ただのサッカー好きが、思ったことをただ書くだけ。 (06年終了)

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2006-07-02 Sun 06:32
ブラジル×フランス
98年の決勝と同じカード。フランスは調子を上げてきたようだし面白い試合が期待できた。

<ブラジル:4-5-1>
FW:ロナウド
MF:ジュニーニョ-ロナウジーニョ-カカ、ゼ・ロベルト-シウバ
DF:ロベカル-ルシオ-フアン-カフー
GK:ジーダ

アドリアーノが外れた。途中交代で出てきたのを見るとケガって事は無いだろうから、ロナウジーニョを生かすシステムにしてきたのかも。フランスとの中盤勝負に真っ向から挑んできた味方もできる。

<フランス:4-5-1>
FW:アンリ
MF:マルダ-ジダン-リベリ、マケレレ-ビエラ
DF:アビダル-テュラム-ギャラス-サニョル
GK:バルデス

結果として中盤を厚くしてロナウジーニョを生かそうとした(と思う)システムがチームを殺してしまった印象。ロナウジーニョが中途半端な位置、プレーでチームとしての連動性がなくなってしまった。ロナウジーニョはFWとして得点を取ることに重点を置くのか?MFとしてゲームを作ることに重点を置くのか?はっきりしなかった。純粋なFWがロナウドだけになったから前線でロナウドが孤立してしまう場面が目立った。

さらに前線のターゲットがいないからボールが前に収まらない。いつもはそこのキープの間に後ろからの飛び出しが生まれて、攻撃に連動性や厚みが出るようなチーム。ロナウジーニョが前で待ってたし、3ボランチ気味になってたこともあって中盤からの決定的なパスも供給されなかった。

それからロナウジーニョが低い位置からドリブルで仕掛けることによって得られるセットプレーのチャンスも少なくなってしまった。
ロナウジーニョはボールタッチを増やしてリズムに乗ってくタイプの選手。この試合は前半にほとんどボールに触る機会がなかった。

途中からアドリアーノを入れてロナウジーニョを本来の位置に戻し、アドリアーノにくさびが入るようになったけど手遅れだった。
ボランチの攻撃参加も見られたけど、ドリブルで持ち上がるっていう単発のものになってしまった。SBの上がりも1人での打開になってしまって、クロスを入れたとしてもそこにはロナウド1枚って場面が目立った。ロナウドがコンディションを上げてきて運動量も増えてただけに、こういう攻撃になってしまったのは残念。

こんなロナウジーニョとは対称的にジダンはボールを触る場面が多くて上手くゲームを作っていた。テクニック、キープ力、展開力、などなどどれをとっても超一流ってことを再認識した。ジダンは1タッチで必ず前を向ける位置にボールを置く。前を向くと前線の選手が動き出してボールを引き出す。そこにスルーパスを通そうって意図があったけど、微妙にずれてうまく行かなかった。この辺は一緒にプレーする時間が長くなれば解消してきそう。

中盤でタメを作れるのも大きい。周りの選手が自由に動くことが出来る。欲を言えばもっと前に飛び出してゴールを決めるようなプレーも欲しい。初戦のスイス戦より(フランスの試合はこれしか見てないので)も完全にコンディションを上げてきてる。さすがに7試合戦うように体を作ってきたっていうだけある。

序盤は両チームの攻守の切り替えが速い展開になった。どちらも中盤で守備をして相手にプレーをさせないようにしていた。

時間が経つにつれてブラジルはいつものような守備の方法に切り替えた。ある程度まではプレッシャーをかけて自分たちの守備の形ができたら引いて最後の所で止めるってもの。
両SBが高い位置をキープしてそのフォローにボランチの選手が入るってのもいつもと同じだった。

ブラジルは相手のFK時はかなり浅いラインをしく。GKとラインの間にかなりのスペースが空いている。ここを突かれて失点につながった。

この失点の場面ではブラジルの守備陣の集中力が散漫になってたって印象。オフサイドトラップを仕掛けるでもなく、ゴール前に飛び出す相手についていくわけでもなく最後のとこでは相手のほうが人数が多いって状況を作られた。

そんな中で一番遠いとこでよりによってアンリをフリーにしてしまった。FKの前の場面を見ると、アンリにつくはずのロベカル(?)がひざに手をついていて守備に参加してない。どうしてこういう状況になったのか分からないけど、ここの守備に対する意思統一が図られてなかったような印象を持った。

その他の場面では飛び出すフランスの選手に対して、しっかりマークについて対応してた。それからCKのボールに関してはジーダが出るって場面が多かった。

フランスも1-0で勝ったものの、得点はセットプレーから。得点力不足が解消されたとは言えない。初戦の時も書いたとおりボールを回してるだけって場面が多い。もっと積極的なゴール前への飛び出しが欲しい。

これはこのシステムで本来ゴール前に飛び出すべき位置にいるジダンがゲームを作ってることが原因で起こる。だから2トップにしてもっと前線にターゲットを置くべきだと思う。
サイドからのクロスを上げたときに中がアンリ1枚ってことが多い(この辺は今日のブラジルと同じ感じ)。後半途中からアンリがサイドに流れて中にリベリが入ってくるって場面が見られたのはよかった。

フランスのマケレレとビエラのボランチ2人は効いてた。どちらも中盤での守備をしっかりして相手の攻撃の芽を摘み取る。さらにビエラは積極的に前線に飛び出して攻撃参加をしていた。これが前の選手とかみ合ってくるとこわい攻撃になると思う。

この試合でベスト4が出揃った。ドイツ、イタリア、ポルトガル、フランス。4チームともヨーロッパのチーム。やっぱり地の利は大きいってことだろう。
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