ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2008-03-25 Tue 15:40
アーセナル×ミドルスブラ
<アーセナル:4-4-2>
FW:ファン・ペルシー-アデバヨール
MF:フレブ-フラミニ-セスク-エブエ
DF:クリシー-ギャラス-コロ・トゥーレ-サーニャ
GK:アルムニア

ブラックバーン戦から久々にアーセナルの試合を見た。ブラックバーン戦ではエドゥアルドが完全にフィットして本当の意味でどこからでも攻められるようになったアーセナル。パス回しの質も変化したイメチェンアーセナルが見られた。でも、その後の試合でエドゥアルドが悲惨な怪我で離脱。チームとしても引き分け続き。結果だけを見るとチームがうまく回らなくなっている様子が見て取れた。

対するミドルスブラはいつ見てもいい質のサッカーをするチーム。たまたま見る試合、見る試合が当たりってだけかもしれないけど。ともかく、前線からの積極的な守備をベースとしたいいチーム。攻撃はそういういい質の守備で奪ってから一気に縦を侵攻するやり方。FWの引き出しの動きが素晴らしく、チーム全体の縦への意識も高い。結果として超素早い通り抜けフープで相手ゴールに向かうことが可能になる。

今回の試合でもミドルスブラの考え方は変わらない。少なくとも立ち上がりはいつもどおりやり方で試合に入った印象。FWが低い位置の相手最終ラインのボール保持者もリミッターなしで積極的に追いかけ回したし、それに対する次の連動性もいいものだった。前へ前への守備の中でより高い位置で狙おうと、中盤の選手が敵陣内で守備をするシーンが目立ったと思う。

こういう2つ目以降の守備の連動性がミドルスブラのよさだって言える。1つ目が効果的に機能してるってのは当然のことと考えると。この2つ目以降の守備の連動性っていう意味では、囲い込みとか挟み込みの質の高さも目立つ。前線で追いかけて制限し、次で引っ掛けるのが1つ。もう1つは縦に入ってきたところで厳しく当たり、相手を釘づけにしておいてすぐに数的優位で囲い込むこと。どちらにしても、中盤での質の高い守備が見られる。

今回の試合でも立ち上がりは引っ掛け、囲い込み、挟み込みと中盤での質の高い守備が目立った。結果として敵陣で効果的にボールを奪うシーンも増えたと思う。そこから縦への意識が強いショートカウンターで敵陣深くまで入り込むシーンも作り出せてた。そういう意味でミドルスブラがミドルスブラらしく振舞った立ち上がりだった印象。

ただし、相手はアーセナル。これが大きな問題だった。ミドルスブラの中盤での囲い込みとか挟み込み。それが完成する前、つまり囲い込み切る前とか挟み込み切る前に逃げる力がアーセナルにはあった。それはアーセナルらしい流動性をベースとして、ボールに対して複数の選択肢を常に用意しておくやり方で。立ち上がりこそ相手のプレッシャーをそのまま受けてしまっていた印象の強かったアーセナルだけど、徐々にそれを否すことができるようになっていった。

そうなるとミドルスブラとしては困った話になる。前へ前への守備意識は、それが機能しているうちはいいけど、抜け出されるようになるとギャップが多いってことになる。守備のために前に出てきてる選手は裏を返せば引っ張り出されてるってことと同義であるから。抜け出されて、DFと中盤の間に入り込まれるシーンが目立ち始めると、ミドルスブラの方に怖さが生まれてきたと思う。この辺は時折相手のウラへ一発のボールを蹴り込むアーセナルのアプローチのよさもあったと思うけど。

とにかく、怖さが生まれてきたミドルスブラ。だんだんと高い位置に設定された一体感のある守備ブロックを維持できなくなっていった。それでも守備のスタートとなる最前線の追いかけは、忠実に行われ続ける。この前後のところにギャップが生まれ始めた、前半の5分過ぎだった。さすがはアーセナルのパス回しって話。

じゃあ具体的にどういうギャップができたか。まず、アーセナルの最終ラインを追いかけまわすことをやめなかった。普段は縦っぽい関係になることが多くなる気がする2トップだけど、今回は横並びでどちらも前に対する守備を行ってた。なぜかは分からないけど、この縦関係から横関係への変更もギャップを作り出す要因の1つとなっていた気がする。

中盤では左サイドのダウニングは頑張ってた。2トップと同じように自分の前に対する守備を積極的に行っていた印象。それに引っ張り出される形で、右SBのポガテツも積極的に前へ前への守備を行ってたと思う。それに対して右サイドのオニールは守備であまり目立たなかった。これは途中からってことではなくて、立ち上がりからずっと。サーニャにボールが入ると追いかけまわしてたダウニングとは対照的に、クリシーにボールが入ってもオニールは中途半端な距離をとってた気がする。

だから、ミドルスブラのいい守備に対するアプローチもアーセナルは左サイドから行った。立ち上がりのミドルスブラの守備の中で唯一のギャップといってもいい場所だったから。そういう場所を起点として攻撃をはじめ、徐々に相手ブロックの本丸に入って行ったイメージ。だから、立ち上がりのアーセナルは左サイドに起点を作るシーンが目立ったと思う。

それでも上にも書いたように、この右サイドの守備がギャップっぽくなってたのは試合開始当初から一貫してたミドルスブラ。それでも立ち上がりは高い位置での守備が機能してたのは上にも書いたとおり。2トップとダウニングの守備も一貫して、相手を追いかけまわすことで変化がなかったわけだから、つまり直接的に変化がもたらされたのはCMFの守備の意識だったと思う。

立ち上がりは敵陣で守備をすることが多かったミドルスブラのCMF。このCMFに任せられたのは、相手のCMFに対する対応。2トップが相手最終ラインを追いかけまわしてる以上、1つ下のスペースが空かないようにするのはCMFの役割。この場所はアーセナルのCMFだけではなくて、降りてきた2トップが入り込む場所でもあるから、アーセナルにとっては攻撃の中で重要な場所だったって言える。

立ち上がりはその場所でボアテングが目立ちまくり。FWが最終ラインを追いかけ制限した上で入ってきた縦パスに対して厳しい対応を繰り返した。ただし、スタートの時点で制限がかかっていなかった右サイド(アーセナルの左サイド)から入ってくるボールに対しては、相手を浮かしてしまっていたのも確かだったけど。とはいえ、CMFがFWウラのスペースを埋められてる間は守備が機能してたって言ってもよかった気がする。

でも、上に書いたようにそういう守備をアーセナルが逃げ出し始める。囲い込みとか挟み込みを抜け出されて、引っ張り出された状態で奪いきれずに、中盤のウラに入られるシーンが散見されてくる。この時点でミドルスブラのCMFに迷いが生じた。前に引きつけられるべきか、後ろの引きつけられるべきか。ここんとこにあいまいさが目立ってきたと思う。

前に引きつけられるときにはそれまでと同じように高い位置での効果的な守備ができる形を作り出せた。ただし、背後にギャップを残してきているっていう怖さとともに。本当は最終ラインを上げてその怖さを取り除けばいいところなんだけど、それはアーセナルの一発パスの怖さに負けてしまっていた。

逆に後ろの引きつけられたとき。アーセナルは攻撃のスタートのところが浮きまくり。CMFはフリーでボールを扱い、降りてきたFWにも簡単にボールが収まった。そこから、相手の守備が消極的な左サイド(ミドルスブラの右サイド。ミドルスブラの左サイドはまだ守備の積極性が残ってた)に展開することが多くなった。ミドルスブラのFWが頑張って追いかけ回したとしても、次が連動しなければ意味がない。ミドルスブラの守備のよさは次の連動のよさにあるってのは上にも書いたとおりだから。

とりあえず、簡単にアーセナルに攻撃のスタートを許すことになれば後はベタ引きになるしかない。アーセナルのパス回しが始まってしまった以上。途中途中で狙うってのは現実的ではないと思う。そういう途中途中で狙う形だと、嫌っていたはずのギャップを残すことになるわけだし。結局は最後の最後に人数ベースの守備ブロックを置くことになったと思う。

問題はここのところのあいまい性をどうするかって話。本来やりたい形を貫いて前に引きつけてリスクを負いながらも次の攻撃にもつながるような守備の形を目指すか、後ろに引きつけてベタ引きになるのか。あいまいは問題。どちらかに統一したい。というわけで、ミドルスブラは後者に統一。ベタ引き守備にして、守備の重心を後ろに移したと思う。

それならば、もうFWは追いかける必要はない。みんな後ろの守備意識が高いのにトップだけが追いかけてたらスタミナの無駄遣い。だから、前半の10分~15分の間ぐらいの時間にミドルスブラのトップは追いかけるのをやめた。2トップをハーフェイライン付近まで戻して、完全に引いて受ける形。潔いいというかなんというか。守備の180°の転換をあっさりと行ってしまった気がする。

この潔い守備は得点によってさらに潔さを増した。ちなみにこの得点にもあるように(ここはFKからだったけど)、ミドルスブラの攻撃は守備のやり方を変えても変わらなかった。つまり縦への意識が高いもの。トップの引き出しにロングボールを蹴りまくりっていう形。相手の中盤を飛ばす通り抜けフープ。ただ、潔さを増したミドルスブラはそういうロングボール一発の攻撃さえもほとんどしなくなっていったと思う。

さて、こういう潔いミドルスブラに対するアーセナルの攻撃。とりあえず楽にボールが持てたのは確か。恐ろしいほどにボールをポゼッションしてた。その中で今回の注目はアーセナルの攻撃がどうなってるか、エドゥアルド抜けのアーセナルがどういう方向に向かうのかっていう点だった。そして、今回のアーセナルの攻撃の問題はフィニッシュに行けないってことだった。あれだけポゼッションをしておきながら。日本代表かって話。

まず1つとして、左右の大まかな役割分担ができてたような気がする。もちろん流動アーセナルだから、完全役割分担ってわけではない。ただ、見た感じでそういう印象を受けたのは確かだった。それがフィニッシュに行けない要因の1つになっていたような気がする。その役割分担について見てみたい。

右サイドはエブエとサーニャとアデバヨール。こっちは縦への積極性。エブエとサーニャの積極的な仕掛けをアデバヨールが助けるっていうイメージが強かった。対する左サイドは、フレブとクリシーとファン・ペルシー。こっちは右サイドとは趣が違う。クリシーはサーニャほど積極的に出てこなかったし、ファン・ペルシーの役割もアデバヨールのようにサイドの助けというよりは、フレブと入れ替わりの動きっていう形が多かったように思う。

とりあえず、こんな感じで左右の大まかな役割分担ができたアーセナル。結果として1つの注目点であったエブエの特別性は見られなかったと思う。前のアーセナルは専業エブエの右サイドにみんなが集まる形が見られて、そういう超密集地帯でのパス回しで崩すことが多かった。エブエが戻ってきて、その部分がどうなるかって思ったけど、ここまで書いてきたように全員が右に集まるってことはなくて、むしろ左右にバランスのいい配置になってたと思う。

そして、この左右の役割分担をつなぐのが真ん中の2人。セスクとフラミニだった。大まかには後ろのフラミニと前のセスクっていう関係性。フラミニは後ろの逃げ場としての存在。詰まった時に後ろのフラミニを経由してサイドを変える役割が目立った。これも右サイドの特異性をなくした1つの要因。左右の幅の利用ができてたと思う。

これに対してセスクは前線での助け役。右サイドにボールがあれば右寄りに、左サイドにボールがあれば左寄りに位置してボールを受けられるような場所に入っていたと思う。そうやってタッチ数を増やしていた印象。ただし、これは非常にトップ下的な役割。そういうトップ下的な役割もいいけど、ちょっとトップ下的すぎた。セスクの良さであるCMFの場所からFWにまでなるような形がいつもより少なかったと思う。その1つ前で止まってしまうというか。結果として、FWが流れるとゲッターが少ないって状況に陥っていた気がする。

もちろん、いつでもどこでもFWが流れてるわけではない。アデバヨールは右に流れることがあったのは事実だけど、FWの場所でのプレーが多かったのは事実。少なくとも一時期のような流れまくりの状態ではなかった。ファン・ペルシーについても真ん中でのプレーがあったし、何よりファン・ペルシーが外に流れれば代わりにフレブが入ってきたわけで。だから、必ずしもトップレスの状態に陥っていたわけではない。問題は物理的に人がいるかどうかではなくて、実質的に人がいるかどうかにあった気がする。

つまり、FWの場所に人がいなかったわけではなかったけど、役割的にFWがいなかってのが問題だって言える。FW=ゴールゲッターと捉えた場合だけど。つまり、ゴールの近くにゲッターとして振舞う選手が少なかったってこと。どの選手もパス回しの中の1つの経由点として振舞う方に力を入れてたと思う。

確かにアーセナルの中でFWがパス回しに参加する意味合いは大きい。というか、FWに縦パスが入るってことがかなり重要になってくる。この縦パスの重要性に関しては、今までにも何度も書いてきたとおり。縦パスが入るごとに前に1人増えるイメージのアーセナル。縦パスがスイッチとなって流動性が開始されるアーセナル。そんな感じで書いてきたと思う。

縦パスが入るとそれに合わせて周囲が適切な場所に動く→選手が動いたスペースを次が埋める→次、次、、、ってな感じ。ボールが動けば状況が変わるわけで、その中でグルグルとポジションが変わって行くのがアーセナルらしさ。ボールの動きに合わせて人が動き、人の動きに合わせてボールが動く、さらに人の動きが人の動きを生み出す。そんなアーセナルサッカーのスタートは縦パスによってもたらされる。

だから、アーセナルにとって縦パスは重要。トップの選手の縦パスを受ける役割が大きく、そのための動きが多いのも確か。だからこそ、FWがCMFの場所まで降りてくるなんてのがザラに起こるアーセナル。ただし、今回の試合に限ってはトップに縦パスを入れる意識が高過ぎた気がする。結果として、トップがゴールに向かうよりも縦パスを受ける方の役割に追われてしまった印象。

その要因はミドルスブラの潔さにあったかもしれない。そもそもスイッチとなるアーセナルの縦パスは絶対的にトップに入らなければならないってことはない。例えば、左サイドで降りてきたロシツキーがボールを受ける→クリシーが飛び出し、トップがロシツキーのサイドに流れるってな感じで流動が始まる形もいくらでも見られたわけで。

ただし、今回は受ける選手はトップじゃなきゃいけなかった。もう少し正確に言うならばトップの場所にいる選手じゃないきゃいけなかった。縦パスを受ける相手は、その場所の選手しかいなかったから。例えば上のロシツキーの例。これは最終ラインがボールを持っていて、さらに縦に入れどころがないことが根底に流れてる状況。簡単に縦に入れられる状況ならば、わざわざロシツキーが降りてくる必要はないわけだから。

対して今回はどうだったか。ボールはかなり高い位置まで普通に持ちあがれる。ミドルスブラがベタ引きだったから。そして、前には受け手がいっぱいいる。全体が押し上げてるわけだから。出し手がフリーで受け手の選択肢が多い。だから、上から選手が降りてくる必要性はない。結果として縦パスはトップの場所に位置した選手に入れることが多くなる。

さらに別の見方も。効果的に高い場所でボールを奪った場合を考える。押し上げ途中の相手はベタ引きブロックを崩している。ベタ引きを作られる前に攻めきってしまいたいアーセナル。手っ取り早いのは前線に早くボールを供給すること。つまり、トップに縦パスを入れること。こういう点において、トップに縦パスを入れる意識の高さが目立ったって言えると思う。

そういうわけで、そもそもアーセナルというチームの中ではFW=ゲッターっていう図式が成り立たないのは事実ではある。トップが縦パスの受け手になった代わりに、適切な場所にいる別の選手がゲッターになればいい。それがアーセナルのやり方。だから、いつもよりはトップが縦パスを受ける方に気を取られてたかもしれない今回も、別の選手がゲッターとして入ってくれば何の問題もなかった。ただ、今回はそれもできなかったと思う。

その要因はアーセナルのダイレクトパス大好き状態にあった。アーセナルのダイレクトパス大好き状態は前々から見られた。ただし、イメチェンを図ってきたアーセナル。ダイレクトパス大好き状態には別れを告げ気味だった今日この頃。この試合の前の数試合を見てないから、はっきりしたことは言えないけど、少なくともブラックバーン戦まではそういう流れだった。

なぜか?エドゥアルドがフィットしたアーセナル。結果として本当の意味でどこからでも攻められるようになったってのは上にも書いたとおり。そして、これは攻撃における特異点がなくなったことを意味した。つまり、全体が平等になったってこと。そうなれば当然のようにピッチ全体の選手の配置のバランスがよくなる。だから、アーセナルらしさの1つであった超密集地帯の形成がなくなる。これは選手間の距離が広がることを意味する(アーセナルにとっては)。これに伴って1人1人の保持時間が延びる傾向にあった。これがアーセナルのイメチェンの1つだったと思う。

エドゥアルドが抜けたアーセナル。エブエが入ってもしかしたら特異点が再来するかもしれないって可能性はあった。前の特異点は専業エブエの周囲で作られてたから。それはそれで見てみたかったのも確かだったけど、実際に特異点ができなかったのは上にも書いたとおり。つまり、ピッチ上の選手の配置のバランスがいいっていう状況は維持された。

ここで考える必要があるのは、ダイレクト大好き状態は超密集地帯の形成とセットだったってこと。超密集地帯ならば、それぞれの距離が近いからダイレクトでのパスが回しやすい。それにダイレクトじゃなければそういう超密集地帯を抜け出すことは無理だったともいえる。

逆にいえば超密集地帯が形成されない状況ではダイレクトにこだわる必要はない。イメチェンもそういう方向に向かっていたってのは上にも書いたとおり。アーセナルの中でパスの重要度が高いのは事実ではあるけど、別に全てをダイレクトでやる必要はない。タメが相手のギャップを作ることもあるし、そもそもダイレクトではミスが多くなる。いくらアーセナルの選手たちとは言っても。

チームとしてパス回し重視は維持しながらも、ダイレクトが減ってきたアーセナル。もちろん全くなくなるわけではなかったけど。それなのに、今回のアーセナルはダイレクト重視に戻ってたと思う。なんでもかんでもダイレクトで回そうとしてた。超密集地帯を抜け出そうとするアプローチのように。でも、今や超密集地帯はない。ダイレクトでは正確性に欠ける。トップに当てて出て行こうとうする試みが多くあったのに、それが失敗する。ダイレクトでやろうとしてズレるから。結果としてFW以外のゲッターがゴール前に入ってくる形を作り出せなかった。

そもそもミドルスブラはベタ引き守備。鬼のようにベタ引き守備。ほとんど全員をゴール前に並べる時間も長かった。そういう意味では超密集地帯。でも、アーセナルの選手は超密集してない。ある程度の距離感を保った状態からスタートする。そういう状況でのダイレクト多用。ちょっとしたズレは相手の超密集に引っかかってしまう。何しろ人数が尋常じゃないわけだから。

これを考慮してか、後半は1人1人の保持時間が延びた印象。強引さが増したというか。ウォルコットの投入も似たような意図があった気がする。投入直後はドリブルで仕掛けまくった。ただ、本当はタメたかっただろうなってのが正直な感想。単純にドリブルでの突っかけなら、前半からエブエが頑張ってたし。それでも、前半のようにダイレクトにこだわって引っ掛けられる攻撃の繰り返しよりは可能性を感じたのも事実。

ただし、後半も時間が経つにつれて鬼のようなミドルスブラのラストブロックの枚数が鬼のように増えていく。何が何でも1点を守りきってやるぞっていうイメージ。途中からは何が何でも勝ち点1は持って帰るぞってイメージ。これだけの徹底ぶりはあまり見られない気がする。何しろアルムニアを残した全員がミドルスブラ陣内に入ってたぐらいだから。

アーセナルとしては最悪の展開。攻めても攻めても攻めきれない。前半からずっとその流れだった。ベタ引きの相手は前線の人数が少ない。当然のように跳ね返したボールはアーセナルのもとへ。そもそも、攻撃にかけた人数の分だけ守備の機能性が高まると言ってもいいアーセナル。なぜなら攻撃の切り替えからの守備の質が一番高いから。今回は攻撃にこれでもかってぐらいに人数をかけたわけで、その切り替え後の守備でボールを自分たちのものにすることが多くなったのは当たり前。ずっと攻め続けたって言ってもいいような試合展開だった。だから、なんとか追いつけてよかったねってとこか。

ところで途中交代のベントナー。前に見た時エドゥアルドとともに全くフィットできてなかったけど、今回はそれなりに目立つことが多かった。組み立てに参加するってのが1つのポイントになるアーセナルのFWの役割に慣れてきたイメージ。加えて高さっていう武器も見せつけるシーンがいくつかあった。エドゥアルドとは違ってコンスタントに使われてたわけではないけど、時間とともにアーセナル色に染まってきたなって気がする。

ミドルスブラの方は全く違ったイメージを抱かせてくれた。いつも見るときは前からの守備の良さだったから。はっきり言って今回は180°違った内容。今回は戦術云々よりも根性ベースというか、集中力ベースというか、そういう印象が強かったのは確か。それでも試合の途中で大がかりな改造をやってのけたってのはすごかった。下の方ではやっぱり一番注目したいチーム。
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