き回ることでよくボールを引き出してた。その後の展開もいいものだったと思う。

こうやって守備を重点に置いたサッカーをしてたセルティックだけど、その守備に安定感があまり感じられない。最後のところでの守備でなんとか持ちこたえてたような印象。守備のやり方は自陣でブロックを形成して縦パスが入ったところでチェックに行くもの。そのチェックが甘いっていう場面が多かった。飛び込んだら抜かれるみたいな恐怖心を持ってた選手が多かったように思う。中途半端に距離を開けてたからミランの選手はあまりプレッシャーを感じてなかったんじゃないかと思う。

その最たる存在がレノン。このチームはアウェーでは強さが見せられないけど、その原因がレノンにあるんじゃないかって思ってきた。1戦目では前線から相手のボール保持者に対してのチェイシングを繰り返したレノンだけど、この試合では目立たない存在になってしまっていた。ボール保持者に対する積極性がほとんど見られなかった。

それに失点のシーンでも簡単にカカにはじかれてしまっていたのも気になるところ。カウンターの芽を何度も摘んでたスノと比べると(ファールになってしまうことが多かったけど)やっぱり不満。そんなに多くの試合を見てるわけじゃないけど、レノンがアウェーの試合で目立たなくなることが多い気がする。中盤での守備の起点がなくなることで簡単にゴール近くまで入り込まれる状況が生まれてしまっていると思う。レノンがキャプテンだってことを考えてもチームへの影響が大きいのかもしれない。

それにこの試合では相手のシステムとの相性の悪さも感じられた。システム的には相手の中盤の5枚に対してセルティックの中盤の4枚が対応することになる。そのセルティックの4枚が相手のセードルフ-ピルロ-ガットゥーゾ-アンブロジーニと正対するとしっくり来るような形だった。

だから、1つ前のポジションにいるカカを誰が見るかっていうことがはっきりしてなかったような気がする。カカはセルティックの中盤とDFの間で自由に動き回ってた。特にセルティックのボランチが引っ張り出されたときにカカが自由になってしまう場面が多く見られたと思う。ミランのキーであるカカをあまりにも自由にしすぎてしまった印象。

こういう個とシステムの問題を考えると、途中のヤロシクとグラベセンの交代は絶妙だった。ポジションとしてはヤロシクのところにそのままグラベセンが入る形。この交代でまず前線に守備の起点を作ることができた。さらにカカに使われてしまったスペースへのケアもうまくできるようになってた。ボランチの1枚が引っ張り出されたらグラベセンが戻ってカバーをするみたないいローテーションができるようになった。

だから、その後のスノとビーティーの交代が失敗だったような気がする。この交代でまた相手の中盤の選手が空くような状況に逆戻りした。ヤロシクとグラベセンがうまく抑えてたピルロも攻撃に絡んでいけるようになってた。得点を取らなきゃいけない場面だったからしかたない部分もあったけど、守備面では危ないシーンを増やすことになったと思う。

結果は1-0でミラン。セルティックは前半から攻守に渡って運動量を要求されたのがきつかった。失点シーンはスノが攻撃に参加したところでミス。そこから一気にカカに運ばれてしまった。押し込んでたとこでのカットされ、その後の守備が効かなかったことで、でカカ得意の前への推進力のあるドリブルを許してしまった。
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