ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2008-06-24 Tue 00:15
オランダ×ロシア
<オランダ:4-2-3-1>
FW:ファン・ニステルローイ
MF:スナイデル-ファン・デル・ファールト-カイト、エンゲラール-デ・ヨング
DF:ファン・ブロンクホルスト-マタイセン-オーイエル-ブラールズ
GK:ファン・デル・サール

<ロシア:4-4-2>
FW:アルシャビン-パブリュチェンコ
MF:ジリヤノフ-セムショフ-サエンコ、セマク
DF:ジルコフ-コロディン-イグナシェビッチ-アニュコフ
GK:アキンフェエフ

GLでは完璧に見えたオランダの攻撃をおさらい。攻撃時のオランダは2‐4‐3‐1みたいな形を採ってくる。役割としては後ろから2列目の4が出し手、前から2列目の3が受け手。4枚横並びの出し手の方は幅を使いながらゆったりとポゼッションを行い、相手のブロックを横に動かして隙間を空けながら、縦パスを入れるタイミングを図る。受け手の3は2列目で自由に動きながら、相手の間に入り込む。このとき両サイドが中寄りに入ってくるのが、新生オランダの攻撃のポイント。

そんな出し手と受け手のタイミングがあったところで縦パスが供給される。そこで攻めきれるなら一気にスピードアップ。受け手が中寄りになっているから、SBが上がっていって幅を確保するようにする。イタリア戦ではスナイデル&ファン・ブロンクホルストの関係性がいくつも作られてたと思う。前に入った時にエンゲラールも攻撃に飛び出していくシーンが目立つけど、効果的に機能したシーンは見たことがない。

ただし、いつでも縦パス→即ゴールへっていう形が作れるわけじゃない。このときのオランダの潔さが1つのポイントになる。縦パスを入れてもゴールに向かえないと判断すると、あっさりとバックパスをする。そういう様子見の縦パスが多いと思う。そして、その様子見の縦パスが相手ブロックを低い位置に釘づけにさせる。出し手の4が押し上げられる。横横縦後横横みたいなオランダの組み立てによって、相手ブロックはズルズルと引かされてしまうことが多かった。

ここで忘れてはいけないのは、そんなオランダのポゼッションサッカーが機能したGLでは、相手が引いて受ける形の守備をしてきたってこと。ルーマニア戦は見てないけど。とにかく、イタリア戦とフランス戦ではオランダの出し手の4を浮かせることができてた。そして、この4が浮いた時点でオランダの勝ち。相手の中盤の選手は自分の前のオランダの出し手を見るのか、後ろで動いてる受け手を見るのかはっきりしなくなってしまった。結果としてオランダの出し手はかなり高い位置まで自由に入り込むことができる流れに。結果として受け手との距離が縮まり、縦パスを入れやすい状況につながったと思う。

ただし、同じように引いて受ける形を採ってきたイタリアとフランスの守備は微妙に異なってたのも事実。それがFWの役割。イタリアのトニは全く守備をしなかった。だから、4-1-4-1の前線の4-1の間に相手の出し手が入り込んでしまった。結果として中盤の4が前にも後ろにも気を使わなければならないこととなった。それに対してフランスの守備時の2トップ(アンリとリベリ)はしっかりと守備ブロックに参加したと思う。そして、2人が任されたのはオランダのボランチへの対応だった。

基本は引いて受ける形のフランスだから、相手のボランチに対しても2トップが厳しく守備をするシーンは見られなかったのは確か。事実、オランダの出し手の4の間でのパス交換には普通にボランチが参加してた。ただし、フランスの2トップはそんなボランチからの縦パスを切る役割を担ってた。ボールは入れさせるし、横パスとかバックパスをするのは自由に出させるけど、縦パスだけは入れさせないぞっていう。そして、見事にオランダの2枚のボランチは縦パスを前線に供給することができなくなったと思う。

結果としてフランス戦でのオランダはスムーズに前線にボールを供給できなくなったと思う。結果としてスナイデルとかファン・デル・ファールトがボランチの位置に降りてくる流れに。本当はその2人を前線の起点にしたかったのに、それができなくなってしまった。仕方がないので右サイドにカイトの場所に起点を作ることが多くなったと思う。完璧に組み立てられたイタリア戦ではあまり目立たなかったカイトに。

こんなことからオランダは出し手に来られると案外もろいんじゃないかっていう疑念が沸いたりしたわけ。実際にイタリア戦もフランス戦も相手が前から来たことで、オランダは前半のようなポゼッションサッカーを行うことができなかった。その代わりにカウンターで追加点を重ねたわけだけど。問題はこれが狙いどおりだったのか、そうじゃなかったのかってこと。要するに、ポゼッションができたのにしなかったのか、それともポゼッションができなかったのかってこと。答えは永遠に闇の中。

そもそもオランダは前線から来られるとやばいんじゃないかっていう疑念に対してはもっと分かりやすい予兆があったことはあった。全てはイタリア戦とフランス戦の後半の流れに表れてた。どちらのチームも後がなくなった後半は前半とは打って変わって前線から積極的なプレッシャーをかけてきた。それに対してオランダは前半とは全く違った戦い方を採る。ポゼッションは放棄して前線にとにかく送り込む作戦。これはおびき寄せてウラを取るっていう作戦から来たものだろうって思ってた。もちろん、そんな理由も大きなウェイトを占めていたと思う。でも、実はプレッシャーに弱くて蹴ってしまう側面もあったんじゃないかと思う。結局、真実は闇の中。

ただ、加えて言えば、フランス戦では立ち上がりに厳しく来たフランスがその守備のペースを落とすまでオランダは自分たちの形を作ることができなかった。フランスはその守備を続けてればよかったのにってのは、その試合の記事でも書いたとおり。オランダとしてはフランスが守備のペースを落としてくれて助かったって感じかだったかもしれない。その後すぐに自分たちのポゼッションサッカーに入り、すぐに先制点を奪ったオランダだった。先制点は1発ボールからのつながりのCKから。ただ、この1発ボールがSBのファン・ブロンクホルスト→右SMFカイトを狙うものだったのは象徴的。出し手はボランチではなく、受け手は左サイドではなかった。フランス相手にやりたいことを微妙にやらせてもらえなかったことを表してたかもしれない。

1つめの弱点はこれぐらいにしておいて、次に2つめの弱点について見て行きたい。フランス戦のときの記事でちょっと詳しく書いた守備の問題について。オランダの守備はよくも悪くも個人任せ。前線からの守備はせず、相手がボールを自陣に入れてきたところで守備を開始。その守備の開始が個人任せ。ある程度、見るべき相手をある程度定めておいて、入りどころを狙うっていう考え方がベースにあったように思う。

イタリア戦ではこれが成功。なぜならばイタリアの攻撃は選択肢が少なかったし、イタリアの受け手はあまり動かずにボールを受けようとしていたから。結果として、オランダの守備陣は文字どおりに入りどころを狙って守備をすることができてた。対するフランス戦ではあっさりと自陣に入られるシーンが多くなる。それはフランスのマルダ、リベリ当たりが積極的に動いてボールを引き出してたから。もともと対応すべきだったオランダの選手の責任下を離れた相手が浮いてしまっていた。それでも、そうやって前線にボールを入れたフランスが結局は個々の分断攻撃をしてきたから、オランダはあっさりと守ることができたと思う。要するにイタリア戦もフランス戦も個×個の勝負を作ることができた。

オランダの守備相手にはいかに組織×個の局面を作るかがポイントになると。オランダの守備はあくまでも入りどころ、入ったところに対する守備。入る前で引っ掛けるような守備はあまり行われない。相手より先に触るとすれば、それも個々の出足の速さ。それでも入りどころに対して、忠実に個々が守備をすることで、相手の攻撃の流れを分断する。繰り返しになるけど、フランス戦とイタリア戦ではそんなやり方が機能した。

でも、そんな入りどころの守備が効く前に次に展開したらどうなるのか。相手が寄せきる前に次へと展開する。そして、それを繰り返す。寄せられる前に次、寄せられる前に次。そんな局面を素早く変えるパス回しを繰り返すことで個ベースのオランダの守備には混乱が生まれるんじゃないかって気がした。そこから、フランス戦のときの記事でも書いたようなルーマニアへの期待が生まれたわけ。

ルーマニアの狭い場所でのトライアングル形成と、そういう場所から広い場所への展開力のよさはイタリア戦でかなり目立ってた。そうやって組織としての攻撃ができれば、個人任せのオランダの守備の上を行くんじゃないかっていう期待。ただし、ルーマニアが攻撃の流れになればっていう条件付きだった。何しろルーマニアも引いて受ける守備をするチーム。オランダが圧倒的に主導権を握る展開だって十分に想定される。オランダの守備に問題があっても、オランダが守備をしなければ何の問題もないわけで。本当はどうなったのかは知らない。

さて、ここまでが壮大なる前ふり。イタリアはオランダの攻守の弱点のどちらにもアプローチできなかった。フランスは攻守の弱点の両方を微妙に突こうとしてた。ルーマニアは守備の弱点を突く下地はあった(実際にどうなかったかは分からない)。さて、それに対して今回のロシアはどういうやり方を採ってきたのか。それがここからのテーマになってくる。

まず、守備に関してはロシアも最初のベースにあったのはイタリアとかフランスと大まかに言えば同じやり方。つまり、前線からは行かずに自陣にブロックを作って受ける形。ただし、ヒディンクはヒディンク。フランスとかイタリアと同じ失敗を犯すことはなかったと思う。はっきり言って、その2チームと同じだったのは、自陣にブロックを作るっていう一番大まかな部分だけ。それ以外では全く違った質の守備を行ってきた印象。

まず、ロシアの前半の守備ブロックのバランスが恐ろしく悪かった。最初には4‐1‐3‐2って形で書いたけど、それは予想システムに便宜上当てはめただけ。本当は数字では当てはめられないような形になってたのが本当のところ。無理やりに言うならば、2列目の3が右側に寄った4‐2‐3‐1みたいな形。言葉では言い表わすのが難しいので、下の図に表してみる。

―――19―――
――10―20―9―
――17―11――
18―8―4―22―

パブリュチェンコは基本的には守備が免除。便宜上、その相方として入っているアルシャビンがトップ下の場所でセムショフと並ぶ形。右サイドにはそのままサエンコが入った。これが右寄りの2列目。で、バランスから言えば本来は左サイドに入るべきジリヤノフがセマクと並んでボランチに入るような形を採ってきたと思う。恐ろしくバランスの悪い守備ブロック。でも、ヒディンクはこれを意図して作ってるから憎らしかったりする。

まず、キーとなる相手の出し手への対応。上にも書いたようにロシアは前線から積極的に出し手をつぶしに行くような守備のやり方を採ってこなかった。ただ、ボランチのところに対してはフランス的な最低限の対応だけはしてきた印象。フランスの2トップが担った役割をロシアは2枚のトップ下に任せたと思う。アルシャビンとセムショフがボランチからの縦パスを入れさせないっていう最低限の仕事をしていた。ついでに、相手が飛び出してきた場合はしっかりと捕まえるっていう役割も与えられてたと思う。

ただし、そんなフランスのやり方をそのまま当てはめるようなヒディンクではなかった。フランスが抑えられなかった、相手のSBの場所にもしっかりと対応してきたと思う。攻撃面を考えると、率先して押さえておきたいオランダの左SBのファン・ブロンクホルストに対しては、2列目の右に入ったサエンコが対応。高めの位置でボール自体を入れさせないような対応をしてきた印象。だから、今回の試合ではオランダの低い位置のパス回しに全く幅が出なかった。ファン・ブロンクホルストは消えた存在になっていたと思う。

じゃあ、右サイドはどうしたのかっていう話。でも、それはひとまず棚上げにしといて、次に受け手に対する対応を見てみたい。今回のロシアの守備のポイントは出し手につく人と受け手につく人をしっかりと分けたってこと。結果として、イタリアみたいに中盤が出し手に行くのか受け手に行くのかってことを気にすることがなくなった。出し手に関しては、ここまで書いてきたように変則的な2列目の3枚が対応。それに対して受け手は後ろの4‐2が対応する形になったと思う。

今回のロシアは最終ラインを高い位置に設定してきた。そうやって中盤とDFの関係性を近づけることによって、相手の受け手の3枚が使いたいスペースを完全に潰した。さらに、その受け手に対してはマンマーク気味に対応。入ったところに0距離で当たれるような体制を作り出した。そして、そういう0距離の最初の守備で相手を足止めしておいて、1つ前のラインと協力して囲い込みに入る。このときには出し手に対する守備をしてる選手も戻りながら参加してたと思う。コンパクトブロック形成によってもたらされた選手間の距離の近さも存分に活用してた印象。

というわけで、前線からは行かないといってもロシアの守備はオランダの出し手にも受け手にも完璧に対応することができてたと思う。ただし、ここで棚上げしていた問題に戻って考えなければならない。スカスカの左サイドはどうしたんだってこと。ここの問題を解決しなければ、出し手に対しても受け手に対しても完璧に対応したなんてことは言えないのは当たり前の話なわけだから。

で、実際にロシアがどうしたかって言うと、実は何もしなかった。これが今回のロシアの守備の最大のポイントだったと思う。要するにブラールズは浮かせておいても大丈夫だっていう判断。もっと言えば、ブラールズから攻めさせてやろうっていう判断。そういう意味ではわざとロシアは左サイドを空けていたんじゃないかとさえ思う。なぜかって言うと、相手のボランチの対応にしたって、基本はトップのアルシャビンがつくデ・ヨングの方が、本来的にトップ下に入ってたセムショフがつくエンゲラール寄りも明らかに浮くシーンが目立ったから。

これで完全にオランダの攻撃は右サイド寄りに限定されることとなった。出し手はブラールズとデ・ヨング。受け手はカイト。ファン・ブロンクホルストとエンゲラールが出し手となってスナイデルが受け手となる左サイドと比べると怖さは半減。左サイドのスナイデル中心に作って、右からカイトが斜めにゴール前に入ってくるっていう方がよっぽどレギュラーな形。ブラールズとデ・ヨングは攻撃に出て行くファン・ブロンクホルストとエンゲラールとのバランスを考えて残るってのがレギュラーな形。それに対して、今回のオランダの攻撃はイレギュラーな形を取らざるを得なくなったって言える。ロシアのしたたかなやり方によって。

右のカイト&デ・ヨング&ブラールズの3枚。この3枚で相手のリベリ&マルダ&エブラの攻撃をシャットアウトしたのがフランス戦。そういう意味ではやっぱり攻撃よりは守備でいいところを見せる右サイド。それが今回のロシア戦では攻められるなら攻めてみろよっていう形に晒されてるんだから、皮肉としかいいようがなかった気がする。

ついでに言えば、ロシアとしては後ろの守りやすさも考えてわざと左サイドを空けておいたんじゃないかって気がする。オランダの攻撃が厄介なのは、低い位置の出し手の4枚が左右の幅を最大限に使ってくること。そういう横のアプローチによって、ブロックが左右に動かされ、結果として横に間延びさせられる。そうやって縦パスの隙間をあけられる。狙いどころが定まらずにズルズルと引かされる。それに相手の4枚を完全に機能させてしまうと、そのうちのどこから縦パスが出てくるか分からないってのもかなりやりにくいこと。

対して、今回のロシアの守り方は相手の左を消滅させた。エンゲラールもファン・ブロンクホルストも組み立てでほとんど顔を見せてない。そうやって相手の左サイドを完全に押さえる代償として払ったのが、相手の右サイドを完全に空けてしまうってことだったと思う。ただし、これによってオランダの攻撃は完全に右寄りに限定されることとなった。

結果として、オランダは幅を使った組み立ては不可能。低い位置で持ちすぎると狙われる。だから、オランダは攻め急ぎ見たいな流れになった。縦縦へとさっさと入れてしまう流れ。イタリア戦とフランス戦では全く見られなかった形。さらに、オランダの出し手候補は2枚しかいない。アルシャビンがしっかりとブロックに参加してれば、ブラールズしかいない。前線から守備をしなくても、相手の出し手を限定することに成功したと思う。なんというヒディンク。

加えて、受け手の方も限定された。極端なことを言えばカイトしかいなかったと思う。ファン・ニステルローイっていう選択肢がなかったではないけど、そこはチームとして完全に押さえてる。入りどころで守備をして、すぐに複数で囲い込むアプローチができる体制が整ってた。だったら、当面は1×1で勝負できるカイトを使うっていうことが多くなるのは当たり前だった。

でも、この受け手の方に関してはロシアが考えていた流れかどうかは微妙。普通にスナイデルとかファン・デル・ファールトが右サイドに顔を出してくれば済むだけの話だった。大体において新生オランダのよさは2列目が自由に動いてボールを引き出すことだったはず。そんな動きが最初はほとんど見られなかったと思う。リスクを負わないことを優先して、スナイデルが逆サイドまで出てくるのを自重したのは分からないではない。ただ、ファン・デル・ファールトまで消える必要は全くなかった。前回は積極的に右サイドに流れて起点になってたファン・デル・ファールトだったのに。

というわけで、攻撃の核となるべきスナイデルとファン・デル・ファールトが前半の長い時間で消えていたと思う。フランス戦でも攻撃が右寄りになってたし、2人とも高い位置ではあまり目立てなかったのも事実。でも、その要因は2人が出し手の方を助けに来ることが多かったからだった。むしろ、今回の方が助けが必要な流れだったと思うけど、そちらにも顔を出さず。フランス戦の後遺症かもしれない。あの試合はスナイデルとかファン・デル・ファールトが助けに来すぎて前線に人数が足りなくなってたから。それを考えて、前で受け手として振舞うことに重点を置いた可能性もある。ただ、消えちゃったら意味がない。

というわけで、右寄りから前線に入れたボールをことごとく潰されていったオランダ。もちろん、延々とそんな無駄な攻撃を繰り返していたわけではなかった。ブラールズがなめんなよってことで攻撃参加を繰り返すような形を増やした印象。でも、なぜかその時にカイトが中寄りに入っているシーンが多くなってた。ブラールズのコースを空けたのか。でも、これだと結局はサイドの1×1は変わらないわけで。深い位置に入るシーンは増えたけど、ゴールにつながる匂いはしなかった。

じゃあってことでやっとスナイデルが動きを始めたと思う。右寄りの攻撃に絡むために、右サイドに顔を出すシーンが増えていった。ただ、これはあくまでもカイトとの左右の入れ替えだったように思う。カイトとスナイデルが同サイドに顔を出したりしたら面白かったのに、今回のオランダはどうしても大きくポジションを崩したくなかったらしい。その辺はロシアのカウンターに対する尊敬の意味もあったんじゃないかって気がする。あまり流動的にやりすぎると守備への切り替えで危ないぞっていう。そう考えると立ち上がりから、ファン・デル・ファールトとスナイデルが消えた理由も説明できる。

それでもスナイデルが目立ち始めた後のオランダの攻撃はなんとかリズムを取り戻したように見えた。それはスナイデルが右に出てきたことよりも、上下の動きを活発化させたことに意味があったと思う。スナイデルが下がっていくと、ロシアが見きれてない出し手が1枚増えることになる。降りていったスナイデルを捕まえようとすると、背後にスペースを残してくることになるし、行かなければ自由な組み立てを許すことに。

そんなジレンマの中でロシアの守備陣は前半の長い時間のように、完全に押さえきるのは難しい流れになっていった。ただ、スナイデルが降りて行くと、前線が足りないっていうオランダの問題は解決できず。エンゲラールが代わりに出て行く動きを増やしてはいたけど、今回も機能はしなかった。ロシアのゴールはまだまだ遠い。オランダの攻撃の形が見えそうでやっぱり見えない。そんな流れの中で前半が終了。

さて、後半に行く前にロシアの攻撃についても見ておきたい。ロシアは攻撃のポイントは守備と同じように左右のバランスが崩れていること。立ち上がりは単純に右サイドからの攻撃が目立ってたと思う。何が単純かっていうと、右はSMFとSBが普通にいるってこと。サエンコとアニュコフの関係にセムショフが右に流れて絡みながら、右サイドの深い位置にまで侵攻していった。

そして、この右サイドのやり方がロシアのサイドの考え方を表している。まず、サイドでは複数の関係性を作りましょうってこと。個の力でサイドを崩し切るっていうシーンはほとんど見られなかった。後ろからの回りこみ、中からの流れを利用しながら、常に数的優位を意識したサイドの崩しが見られたと思う。そして、そんなサイドは深い位置までえぐりましょうってのがもう1つだったと思う。深い位置からのクロスでどんだけ決定的なチャンスを作ったかっていう話。CKがかなり多くなった要因もこれ。

そして、最初は右寄りに偏ってたロシアの攻撃も、時間が経つにつれて左右のバランスが回復していった。右は固定的な面子を利用しているのに対して、左サイドは出入りの激しいやり方を採ってきたと思う。左にはSMFが存在してなかったから。基本はジルコフの積極的な攻撃参加。だから、リスクを冒さない最初の時間は右寄りでの組み立てが増えたんだと思う。さらにアルシャビン、パブリチェンコが流れて絡むっていう形を作ってきたと思う。先制点のシーンは左サイドをボランチのセマクが飛び出していったシーン。サイド重視の攻撃の中で、左右のやり方が異なってたのは面白かった。

そんなロシアの攻撃のもう1つのポイントは何といってものカウンター。引いて相手の攻撃を受け、縦パスを引っ掛けた勢いのままに一気に縦に飛び出していくっていう形がかなり多くなったと思う。そして、このカウンターにかける人数がかなり多いのがロシア。選手が後ろから次々と飛び出していく。ボールを抜いく飛び出しがかなり多くなった印象。

昨シーズンのエスパルスがそんな攻撃をしてたなって気がする。低い位置のバイタルつぶしの守備で奪ってから、抜いて抜いての人数をかけたカウンター。あとはローマもそんなイメージかもしれない。ただ、両チームとは異なった点があるのも事実。昨シーズンのエルパルスにもローマにもトップの場所に収める選手がいたってこと。奪って→当てて→後ろから押し上げっていうプロセスが踏まれた。そういう意味ではロシアとはちょっと違うかなって気がする。ロシアは誰かに収めてっていうよりも、前に向かってボールを運んでいる選手をさらに抜いて行くみたいな形だったから。どんだけ走るのかっていう話。

このボールを抜かすっていう動きはカウンターの流れに関わらず、ロシアの攻撃における重要な決め事であるように思った。近づくランニングではなく、遠ざかるランニングでもなく、通り過ぎるランニング。前線にボールがあると、それを抜いて行く選手が多い。だから、高い位置でボールを持ってると、必然的に最前線に出てくる人数がかなり多くなることになる。抜かして抜かしてだから。延長後半の立ち上がりの波状攻撃は、これが延長後半かよっていうレベルに後ろからの飛び出しが豊富だったように思う。

さて、そんなロシアだけど前半は低い位置でのボールの保持時間も延びていたように思う。そして、ここにおいてオランダの守備の弱点が見え隠れしていた。オランダの守備も引いて受ける形。立ち上がりはともかく、基本的には前線からの守備には興味がない。だから、出し手はフリー。必然的に受け手を押さえる必要がある。でも、その受け手への対応が個人任せのオランダ。フランス戦とイタリア戦では大きな問題につながらなかったけど、今回はちょっと危ないシーンが見え隠れしてた。

そもそも、個人任せのオランダの守備ってのはどういうことか。それはある程度、見るべき相手を定めておいて、その選手へボールが入るところ、入ったところを、見るべき選手がしっかりと見るって形。イタリアは前線の受け手が少なく、さらにその動きが少なかったから、そんなオランダの守備が完璧に機能。フランスは受け手は動きながらいい形でボールを引き出したけど、その後の関係性が作れずに、結局はオランダの守備陣と個×個の戦いになってしまってジ・エンド。

オランダの守備相手にはいかに組織×個の局面を作るかがポイントになると。オランダの守備はあくまでも入りどころ、入ったところに対する守備。入る前で引っ掛けるような守備はあまり行われない。相手より先に触るとすれば、それも個々の出足の速さ。それでも入りどころに対して、忠実に個々が守備をすることで、相手の攻撃の流れを分断する。だから、相手が寄せきる前に次々と局面を変えられるようなルーマニアには期待してたわけ。実際にどうなったのかは知らないけど、チャンスはあまり作れなかった模様。

じゃあ、ロシアはってこと。ロシアはカウンター的な速攻が無理ならば、落ち着いて組み立てるっていうやり方を採ったと思う。そして、低い位置での保持時間が延びる結果になった。相手が前線では全く守備をしてこないんだから当たり前。そして、そういう低い位置でのパス回しの間に多くの選手が前線に入って行って、前の厚みを増してたと思う。

出し手は浮いたロシア、さらに受け手の枚数も増やすことができた。そして、前線の選手が降りてきて受けようとする動きを繰り返してたのが効果的だったと思う。そこで受けられるかどうかってことよりも、そうやって降りてくる動きをしたこと自体が効果的だった。なぜならば、オランダは見るべき相手をある程度定めてる。だから、ロシアの選手が降りて行くと、それにつられて引っ張り出されることとなる。結果としてDFと中盤の間にスペースが生まれることが多くなってた印象。

当然のようにそのスペースに縦パスを狙うロシア。そして、その場所でFKをもらうシーンが多発した。これをオランダの守備の方から見ると分かりやすい。DFと中盤の間にはスペースがあったオランダの守備ブロック。さらに、ロシアは前線に人数が多いから、そこに起点を作られるとあっさりと次の場所に展開される可能性がある。ここでパス回しが始まると個ベースのオランダの守備には狙いどころが定められなくなるってのたポイント。

ロシアの前線の選手にボールが入ってしまったら、相手は前を向いて個の突破もできるし、少ないタッチで周囲を使うこともできる。それは許せない。何としても入りどころを潰さなければならない。でも、あくまでも守備は個がベースになるオランダ。前線では制限が効いてない。そういえば今回のオランダは4‐4‐1‐1っぽい形の守備ブロックを作ってた。余計に制限が効かない。だから、入りどころを潰すといっても根拠がない。結果としてギリギリの対応になる。そして、ファールが増える。そんな流れだった印象。

ちなみに、後半から延長にかけてアルシャビンが目立ちまくった要因もここにあったと思う。オランダは組織としての守備が機能してない。相手のキーであるアルシャビンを止めるのにも、個人の力が要求される。疲れていない時間帯は入りどころに対してしっかりと距離を詰めて対応することができた(それでも結構やられてた)。でも、疲れてしまうと入りどころに行けない。しかも、厄介なことにアルシャビンは動きまくりだったし。結果としてアルシャビンが前を向いてプレーできるシーンが増えることになった。そして、今回の試合で前を向いたアルシャビンを止められる選手はいなかった。

さて、話は戻って後半の流れに。後半の開始時にオランダはカイト→ファン・ペルシーの交代。たぶん、スペースのある右サイドで仕掛けたいだけ仕掛けてしまえっていう交代だったんじゃないかと思う。でも、残念ながら時すでに遅し。後半のロシアは変なバランスの4‐2‐3‐1ブロックで受ける形をやめた。たぶん、ダイヤモンドの4‐4‐2になってたんじゃないかっていう気がする。

変わったのは形だけじゃない。前線から積極的に守備をするようになったと思う。それはおそらく前半の後半の流れでオランダが攻撃のヒントを見出してきたから。それはスナイデルを動かすことで攻撃をスムーズに組み立てるってこと。受ける形だと動きを始めた相手にブロックをめちゃくちゃにされる可能性がある。だったら、その1つ前を押さえなければならない。というわけで、前線からの守備を行うことにした。最前線を1トップを2トップに変えたあたりが本気度を表してる。

そして、この前線からの守備が思ったよりも機能してた印象。2トップが追いかけたところに、中盤以降がしっかりとついてくる。中盤の場所で複数枚の関係で相手を囲い込むシーンも見られて、後半はオランダが自陣から抜け出せない時間が長くなったと思う。そう考えると、やっぱりオランダは前線から来られると脆いのかって話。せっかく前半にヒントが見え隠れした攻撃も、いい形で前線にボールが供給できなければ無意味だったと思う。

そもそも攻撃では後ろからの飛び出しをベースとするロシア。よって、攻撃にかける人数は多い。それに高い位置からの守備意識が合わさるとどうなるかっていう話。攻め上がったままの位置で積極的な守備をするアーセナル的なやり方が可能になった。そして、そんな完全ロシアペースの中でロシアに先制点。このシーンも高い位置で相手のボールを引っ掛けたシーンから。上でも何度か取り上げたとおり、切り替えの瞬間に一気にセマクが左サイドを飛び出していった。実はこれが今回のロシアのベストの流れだったんじゃないかと思う。高い位置で奪って、その瞬間に後ろの選手が上がって行く。それを使って一気に縦を侵攻、重要視するサイドを深くえぐって、ノンストップでゴールまでってシーンだった。

オランダはエンゲラール→アフェライ。これでファン・デル・ファールトを低い位置に置いたことで、ロシアの前線からの守備への耐性をつけた。先制点を奪ったロシアも前線からの守備の勢いを弱めたから、この交代の後の数分のオランダの攻撃は今回の試合で初めて攻撃の形を作れてた印象。ロシアがダイヤにしたことで、それでもサイドに対応しようとしてたことで、中盤の密度が下がってた。そんな中盤の場所でスナイデルが受け、ファン・ペルシーが受け。そうやってうまく相手ゴールに向かう攻撃が可能になってた印象。

もちろん、ロシアもそんな打たれっぱなしの状況では放置しない。結局、ロシアはベタ引きの守備ブロックで完全に守りに入った。4‐3でラストを完全に固めて、その1つ前を2枚で見るみたいな形。まあ、完全に守りに入ったとは言ってもカウンターの芽はしっかりと残しておいたけど。要するに攻撃への切り替えでは相変わらず多くの人数が前線に飛び出していくシーンが目立ったってこと。でも、やっぱり得点前の流れから比べると個人が強く出たカウンターが多くなったのは確かだった。

そして、この4‐3ブロックをオランダはどうしても崩せなかったと思う。その理由は攻撃が真ん中へ真ん中へと入っていってしまったから。尋常じゃないレベルに真ん中に偏ってた。どのぐらいかっていうと、ロシアのDFラインの4が余裕でペナルティエリアの幅内に収まるレベル。当然、オランダの攻撃も余裕でその幅の中に収まった。後ろから上がってきた選手もことごとく真ん中へと引きつけられてく流れだったと思う。ファン・ブロンクホルストがFWの場所に入ってきたときは、もうダメだなって思ったりもした。

新生オランダの一番のポイントは両サイドワイドの攻撃を排除したこと。その究極の形が今回の後半の悪い流れのオランダ。全員が真ん中に入って、全く幅を使えない。たまにサイドに起点を作ってもことごとく中に入ってきてしまう。ロシアは超密集4‐3ブロックで待ってるだけでよかった。オランダの選手もそんな超密集地帯の中で待ってる選手が多くなった。しかも、あまりにも人が入りすぎて味方が味方のスペースを消してるレベル。

そんなオランダの前線をやや引いた位置から操ろうとしてたスナイデルがキレた。のかどうかは分からないけど、完全に真ん中に入った前線の選手をシカとするプレーを増やす。そんなとこで待っててもパスを出せねーよっていう。よって、半ばヤケクソ気味のスナイデルのミドルシュートが馬鹿みたいに多くなる流れ。ただし、ヤケクソとは書いたものの、その全てがいわゆる“いいシュート”になるあたりはさすがスナイデルってとこか。

そして、そんなスナイデルの頑張りが報われて後半終了間際に同点に追いついたオランダ。今回のオランダの頼みの綱だったセットプレーからの得点。セットプレー以外ではオランダは全くチャンスを作れてない。あとはスナイデルのミドルもあったけど。逆にロシアはセットプレー以外は完全に押さえてたって言える。ただし、セットプレーであまりにも決定的なチャンスを作らせすぎだったのも事実。オランダの選手の背がもう少し高ければゴールっていうシーンがかなり多かった。

そんなこんなで延長戦へ突入。延長戦について一言で表すことができる。走り勝ったロシアが試合にも勝ったってこと。同点に追いついた後のオランダは落ち着きを取り戻して、サイドの幅を使うことを思い出した。でも、結果として選手間の距離が離れることになったと思う。そして、その距離を埋めるだけの動きができる選手はオランダには残されてなかった。完全に足が止まってた。対するロシアは2点目のシーンを見てもわかるとおり、まだまだ元気。走ることはやっぱり重要ですね、オシムさん。それが今回の試合のまとめ。
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この記事のコメント
すごいよくみてますね。特にロシアの守備のところ。
ラインコントロールもするので(4番が巧い)後ろがコンパクトです。
サエンコを入れてオランダの左サイドをケアしていたのと、セムショフが前後によく動いてチェックとカバーをしているのは分かってましたが。ロシアの左サイドにこんな狙いがあったとは気付きませんでした。
ハイティンハの裏が空いた所をセマクが上がってきましたよね、この辺の嗅覚がベテランらしいです。

パヴリューチェンコは、あまり下がるなと言われてるらしいです。もらう動きもトラップもすばらしく的がでかいのでカウンターの起点になります。といってもこの人の場合フリーでもらうと自分で撃ってしまうのですが。

さて、
今回はミスも多いけど爆発的なスピードを持つ若いタレントを交代後に出してきました。
オランダが攻め疲れる中、フレッシュな選手と守備負担の軽いFW陣、攻撃を自重していたSBが終盤躍動しました。
グループリーグでは若いタレントで走れ走れで疲れるまで頑張って、交代カードで逃げ切る展開でしたが、この試合での緩急をつけた采配も見事でした。


ルーマニア戦は圧倒的にオランダがボールを回していました。
リードされてからは結構チャンス作ってましたね。
でも守備のポジションからサポートにいける人数が足りなくて単発でした。攻撃の連携まではできてなかったようです。

2008-06-24 Tue 03:44 | URL | CSKA352 #vYGCFAd.[ 内容変更]
[]
ファン・ブロンクホルストに入った時にはすぐに対応する選手がいたのに、ブラールズに入った時にはフリーにしてたんですよね。最初はロシアの右サイドの怠慢かとも思ったんですが、よくよく見てみると誰もいなかったっていう結論です。

パブリュチェンコの前線での動きはいいですよね。ボールを引き出すために、相手の空いているところを見つけるのがうまいと思いました。真ん中にこだわらず、うまくサイドに流れてましたしね。

もしかしたら、延長戦を想定してたんですかね。1点を奪った後に攻撃的な交代をしつつも、全体的には明らかに守備的な流れになってましたから。
2008-06-24 Tue 11:16 | URL | ひまじん #-[ 内容変更]
確かに攻撃的な交代でしたが、先発がしっかり系の経験豊富な選手たちだったので、ベンチに若い選手しかいなかったともいえます。
疲れた選手を取り替える。追いつかれていけそうだったら攻めるというごく当たり前のことをやっていただけだと思います。
PKはいやだったろうし、自分たちの方が元気であることに気付いたのかもしてません。
攻めだすと止まらないのはロシア人気質かな。
  
交代よりも守備の計算できるサエンコをいれ、
左サイドをあけてそこを攻めたところがヒディンク(マジック)なのだと思います。

SBの自重ぶりなんかはオランダのアタッカーにスペースを与えたくなかったのが第一で、終盤勝負も考えていたのかも。
単発でもカウンターで攻めきるをやっていたので、これがジャブとなってオランダDFは足が止まったのだと思います。

スペインはオランダよりスピードあるし(DFも)、テクニックは次元が違うのでやりにくいです。高さはセットプレーでしか生きないでしょうし。
若い自信家ファンバステンのようにマジックに掛かってくれる監督でもありません。

余談ですが柏木選手の第一印象はトルビンスキー(7番)みたい、でした。
2008-06-24 Tue 14:43 | URL | CSKA352 #vYGCFAd.[ 内容変更]
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後半に入って(同点にされた後でしょうか)、もう1度攻撃のスイッチを入れてからはオランダに再び流れが傾くことはありませんでしたね。オランダが同点に追いついた時点で一杯一杯だったこともあったんでしょうが、1度落としたペースを再び盛り返したのは素晴らしかったと思います。

後半の得点シーン、その他攻撃の仕方を見ていると、おびき寄せる作戦もあったのかもしれませんね。前に出てこないから、攻めてこいよっていう。>SBの自重

スペインとはリベンジマッチですね。1戦目は見てませんが、ヒディンクがどのようにスペイン対策をしてくるのか楽しみです。言われているように、若い選手たちも大会の中で成長しているようなので、戦いにくいのはスペインの方かもしれません。
2008-06-24 Tue 23:07 | URL | ひまじん #-[ 内容変更]
ヒディンクは何もしなかったですね。
左サイドもオランダ戦と同じ形でした。
オランダ戦わざと左を空けたというよりサエンコを入れたことで左サイドに張る選手がいなかっただけかもしれません。
それがヒディンクのマジックに思えてしまうことのほうが恐ろしいです。


スペイン戦ヒディンクがしてきたのは、後半前線からのチェック。
してはいけないことだったのですが。
あれだけ綺麗にパスを回されるとオランダ人監督としては潰しに行きたくなるんでしょうね。

左サイドに張る選手がいないことで、かえって攻撃で外の数的優位が作れませんでした。
個人技でスペインに勝つのは無理でした。
オランダ戦と違って自分たちの方がスタミナを消耗していました。

外外の縦ダメならサイドチェンジの横横ポゼッションもできなくなっていて、ボールを回していてもスペインの選手はさほど動かなくてもボールを奪える感じでした。
オランダは一対一で人を見てチェックにくるので、大きな展開がなくてもパスを回せばギャップができましたがスペインはブロック(ポジショニング)で守っていたので入り込めませんでした。


スペインは4-1-4-1で二列目の4がポジションチェンジを入れ替えながらトップ下?のところや裏に選手がかわるがわる飛び込んでくるのが印象的でした。面白い攻撃である程度人を見るロシアは混乱していました。
ゾーンを崩さないドイツにも通じるか注目です。イタリアには通じなかったのかな?

リードして4-4-1-1にしてきたアラゴネスは手堅いです。
なぜが中を使うロシアにスペースを与えませんでした。
投入したのがXアロンソ、セスクだから手堅く見えないし、彼らのポジションチェンジしながらのパスワークは後ろでもできました。

どうもコメント長くなりました。
ロシアはなかなかTVで見れないので気合はいりました。
お邪魔しました。
2008-06-27 Fri 06:48 | URL | CSKA352 #vYGCFAd.[ 内容変更]
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今回も例によってまだ見てません。明日中には見られると思いますが。

前回は左右のバランス崩しがいい方に出て、今回は悪い方に出たということですね。でも、前回の試合の後半では左右のバランスがよくなってたと思うので、やろうと思えばできたはずです。なんで今回もバランスを崩したままだったんでしょうかね。

スペインの守備はしっかりと4‐4で左右の幅を押さえてきますから、それも痛かったんでしょうね。特にイタリア戦を見る限りでは、スペインは低い位置でスペースを潰す守備をしていたので、入り込むのが難しかったってのはあると思います。

イタリア相手には締めに行った4‐4‐1‐1を最初から最後まで続けてたイメージだと思います。本当は4‐4‐2なんですけどね。とにかく、攻めなければならないのに、低い位置の人数ばかりが多くなり、低い位置でのパス回しの時間ばかりが増えて行きました。なので、4‐1‐4‐1のやり方は注目してみます。
2008-06-27 Fri 19:32 | URL | ひまじん #-[ 内容変更]
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